JP3068976U - カス取り装置 - Google Patents

カス取り装置

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JP3068976U JP1999008724U JP872499U JP3068976U JP 3068976 U JP3068976 U JP 3068976U JP 1999008724 U JP1999008724 U JP 1999008724U JP 872499 U JP872499 U JP 872499U JP 3068976 U JP3068976 U JP 3068976U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品部に疵を付けることなく、カス部を製品
部から、少ない作業工程で能率よく高い精度で分離除去
することのできるカス取り装置を提供する。 【解決手段】 上型ピンの中から被打ち抜き用シート11
の製品部に対応する製品部対応ピン31に下方から当接し
て該製品部対応ピン31を上記シート11のカス部と干渉す
る干渉ピン151 と共に上方退避位置18に移動させるため
の製品部用テンプレート7と、上記下型ピンの中から上
記シート11のカス部に対応するカス部対応ピン41に上方
から当接して該カス部対応ピン41を上記シート11の製品
部と干渉する干渉ピン152 と共に下方退避位置19に移動
させるためのカス部用テンプレート8と、を上記上型1
と下型2との間に昇降可能に設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カス取り方法及びカス取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
打ち抜き加工済のシートから、製品部を残して、不要となるカス部を取り除く 方法としては、従来では、作業者が、木槌やプラスチックハンマー等を用いて、 カス部を叩き落として、取り除くような方法が採られていた。しかし、このよう な人力による打ち抜き作業では、多大の労力を要して、腕や腰に大きな負担がか かり、過酷である上に、能率が上がらなかった。
【0003】 そこで、このようなカス部の取り除き作業を、機械的におこなえるようにした カス取り装置が用いられるようになった。例えば、ピンボード式のカス取り装置 では、多数のピン孔をマトリックス状に配列した上型を、シートを載せた下型に 対して昇降駆動させるように構成し、シートのカス部に対応する位置のピンのみ を上型に残して、それらのピンで、カス部に対して、プレス式の突き動作をおこ なうことにより、製品部からカス部を分離除去するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述のような従来のカス取り装置では、カス部を除去する際に、製 品部を保護するために、カス部に対応するピンの中、製品部とカス部の境界部に 存在するものや、製品部の微細な狭窄的部分に当接するおそれのあるもの等を検 出して、これらを、予め、取り除いておく必要があり、その取り除き作業は、手 作業によっておこなわれていた。
【0005】 しかし、多数のピンの中から、そのような不要な(製品部を疵付けるおそれの ある)ピンを見つけ出す作業は、熟練者にとっても、大変煩瑣で、能率の上がら ないものとなっていた。特に、多品種少量生産の場合等には、作業能率の向上が 求められていた。
【0006】 そこで、本考案は、製品部に疵を付けることなく、カス部を製品部から能率よ く分離除去することのできるカス取り方法及びカス取り装置を提供することを目 的とし、特に、作業者の熟練度を要することなく、(製品部に疵を付けるおそれ のある)ピンを、打ち抜き作業に先立って、予め、自動的に除去しておくように することを、目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案のカス取り装置は、上型と下型とを具備 し、該上型には、該上型にのみ上下動・固定可能に上型ピンが保持される一方、 上記下型には、該下型にのみ上下動・固定可能に下型ピンが保持されている。
【0008】 また、打ち抜き用上型ピンを上下動・固定可能に保持させる上型と、打ち抜き 用下型ピンを上下動・固定可能に保持させる下型と、を具備し、上記上型ピン平 均径が小に形成される一方、上記下型ピンの平均径が大に形成されると共に、上 記上型ピンと下型ピンには、それぞれ上昇限度を規制するために上型及び下型に 当接する停止リングを設け、かつ、上記上型ピンの中から被打ち抜き用シートの 製品部に対応する製品部対応ピンに下方から当接して該製品部対応ピンを上記シ ートのカス部と干渉する干渉ピンと共に上方退避位置に移動させるための製品部 用テンプレートと、上記下型ピンの中から上記シートのカス部に対応するカス部 対応ピンに上方から当接して該カス部対応ピンを上記シートの製品部と干渉する 干渉ピンと共に下方退避位置に移動させるためのカス部用テンプレートと、を上 記上型と下型との間に昇降可能に設けている。
