JP6560041B2 - 上衣 - Google Patents

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Description

本発明は上衣に関し、より詳細には、非着用時に鞄などに引掛けて持ち運ぶことが可能な上衣に関する。
夏場などでは、外出中にスーツの上衣(上着)を脱いで移動することがある。上衣を脱いで移動する場合、脱いだ上衣を腕に掛けて持ち運ぶか、または脱いだ上衣を鞄に入れて持ち運ぶことが多い。
ところが、脱いだ上衣を腕に掛けて持ち運ぶ場合、上衣を掛けた腕が汗で蒸れるため、腕がかぶれるなどの問題がある。また、脱いだ上衣を鞄に入れて持ち運ぶ場合、上衣にシワがつきやすくなるなどの問題がある。
このような問題に関連して、特許文献1には、脱いだ上衣を鞄と一緒に持ち運ぶための携帯ハンガーが提案されている。
実用新案登録第3154017号公報(2009年10月8日発行)
しかしながら、上述のような従来技術は、携帯ハンガーを使用しない場合であっても、携帯ハンガーを鞄などに入れて、上衣とは別に常時携行しなければならないという課題がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、非着用時の持ち運び性に優れた上衣を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る上衣は、左前身頃、右前身頃、および後身頃を含む上衣本体と、前記上衣本体の裏側に設けられ、前記上衣本体を対象物に引掛ける引掛部材とを備え、前記引掛部材は、前記上衣本体に架け渡された紐状または帯状の紐帯部と、前記紐帯部に設けられた留具とを含み、前記引掛部材は、前記留具において開放可能になっていることを特徴としている。
上記の構成では、引掛部材は、留具において開放可能になっている。すなわち、引掛部材は、上衣本体の裏側に架け渡された紐状または帯状の紐帯部が、留具において開放可能な構成である。このため、留具を外して開放した紐帯部を、鞄(対象物)の肩紐などに通した後、留具を留めることにより、引掛部材を鞄に簡単に取り付けることができる。
これにより、引掛部材によって、上衣本体が対象物からズレ落ちることを防止しつつ、非着用時の上衣本体を対象物に引掛けることが可能となる。
よって、上記の構成によれば、従来のように携帯ハンガーを別途携行することなく、非着用時の衣本体を対象物に引掛けた状態で持ち運ぶことが可能となるため、非着用時の持ち運び性に優れた上衣を実現することができる。
また、本発明に係る上衣では、前記留具は、前記紐帯部の一端に設けられた第1留具、および前記紐帯部の他端に設けられた第2留具を含み、前記第1留具および前記第2留具のそれぞれが、前記上衣本体に固定されていることが好ましい。
上記の構成では、第1留具および第2留具を介して、紐帯部が上衣本体に取り付けられているため、第1留具および第2留具の両方を外すことにより、上衣本体から紐帯部を取り外すことができる。これにより、上衣本体に対する紐帯部の着脱が可能となり、上衣本体に紐帯部を取り付けたり、または、上衣本体から紐帯部を取り外したりすることができる。
したがって、上記の構成によれば、上衣の使用態様などに応じて、上衣本体への紐帯部の着脱を自由に選択することができる。
また、本発明に係る上衣では、前記上衣本体は、前記左前身頃と前記後身頃とを繋ぐ左細腹、および前記右前身頃と前記後身頃とを繋ぐ右細腹をさらに含み、前記引掛部材は、前記左前身頃および前記左細腹、または、前記右前身頃および前記右細腹にわたって設けられていることが好ましい。
上衣を着用した際、上衣本体の左前身頃および左細腹の裏側、または、上衣本体の右前身頃および右細腹の裏側は、引掛部材を上衣に設けた場合であっても着用者の動作の妨げになりにくい部分である。
したがって、上記の構成によれば、上衣の着心地を損なうことなく、引掛部材を上衣本体に好適に設けることができる。
また、本発明に係る上衣では、前記引掛部材は、前記後身頃を横断するように、前記上衣本体に設けられていることが好ましい。
