JP7330274B2 - 反射シート、バックライトモジュール及び表示端末 - Google Patents

Description

本発明は、２０１８年１２月２０日に中国特許庁に出願した出願番号が２０１８２２１４４３６３．９であり、発明の名称が「反射シート、バックライトモジュール及び表示端末」である中国特許出願に基づく優先権を主張する。

本発明は、表示技術の分野に関し、特に反射シート、バックライトモジュール及び表示端末に関する。

液晶ディスプレイは、バックライトの実現方式でサイドライト方式と直下型方式に分けられ、直下型方式のバックライトは、コストが比較的に低く、組み合わせが簡単であるという利点を有し、幅広く使われている。しかし、従来の直下型方式の設計では、四隅での陰影現象が発生しやすく、従来の技術的解決策では、四隅の陰影を除去する効果が限られている。

上記問題点を鑑み、角部の輝度を向上させ、陰影現象を効果的に除去することができる反射シート、バックライトモジュール及び表示端末を提供する。

本発明の１つの態様では、反射主板と、反射主板の外周に配置された反射側板と、を含み、前記反射側板は、前記反射主板の側縁に接続され、前記反射側板の角部には、夾角をなす第１継ぎ目線及び第２継ぎ目線が設けられ、前記反射側板が前記反射主板に対して傾斜している状態において、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線との間の反射側板は、弧状反射面を形成し、或いは、前記反射側板の角部には、夾角をなす第１折り目線及び第２折り目線が設けられ、前記反射側板が前記反射主板に対して傾斜している状態において、第１折り目線と第２折り目線との間の反射側板は、弧状反射面を形成する、反射シートを提供する。

上記の反射シートでは、使用する際に、反射側板が反射主板に対して傾斜し、即ち反射主板が背板の上に積み重ねられ、反射側板が反射主板に対して背板の内側に向かって曲げられて傾斜面を形成すると共に、第１継ぎ目線と第２継ぎ目線との間の反射側板又は第１折り目線と第２折り目線との間の反射側板が傾斜に対応して弧状反射面を形成する。これによって、角部の反射シートが滑らかに遷移し、該弧状反射面が角部でのバックライト光源との距離もより接近し、バックライト光源から発せられた光が弧状反射面を照らし、該領域の輝度値を向上させることができるため、陰影現象を除去することができる。

この態様では、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線との交点、又は前記第１折り目線と前記第２折り目線との交点は、反射主板の頂点に位置する。

この態様では、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線との夾角、又は前記第１折り目線と前記第２折り目線との夾角は、４５°～１２０°である。

この態様では、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線との夾角、又は前記第１折り目線と前記第２折り目線との夾角は、９０°である。

この態様では、前記反射側板と前記反射主板の側縁とは、第３継ぎ目線又は第３折り目線により接続されている。

この態様では、前記反射側板には、切断線が設けられ、前記反射側板が前記反射主板に対して傾斜している状態において、前記切断線の両側の反射側板同士は、繋ぎ合わせられている。

この態様では、前記反射側板の外周には、取り付け板が設けられ、前記取り付け板と前記反射側板の側縁とは、第４継ぎ目線又は第４折り目線により接続されている。

この態様では、前記反射側板は、多角形環状であり、前記反射側板の各角部には、前記第１継ぎ目線及び前記第２継ぎ目線、又は前記第１折り目線及び前記第２折り目線が設けられている。

本発明のもう１つの態様では、背板と、バックライト光源と、上記の反射シートと、を含み、前記バックライト光源及び前記反射シートは、前記背板に設けられ、前記反射シートには、光透過孔が開設され、前記バックライト光源の発光素子は、前記光透過孔に対応するように配置されている、バックライトモジュールを提供する。

上記のバックライトモジュールでは、反射側板が反射主板に対して傾斜し、即ち反射主板が背板の上に積み重ねられ、反射側板が反射主板に対して背板の内側に向かって曲げられて傾斜面を形成すると共に、第１継ぎ目線と第２継ぎ目線との間の反射側板又は第１折り目線と第２折り目線との間の反射側板が傾斜に対応して弧状反射面を形成する。これによって、角部の反射シートが滑らかに遷移し、該弧状反射面が角部でのバックライト光源との距離もより接近し、バックライト光源の発光素子により光透過孔を介して発せられた光が弧状反射面を照らし、該領域の輝度値を向上させることができるため、陰影現象を除去することができる。

