JP3068727B2 - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加工性がよく耐衝撃性に
優れた成形品を与える塩化ビニル系樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多くの塩化ビニル系樹脂では一般に硬質
配合において平均重合度の高い方が抗張力、耐熱性等の
物性の向上すること、また耐衝撃性改質剤の添加は少量
でも大きな効果の得られることが知られている。しかし
重合度が高くなるにつれて加工性が低下し、カレンダー
成形、押出成形、射出成形、ブロー成形などの高速成形
で必要とされる、流動性と表面平滑性に欠けてくる。こ
のような流動性と表面平滑性の不足を補う対策として加
工温度を上げる方法があるが、硬質配合系で塩化ビニル
系樹脂で平均重合度が高い場合に、満足な流動性の得ら
れる状態にまで温度条件を高めると(ダイスで 200
℃)、樹脂そのものが熱によって劣化し、本来樹脂が持
っている筈の物性が発揮されなくなる。また、成形加工
性を改善するために重合度の低い樹脂を用いると、流動
性は向上するものの耐衝撃性が低下するので、さらに多
量の改質剤を混練しなければならず、その結果、ゴム成
分の比率が増加するため、耐熱性、抗張力等の物性も低
下する傾向にあった。これらの理由により塩化ビニル系
樹脂の加工性の改善には加工助剤を添加する方法が、ま
たこれから得られる成形品の耐衝撃性の改善にはブタジ
エン系ゴムを添加する方法が一般に採用されて来た。そ
して、これらの方法を併用すれば、より温和な加工条件
で加工性、とくに流動性が改善され、ブタジエン系ゴム
のために耐衝撃性も改善できると考えられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリブタジエ
ンのような分子内に炭素−炭素二重結合を有する化合物
は、酸素の存在下で熱や光などのエネルギーを受ける
と、二重結合部が酸化され易い。酸化された部分が多く
なってくると、色が白色から次第に黄色、褐色、ついで
黒色になっていき、物性的にもボロボロで割れ易く、か
つ裂け易くなってくる。したがって、これを主成分とす
る耐衝撃性改質剤を用いた成形品では内部(特に表面
層)で、このような反応が起き易く色劣化の原因となる
ことがあった。一方、特開昭50-88170号公報には、塩化
ビニルグラフト重合体90〜99重量部に、メチルメタクリ
レートおよび/またはアクリロニトリル、スチレン並び
にアクリル酸アルキルエステルよりなる共重合体、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン(以下、ABSと
する)樹脂、塩素化ポリエチレンの内の少なくとも一種
の高分子物を1〜10重量部添加してなる樹脂組成物が記
載されていて、これによれば耐衝撃性の改善は認められ
るものの、樹脂の流動性とそれによる成形品の表面平滑
性は改善されていない。同様に、特開昭50−142661号公
報では塩化ビニルの平均重合度は 400〜1500までがよい
とされていて、この組成物から得られる成形品の耐衝撃
性は高いものの、樹脂の流動性とそれによる成形品の表
面平滑性は改善されていない。さらに特公昭48-57846号
および特開昭60−179443号の両公報の記載もまた同様で
ある。したがって、本発明の目的は流動性が高いため加
工し易く、これから得られる成形品が耐衝撃性、抗張
力、耐熱性、耐候性および表面平滑性に優れている塩化
ビニル系樹脂組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは上記
の相反する性質である樹脂としての加工性(特に流動性
と表面平滑性)と、これから得られる成形品の物性(特
に耐衝撃性と抗張力)とを、同時に満足するにはどうす
ればよいか鋭意検討した結果、塩化ビニル系樹脂に、
テックスの平均粒子径が0.08μm以下のポリブタジエン
ラテックスまたはスチレン−ブタジエンゴム(以下SB
Rとする)ラテックスから得られる、メチルメタクリレ
ート−ブタジエン−スチレン(以下MBSとする)樹脂
またはアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(以下
ABSとする)樹脂を加えることで耐衝撃性を改善し、
エチレン−酢酸ビニル(以下EVAとする)共重合体を
加えることで流動性と表面平滑性とを改善し、アクリロ
ニトリル−スチレン(以下ASとする)共重合体を加え
ることで抗張力を改善できること、さらに塩化ビニル系
樹脂と併用するEVA共重合体とAS共重合体の各成分
は、いずれも主鎖が飽和型の熱可塑性樹脂で酸化による