上衣を着用した際、上衣本体の後身頃の裏側は、外部から視認される可能性が低い部分であり、また、引掛部材を上衣に設けた場合であっても着用者の動作の妨げになりにくい部分でもある。
したがって、上記の構成によれば、上衣の外観および着心地を損なうことなく、引掛部材を上衣本体に好適に設けることができる。また、引掛部材の長さを十分に確保することが可能となるため、引掛部材を対象物に取り付けやすくすることができる。
また、本発明に係る上衣では、前記上衣本体は、前記左前身頃と前記後身頃とを繋ぐ左細腹、および前記右前身頃と前記後身頃とを繋ぐ右細腹をさらに含み、前記引掛部材は、前記後身頃と前記左細腹との接合部である第1接合部と、前記後身頃と前記右細腹との接合部である第2接合部とに接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1接合部と第2接合部とに引掛部材を接続することにより、上衣本体に対する引掛部材の取付強度(縫着強度)を高めることができる。
また、本発明に係る上衣では、前記上衣本体は、重衣料であることが好ましい。
一般的に、スーツの上衣、ジャケット、コートなどの重衣料は、厚手で重量が重いものが多い。本発明は、このような重衣料に対して特に好適に適用することができる。
したがって、上記の構成によれば、非着用時の重衣料の持ち運び性を向上させることができる。
以上のように、本発明に係る上衣は、左前身頃、右前身頃、および後身頃を含む上衣本体と、前記上衣本体の裏側に設けられ、前記上衣本体を対象物に引掛ける引掛部材とを備え、前記引掛部材は、前記上衣本体に架け渡された紐状または帯状の紐帯部と、前記紐帯部に設けられた留具とを含み、前記引掛部材は、前記留具において開放可能になっている。
したがって、本発明によれば、非着用時の持ち運び性に優れた上衣を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るジャケットを示す正面図である。 図1に示されるジャケットの裏側を示す要部展開図である。 図2に示される引掛ベルトを示す模式図である。 実施形態1に係るジャケットを対象物に引掛ける際の形態を示す斜視図である。 図4に示されるジャケットを鞄に引掛けた状態の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係るジャケットの裏側を示す要部展開図である。 本発明の実施形態3に係るジャケットの裏側を示す要部展開図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施の一形態について、図1〜5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施形態では、本発明をジャケットに適用した場合の一例について説明する。
ただし、本発明は、ジャケットに限定されず、前開きの各種上衣に適用することができ、特に、スーツの上衣(上着)、コートなどの重衣料に好適に適用することができる。
〔ジャケット1の構成〕
図1は、本実施形態に係るジャケット1を示す正面図であり、図2は、図1に示されるジャケット1の裏側を示す要部展開図である。なお、図2では、ジャケット本体2のうち、左前身頃21、右前身頃22、後身頃23、左細腹24、および右細腹25のみを図示している。
本実施形態に係るジャケット1は、外出中にジャケット1を脱いで移動する場合において、非着用時のジャケット1を鞄や手荷物などに引掛けた状態で持ち運びできるように設計されたものである。
図1および2に示すように、ジャケット(上衣)1は、ジャケット本体(上衣本体)2、および引掛ベルト(引掛部材)3を含んでいる。
(ジャケット本体2)
ジャケット本体2は、上半身に着用される前開きの上衣である。ジャケット本体2としては、公知のジャケットを用いることができる。
本実施形態では、ジャケット本体2は、左前身頃21、右前身頃22、後身頃23、左細腹24、右細腹25、上襟26、左袖27、および右袖28を含んでいる。
