JP3068773B2 - ジブ巻過ぎ防止装置 - Google Patents

ジブ巻過ぎ防止装置

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JP3068773B2 JP7261551A JP26155195A JP3068773B2 JP 3068773 B2 JP3068773 B2 JP 3068773B2 JP 7261551 A JP7261551 A JP 7261551A JP 26155195 A JP26155195 A JP 26155195A JP 3068773 B2 JP3068773 B2 JP 3068773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タワーブームの先
端部にジブを有するタワークレーンのジブ巻過ぎ防止装
置に関する。
【0002】
【従来技術】タワーブームの先端部にジブが回動可能に
取り付けられるタワークレーンとして、特開平6−27
1287号公報(以下、従来技術1という)、特開平3
−256998号公報(以下、従来技術2という)に示
すものが開示されている。図6はこの種のタワークレー
ンの側面図である。図6において、1はクレーン本体、
2はクレーン本体に回動可能に軸支されるタワーブー
ム、3はタワーブーム2の先端部に回動可能に軸支され
たジブである。4はクレーン本体に搭載されるタワーブ
ーム起伏用ウインチ、5は第1のペンダントロープで、
一端がタワーブーム2の先端部に連結され、他端が第1
のブライドル装置6を介してタワーブーム起伏用ウイン
チ4のタワーブーム起伏ロープ7に連結されている。そ
して、タワーブーム2はタワーブーム起伏用ウインチ4
の駆動によって俯仰動する。
【0003】8はタワーブーム2の先端部に回動可能に
軸支されるスイングレバーで、このスイングレバー8は
3角形状をなし、一の頂角は第2のペンダントロープ9
を介してジブ3の先端部に連結され、他の頂角は第3の
ペンダントロープ10、第2のブライドル装置11、ジ
ブ起伏ロープ12を介してクレーン本体1に搭載される
ジブ起伏用ウインチ13に連結される。ジブ起伏用ウイ
ンチ13によりスイングレバー8を時計回り、反時計回
りに回動させてジブ3が俯仰動する。
【0004】14はジブ3の背面部に設けられたバック
ストップで、ジブ3が所定の角度を越えて後方に仰動し
ないように、タワーブーム2先端部のあて板(図示しな
い)に当ててタワーブームの仰角を制限する。
【0005】以上のように構成されるクレーンにあっ
て、従来技術1では、タワーブーム角度が所定の制限値
に達した場合にオン操作されるリミットスイッチを備
え、そのリミットスイッチのオン操作によりジブ起伏ウ
インチを停止させる。これにより、タワーブーム2およ
びジブ3を地面に伏せた姿勢から起立させて作業姿勢に
移す場合に、タワーブーム2およびジブ3がジブ起伏ロ
ープの巻過ぎによって後方に引かれるのを防いでいる。
従来技術2では、ジブ起伏ロープの張力によりジブ許容
起伏姿勢を検出し、これにより、ジブ回転モーメントの
変動によってジブ3が許容起伏姿勢を越えて後方に転倒
するのを防止している。
【0006】また、ジブ3の回動角を制限する技術とし
て上述した従来技術1,2とは別に、ジブ3の回動角を
タワーブーム先端部に設けたリミットスイッチによって
検出し、その検出値に基づいてジブ起伏ウインチを停止
させるものも既に公知(以下、従来技術3という)であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
るタワークレーンのタワーブーム2、ジブ3は、輸送時
には本体から外され、それぞれ複数に分解される。した
がって、タワーブーム2、ジブ3の先端部などにそれぞ
れ連結される第1〜第3のペンダントロープ5,9,1
0も取り外される。そして、作業現場に到着後、タワー
ブーム2、ジブ3が組立られ、第1〜第3のペンダント
ロープ5,9,10もそれぞれ、タワーブーム2と第1
のブライドル装置7間、ジブ3とスイングレバー8間、
スイングレバー8と第2のブラィドル装置11間に取り
付けられる。しかしながら、第1〜第3のペンダントロ
ープ5,9,10の長さは、タワーブーム2およびジブ
3の長さによって異なる。そのため、第1〜第3のペン
