JP3068315U - 蛍光灯用防眩ル―バ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光灯に後から格子状の枠を取り付けて、側
方への光の放射を防いでコンピューター画面などへの蛍
光灯の映りこみを防止する。 【解決手段】 軽量な薄板を打ち抜き加工し、折り曲げ
て格子状にしたものを蛍光灯管自体に被せて使用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は主に天井に取り付けた照明用の直管型蛍光灯に、後から格子状の枠を 装着し側方への光の放射を防いで、コンピューター画面などへの蛍光灯の映りこ みを防ぐものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より予め蛍光灯の下方に格子状の枠（以下、ルーバーと略称）を蛍光灯の器 具の一部として装着したものは、新しいＯＡ対応のオフィスなどでは供用されて きて、コンピューター画面などへの蛍光灯の映りこみを防いでいる。

【０００３】 これらはいずれも蛍光灯の箱型をした外枠にルーバーを固定したものであり、一 体化された器具としてのみ市販されていて、後からルーバー部分だけを入手する のは困難である。 また、従来からのルーバー無しの蛍光灯は、当然ながらルーバーを後から付けら れる様な構造になっていない。

【考案が解決しようとする課題】

【０００４】 従って在来からのオフィスなどで、天井に取り付けた照明用の蛍光灯に後からル ーバーを確実に取り付けるのは困難だった。 これにより最近多いコンピューター作業中、画面に常に裸の蛍光灯が明るく映り こみ非常に煩わしいといった例がよくみられる。

【０００５】 対策としては、ルーバー付きの新しい蛍光灯器具に全面交換しかないが、高いコ ストを掛けても天井裏の構造などの制約で取り付けられない場合もある。 このような理由で蛍光灯を消灯して暗いなかで仕事をしたり、落下の危険性をか えりみずに不完全なルーバーを取り付けている例もある。

【課題を解決するための手段】

【０００６】 軽量な薄板を打ち抜き加工し、折り曲げてルーバー状にしたものを蛍光灯管自体 に被せて使用する。

【考案の実施の形態】

図１〜５で代表的な実施例を説明すると、

【０００７】 材料として紙、金属、プラスチックあるいは複合材などでできた軽量で耐熱性の ある不透明な薄板を用い、寸法は蛍光灯管の全長より多少長く、幅は蛍光灯管の 直径の数倍程度とする。

【０００８】 これを図１のように打ち抜き加工する。 中心に添って長手方向に数個から十数 個程度の概略カタカナのコの字状の切り込み（１）を入れ、連結部（２）を残し て切り離された島状の部分（以下タブと略称）（３）に蛍光灯管（４）の断面よ り一回り大きい穴（以下ホールと略称）（５）を設ける。

【０００９】 全体の外周としては細長い長方形で、片側に突出したタブ（３１）を設ければ折 り曲げた状態でルーバーの両端を対称形にできる。 これを図２のように各々の折り曲げ線（６）と折り曲げ線（７）および（８）で 同方向に直角に折り曲げて、下面が解放され、上面が連結部（２）で連結され、 また各々のホール（５）が同軸上に並んだ箱型の形状を形成する。

【００１０】 なおタブ（３）および（３１）と折り曲げられたサイドパネル（９）および（１ ０）の交差部には切れ込み（１１）を設ければ確実に箱型の形状を保持する。ま た使用にあたってはこの状態で各々のホール（５）に蛍光灯管（４）を通して両 端のピン（１２）で通常のように蛍光灯器具に固定して使用する。 さらに連結部（２）を一時的に切り離す構造にすれば、蛍光灯器具に蛍光灯管（ ４）を装着したままこの考案のルーバーを装着できる。

【考案の効果】

この考案は前記のように構成されているので、次の効果がある。

【００１１】 タブ（３）、（３１）およびサイドパネル（９）、（１０）により蛍光灯管（４ ）からの光線の斜め方向への拡散を防ぐ。上方および下方は連結部（２）を除き 解放されているので照明と放熱を妨げない。

【００１２】 前記により、低コストで容易に後から蛍光灯にルーバーが装着でき、従来の器具 一体型のルーバーと同等の防眩効果があり、コンピューター画面への映りこみ防 止や、直接光をカットした軟らかな照明効果を得られる。

【図面の簡単な説明】

板厚は０・３ｍｍ程度なので表示を省略した、また長手
方向を短縮し中間をカットして作図してある。

【図１】 この考案の実施例の構成を示す展開図

【図２】 この考案の実施例の構成を示す斜視図

【図３】 この考案の実施例の構成を示す上面図

【図４】 この考案の実施例の構成を示す正面図

【図５】 この考案の実施例の構成を示す左側面図

【符号の説明】 （１） コの字状の切り込み （２） 連結部 （３） タブ （３１） タブ （４） 蛍光灯管 （５） ホール （６） 折り曲げ線 （７） 折り曲げ線 （８） 折り曲げ線 （９） サイドパネル （１０） サイドパネル （１１） 切れ込み （１２） ピン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】薄板に蛍光灯管を通す穴（５）とそれを取
   り囲む概略カタカナのコの字状の切り込み（１）を入
   れ、連結部（２）の周囲を折り曲げることにより遮光板
   を形成する防眩用ルーバー。