左前身頃21および右前身頃22は、ジャケット本体2の前身頃を構成している。左前身頃21は、ジャケット本体2の前面左側に設けられる生地である。また、右前身頃22は、ジャケット本体2の前面右側に設けられた生地である。左前身頃21および右前身頃22は、ジャケット1の着用時に胴体の前側を覆う。
後身頃23は、ジャケット本体2の後側に設けられる生地である。後身頃23は、ジャケット1の着用時に胴体の背中側を覆う。後身頃23は、背筋に沿って伸びる背縫い231において2つの生地が縫い合わされて構成されている。この後身頃23の裏側上部には、肩裏232が設けられている。
左細腹24は、左前身頃21と後身頃23とを繋ぐ生地である。左細腹24は、ジャケット1の着用時に胴体の左脇下を覆う。
右細腹25は、右前身頃22と後身頃23とを繋ぐ生地である。右細腹25は、ジャケット1の着用時に胴体の右脇下を覆う。
上襟(カラー)26は、ジャケット本体2の首回りに設けられる生地である。上襟26は、左前身頃21の折り返し部分である下襟(ラペル)211、および右前身頃22の折り返し部分である下襟(ラペル)221に繋がっている。
左袖27は、左前身頃21、後身頃23および左細腹24によって形成されアームホール(袖ぐり)に設けられる生地である。左袖27は、円筒状に形成されており、ジャケット1の着用時に左腕を覆う。
右袖28は、右前身頃22、後身頃23および右細腹25によって形成されるアームホール(袖ぐり)に設けられる生地である。右袖28は、円筒状に形成されており、ジャケット1の着用時に右腕を覆う。
(引掛ベルト3)
引掛ベルト3は、ジャケット本体2の裏側に設けられ、ジャケット本体2を鞄などに引掛ける引掛部材である。引掛ベルト3は、ベルト部(紐帯部)4、およびバックル(留具)5を含んでいる。
ベルト部4は、ジャケット本体2の裏側に架け渡された紐状または帯状の紐帯部材である。ベルト部4の素材は、可撓性を有するものであれば特に限定されない。ベルト部4の素材として、例えば、レーヨン、ナイロン、アクリル、ポリエステルなどの化学繊維、または、ウール、綿などの天然繊維を好適に用いることができる。
バックル5は、ベルト部4に設けられた留具である。本実施形態では、バックル5は、ベルト部4の長手方向の略中間位置に設けられており、バックル5においてベルト部4が開放可能になっている。
バックル5の素材は特に限定されないが、プラスチックなどの樹脂を好適に用いることができる。樹脂は、金属などに比べて軽量であり、また、空港などの金属探知機に検出されない。このため、バックル5は樹脂製であることが好ましい。
本実施形態では、引掛ベルト3は、ジャケット本体2の着丈の略中間位置を通り、かつ背筋に沿って伸びる背縫い231に対して略直交するように、ジャケット本体2に設けられている。
具体的には、ベルト部4の両端のうちの一端が、後身頃23と左細腹24との接合部である第1接合部P1に縫い付けられて固定(接続)されている。また、ベルト部4の両端のうちの他端が、後身頃23と右細腹25との接合部である第2接合部P2に縫い付けられて固定(接続)されている。これにより、引掛ベルト3は、ジャケット本体2の身幅方向へ延伸し、後身頃23を横断して、ジャケット本体2に設けられている。
ジャケット1を着用した際、ジャケット本体2の後身頃23の裏側は、外部から視認される可能性が低い部分である。また、ジャケット本体2の後身頃23の裏側は、引掛ベルト3をジャケット本体2に設けた場合に、着用者の動作の妨げになりにくい部分でもある。
このため、引掛ベルト3をジャケット本体2の後身頃23を横断するように設けることにより、ジャケット1の外観および着心地を損なうことなく、引掛ベルト3をジャケット本体2に好適に設けることができる。また、ベルト部4の長さを十分に確保することが可能となるため、引掛ベルト3を鞄などの対象物に取り付けやすくすることができる。
さらに、ベルト部4の一端をジャケット本体2の第1接合部P1に固定し、かつ、ベルト部4の他端をジャケット本体2の第2接合部P2に固定することにより、ジャケット本体2に対する引掛ベルト3の取付強度(縫着強度)を高めることができる。