ダントロープ5,9,10にはそれぞれラベルや刻印な
どによって使用される部分または長さが表示されている
ものの、ロープ径が同一であるため、長さの異なるペン
ダントロープを間違って取り付けてしまう恐れがある。
【0008】例えば、ジブ3とスイングレバー8との連
結に用いる第2のペンダントロープ9に所定の長さより
も長いロープ、例えば、第1のペンダントロープ5を取
り付けてしまうと、スイングレバー8の取り付け姿勢が
正規の姿勢に対して図1で反時計回転方向にずれるの
で、ジブ3を最大角度に起こす手前でスイングレバー8
が後方側に回動し過ぎてタワーブーム2に衝突してタワ
ーブーム2の損傷を招く可能性があった。
【0009】なお、前述の従来技術1または2には、こ
の課題に対して何ら開示も示唆もされておらず、従来技
術3にあっては、ジブ3がリミットスイッチに接触する
前にスイングレバー8がタワーブーム2に衝突するとい
う事態が発生し、本課題を解決するには至らない。
【0010】本発明の日的は、たとえばジブとスイング
レバーとの間に誤って長さの異なるペンダントロープを
取り付けてしまった場合であっても、ジブの起伏時に起
伏ロープの巻過ぎによってスイングレバーがタワーブー
ムに衝突するのを防止するタワークレーンのジブ巻過ぎ
防止装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】実施の形態を示す図1お
よび図2に対応づけて説明すると、本発明は、基端部が
タワークレーン本体1に回動可能に設けられたタワーブ
ーム2と、タワーブーム2の先端部に回動自在に装着さ
れたジブ3と、タワーブーム2の先端部に揺動可能に軸
支され、ジブ3とはペンダントロープ9で連結され、ジ
ブ起伏ウインチ13で繰込み繰り出されるロープ12に
よって揺動されてジブ3を俯仰動するスイングレバー8
とを備えたタワークレーンのジブ巻過ぎ防止装置に適用
され、上述した目的は、スイングレバー8がタワーブー
ム2に衝突する手前の所定の揺動位置までジブ3が揺動
するときに検知信号を出力する検出手段15,30,4
0,50を具備することで達成される。検知信号により
ジブ起伏ウインチ13を停止させる停止手段25を備え
たり、検知信号により警報を発する警報手段を備えるこ
とができる。検出手段は、スイングレバー8がタワーブ
ーム2に衝突する手前の所定の揺動角度になると検知信
号を出力する角度位置検出器15,30(図1,図3)
で構成できる。検出手段は、図4に示すように、スイン
グレバー8の揺動角度に応じた信号を出力する角度検出
器41と、この角度検出器41で検出された揺動角度が
所定値以上のときに検知信号を出力する出力回路43と
で構成される検知回路40としてもよい。
【0012】請求項1の発明では、スイングレバー8が
タワーブーム2に衝突する手前の所定の揺動位置までジ
ブ3が揺動するときに検出手段15,30,40,50
が検知信号を出力する。請求項2の発明では、検知信号
によりジブ起伏ウインチ13を停止手段25により停止
する。請求項3の発明では、検知信号により警報を発す
る。請求項4の発明では、スイングレバー8が所定の角
度になると検知信号が出力される。請求項5の発明で
は、スイングレバー8の回動量から所定の角度を検出し
て検知信号が出力される。
【0013】以上の課題を解決する手段の項では実施の
形態の符号を付して発明を説明したが、これにより発明
が実施の形態に限定されるものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のジブ巻過ぎ防止装置を図
6に示すタワークレーンに適用した場合の一実施の形態
を図1および図2により説明する。図1は図6における
a部拡大図であり、8Aおよび8Bはそれぞれ、ブーム
2の先端部に揺動可能にピン軸支されるスイングレバー
8の各辺を構成する支柱であり、その支柱8Aの連結部
8A1がタワーブーム2のブラケット2aにピンで連結
され、スイングレバー8が回動する。なお、スイングレ
バー8は、支柱8A,8Bと、図6に示す支柱8Cとで
三角形を構成し、支柱8Bと支柱8Cの連結部が長さl
2の第2のペンダントロープ9を介してジブ3の先端部
に連結され、支柱8Aと支柱8cの連結部が長さl3の
第3のペンダントロープ10、第2のブライドル装置1
