JP3068330U - バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リュックサックのように背負うことも、ショ
ルダーバッグのように肩に掛けることもできて、自由に
使い分けることができる利便性に優れたバッグを提供す
る。 【解決手段】 バッグ本体１の上端開口部２の縁に沿っ
て輪状に筒状部３を設けるとともに、バッグ本体１の前
胴部１０における上端中央部に筒状部３の切り口４を設
け、その筒状部３に引き絞ることによってバッグ本体１
の上端開口部２を閉じることができる締めベルト５を挿
通するとともに、その締めベルト５を延長して切り口４
から脱出させることにより左右一対のショルダーベルト
部６，７を設け、そのショルダーベルト部６，７の先端
に連結用フック８，９等の掛具を取付けるとともに、バ
ッグ本体１の前胴部１０の下辺部における左右両端部と
中央部の３箇所に上記の連結用フック８，９等の掛具が
着脱自在な連結用リング１１，１２，１３等の受具を取
付けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、バッグ本体の上端開口部の縁に沿って輪状に筒状部を設けるとともに、 バッグ本体の前胴部における上端の左右両端部に筒状部の切り口を設け、その筒 状部に引き絞ることによってバッグ本体の上端開口部を閉じることができる締め ベルトを挿通するとともに、その締めベルトを延長して両側の切り口からそれぞ れ脱出する左右一対のショルダーベルト部を設け、そのショルダーベルト部の先 端にそれぞれ掛具を取付けるとともに、バッグ本体の前胴部における下辺部の左 右両端にそれぞれ上記の掛具が着脱自在な受具を取付けてなるバッグが、例えば 特許第２９０３４９１号公報等により公知である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記公知例のバッグは、ショルダーベルト部を利用してリュックサックのよう に背負うことができるが、バッグ本体を横向き姿勢にし且つショルダーベルト部 を片側の肩に掛けることによりショルダーバッグのように使用することができな いという不満がある。そこで本考案は、リュックサックのように背負うことも、 ショルダーバッグのように肩に掛けることもできて、自由に使い分けることがで きる利便性に優れたバッグの提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のバッグは、バッグ本体１の上端開口部２ の縁に沿って輪状に筒状部３を設けるとともに、バッグ本体１の前胴部１０にお ける上端中央部に筒状部３の切り口４を設け、その筒状部３に引き絞ることによ ってバッグ本体１の上端開口部２を閉じることができる締めベルト５を挿通する とともに、その締めベルト５を延長して切り口４から脱出させることにより左右 一対のショルダーベルト部６，７を設け、そのショルダーベルト部６，７の先端 に連結用フック８，９等の掛具を取付けるとともに、バッグ本体１の前胴部１０ の下辺部における左右両端部と中央部の３箇所に上記の連結用フック８，９等の 掛具が着脱自在な連結用リング１１，１２，１３等の受具を取付けたことを特徴 とする、という構成を採るものである。

【０００５】 なお、上記の本考案のバッグは、バッグ本体１の前胴部１０の中央部に縦方向 のスライドファスナ１４によって開閉自在な開口部１６を設けることが好ましい 。

【０００６】 また、上記の本考案のバッグは、ショルダーベルト部６，７の一方に両方のシ ョルダーベルト部６，７をまとめる束ねベルト１５を取付けることが好ましい。

【０００７】

【実施例】

以下、図示した本考案の一実施例について説明する。なお、本考案はこの実施 例に限定するものではない。まず、バッグ本体１は布製で、上端を開口した袋状 を呈している。このバッグ本体１は上端開口部２の縁に沿って輪状に筒状部３を 設けている。そして、その筒状部３の切り口４をバッグ本体１の前胴部１０にお ける上端中央部に設けている。

【０００８】 バッグ本体１の筒状部３には締めベルト５を挿通している。そして、この締め ベルト５を引き絞ることによってバッグ本体１の上端開口部２を閉じることがで きる。

【０００９】 締めベルト５の両端は延長されて、切り口４から筒状部３の外へ脱出して、左 右一対のショルダーベルト部６，７になっている。なお、締めベルト５及びショ ルダーベルト部６，７はバッグ本体１と同じ布製である。このショルダーベルト 部６，７の先端にはそれぞれ掛具として回転自在な連結用フック８，９を取付け ている。