本発明のもう１つの態様では、上記の反射シート又は上記のバックライトモジュールを含む、表示端末を提供する。

上記の表示端末では、上記の反射シート又は上記のバックライトモジュールの有利な効果を有し、コーナーの輝度値を向上させ、陰影現象を低減させることができ、全体の輝度がより均一になる。

本発明の１つの実施例に係る反射シートの構造の概略図である。 図１における領域Ａの拡大概略図である。 本発明の１つの実施例に係るバックライトモジュールの部分的構造の概略図である。

１０ 反射シート
１１０ 反射主板
１２０ 反射側板
１２２ 第１継ぎ目線
１２４ 第２継ぎ目線
１２５ 弧状反射面
１２６ 第３継ぎ目線
１２７ 切断線
１２８ 第４継ぎ目線
１３０ 取り付け板
２０ 背板
３０ バックライト光源
３１０ 発光素子

本発明の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、以下は、図面及び具体的な実施例を参照しながら、本発明をさらに詳細に説明する。なお、ここで説明される具体的な実施例は、単なる本発明を解釈するためのものであり、本発明の保護範囲を限定するものではない。

図１、図２、図３に示すように、本発明の１つの実施例は反射シート１０を提供する。反射シート１０は、反射主板１１０、及び反射主板１１０の外周に配置された反射側板１２０を含む。反射側板１２０は、反射主板１１０の側縁に接続されている。反射側板１２０の角部には、夾角をなす第１継ぎ目線１２２及び第２継ぎ目線１２４が設けられている。反射側板１２０が反射主板１１０に対して傾斜している状態において、第１継ぎ目線１２２と第２継ぎ目線１２４との間の反射側板１２０は、弧状反射面１２５を形成する。

使用の必要性に応じて、他の実施例では、反射側板の角部には、夾角をなす第１折り目線及び第２折り目線が設けられてもよい。反射側板が反射主板に対して傾斜している状態において、第１折り目線と第２折り目線との間の反射側板は、弧状反射面を形成する。

使用する際に、反射側板１２０が反射主板１１０に対して傾斜し、即ち反射主板１１０が背板２０の上に積み重ねられ、反射側板１２０が反射主板１１０に対して背板２０の内側に向かって曲げられて傾斜面を形成すると共に、第１継ぎ目線１２２と第２継ぎ目線１２４との間の反射側板１２０又は第１折り目線と第２折り目線との間の反射側板１２０が傾斜に対応して弧状反射面１２５を形成する。これによって、角部の反射シート１０が滑らかに遷移し、該弧状反射面１２５が角部でのバックライト光源３０との距離もより接近し、バックライト光源３０から発せられた光が弧状反射面１２５を照らし、該領域の輝度値を向上させることができるため、陰影現象を除去することができる。

図２、図３に示すように、１つの態様では、第１継ぎ目線１２２と第２継ぎ目線１２４との交点、又は第１折り目線と第２折り目線との交点は、反射主板１１０の頂点に位置する。即ち、弧状反射面１２５の頂点は、反射主板１１０の頂点と一致し、これによって、反射シート１０を容易に加工成形することができると共に、弧状反射面１２５を容易に形成することができる。

好ましくは、第１継ぎ目線１２２と第２継ぎ目線１２４との夾角、又は第１折り目線と第２折り目線との夾角は、４５°～１２０°である。弧状反射面１２５の形成領域を確保し、コーナーの輝度を向上させると共に、反射シート１０を容易に組み立てることができる。１つの態様では、第１継ぎ目線１２２と第２継ぎ目線１２４との夾角、又は第１折り目線と第２折り目線との夾角は、９０°である。

図２、図３に示すように、１つの態様では、反射側板１２０と反射主板１１０の側縁とは、第３継ぎ目線１２６又は第３折り目線により接続されている。これによって、反射シート１０を容易に組み立てることができ、組み立てる際に、反射側板１２０は、第３継ぎ目線１２６又は第３折り目線により反射主板１１０に対して傾斜している。

