JP3057244U - ナップサック転用上着 - Google Patents

ナップサック転用上着

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JP3057244U
JP3057244U JP1998006833U JP683398U JP3057244U JP 3057244 U JP3057244 U JP 3057244U JP 1998006833 U JP1998006833 U JP 1998006833U JP 683398 U JP683398 U JP 683398U JP 3057244 U JP3057244 U JP 3057244U
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JP
Japan
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knapsack
chuck
jacket
fastener
bands
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Application number
JP1998006833U
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English (en)
Inventor
徹 糸井
Original Assignee
株式会社イトイテキスタイル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナップサックに転用可能な上着において、ナ
ップサックとしての使用時に底部の左右方向への余分な
広がりを防止することにより、ナップサック内の荷物の
偏りをなくすとともに、周囲の安全性を確保する。 【解決手段】 ナップサックに転用可能な上着におい
て、幅保持部材として身頃1のファスナー25の突出片
25mにホックのボタンの雌部25xを、また、身頃1
の前部1aのファスナー25の他端側近傍(小袋8側)
に、その雄部25yを設け、ナップサックとしての使用
時に身頃1の下部1dの左,右側の三角部40,40を
折り返し、ボタンの雌部25xと雄部25yとを嵌め合
わせるようにして身頃1の下部1dが細幅となるように
保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ナップサックに転用可能な上着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のナップサック転用上着は、図3(a),(b)に示すようにフード3, 袖2を有する身頃1の腹部4側(前部1a)にチャック5付きのポケット6を有 し、襟部前から胸部中央にかけて開閉用のチャック7を有する。 また、身頃1の下縁には、第3図(c)に示すようなリング状の胴締め用の小 袋8が設けられ、この小袋8の左,右には開口9,10が形成される。小袋8の 一方の開口9からは小袋8を一周する如く小袋8内に通された胴締め用の紐11 の両端が突出されて、この突出部にリング体12が取り付けられ、また他方の開 口10からは小袋8を一周する如く小袋8内に通された胴締め用の紐13が突出 されて、この突出部にリング体12が付けられる。 袖2の一方の脇部15aから他方の脇部15bにかけて、身頃1の前部1aに は、図4(a),(b)に示すようにファスナー25を構成する一方のチャック 帯16の布部17が縫い付けられ、また、その後部1bにはファスナー25を構 成する他方のチャック帯18の布部19が縫い付けられ、両チャック帯16,1 8の先端のチャック16a,18aはスライド接続子29をスライドすることに より、接続して閉じることができる。 なお、各チャック帯16,18は布部17,19側が前部1a,後部1bの内 側に縫い付けられ、チャック帯16,18は前部1a,後部1bの切込みを介し て外側に突出するように縫い付けられている。
【0003】 また、上記身頃1の後部1bの、左,右には図3(b)に示すようなフック部 20が設けられる。 このフック部20は図5に示すように、身頃1に縫い付けられてループ状とな って突出する布製の突片21の先端に設けられたリング体22に、首振り運動自 在に取り付けられるフック23より成り、このフック23はU字部23aと、揺 動自在な係止片23bより成り、フック23のU字部23aがリング体12に係 止した状態で係止片23bでリング体12が外れるのを阻止できる構造となって いる。
【0004】 なお、身頃1の前部1a,後部1bには、図4(b)に示すようにチャック帯 16,18を被い隠す被い布30が設けられている。
【0005】 上記のように構成される従来のナップサック転用上着について、上着としての 使用状態から、ナップサックとしての使用状態に転用する方法について説明する 。 まず、身頃1の内、チャック帯16,18により区分けされる上部1cを下部 1dの内側(前部1aと後部1bとの間)に折り返すようにして収容し、図4( a),(b)に示すように、身頃1の上部1cが下部1dの内側に完全に収容さ れた後、ファスナー25を構成するチャック帯16,18のチャック16a,1 8a同士をスライド接続子29をスライドさせることにより接続して閉じる。 その後、身頃1の下部1dの上下を逆さまにすることにより、スライド接続子 29により閉じられたファスナー25がナップサックの底部側に位置することに なる。 次に、図6に示すように、ナップサックの上部を構成する身頃1の下縁の小袋 8から突出される胴締め用紐11,13をそれぞれの突出する方向に引張るとと もに、図5に示すように、上記胴締め紐11,13の先端に取り付けられたリン グ体12,12を、身頃1の後部1bに設けられた2個のフック部20,20に それぞれ引っ掛ける。 これにより、胴締め紐11,13がナップサックの肩掛け紐として機能するこ ととなり、ナップサックとしての使用状態が完成する。 このように、上記ナップサック転用上着は、例えば、悪天候な場合には上着と して使用し、また、気温が暑くなった場合あるいは小物を収容する必要性が生じ た場合等にはナップサックとして使用することが可能となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の構成では、ナップサックとして使用する場合において、ナップ サックの上部を構成する身頃1の下縁については、胴締め11,13を引張るこ とにより絞ることができるが、ファスナー25により構成されるナップサックの 底部については、ファスナー25方向に向かって広がるように、身頃1の下部1 dの左,右側に三角部40,40から成る張り出し部ができ、荷物が少ない状態 では、上記三角部40,40に荷物が偏る等、バランスが悪いものとなっていた 。また、ナップサックを背負った状態で移動する際において、上記三角部40, 40がその動きに伴って振り回されるような状態となるため、他人に触れたりし て、他人に迷惑を与えたり、周囲のものに引っ掛るなど、安全性の確保が不十分 であった。