1、ジブ起伏ロープ12を介してクレーン本体1に搭載
されるジブ起伏用ウインチ13に連結される。この構造
は図6で説明した通りであり、ジブ起伏用ウインチ13
によりジブ起伏ロープを繰込み繰り出してスイングレバ
ー8を時計回り、反時計回りに回動させ、ジブ3を俯仰
動する。
【0015】なお、第1,第2,第3のペンダントロー
プ5,9,10の長さは、それぞれブーム長、ジブ長に
よって決まるもので、すべて同一長さではない。本実施
例では、例えばl1>l2>l3の関係にあるものとす
る。
【0016】図1(a),(b)に示すように、タワー
ブーム先端部のスイングレバー8の回動部分にはリミッ
トスイッチ15が、支柱8Aの一端部にはストライカ1
6がそれぞれ設けられている。スイングレバー8の支柱
8Aとタワーブーム2との間隔が所定の距離に達したと
き、リミットスイッチ15がストライカ16によりオン
操作される。上記所定の距離は、タワーブーム2と支柱
8Aとが衝突しないように設計上設定される。
【0017】図2は、ジブ起伏用ウインチ13の駆動を
制御する制御回路図である。図において、20はジブ起
伏用ウインチ13を駆動させる油圧モータ、21はカウ
ンタバランス弁、22は油圧モータ20の駆動源となる
圧油を吐出する油圧ポンプ、23はパイロット圧油によ
って切り換えられる制御弁で、油圧ポンプ22から吐出
される圧油を制御して油圧モータ20の回転方向、速度
などを制御する。この制御弁23は、ジブ3を仰動させ
る切換位置a、俯動させる切換位置b、停止させる中立
位置cの3位置に切換えられる。制御弁23は切換位置
a,bにそれぞれ切り換えるパイロット圧油を受ける第
1のパイロット室23a,第2のパイロット室23bを
有する。
【0018】24は制御弁23の第1,第2のパイロッ
ト室23a,23bにそれぞれ供給する圧油の圧力を制
御するパイロット操作装置で、パイロット用油圧ポンプ
26から吐出される圧油をその操作量に応じて減圧して
所定の圧力に制御し、制御弁23の第1,第2のパイロ
ット油室23a,23bに供給する一対の減圧弁24
a,24bからなる。
【0019】25は制御弁23の第1のパイロット室2
3aとパイロット操作装置24の一方の減圧弁24bと
を連絡する管路29に設けられた電磁弁であり、この電
磁弁25はパイロット操作装置24の一方の減圧弁24
bと制御弁23の第1のパイロット室23aとを連通す
る切換位置dと、減圧弁24bと制御弁23の第1のパ
イロット室23aとを遮断し、第1のパイロット室23
aをタンクに接続する切換位置eとを有し、ソレノイド
部25aへ通電されると切換位置dに切り換わり、無通
電で切換位置eに復帰する。
【0020】27は、前述したリミットスイッチ15が
ストライカ16によってオン操作されると励磁されるリ
レーソレノイド27aと、リレーソレノイド27aの励
磁によって電源28と電磁弁25のソレノイド部25a
との接続を遮断するリレースイッチ27bとを有してい
る。
【0021】次に、以上のように構成されるタワークレ
ーンのジブ過巻き防止装置の動作について説明する。前
述したタワークレーンは、作業現場から別の作業現場へ
移動する場合には、クレーン本体1からタワーブーム2
が、タワーブーム2からジブ3がそれぞれ外され、タワ
ーブーム2、ジブ3はそれぞれ複数に分解されてトレー
ラ等で輸送される。この際、タワーブーム2、ジブ3に
それぞれ連結されていた第1,第2,第3のペンダント
ロープ5,9,10もタワーブーム2、ジブ3から外さ
れる。
【0022】組立の際に、スイングレバー8とジブ3と
の間に所定のロープ長l2よりも長い第1のペンダント
ロープ5を誤って取り付けた場合、ジブ3を最大角度ま
で仰動させようとすると、最大角度の手前で、図1
(b)に示すようにスイングレバー8に取り付けられた
ストライカ16がリミットスイッチ15をオン操作す
る。これにより、リミットスイッチ15から検知信号が
出力される。すなわち、図2に示すように、電源28と
リレー27のリレーソレノイド27aとが接続されて、
リレーソレノイド27aが励磁し、リレースイッチ27
bをオフする。リレースイッチ27bをオフすること
で、電源28と電磁弁25のソレノイド部25aとの接
続は遮断されて電磁弁25は切換位置eに切り換えられ
る。これにより、パイロット操作弁24bから制御弁2