【0009】 あるいは、上記製品部用テンプレートと、カス部用テンプレートと、を案内す るガイドロッドの上半部と下半部に、それぞれ逆向きのネジが形成され、該ガイ ドロッドの同一回転方向の駆動によって、上記製品部用テンプレートと、カス部 用テンプレートと、が同時に上昇及び下降するように構成されると共に、上記上 型と、下型と、が、相対的にスライド移動が可能な2枚合わせのピンボードから 成り、かつ、上記上型ピン及び下型ピンの上部と下部には、それぞれ、上記ピン ボードに係止させるための切欠溝が形成されるも好ましい。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を示す図面に基づいて、本考案を詳説する。
【0011】 図1乃至図3は、本考案のカス取り装置の基本的な構成とその動作を説明する ための図で、符号1は上型、2は下型、3は、上型1に上下動・固定可能に保持 された打ち抜き用上型ピン(以下、上型ピンという)、4は、下型2に上下動・ 固定可能に保持された打ち抜き用下型ピン(以下、下型ピンという)であり、そ の上型1及び下型2は、ガイドロッド5,6に案内されて、図示しない駆動装置 によって、昇降駆動される。また、7は製品部用テンプレート、8はカス部用テ ンプレートで、その両テンプレート7,8は、ガイドロッド9,10に案内されて 、図示しない駆動装置によって、上型1と下型2に対して、同時に昇降駆動され る。
【0012】 このような構成により、図2に示すように、製品部用テンプレート7を上昇さ せることにより、上記上型ピン3の中、被打ち抜き用シート(以下、シートとい う)11(図6参照)の製品部12に対応するテンプレート本体71(図7参照)に当 接する製品部対応ピン31を、シート11のカス部13と干渉する干渉ピン151 と共に 、上方退避位置18に移動させ、製品部12と干渉しないカス用ピン17のみを、上型 1の作業位置28に残すことができる。
【0013】 一方、カス部用テンプレート8を下降させることにより、上記シート11のカス 部13に対応するテンプレート本体81(図8参照)に当接するカス部対応ピン41を 、上記シート11の製品部12と干渉する干渉ピン152 と共に、下方退避位置19に移 動させ、カス部13と干渉しない製品用ピン16のみを、下型2の作業位置29に残す ことができる。
【0014】 このように、シート11の製品部12とカス部13の双方に干渉する干渉ピン15(151 ,152)を、それぞれ、(上型1の)上方退避位置18と、(下型2の)下方退避位 置19とに、分離した状態に退避させた後、図3に示すように、複数枚のシート11 を、製品用ピン16の上に積層状態に載置して、上型1を下降させれば、製品部12 と干渉しないカス用ピン17のみで、シート11のカス部13を、製品部12から分離除 去することができ、疵のない製品部12を、少ない作業工程で、能率よく得ること ができる。
【0015】 なお、両ガイドロッド9,10には、上半部と下半部にそれぞれ逆向きのネジ( 図示省略)が形成されており、同一回転方向の駆動により、製品部用テンプレー ト7とカス部用テンプレート8とを、同時に上昇及び下降させることができるよ うになっている。また、図3中、26,26は、シート11の端部が垂れ下がらないよ うに、受け止めるための端受部材で、シート11が、カス用ピン17から衝撃を受け ると、その下部が外方に転回して、シート11の端部から外れるようになっている 。
【0016】 全体について、より詳しく説明すると、上型1は、例えば、図4及び図4のX −X線矢視相当断面図である図5に示すように、多数のピン孔H1 …が形成され た2枚のピンボードB1 ,B1 を、互いに相対的にスライド可能となるように重 ね合わせて成る。そのピン孔H1 は、大小異なる内径のものが交互に配列され、 その平均径は、比較的小さく設定され、かつ、その各ピン孔H1 の間隔が比較的 に細かく設定されている。なお、図5にて、42は、上型ピン3の上昇限度を設定 するための停止リングである。