ただし、ジャケット本体2に対する引掛ベルト3の取付位置および取付方法は、特に限定されない。例えば、引掛ベルト3は、ジャケット本体2の後身頃23以外の部分に設けられていてもよい。
また、引掛ベルト3は、スナップボタンやタックボタンなどによって、ジャケット本体2の裏側に着脱可能に取り付けられた構成であってもよい。これにより、ジャケット本体2に引掛ベルト3を取り付けたり、または、ジャケット本体2から引掛ベルト3を取り外したりすることが可能となる。したがって、ジャケット1の使用態様などに応じて、ジャケット本体2への引掛ベルト3の着脱を自由に選択することができる。
〔引掛ベルト3の詳細〕
次に、図3を参照して、引掛ベルト3の詳細について説明する。
図3は、図2に示される引掛ベルト3を示す模式図である。図3に示すように、本実施形態に係る引掛ベルト3は、ベルト部4が、バックル5において開放可能に接続された構成である。
(ベルト部4)
本実施形態では、ベルト部4は帯状であり、第1ベルト部41、および第2ベルト部42を含んでいる。第1ベルト部41および第2ベルト部42は、バックル5によって接続されている。
第1ベルト部41は、バックル5のプラグ部51が取り付けられた自由端と、ジャケット本体2に固定された固定端(ベルト部4の一端)とを含んでいる。第1ベルト部41の固定端は、ジャケット本体2の第1接合部P1(図2参照)に固定されている。
第2ベルト部42は、バックル5のソケット部52が取り付けられた自由端と、ジャケット本体2に固定された固定端(ベルト部4の他端)とを含んでいる。第2ベルト部42の固定端は、ジャケット本体2の第2接合部P2(図2参照)に固定されている。
(バックル5)
本実施形態では、バックル5は樹脂製であり、プラグ部51、およびソケット部52を含んでいる。バックル5は、第1ベルト部41の自由端と第2ベルト部42の自由端とを開放可能に接続している。
プラグ部51は、第1ベルト部41の自由端に設けられた、バックル5の雄部材である。プラグ部51は、ソケット部52の係止穴521に挿入可能な係止ピン511を含んでいる。
ソケット部52は、第2ベルト部42の自由端に設けられた、バックル5の雌部材である。ソケット部52は、プラグ部51の係止ピン511を挿入可能な係止穴521を含んでいる。
バックル5では、プラグ部51の係止ピン511をソケット部52の係止穴521に差し込むことにより、プラグ部51とソケット部52とが係止される。これにより、第1ベルト部41と第2ベルト部42とを、バックル5によって接続することができる。
また、バックル5では、プラグ部51の係止ピン511をソケット部52の係止穴521から抜き出すことにより、プラグ部51とソケット部52とが分離される。これにより、第1ベルト部41と第2ベルト部42とを、バックル5において開放することができる。
なお、本実施形態では、バックル5は、係止ピン511を係止穴521に差し込む構成であるが、バックル5は、この構成に限定されない。バックル5は、ベルト部4を開放可能に留めるものであればよく、例えば、他の種類の樹脂製バックル、ホック、または面ファスナーなどを用いてもよい。または、バックル5は、ベルト部4の長さを調整可能な長さ調整機能を有していてもよい。
また、本実施形態では、ベルト部4として、第1ベルト部41、および第2ベルト部42を含む構成であるが、引掛ベルト3は、この構成に限定されない。引掛ベルト3は、ジャケット本体2に架け渡されたベルト部4が開放可能な構成であればよく、例えば、ジャケット本体2の第2接合部P2にバックル5のソケット部52を直接固定することにより、第2ベルト部42を省略した構成であってもよい。この場合、ジャケット本体2の後身頃23の幅(すなわち、ジャケット本体2の第1接合部P1と第2接合部P2との間隔)に相当する長さを有する第1ベルト部41を用いればよい。
〔ジャケット1の使用例〕
次に、図4および5を参照して、ジャケット1の具体的な使用例について説明する。