3の第1のパイロット油室23aへの圧油の流通は遮断
されるとともに、第1のパイロット油室23aはタンク
と連通されて、パイロット制御弁23は中立位置cに復
帰する。そして、油圧モータ20へ供給される圧油が断
たれて油圧モータ20は停止し、ジブ3の仰動は停止す
る。
【0023】本実施の形態では、スイングレバー8とジ
ブ3とを連結する第2のペンダントロープ9に、誤って
所定の長さl2よりも長いものを取り付けてしまった場
合であっても、ジブ3の仰動時にスイングレバー8が所
定の位置を越えて回動することがないのでスイングレバ
ー8とタワーブーム2との衝突を防ぎ、タワーブーム2
の損傷を防止できる。
【0024】なお、図2において、符号15Aはリミッ
トスイッチであり、タワーブームの上面に設置されて、
ジブ3が所定角度以上になるとオンする。したがって、
この実施の形態では、スイングレバー8がタワーブーム
2に所定の距離まで接近したときにリミットスイッチ1
5でリレー27を駆動する他に、ジブ3そのものの角度
が所定値以上になるとリレー27を駆動してジブ起伏ウ
インチ13を停止する。これは従前と同じである。
【0025】以上の実施の形態では、リミットスイッチ
15がオン操作されるとジブ俯仰動作を停止するように
したが、本実施の形態では、これに代えて図3に示すよ
うに近接スイッチ30によって行うことも可能である。
この場合、スイングレバー8の支柱8Aにはストライカ
16に代えて板状の部材31を設ければよい。
【0026】図4は第2の実施の形態の要部を説明する
図であり、スイングレバー8の角度が所定値以上のとき
に検知信号を出力する検知回路40の一例を示す。この
検出回路40は、スイングレバー8の角度に応じた信号
を出力するスイングレバー角度計41と、スイングレバ
ー角度の最大値を設定する基準角度設定器42と、スイ
ングレバー角度計41からの角度信号が基準角度設定器
42で設定した角度を越えるとハイレベルな検知信号を
出力してリレー27を駆動する比較器43とを備える。
【0027】第2の実施の形態でも、スイングレバー8
の角度が基準値以上になるとリレー27が作動してジブ
俯仰ウインチ13が停止する。
【0028】図5は第3の実施の形態の要部を説明する
図であり、ジブが正しく組み立てられたときに基準角度
(たとえば30度)から最大角度まで回動するに必要な
ジブ起伏ロープの巻取量を予め算出しておき、実際の巻
取量がこの基準巻取量以上になったときに検知信号を出
力する検出回路50の一例を示す。この検出回路50
は、ジブ俯仰ドラムの回転数を検出する回転数センサ5
1と、ジブ俯仰ドラムの巻層数を検出する巻層検出セン
サ52と、ジブ3の角度に応じた信号を出力する角度計
53と、ジブ3の角度が30度に相当する基準信号を出
力する基準角度設定器54と、ジブ3が30度のときか
ら所定の角度(たとえば最大角度)に達するまでのジブ
俯仰ロープ巻取長に応じた基準信号を出力する基準巻取
長さ設定器55とを備える。また、回転数センサ51で
検出されたジブ俯仰ドラムの回転数と、巻層検出器52
で検出された巻層とが入力されて巻取ったジブ俯仰ロー
プ長を演算する巻取量演算器56と、ジブ角度が30度
になったときに演算器56をリセットする比較器57
と、演算器56で演算された巻取量が基準巻取長さ設定
器55で設定された巻取量になるとハイレベルな検知信
号を出力してリレー27を駆動する比較器58とを具備
する。
【0029】この第3の実施の形態では、ジブ3の角度
が30度になると巻取量演算器56がリセットされるか
ら、演算器56の出力はジブ角度が30度に達してから
さらに仰動したときのロープ巻取量を表す。この巻取量
が基準巻取量以上(たとえば最大角度までの巻取量以
上)になると比較器58がハイレベルを出力し、リレー
27が駆動されてジブ俯仰ウインチ13が停止する。
【0030】なお、巻層はドラムのフランジに光電セン
サなどを設けて検出することができるが、目視により巻
層を確認して手動で巻層を入力するようにしても良い。
【0031】また、以上の実施の形態では、制御弁23
を油圧パイロットによる切り換え駆動されるものについ
て述べたが、電気的に切り換え駆動する電磁比例弁でも
よく、その場合、パイロット操作装置を電気レバーと
し、リミットスイッチの信号に基づいて電気レバーから