図２、図３に示すように、１つの態様では、反射側板１２０の外周には、取り付け板１３０が設けられている。取り付け板１３０と反射側板１２０の側縁とは、第４継ぎ目線１２８又は第４折り目線により接続されている。取り付け板１３０を設けることで、反射シート１０を背板２０の折り畳まれた縁部に取り付けることができるため、反射シート１０の取り付け及び位置決めを容易にすることができる。

図２に示すように、１つの態様では、反射側板１２０には、切断線１２７が設けられている。反射側板１２０が反射主板１１０に対して傾斜している状態において、切断線１２７の両側の反射側板１２０同士は、繋ぎ合わせられている。切断線１２７を設けることで、反射側板１２０を切断することができる。また、切断線１２７の端部において、反射側板１２０は切断口を有するように設計されている。組み立ての状態では、即ち反射側板１２０が傾斜するように配置された際に、切断口の一方の縁部が切断口の他方の縁部に当接している。ここで、切断口の両縁部の間の長さは、角部の実際のサイズに応じて設計される。ここで、切断線１２７の設計により、組み立ての際に応力を除去することができ、取り付けを容易に行うことができる。また、切断口の設計により、組み立て後に切断線１２７の両側の反射側板１２０同士を繋ぎ合わせることができるため、隙間の発生、及び突き合わせる部位の輝度の均一性への影響を回避することができる。

図１に示すように、１つの態様では、反射側板１２０は、多角形環状である。この態様では、反射シート１０は矩形であり、反射主板１１０は矩形であり、反射側板１２０の各角部には、第１継ぎ目線１２２及び第２継ぎ目線１２４、又は第１折り目線及び第２折り目線が設けられている。反射シート１０の各角部に弧状反射面１２５を形成することで、各コーナーの輝度を向上させ、陰影の発生を回避することができる。

図３に示すように、本発明のもう１つの実施例では、バックライトモジュールを提供する。該バックライトモジュールは、背板２０、バックライト光源３０、及び上記の反射シート１０を含む。バックライト光源３０及び反射シート１０は背板２０に設けられ、反射シート１０には光透過孔が開設され、バックライト光源３０の発光素子３１０は、該光透過孔に対応するように配置されている。

本実施例のバックライトモジュールでは、反射側板１２０が反射主板１１０に対して傾斜し、即ち反射主板１１０が背板２０の上に積み重ねられ、反射側板１２０が反射主板１１０に対して背板２０の内側に向かって曲げられて傾斜面を形成すると共に、第１継ぎ目線１２２と第２継ぎ目線１２４との間の反射側板１２０又は第１折り目線と第２折り目線との間の反射側板１２０が傾斜に対応して弧状反射面１２５を形成する。これによって、角部の反射シート１０が滑らかに遷移し、該弧状反射面１２５が角部でのバックライト光源３０との距離もより接近し、バックライト光源３０の発光素子３１０により光透過孔を介して発せられた光が弧状反射面１２５を照らし、該領域の輝度値を向上させることができるため、陰影現象を除去することができる。他の態様では、バックライトモジュールは、光を調整するために、反射シート１０の一方側に積み重ねられた拡散シート又は他の光学フィルムをさらに含む。

図１～図３に示すように、１つの実施例では、表示端末を提供する。該表示端末は、上記の反射シート１０又は上記のバックライトモジュールを含む。本実施例の表示端末では、上記の何れかの実施例に係る反射シート１０又は上記の実施例に係るバックライトモジュールの有利な効果を有し、コーナーの輝度値を向上させ、陰影現象を低減させることができ、全体の輝度がより均一になる。

上述した各実施例の各技術的特徴を任意に組み合わせてもよく、簡潔に説明するために、上述した各実施例の各技術的特徴の全ての可能な組み合わせを説明していないが、これらの技術的特徴の組み合せに矛盾がない限り、これらの組み合わせは全て本明細書に記載された範囲に属する。

以上は具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の特許の範囲を限定するものではない。なお、当業者にとって、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び改良を行ってもよく、これらの変形及び修正も本発明の範囲に属する。よって、本発明の特許の保護範囲は、添付する特許請求の範囲に依るものである。

Claims (11)