【0017】 このように、各ピン孔H1 ,H1 …に嵌合する上型ピン3の平均径を、比較的 小さく設定することにより、製品部12(及びカス部13) の微小な隙間や小孔等々 の複雑な形状に柔軟に対応することができ、打ち抜き精度が顕著に向上する。な お、図示は省略するが、ピンボードB1 に形成されるピン孔H1 は、例えば、千 鳥と並列を組み合わせたようなパターンに配列されてもよく、また、ランダムに 配列されてもよい。
【0018】 上型1の各ピン孔H1 ,H1 ……に嵌合する上型ピン3は、その上部と下部に 、それぞれ、各ピン孔H1 ,H1 に係止させるための切欠溝21,22が形成されて おり、両ピンボードB1 ,B1 をスライドさせることにより、上部の切欠溝21又 は下部の切欠溝22を、それぞれ段違いになったピン孔H1 ,H1 …に一度に係止 させ、各上型ピン3を、上方退避位置18又は作業位置28(図2又は図3参照)に 確実に保持することができる。なお、上側に配置されるピンボードB1 のピン孔 H1 には、大きいピン孔H1 と小さいピン孔H1 に、上型ピン3の切欠溝21,22 を、一度に隙間なく係止させることができるように、外方(スライド方向)に突 出する逃げ孔部sを設けている(図4参照)。
【0019】 初期状態では、上型ピン3は、図1に示すように、上部の切欠溝21が、両ピン ボードB1 ,B1 のピン孔H1 ,H1 に係止されて吊り下げられた状態となって おり、その上型ピン3の各下端が、水平に揃うように、上型ピン3の上部に対応 する位置決め部材(図示省略)が設けられている。そして、前述したように、図 5に示すように、製品部用テンプレート7を上昇させると、製品部対応ピン31が 干渉ピン151 と共に、上方退避位置18に移動し、下部の切欠溝22が、両ピンボー ドB1 ,B1 のピン孔H1 ,H1 に係止される。
【0020】 なお、上型ピン3の中、径の太いものと、径の細いものとの間に、作業位置28 での下端のレベル差を設定し、太い上型ピン3(カス用ピン17) の下端を、細い 上型ピン3(カス用ピン17) の下端よりも若干下方に突出させ、若干の時間差で 、シート11のカス部13に当接させるようにして、ピンの破損を防ぐようにするこ ともできる。
【0021】 一方、下型2は、図11に示すように、上型1と同様に、多数のピン孔H2 …が 形成された2枚のピンボードB2 ,B2 を、互いに相対的にスライド可能となる ように重ね合わせて成り、そのピン孔H2 は、大小異なる内径のものが交互に配 列され、その平均径は、比較的大きく設定され、かつ、その各ピン孔H2 の間隔 が比較的に粗く設定されている。
【0022】 このように、各ピン孔H2 の間隔を比較的に粗く設定することにより、ピンボ ードB2 ,B2 の剛性と強度の向上を図るのが容易となる。この下型2に形成さ れるピン孔H2 は、その一部乃至全体が、上記上型1に形成されるピン孔H1 の 一部乃至全体と、平面視にて非対応位置に配設されている。なお、図示は省略す るが、上側に配置されるピンボードB2 のピン孔H2 には、上型1のピンボード B1 と同様の逃げ孔部を設けている(図4参照)。
【0023】 また、各ピン孔H2 …に嵌合する下型ピン4の平均径を、比較的大きく設定す ることにより、製品部12を広い表面積で支持することができるため、製品部12へ の疵付きを防止することができる。なお、図示は省略するが、ピンボードB1 に 形成されるピン孔H1 は、例えば、千鳥と並列を組み合わせたようなパターンに 配列されてもよく、また、ランダムに配列されてもよい。
【0024】 その下型2の各ピン孔H2 …に嵌合する下型ピン4も、上型ピン3と同様に、 その上部と下部に、それぞれ、切欠溝23,24が形成され、各下型ピン4の下部が 、弾発付勢手段であるコイルスプリング32…(又は、図示省略のガススプリング やエアシリンダ等)によって上方に付勢支持されており、かつ、その各下型ピン 4の上面が、水平状態に揃うように、下型ピン4の下部に対応する位置決め部材 (図示省略)が設けられている。また、弾発付勢手段の他に、クランクアームを 用いることもできる。
【0025】 そして、前述したように、カス部用テンプレート8によって押し下げられると 、図2に示すように、カス部対応ピン41が干渉ピン152 と共に、下方退避位置19 に移動し、上部の切欠溝23が、両ピンボードB2 ,B2 の段違いになったピン孔 H2 ,H2 …に係止されるようになっている。
【0026】 図6は、打ち抜き加工の対象となるシート11の一例を示し、このシート11は、 別途、設けられている切断工程で、製品部12とカス部13の境界線(実線で示す) に、既に、打ち抜き用の切断加工が施されたものである。なお、破線14は折り曲 げ箇所を示す。なお、シート11の形状は、図6に限定されるものではない。