主鎖の切断が起こりにくく、そのため紫外線吸収剤や抗
酸化剤を用いなくても加工時や長期使用時における成形
品の色劣化が殆ど起きないことを見出し、本発明を完成
させた。すなわち、本発明による塩化ビニル系樹脂組成
物は、A)平均重合度 700〜2500の塩化ビニル系樹脂 1
00重量部、B)ラテックスの平均粒子径が0.08μm以下
のポリブタジエンまたはSBRラテックスのグラフト重
合によって得られる、MBS樹脂またはABS樹脂4〜
15重量部、C)エチレンと酢酸ビニルの重量比が40:60
〜70:30であるEVA共重合体 0.5〜7重量部および
D)アクリロニトリルとスチレンの重量比が10:90〜3
5:65であるAS共重合体1〜10重量部からなるもので
ある。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
塩化ビニル系樹脂組成物において、A成分として使用さ
れる塩化ビニル系樹脂は平均重合度が 700〜2500、好ま
しくは1000〜1700のものである。この平均重合度が 700
未満のものは耐衝撃強度、耐熱性などが劣り、また2500
を超えるものは成形加工時の溶融樹脂温度を高くしない
と加工性が悪く、それによる高温のための熱劣化が著し
くなって樹脂の本来持っている物性が損なわれるように
なる。この塩化ビニル系樹脂には、ポリ塩化ビニル樹
脂、塩化ビニルを50重量%以上含有するこれと共重合可
能なビニル系単量体との共重合体および塩素化ポリ塩化
ビニルなどが例示されるが、これらの内ではとくにポリ
塩化ビニル樹脂が好ましい。なお、共重合可能なビニル
系単量体としては、エチレン、プロピレンなどのα−オ
レフィン;アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチルなどのアクリル酸またはそのエステル;メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチルなどのメタクリル酸またはそ
のエステル;マレイン酸またはそのエステル;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル;ラウリ
ルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテルなどのビ
ニルエーテル;無水マレイン酸;塩化ビニリデン;マレ
イミドなどが挙げられ、これらは単独または2種以上の
組合せで用いられる。
【0006】本発明の樹脂組成物においてB成分として
使用されるMBS樹脂またはABS樹脂は、ラテックス
平均粒子径が0.08μm以下のポリブタジエンラテック
スまたはSBRラテックスのグラフト重合物である。こ
のような平均粒子径のラテックスから得られたMBS樹
脂またはABS樹脂は、塩化ビニル系樹脂組成物中でP
VCの一次粒子(1〜2μm )の界面に存在し、PVC
の一次粒子を保持する機能を持つ。その結果、耐衝撃性
と共にこれと相反する物性である抗張力をも向上するこ
とを可能にする。また、このような塩化ビニル系樹脂組
成物は、例えば、押出成形すると表面平滑性に優れ細か
なところまできれいに押し出せるというように、成形性
が著しく向上する。これに対し、上記ラテックスの平均
粒子径が0.08μmより大きいと、耐衝撃性は改善される
が、PVCの一次粒子の保持が困難となり抗張力が低下
する。加工性についてもラテックスの平均粒子径が0.08
μm以下ではPVCの一次粒子の保持が容易なため広い
加工温度幅で成形可能であるが、0.08μmを超えると一
次粒子の保持が困難となり加工温度幅が狭くなる。
【0007】なお、このMBS樹脂またはABS樹脂は
ブタジエンを40〜80重量%含有するものが好ましい。こ
れが80重量%を超えると、耐衝撃性はよいが、流動性や
抗張力を低下させる原因となり、40重量%未満では耐衝
撃性を改善することができなくなる。このMBS樹脂ま
たはABS樹脂は、上記塩化ビニル系樹脂 100重量部に
対して4〜15重量部の割合で使用されるが、これが4重
量部未満では耐衝撃性の改良効果が得られず、また15重
量部を超えると耐熱性、抗張力、加工性などの諸特性が
低下するため好ましくない。
【0008】本樹脂組成物においてC成分として使用さ
れるEVA共重合体は、エチレンと酢酸ビニルの重量比
が40:60〜70:30のものである。これが30重量%未満で
は衝撃強度が低下し、60重量%を超えると軟化点が低下
する原因となる。このEVA共重合体は塩化ビニル系樹
脂 100重量部に対して 0.5〜8重量部の割合で使用され
るが、これが 0.5重量部未満では成形加工時における流
動性や成形品表面の平滑性が改善されず、8重量部を超