図4は、ジャケット1を鞄などの対象物に引掛ける際の形態を示す斜視図である。図4に示すように、非着用時のジャケット1を鞄などの対象物に引掛ける場合、ジャケット本体2は、引掛ベルト3によって吊り下げられた状態で保持される。
ジャケット本体2を引掛ベルト3によって吊り下げた状態にした場合、引掛ベルト3、および後身頃23で囲まれたループが形成される。このため、ジャケット本体2の裾側の部分(すなわち、引掛ベルト3に対して裾側に位置するジャケット本体2の生地)およびジャケット本体2のショルダー側の部分(すなわち、引掛ベルト3に対してショルダー側に位置するジャケット本体2の生地)を折り返して、上述したループにそれぞれ通すことにより、ジャケット本体2を小さく折り畳んだ状態で、ジャケット本体2を引掛ベルト3によって吊り下げることが可能となる。
図5は、図4に示されるジャケット1を、鞄6に引掛けた状態の一例を示す斜視図である。図5に示すように、ジャケット1は、鞄(対象物)6に引掛けることができる。
具体的には、バックル5を外して開放したベルト部4を鞄6の肩紐61に通した後、バックル5を留めることにより、引掛ベルト3を鞄6に簡単に取り付けることができる。
これにより、引掛ベルト3によって、ジャケット本体2が鞄6からズレ落ちることを防止しつつ、非着用時のジャケット本体2を鞄6に引掛けた状態で持ち運ぶことができる。
〔ジャケット1の効果〕
以上のように、本実施形態に係るジャケット1は、前開きのジャケット本体2と、ジャケット本体2の裏側に設けられ、ジャケット本体2を鞄6などの対象物に引掛ける引掛ベルト3とを備える。
引掛ベルト3は、ジャケット本体2に架け渡された紐状または帯状のベルト部4と、ベルト部4に設けられたバックル5とを含み、引掛ベルト3は、バックル5において開放可能になっている。
ジャケット1では、引掛ベルト3は、ジャケット本体2の裏側に架け渡された帯状のベルト部4が、バックル5において開放可能になっている。このため、バックル5を外して開放したベルト部4を鞄(対象物)6の肩紐などに通した後、バックル5を留めることにより、引掛ベルト3を対象物に簡単に取り付けることができる。
これにより、引掛ベルト3によって、ジャケット本体2が対象物からズレ落ちることを防止しつつ、非着用時のジャケット本体2を鞄6に引掛けることが可能となる。
よって、ジャケット1によれば、従来のように携帯ハンガーを別途携行することなく、非着用時のジャケット本体2を対象物に引掛けた状態で持ち運ぶことが可能となる。
したがって、本実施形態によれば、非着用時の持ち運び性に優れたジャケット1を実現することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施の一形態について、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、ジャケット本体2の後身頃23以外の部分に引掛ベルト3を設けた構成の一例について説明する。
〔ジャケット11の構成〕
図6は、本実施形態に係るジャケット11の裏側を示す要部展開図である。本実施形態に係るジャケット(上衣)11は、ジャケット本体2に対する引掛ベルト3の取付位置を除いて、実施形態1に係るジャケット1と概ね同一である。このため、以下では、実施形態1から変更した点についてのみ説明する。
本実施形態では、ジャケット本体2の右前身頃22および右細腹25にわたって引掛ベルト3が設けられている。
具体的には、ベルト部4の両端のうちの一端が、後身頃23と右細腹25との接合部である第2接合部P2に縫い付けられて固定(接続)されている。また、ベルト部4の両端のうちの他端が、右前身頃22の折り返し部分である見返し222に縫い付けられて固定(接続)されている。
これにより、引掛ベルト3は、ジャケット本体2の身幅方向へ延伸し、右細腹25を横断して右前身頃22の見返し222に達するように、ジャケット本体2に設けられている。
ジャケット12を着用した際、ジャケット本体2の右前身頃22および右細腹25の裏側は、引掛ベルト3をジャケット本体2に設けた場合に、着用者の動作の妨げになりにくい部分である。