電磁比例弁への信号を遮断するようにすればよい。
【0032】さらに、検知信号でジブ俯仰ウインチ13
を停止するようにしたが、検知信号でブザーを鳴動させ
たり、表示器に警告表示を行ったり、あるいは音声で警
告するようにしてもよい。
【0033】以上の実施の形態において、リミットスイ
ッチ15や30、あるいは、検出回路40や50が検出
手段に相当する。また、電磁弁25が停止手段に相当す
る。
【0034】
【発明の効果】本発明は、スイングレバーがタワーブー
ムに衝突する手前の所定の揺動位置まで揺動するときに
検知信号を出力してジブの巻き過ぎを防止するようにし
たので、例えば、スイングレバーとジブとの間に用いら
れる第1のペンダントロープに予め設定される長さより
も長いロープを取り付けたとしても、スイングレバータ
ワーがブームに衝突することがなくなりブームの損傷を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図6に示すクレーンのa部を拡大して示す図で
あり、(a)がリミットスイッチ作動前、(b)がリミ
ットスイッチ作動後を示す。
【図2】ジブ俯仰回路の一例を示す回路図である。
【図3】ジブ巻過ぎ防止装置のリミットスイッチの他の
例を示す拡大図である。
【図4】ジブ巻き過ぎ防止装置の第2の実施の形態の制
御回路を示す図である。
【図5】ジブ巻き過ぎ防止装置の第3の実施の形態の制
御回路を示す図である。
【図6】本発明のジブ巻過ぎ防止装置が適用されるタワ
ークレーンの側面図である。
【符号の説明】
1:クレーン本体 2:ブーム 3:ジブ 4:ブーム起伏ウインチ 5:第1のペンダントロープ 8:スイングレバー 8A〜8C:支柱 9:第2のペンダントロープ 10:第3のペンダントロープ 13:ジブ起伏ウインチ 15,30:リミットスイッチ 20:油圧モータ 23:制御弁 24:パイロット操作装置 25:電磁弁 27:リレー 40,50:検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/82,23/88,23/90

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端部がタワークレーン本体に回動可能に
    設けられたタワーブームと、 前記タワーブームの先端部に回動自在に装着されたジブ
    と、 前記タワーブームの先端部に揺動可能に軸支され、前記
    ジブとはペンダントロープで連結され、ジブ起伏ウイン
    チで繰込み繰り出されるロープによって揺動されて前記
    ジブを俯仰動するスイングレバーとを備えたタワークレ
    ーンのジブ巻過ぎ防止装置において、 前記スイングレバーが前記タワーブームに衝突する手前
    の所定の揺動位置まで前記ジブが揺動するときに検知信
    号を出力する検出手段を具備することを特徴とするタワ
    ークレーンのジブ巻過ぎ防止装置。
  2. 【請求項2】前記検知信号により前記ジブ起伏ウインチ
    を停止させる停止手段を具備することを特徴とする請求
    項1記載のタワークレーンのジブ巻過ぎ防止装置。
  3. 【請求項3】前記検知信号により警報を発する警報手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載のタワークレ
    ーンのジブ巻過ぎ防止装置。
  4. 【請求項4】前記検出手段は、前記スイングレバーが前
    記タワーブームに衝突する手前の所定の揺動角度になる
    と前記検知信号を出力する角度位置検出器であることを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のタワ
    ークレーンのジブ巻過ぎ防止装置。
  5. 【請求項5】前記検出手段は、前記スイングレバーの揺
    動角度に応じた信号を出力する角度検出器と、この角度
    検出器で検出された揺動角度が所定値以上のときに前記
    検知信号を出力する出力回路とを備えることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載のタワークレー
    ンのジブ巻過ぎ防止装置。
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