【００１０】 バッグ本体１は前胴部１０の下辺部における左右両端部と中央部の計３箇所に それぞれ受具として上記の連結用フック８，９が着脱自在な連結用リング１１， １２，１３を取付けている。

【００１１】 締めベルト５を引き絞ることによりバッグ本体１の上端開口部２を閉じて、図 １に示すように、左右のショルダーベルト部６，７の先端の連結用フック８，９ をそれぞれ前胴部１０の下辺部における左右両端箇所の連結用リング１１，１２ に連結すれば、リュックサックのように背負うことができる。

【００１２】 また、締めベルト５を引き絞ることによりバッグ本体１の上端開口部２を閉じ て、図２に示すように、左右のショルダーベルト部６，７の先端の連結用フック ８，９を共に前胴部１０の下辺部における中央箇所の連結用リング１３に連結し 、かつ、バッグ本体１を横向き姿勢にすれば、両方のショルダーベルト部６，７ を一緒に片側の肩に掛けてショルダーバッグのように使用することができる。

【００１３】 なお、バッグ本体１の前胴部１０における中央部には縦方向のスライドファス ナ１４によって開閉自在な開口部１６を設けている。これによつて上記のように ショルダーバッグとして使用する場合に、バッグ本体１の内部に対する物の出し 入れが利便となる。

【００１４】 また、一方のショルダーベルト部６には他方のショルダーベルト部７を巻き寄 せて左右のショルダーベルト部６，７を一緒にまとめることができる束ねベルト １５を取付けている。これによって上記のようにショルダーバッグとして使用す る場合に、両方のショルダーベルト部６，７を肩に掛けやすくなる。

【００１５】

【考案の効果】

請求項１記載の本考案のバッグは、上記のように、リュックサックのように背 負うことも、ショルダーバッグのように肩に掛けることも両方可能なので、自由 に使い分けることができて極めて利便であるという効果がある。 また、請求項２記載の本考案のバッグは、上記の効果に加えて、ショルダーバ ッグとして使用する場合に物の出し入れが利便で使いやすいという効果がある。 また、請求項３記載の本考案のバッグは、上記の効果に加えて、ショルダーバ ッグとして使用する場合に、両方のショルダーベルト部６，７を肩に掛けやすく て使いやすいという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】リュックサックのように背負って使用する場合
の状態を示す斜視図である。

【図２】ショルダーバッグのように肩に掛けて使用する
場合の状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ バッグ本体 ２ 上端開口部 ３ 筒状部 ４ 切り口 ５ 締めベルト ６ ショルダーベルト部 ７ ショルダーベルト部 ８ 連結用フック ９ 連結用フック １０ 前胴部 １１ 連結用リング １２ 連結用リング １３ 連結用リング １４ スライドファスナ １５ 束ねベルト １６ 開口部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バッグ本体１の上端開口部２の縁に沿っ
   て輪状に筒状部３を設けるとともに、バッグ本体１の前
   胴部１０における上端中央部に筒状部３の切り口４を設
   け、その筒状部３に引き絞ることによってバッグ本体１
   の上端開口部２を閉じることができる締めベルト５を挿
   通するとともに、その締めベルト５を延長して切り口４
   から脱出させることにより左右一対のショルダーベルト
   部６，７を設け、そのショルダーベルト部６，７の先端
   に連結用フック８，９等の掛具を取付けるとともに、バ
   ッグ本体１の前胴部１０の下辺部における左右両端部と
   中央部の３箇所に上記の連結用フック８，９等の掛具が
   着脱自在な連結用リング１１，１２，１３等の受具を取
   付けたことを特徴とするバッグ。
2. 【請求項２】 バッグ本体１の前胴部１０の中央部に縦
   方向のスライドファスナ１４によって開閉自在な開口部
   １６を設けた請求項１記載のバッグ。
3. 【請求項３】 ショルダーベルト部６，７の一方に両方
   のショルダーベルト部６，７をまとめる束ねベルト１５
   を取付けた請求項１又は２記載のバッグ。