【0007】 この考案は、上記課題を解決するためになされたもので、ナップサックに転用 する場合の底部の左右方向への余分な広がりを防止することにより、ナップサッ ク内の荷物の偏りをなくしてバランスをよいものとし、また、移動時における周 囲の安全性を確保することのできるナップサック転用上着を提供するものである 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、第1,第2チャック帯の左,右側の身頃を内側に折 った状態で、身頃が細幅となるように保持する幅保持部材を設けたものである。 請求項2に記載の考案は、上記幅保持部材として、上記第1,第2チャック帯 の一端を長くした帯状の突出片の先端に設けられたホックボタンの雄部,雌部の いずれか一方と、上記第1,第2チャック帯の他端側の身頃に設けられた上記雄 部,雌部の他方とから構成したものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図1,図2にもとづいて説明する。なお、 従来例と同様のものについては、同一の符号を用いることにより説明を省略する 。 本実施の形態に係るナップサック転用上着は、身頃1に設けられたファスナー 25の一端を突出させた帯状の突出片25mを設け、この突出片25mの先端の 一方の面にホックボタンの雌部25xを設けている。また、身頃1の前部1aの ファスナー25の他端側近傍(小袋8側)には、その雄部25yを設け、上記雌 部25xと雄部25yとにより幅保持部材を構成することとなる。
【0010】 上記のように構成される本実施の形態に係るナップサック転用上着について、 上着としての使用状態から、ナップサックとしての使用状態に転用する方法につ いて説明する。 まず、図2に示すように、身頃1の上部1cを下部1dの内側に折り返すよう にして収容し、ファスナー25を構成するチャック帯16,18のチャック16 a,18aをスライドさせることにより接続して閉じた後、身頃1の下部1dの 上下を逆さまにし、胴締め紐5を引張ることにより、上着の裾口4aを絞る。 この後、本実施の形態では、図1に示すように、ファスナー25の突出片25 mの設けられた一方側の先端部の前部1a及びファスナー25の他方側の先端部 の前部1aが身頃1の後部1b側に位置するように身頃1の下部1dの左,右側 の三角部40,40を内側に折り返すようにした後、幅保持部材としてのボタン の雌部25xと雄部25yとを嵌め合わせる。このように、ボタンの雌部25x 及び雄部25yから構成される幅保持部材により、身頃1の左,右側の三角部4 0,40を内側にまとめることにより身頃1の下部1dを細幅に保持するととも に、胴締め紐11,13の先端に取り付けられたリング体12,12を、身頃1 の後部1bに設けられた2個のフック部20,20にそれぞれ引っ掛けることに より、ナップサックとしての使用状態が完成することになる。 これにより、ナップサックとして使用する場合においては、ナップサックの左 ,右側に三角部の張出しができるのを防止することができる。
【0011】 このように、本実施の形態に係るナップサック転用上着は、身頃1の下部1d の左,右側の三角部40,40を内側に折り返すようにした後、幅保持部材を構 成するホックボタンの雌部25xと雄部25yとを嵌め合わせ、身頃1の下部1 dを細幅に保持することにより、ファスナー25により構成されるナップサック の底部の左,右方向への広がりを抑えることができ、ナップサック内部の荷物の 偏りの防止、あるいは、移動時における他人への迷惑及び安全性の確保を図るこ とができる。
【0012】 なお、本願は、幅保持部材としては、身頃1の左,右側の三角部40,40を 折った状態で保持するものであれば、ベルクロファスナー等を用いて構成したも のであってもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案によれば、第1チャック帯と第2チャック帯と が縫い合わされた先端部分に留め具を備え、上記留め具の取り付けられた位置に 対し反対側先端部付近の上着の前面部に上記留め具の受け具を備えたので、ナッ プサックに転用する際に、上記留め具を受け具にはめることにより、底部の左右 方向への余分な広がりを抑えコンパクトにまとめることが可能となるため、ナッ プサック内部の荷物の偏り等がなくなり、また、移動中において、ナップサック の底部が振り回されるような状態を防止することができ、周囲の安全性を確保す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施の形態を示すナップサック転
用上着を示す背面図である。
【図2】 本考案の一実施の形態を示すナップサック転
用上着を示す背面図及び正面図である。
【図3】 従来のナップサック転用上着の上着としての
使用状態を示す図である。
【図4】 従来のナップサック転用上着において、上着
からナップサックにする途中の状態を示す正面図及び断
面図である。
【図5】 従来のナップサック転用上着のフック部を示
す図である。
【図6】 従来のナップサック転用上着において、上着
からナップサックにする途中の状態を示す背面図であ
る。
【符号の説明】
1 身頃、1d 身頃の下部、25 ファスナー、25
m 突出片、25xホックボタンの雌部、25y ホッ
クボタンの雄部、40身頃の三角部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の脇部から他方の脇部方向に延長す
    る如く身頃の全部及び後部に設けられて、スライド接続
    で開閉自在となった第1,第2チャック帯と、身頃の下
    線に沿う小袋に挿入されて両端が左,右の開口より引出
    される胴締め紐と、身頃の上記第1,第2チャック帯側
    に設けられて、この左,右の胴締め紐の先端子が係止さ
    れるフック部とを備えたナップサックに転用可能な上着
    において、上記第1,第2チャック帯の左,右側の身頃
    を内側に折った状態で、身頃が細幅となるように保持す
    る幅保持部材を設けたことを特徴とするナップサック転
    用上着。
  2. 【請求項2】 上記幅保持部材は、上記第1,第2チャ
    ック帯の一端を長くした帯状の突出片の先端に設けられ
    たホックボタンの雄部,雌部のいずれか一方と、上記第
    1,第2チャック帯の他端側の身頃に設けられた上記雄
    部,雌部の他方とから成る請求項1に記載のナップサッ
    ク転用上着。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100931592B1 (ko) * 2007-10-19 2009-12-14 한윤정 휴대가 용이한 의류

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