【0027】 製品部用テンプレート7は、例えば、図7に示され、シート11の製品部12に対 応するテンプレート本体71を、蝶番33で開閉自在に接続された一対のピンボード b1 ,b1 間に挾持させるように構成され、その両ピンボードb1 ,b1 には、 上型1のピンボードB1 のピン孔H1 …と同一の配列パターンのピン孔h1 …が 形成され、両ピンボードb1 ,b1 を閉じて、その間に、テンプレート本体71を 挟んだ状態として、ガイドロッド9,10のネジに螺合している支持枠35(図1参 照)に保持させて使用する。なお、図示を省略したが、テンプレート本体71を位 置決めするための突出ピン等の位置決め手段が設けられている。
【0028】 カス部用テンプレート8は、例えば、図8に示され、シート11のカス部13に対 応するテンプレート本体81を、蝶番33で開閉自在に接続された一対のピンボード b2 ,b2 間に挾持させるように構成し、その両ピンボードb2 ,b2 には、上 型1のピンボードB2 のピン孔H2 …と同一の配列パターンのピン孔h2 …が形 成され、両ピンボードb2 ,b2 を閉じて、その間に、テンプレート本体81を挟 んだ状態として、ガイドロッド9,10のネジに螺合している支持枠36(図1参照 )に保持させて使用する。なお、図示を省略したが、テンプレート本体81を位置 決めするための突出ピン等の位置決め手段が設けられている。
【0029】 図9は、シート11のカス部13に干渉する干渉ピン151 を説明するための製品部 用テンプレート7の拡大図で、製品部12に対応するテンプレート本体71から一部 がはみ出しているピン孔(h1 )には、製品部用テンプレート7を上昇させた時 に、カス部13に干渉する干渉ピン151 (図示省略)が嵌合し、製品部対応ピン31 と共に、その干渉ピン151 は、上方退避位置18に移動させられる(図2参照)。
【0030】 図10は、シート11の製品部12に干渉する干渉ピン152 を説明するためのカス部 用テンプレート8の拡大図で、カス部13に対応するテンプレート本体81から一部 がはみ出しているピン孔(h2 )には、カス部用テンプレート8を下降させた時 に、製品部12に干渉する干渉ピン152 が嵌合し、カス部対応ピン41と共に、その 干渉ピン152 は、下方退避位置19に移動させられる(図2参照)。
【0031】 図11は、打ち抜き加工が終了した後に、製品部12を搬出するための装置の説明 図で、下型ピン4の下部には、下型2の下側のピンボードB2 の下面に当接する 停止リング43が付設され、その上昇限度を規制できるようになっており、カス部 13と分離された製品部12は、図示のように、その上昇限度位置つまり(下型2の )作業位置29にある製品用ピン16の上に載置されている。
【0032】 そして、その製品部12が、搬出装置(詳細の図示は省略)の熊手状に形成され た搬出アーム27によって、持ち上げられ、外部に搬出される。その搬出アーム27 は、例えば、油圧又は空圧の駆動源と電動駆動源との組み合わせ等により、水平 方向の伸縮動作と共に、上下方向の昇降動作が可能なように構成されていればよ い。 なお、本考案は、上述の実施の形態に限定されることなく、考案の要旨を逸脱 しない範囲で設計変更自由である。
【0033】
【考案の効果】
(請求項1によれば)干渉ピン15を選別する際に、上型1と下型2との間で、ピ ン3,4の受け渡し(移し替え又は乗り換え等)する複雑な工程を省略すること ができ、迅速に打ち抜き作業をおこなうことができる。
【0034】 (請求項2によれば)カス部13に干渉する干渉ピン151 を上方退避位置18に、 製品部12に干渉する干渉ピン152 を下方退避位置19に、それぞれ分離して退避さ せることにより、シート11の製品部12と干渉しないカス用ピン17のみを上型1の 作業位置28に残すと共に、シート11のカス部13と干渉しない製品用ピン16のみを 下型2の作業位置29に残して、シート11のカス部13を製品部12から分離状に打ち 抜くので、製品部12に疵を付けることなく、カス部13を、製品部12から、少ない 作業工程で、能率よく、打ち抜き分離除去することができる。
【0035】 そして、下型ピン4の平均径を大に設定しているので、製品部12を広い面積で 支持することができ、安定な支持状態で打ち抜き作業をおこなうことができ、製 品部12に疵が付きにくくなる。また、上型ピン3の平均径を小に設定することに より、カス部13の狭小面積部に対してもきめ細かに対応して精度よく打ち抜くこ とができ、分離が確実となり、製品部12の打ち抜き精度が顕著に向上する。