えると耐熱性、抗張力が低下するので好ましくない。
【0009】D成分としてのAS共重合体は、アクリロ
ニトリルとスチレンの重量比が10:90〜35:65のもの
で、とくには20:80〜30:70のものが好ましい。この共
重合体中のアクリロニトリルが10重量%未満であると樹
脂との相溶性が低下して分離するおそれがあり、また35
重量%を超えると流動性が低下する原因となる。このA
S共重合体は塩化ビニル系樹脂 100重量部に対し1〜10
重量部、とくには3〜10重量部の割合で使用されるが、
これが1重量部未満では抗張力の改良効果が得られず、
10重量部を超えると耐衝撃性と加工性が低下する。
【0010】本発明の樹脂組成物には、上記4種類の樹
脂成分に加えて、さらに必要に応じて、安定剤、安定化
助剤、滑剤、無機充填剤、離型剤、着色剤、紫外線吸収
剤、抗酸化剤などの各種添加剤を加えることができる。
安定剤としては一般の塩化ビニル樹脂に配合されるもの
であれば特に制限はなく、ラウレート系、マレート系、
メルカプタイド系などの有機スズ安定剤、Ca、Ba、
Pbなどの金属石けん安定剤、三塩基性硫酸鉛、けい酸
鉛、二塩基性亜りん酸鉛などの鉛安定剤などが挙げら
れ、これらは単独または2種以上の組み合わせで使用さ
れる。安定化助剤としてはエポキシ化合物などが、また
滑剤としてはパラフィンワックスやポリエチレンワック
スなどの純炭化水素系、パルミチン酸やステアリン酸な
どの脂肪酸系、ステアリルアルコールなどの脂肪族アル
コール系、脂肪酸とアルコールとのエステル系および脂
肪酸と多価アルコールとの部分エステル系などが、それ
ぞれ挙げられる。無機充填剤としては炭酸カルシウム、
酸化チタン、タルクなどが挙げられるが、これらの内で
は炭酸カルシウムが好ましく、重質炭酸カルシウム、軽
質炭酸カルシウムのいずれでもよいが、耐衝撃性を重視
する場合には軽質炭酸カルシウムの多量添加が好まし
い。
【0011】これらの成分からなる本発明の塩化ビニル
系樹脂組成物は、高速ミキサーなどの通常の手段を用い
て混合し粉末状またはペレット状にして、カレンダー成
形、押出成形、射出成形、ブロー成形などにより成形加
工されて所望の形状の成形品とすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の具体的態様を実施例および比
較例により説明するが、本発明はこの実施例の記載に限
定されるものではない。 実施例1〜6および比較例1〜12 表1および表2に示した処方の各樹脂成分に、さらに安
定剤1重量部、安定助剤 0.7重量部、無機充填剤6重量
部および滑剤 0.5重量部を加えて混合し、それぞれの混
合物を6インチロールを用いて 170℃で5分間混練した
後、厚さ 0.8mmのシートを作製した。この混練物および
シートを用いて下記の方法で耐衝撃性、耐熱性、抗張力
および表面平滑性の各試験を行い、その結果を各表に併
記した。
【0013】使用した成分および試験方法の詳細は下記
の通りである。 (成 分) ・ポリ塩化ビニル樹脂(表中、PVCと略す): TK- 600 (信越化学工業社製、商品名、ポリ塩化ビニ
ル、平均重合度 600) TK- 800 (同前、平均重合度 800) TK-1000 ( 〃、 〃 1000) TK-1300 ( 〃、 〃 1300) TK-2500P( 〃、 〃 3000) ・MBS樹脂(表中、MBSと略す): MBS-:グラフト重合タイプ、ブタジエン含有量:60重
量%、ラテックス粒子径: 0.2μm 。 MBS-:同前、ブタジエン含有量:60重量%、ラテック
ス粒子径:0.05μm 。 ・ABS樹脂(表中、ABSと略す): ABS-:同前、ブタジエン含有量:65重量%、ラテック
ス粒子径: 0.2μm 。 ABS-:同前、ブタジエン含有量:60重量%、ラテック
ス粒子径:0.08μm 。
【0014】・EVA共重合体(表中、EVAと略
す): EVA-:酢酸ビニル:エチレン=41:59(重量比) EVA-: 〃 =20:80( 〃 ) EVA-: 〃 =80:20( 〃 ) ・AS共重合体(表中、ASと略す): AS- :アクリロニトリル:スチレン=23:77(重量比) AS- : 〃 =5:95( 〃 ) AS- : 〃 =40:60( 〃 ) ・SBR樹脂(表中、SBRと略す):カリフレックス
TR-1184(シェル化学社製、商品名、スチレン:ブタジ
エン=30:70(重量比)) ・安定剤:T-17MJ(勝田化工社製、商品名、有機すず安
定剤) ・安定助剤:ステアリン酸カルシウム ・無機充填剤:白艶華 CCR(白石カルシウム社製、商品
名、炭酸カルシウム) ・滑剤:AC-6A (アライドケミカル社製、商品名、ポリ