このため、引掛ベルト3をジャケット本体2の右前身頃22および右細腹25にわたって設けることにより、ジャケット12の着心地を損なうことなく、引掛ベルト3をジャケット本体2に好適に設けることができる。
なお、本実施形態では、ジャケット本体2の右前身頃22および右細腹25にわたって引掛ベルト3を設けているが、ジャケット本体2の左前身頃21および左細腹24の裏側にわたって引掛ベルト3を設けてもよい。
〔ジャケット11の効果〕
以上のように、本実施形態に係るジャケット11では、引掛ベルト3は、ジャケット本体2の右前身頃22および右細腹25の裏側にわたって設けられている。
ジャケット本体2の裏側において引掛ベルト3を設ける部分は任意であり、ジャケット11のように、ジャケット本体2の右前身頃22および右細腹25にわたって引掛ベルト3を設けた場合であっても、引掛ベルト3によって、ジャケット本体2が対象物からズレ落ちることを防止しつつ、非着用時のジャケット本体2を対象物に好適に引掛けることが可能となる。
よって、ジャケット11によれば、従来のように携帯ハンガーを別途携行することなく、非着用時のジャケット本体2を鞄6などの対象物に引掛けた状態で持ち運ぶことが可能となる。
したがって、本実施形態によれば、非着用時の持ち運び性に優れたジャケット11を実現することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施の一形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、引掛ベルト3の他の構成の一例について説明する。
〔ジャケット12の構成〕
図7は、本実施形態に係るジャケット12の裏側を示す要部展開図である。本実施形態に係るジャケット(上衣)12は、引掛ベルト31の構成を除いて、実施形態2に係るジャケット11と概ね同一である。このため、以下では、実施形態2から変更した点についてのみ説明する。
(引掛ベルト31)
本実施形態では、引掛ベルト(引掛部材)31は、1つのベルト部4の両端に、バックル5がそれぞれ設けられた構成である。引掛ベルト31は、バックル5として、第1バックル(第1留具)5a、および第2バックル(第2留具)5bを含んでいる。
(第1バックル5a)
第1バックル5aは、ベルト部4の両端のうちの一端に設けられた留具である。具体的には、第1バックル5aは、第1バックル5aのプラグ部51(図3参照)が、ベルト部4の一端に固定されている。また、第1バックル5aは、第1バックル5aのソケット部52(図3参照)が、ジャケット本体2の後身頃23と右細腹25との接合部である第2接合部P2に縫い付けられて固定されている。
(第2バックル5b)
第2バックル5bは、ベルト部4の両端のうちの他端に設けられた留具である。具体的には、第2バックル5bは、第2バックル5bのプラグ部51が、ベルト部4の他端に固定されている。また、第2バックル5bは、第2バックル5bのソケット部52が、ジャケット本体2の右前身頃22の折り返し部分である見返し222に縫い付けられて固定されている。
このように、ジャケット12では、第1バックル5aおよび第2バックル5bを介して、ベルト部4がジャケット本体2に取り付けられている。このため、第1バックル5aおよび第2バックル5bのいずれか一方を外して開放したベルト部4を鞄(対象物)6の肩紐などに通すことにより、引掛ベルト31を対象物に簡単に取り付けることができる。
また、第1バックル5aおよび第2バックル5bの両方を外すことにより、ジャケット本体2からベルト部4を取り外すことができる。このため、ジャケット本体2に対するベルト部4の着脱を自由に選択することができる。
なお、本実施形態では、ジャケット本体2の右前身頃22および右細腹25にわたって引掛ベルト31を設けているが、ジャケット本体2の左前身頃21および左細腹24の裏側にわたって引掛ベルト31を設けてもよい。
〔ジャケット12の効果〕