【0036】 (請求項3によれば)製品部用テンプレート7と、カス部用テンプレート8と 、を同時に上昇及び下降させるので、干渉ピン15(151,152) を迅速に選別して、 上方退避位置18、下方退避位置19へ退避させることができる。また、ピンボード B1 ,B1 、B2 ,B2 を、互いに相対的にスライドさせることにより、各ピン 孔H1 ,H1 及びH2 ,H2 に、上型ピン3及び下型ピン4を、一度に係止させ ることができ、各作業位置28,29及び上方退避位置18、下方退避位置19等への両 ピン3,4の保持を迅速確実なものとすることができ、併せて、打ち抜き作業の 能率が顕著に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカス取り装置の主要な構成を示す正面
図である。
【図2】製品部用テンプレート及びカス部用テンプレー
トを上下に移動させた状態の正面図である。
【図3】シートを製品用ピンに載せた状態の正面図であ
る。
【図4】上型のピンボードに上型ピンを係止させた状態
の平面図である。
【図5】上型ピンの係止状態を示す上型の断面図であ
る。
【図6】シートの平面図である。
【図7】製品部用テンプレートの展開図である。
【図8】カス部用テンプレートの展開図である。
【図9】製品部用テンプレートの一部拡大図である。
【図10】カス部用テンプレートの一部拡大図である。
【図11】搬出装置の説明図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 打ち抜き用上型ピン 4 打ち抜き用下型ピン 7 製品部用テンプレート 8 カス部用テンプレート 9 ガイドロッド 10 ガイドロッド 11 被打ち抜き用シート 12 製品部 13 カス部 18 上方退避位置 19 下方退避位置 21 切欠溝 22 切欠溝 23 切欠溝 24 切欠溝 31 製品部対応ピン 41 カス部対応ピン 42 停止リング 43 停止リング 151 干渉ピン 152 干渉ピン B1 ピンボード B2 ピンボード

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型1と下型2とを具備し、該上型1に
    は、該上型1にのみ上下動・固定可能に上型ピン3が保
    持される一方、上記下型2には、該下型2にのみ上下動
    ・固定可能に下型ピン4が保持されることを特徴とする
    カス取り装置。
  2. 【請求項2】 打ち抜き用上型ピン3を上下動・固定可
    能に保持させる上型1と、打ち抜き用下型ピン4を上下
    動・固定可能に保持させる下型2と、を具備し、上記上
    型ピン3の平均径が小に形成される一方、上記下型ピン
    4の平均径が大に形成されると共に、上記上型ピン3と
    下型ピン4には、それぞれ上昇限度を規制するために上
    型1及び下型2に当接する停止リング42,43を設け、か
    つ、上記上型ピン3の中から被打ち抜き用シート11の製
    品部12に対応する製品部対応ピン31に下方から当接して
    該製品部対応ピン31を上記シート11のカス部13と干渉す
    る干渉ピン151 と共に上方退避位置18に移動させるため
    の製品部用テンプレート7と、上記下型ピン4の中から
    上記シート11のカス部13に対応するカス部対応ピン41に
    上方から当接して該カス部対応ピン41を上記シート11の
    製品部12と干渉する干渉ピン152 と共に下方退避位置19
    に移動させるためのカス部用テンプレート8と、を上記
    上型1と下型2との間に昇降可能に設けたことを特徴と
    するカス取り装置。
  3. 【請求項3】 上記製品部用テンプレート7と、カス部
    用テンプレート8と、を案内するガイドロッド9,10の
    上半部と下半部に、それぞれ逆向きのネジが形成され、
    該ガイドロッド9,10の同一回転方向の駆動によって、
    上記製品部用テンプレート7と、カス部用テンプレート
    8と、が同時に上昇及び下降するように構成されると共
    に、上記上型1と、下型2と、が、相対的にスライド移
    動が可能な2枚合わせのピンボードB1 ,B1 、B2
    2 から成り、かつ、上記上型ピン3及び下型ピン4の
    上部と下部には、それぞれ、上記ピンボードB1 ,B2
    に係止させるための切欠溝21,22、23,24が形成された
    請求項1または2記載のカス取り装置。
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