エチレンワックス)
【0015】(試験方法) ・耐衝撃性試験:前述した厚さ 0.8mmのシートを4枚重
ね合わせてプレスし、厚さ3mmのシートとしたものにつ
いてJIS K-7110に基づいて測定し、80kg・cm/cm2 以上を
合格とした。 ・耐熱性試験:前述した厚さ 0.8mmのシートを4枚重ね
合わせてプレスし、厚さ3mmのシートとしたものについ
て、JIS K-7206に基づいてビカット軟化点(℃)を測定
し、90℃以上を合格とした。 ・抗張力試験:前述した厚さ 0.8mmのシートを2枚重ね
合わせてプレスし、厚さ1mmのシートとしたものについ
て、JIS K-7113に基づいて測定し、降伏値で470kgf/cm2
以上を合格とした。 なお、上記各試験において厚さ3mmのシートを得るには
予熱6分、加圧4分でプレスし、厚さ1mmのシートを得
るには予熱5分、加圧3分でプレスした。
【0016】・表面平滑性:前述した混練物を20mmφ押
出機によりシートに押出し、成形品の表面を観察して下
記の5段階の基準で評価した。 1‥表面全体が視認できる程度にザラザラしていて光沢
がない。 2‥表面全体が視認できるほどではないがザラザラして
いて光沢がない。 3‥表面の一部がザラザラしていて光沢がない。 4‥表面の大部分がツルツルしていて光沢がある。 5‥表面全体がツルツルしていて光沢がある。この段階
のものを合格とした。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】(黄変度の試験)前記実施例3および比較
例13(ポリ塩化ビニル樹脂 TK-1000: 100重量部、ABS-
:7重量部、AS- :5重量部およびSBR :2重量
部)の樹脂成分を用いて同様にして得られた厚さ 0.8mm
のシートについて、下記の方法により黄変度の試験を行
い、その結果を表3に示した。 ・黄変度の試験方法:厚さ 0.8mmのシートをサンシャイ
ンウェザオメーター WEL-SUN-HC(スガ試験機社製)に
入れ、それぞれ 100時間、 300時間、 500時間および10
00時間照射後に取り出して、JIS Z-8730に基づいて色差
計Z-1001DP(日本電色工業社製)により三刺激値X、
Y、Zを測定し、この値より次式によりL* 、a* 、b
* を求める。 L* =116(Y/116)1/3 −16 a* =500[(X/98)1/3−(Y/100)1/3] b* =200[(Y/100)1/3 −(Z/118.1)1/3] 一方、X0 =94.6、Y0 =92.7、Z0 =111.4 を標準刺
激値として、標準L0、a0 、b0 を算出する。次に、
上記L* 、a* 、b* と標準L0 、a0 、b0 とのそれ
ぞれの差ΔL=L* −L0 、Δa=a* −a0 、Δb=
* −b0 を求め、これらよりΔE=[(ΔL)2+(Δ
a)2+(Δb)2]1/2として色差を求める。
【0020】
【表3】
【0021】
【発明の効果】本発明による塩化ビニル系樹脂組成物は
流動性が高いため加工し易く、これから得られる成形品
が耐衝撃性、抗張力、耐熱性、耐候性および表面平滑性
に優れたものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−51934(JP,A) 特開 昭47−4936(JP,A) 特開 昭42−5096(JP,A) 特開 昭59−51936(JP,A) 特開 平6−313085(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/04 - 27/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)平均重合度700〜2500の塩化ビニル系
    樹脂100重量部、B)ラテックスの平均粒子径が0.08μm
    以下のポリブタジエンまたはスチレン−ブタジエンゴム
    ラテックスのグラフト重合によって得られる、メチルメ
    タクリレート−ブタジエン−スチレン樹脂またはアクリ
    ロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂4〜15重量部、
    C)エチレンと酢酸ビニルの重量比が40:60〜70:30で
    あるエチレン−酢酸ビニル共重合体 0.5〜7重量部およ
    びD)アクリロニトリルとスチレンの重量比が10:90〜
    35:65であるアクリロニトリル−スチレン共重合体1〜
    10重量部からなる塩化ビニル系樹脂組成物。
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