1. 矩形の反射主板と、反射側板と、を含み、
   前記反射側板は、前記反射主板の外周に位置し、
   前記反射側板は、前記反射主板の側縁に接続され、
   前記反射側板の角部には第１継ぎ目線及び第２継ぎ目線が設けられ、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線とは夾角をなし、前記反射側板が前記反射主板に対して傾斜している状態において、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線との間の反射側板は、弧状反射面を形成し、或いは、
   前記反射側板の角部には第１折り目線及び第２折り目線が設けられ、前記第１折り目線と前記第２折り目線とは夾角をなし、前記反射側板が前記反射主板に対して傾斜している状態において、前記第１折り目線と前記第２折り目線との間の反射側板は、弧状反射面を形成し、
   前記反射側板の角部には第１継ぎ目線及び第２継ぎ目線が設けられている場合、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線との前記夾角の頂点は、反射主板の頂点に位置し、或いは、
   前記反射側板の角部には第１折り目線及び第２折り目線が設けられている場合、前記第１折り目線と前記第２折り目線との前記夾角の頂点は、反射主板の頂点に位置する、反射シート。
2. 前記反射側板の角部には第１継ぎ目線及び第２継ぎ目線が設けられている場合、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線との夾角は、４５°～１２０°であり、或いは、
   前記反射側板の角部には第１折り目線及び第２折り目線が設けられている場合、前記第１折り目線と前記第２折り目線との夾角は、４５°～１２０°である、請求項１に記載の反射シート。
3. 前記反射側板の角部には第１継ぎ目線及び第２継ぎ目線が設けられている場合、前記第１継ぎ目線と前記第２継ぎ目線との夾角は、９０°であり、或いは、
   前記反射側板の角部には第１折り目線及び第２折り目線が設けられている場合、前記第１折り目線と前記第２折り目線との夾角は、９０°である、請求項２に記載の反射シート。
4. 前記反射側板と前記反射主板の側縁との接続部位には第３継ぎ目線が設けられ、前記反射側板と前記反射主板の側縁とは、前記第３継ぎ目線により接続され、或いは、
   前記反射側板と前記反射主板の側縁との接続部位には第３折り目線が設けられ、前記反射側板と前記反射主板の側縁とは、前記第３折り目線により接続されている、請求項１に記載の反射シート。
5. 前記反射側板には、切断線が設けられ、
   前記反射側板が前記反射主板に対して傾斜している状態において、前記切断線の両側の反射側板同士は、繋ぎ合わせられている、請求項１に記載の反射シート。
6. 前記切断線の端部において、前記反射側板には切断口が設けられ、
   前記反射側板が前記反射主板に対して傾斜している状態において、前記切断口の一方の縁部は、前記切断口の他方の縁部に当接している、請求項５に記載の反射シート。
7. 前記反射側板の外周には、取り付け板が設けられ、
   前記取り付け板と前記反射側板の側縁とは接続されている、請求項１に記載の反射シート。
8. 前記取り付け板と前記反射側板の側縁との接続部位には第４継ぎ目線が設けられ、前記取り付け板と前記反射側板の側縁とは、前記第４継ぎ目線により接続され、或いは、
   前記取り付け板と前記反射側板の側縁との接続部位には第４折り目線が設けられ、前記取り付け板と前記反射側板の側縁とは、前記第４折り目線により接続されている、請求項７に記載の反射シート。
9. 前記反射側板は、多角形環状であり、
   前記反射側板の各角部には、前記第１継ぎ目線及び前記第２継ぎ目線が設けられ、或いは、
   前記反射側板の各角部には、前記第１折り目線及び前記第２折り目線が設けられている、請求項１に記載の反射シート。
10. 背板と、バックライト光源と、請求項１乃至９の何れかに記載の反射シートと、を含み、
    前記バックライト光源及び前記反射シートは、前記背板に設けられ、
    前記反射シートには、光透過孔が開設され、
    前記バックライト光源は、発光素子を有し、
    前記発光素子は、前記光透過孔に対応するように配置されている、バックライトモジュール。
11. 請求項１乃至９の何れかに記載の反射シートを含み、或いは、請求項１０に記載のバックライトモジュールを含む、表示端末。

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