以上のように、本実施形態に係るジャケット12では、バックル5は、ベルト部4の一端に設けられた第1バックル5a、およびベルト部4の他端に設けられた第2バックル5bを含み、第1バックル5aおよび第2バックル5bのそれぞれが、ジャケット本体2に接続されている。
ジャケット12では、第1バックル5aおよび第2バックル5bを介して、ベルト部4がジャケット本体2に取り付けられているため、ジャケット本体2に対するベルト部4の着脱が可能となる。これにより、ジャケット本体2にベルト部4取り付けたり、または、ジャケット本体2からベルト部4取り外したりすることができる。
したがって、本実施形態によれば、ジャケット12の使用態様などに応じて、ジャケット本体2へのベルト部4の着脱を自由に選択することが可能なジャケット12を実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,11,12 ジャケット(上衣)
2 ジャケット本体(上衣本体)
3 引掛ベルト(引掛部材)
4 ベルト部(紐帯部)
5 バックル(留具)
5a 第1バックル(留具)
5b 第2バックル(留具)
6 鞄(対象物)
21 左前身頃
22 右前身頃
23 後身頃
24 左細腹
25 右細腹
41 第1ベルト部(紐帯部)
42 第2ベルト部(紐帯部)
51 プラグ部(留具)
52 ソケット部(留具)
P1 第1接合部
P2 第2接合部

Claims (6)

  1. 左前身頃、右前身頃、および後身頃を含む上衣本体と、
    前記上衣本体の裏側に設けられ、前記上衣本体を対象物に引掛ける引掛部材とを備え、
    前記引掛部材は、
    前記上衣本体に架け渡された紐状または帯状の紐帯部と、
    前記紐帯部に設けられた留具とを含み、
    前記引掛部材は、前記留具において開放可能になっており、
    前記引掛部材は前記上衣本体の身幅方向に設けられ、かつ、前記引掛部材の一端が前記後身頃と当該後身頃に対して前記身幅方向に縫着される生地との接合部に接続されていることを特徴とする上衣。
  2. 前記留具は、前記紐帯部の一端に設けられた第1留具、および前記紐帯部の他端に設けられた第2留具を含み、
    前記第1留具および前記第2留具のそれぞれが、前記上衣本体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の上衣。
  3. 前記上衣本体は、前記左前身頃と前記後身頃とを繋ぐ左細腹、および前記右前身頃と前記後身頃とを繋ぐ右細腹をさらに含み、
    前記引掛部材は、前記左前身頃および前記左細腹、または、前記右前身頃および前記右細腹にわたって設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の上衣。
  4. 前記引掛部材は、前記後身頃を横断するように、前記上衣本体に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の上衣。
  5. 前記上衣本体は、重衣料であることを特徴とする請求項1からまでのいずれか一項に記載の上衣。
  6. 左前身頃、右前身頃、および後身頃を含む上衣本体と、
    前記上衣本体の裏側に設けられ、前記上衣本体を対象物に引掛ける引掛部材とを備え、
    前記引掛部材は、
    前記上衣本体に架け渡された紐状または帯状の紐帯部と、
    前記紐帯部に設けられた留具とを含み、
    前記引掛部材は、前記留具において開放可能になっており、
    前記引掛部材は、前記後身頃を横断するように、前記上衣本体に設けられ、
    前記上衣本体は、前記左前身頃と前記後身頃とを繋ぐ左細腹、および前記右前身頃と前記後身頃とを繋ぐ右細腹をさらに含み、
    前記引掛部材は、前記後身頃と前記左細腹との接合部である第1接合部と、前記後身頃と前記右細腹との接合部である第2接合部とに接続されていることを特徴とする上衣。
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