JP3067854U - 携帯小物の吊下げ用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が任意に飲料入りボトルや携帯型ゲー
ム器、携帯電話等携帯小物を首に掛け下げたり肩に掛け
下げたりしたいときに用いる安全で便利な新規の携帯小
物の吊下げ用具を提供する。 【解決手段】 首に掛け下げたり肩に掛け下げたりして
用いる下げ輪ベルト１を構成し、この下げ輪ベルト１の
下端に飲料入りボトル２の首部分における括れ個所に嵌
め止めるゴムリング３を、また当該ゴムリング３に携帯
型ゲーム器や携帯電話等の吊下げ用へび口４をそれぞれ
取付けると共に下げ輪ベルト１の途中個所を切離し状態
とし、この切離し部５の両端部に、一定の大きさ以上の
力が加わったときに外れる強さの係止力を備えた雌雄ホ
ック６、７を相互に係合・離脱する状態で止着したもの
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、使用者が任意に飲料入りボトルや携帯型ゲーム器、携帯電話等携帯 小物を首に掛け下げたり肩に掛け下げたりしたいときに用いる携帯小物の吊下げ 用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の吊下げ用具として、首に掛け下げたり肩に掛け下げたりして用 いる下げ輪ベルトの下端部に飲料入りボトルの首部分における括れ個所に嵌め止 める吊下げ用ゴムリングだけを備えた形式、首に掛け下げたり肩に掛け下げたり して用いる下げ輪ベルトの下端部に携帯型ゲーム器や携帯電話等の吊下げ用へび 口だけを備えたストラップ形式のものは知られている。

【０００３】 しかし乍ら、これ等形式は所謂単品吊下げ形式であったために、飲料入りボト ルも携帯型ゲーム器も携帯電話等も一緒に携帯したいときは、首に掛け下げたり 肩に掛け下げたりする個数が必然的に多くなって不便であり、しかも斯る多個数 個掛け下げ携帯に伴って危険も増えて好ましくなく、またこれ等形式は下げ輪ベ ルトに一定の大きさ以上の力が加わったときに途中で切離しない構成であったた めに、不測にして当該下げ輪ベルトが他のものに引っ掛かったりドアに挟まれた りしたときに、使用者が所謂首吊り状態になったり不自然な体勢になって怪我を したりする危険な事態を惹起し易い等の問題点があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記問題点を解消することを目的として研究開発を行うことによっ て得た新規の携帯小物の吊下げ用具を提供する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案の請求項１に係る携帯小物の吊下げ用具は、 首に掛け下げたり肩に掛け下げたりして用いる下げ輪ベルトの下端部に、飲料入 りボトルの首部分における括れ個所に嵌め止めるゴムリングと携帯型ゲーム器や 携帯電話等の吊下げ用へび口とを備えたものであり、

【０００６】 同じく、請求項２に係る携帯小物の吊下げ用具は、下げ輪ベルトの途中個所を 切離し状態とすると共にこの切離し部の両端部に、一定の大きさ以上の力が加わ ったときに外れる強さの係止力を備えたホック等係止具を相互に係合・離脱する 状態で止着して成るものである。

【０００７】

【実施例】

図１〜図４に示す第１実施例は、首に掛け下げたり肩に掛け下げたりして用い る下げ輪ベルト１を構成し、この下げ輪ベルト１の下端に飲料入りボトル２の首 部分における括れ個所に嵌め止める吊下げ用ゴムリング３を、また当該ゴムリン グ３に携帯型ゲーム器８や携帯電話９等の吊下げ用へび口４をそれぞれ取付ける と共に下げ輪ベルト１の途中個所を切離しの状態とし、この切離し部５の両端部 に、一定の大きさ以上の力が加わったときに外れる強さの係止力を備えた雌雄ホ ック６、７を相互に係合・離脱できる状態として止着したものである。尚、下げ 輪ベルト１に対するゴムリング３の取付は、上記ホックの片方で止着する方法を 利用して行っている。

【０００８】 図４および図５に示す第２実施例は、下げ輪ベルト１の一方端側に複数個の通 し孔１０を列設し、これ等通し孔１０のうちの一つを選択して当該選択した通し 孔９にホック６、７を通し状態として係止し、よって下げ輪ベルト１の長さ（径 ）を調節できるようにしたものであって、その他は基本的には上記第１実施例と 同様の構成としたものである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の請求項１に係る携帯小物の吊下げ用具は、首に掛け下げたり肩に掛け 下げたりして用いる下げ輪ベルトの下端部に、飲料入りボトルの首部分における 括れ個所に嵌め止める吊下げ用ゴムリングと携帯型ゲーム器や携帯電話等の吊下 げ用へび口とを備えているので、ゴムリングには飲料入りボトルをまた吊下げ用 へび口には携帯型ゲーム器や携帯電話等をそれぞれ吊下げて、即ち飲料入りボト ルと携帯型ゲーム器や携帯電話等とを一緒に一本の下げ輪ベルトで一個として便 利且つ安全に携帯することができるものであり、また請求項２に係る携帯小物の 吊下げ用具は、下げ輪ベルトの途中個所を切離し状態とすると共にこの切離し部 の両端部に、一定の大きさ以上の力が加わったときに外れる強さの係止力を備え たホック等係止具を相互に係合・離脱する状態で止着して成るので、不測にして 下げ輪ベルトが他のものに引っ掛かったりドアに挟まれたりして危険な状態とな ったとしても係止具が自動的に離脱して全体が首や肩から外れるものであって、 このような不測の事態の回避に極めて有効で安全性の確保に好適なものであり、 上記問題点を解消するという所期の目的を完全に達成できる著効を奏するもので ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示す斜視図である。

【図２】飲料入りボトルと携帯型ゲーム器を吊下げた状
態を示す正面図である。

【図３】携帯電話を吊下げた状態を示す正面図である。

【図４】同じく携帯電話を吊下げた状態を示す断面図で
ある。

【図５】本考案の第２実施例を示す斜視図である。

【図６】同じく断面図である。

【符号の説明】

１ 下げ輪ベルト ２ 飲料入りボトル ３ ゴムリング ４ 吊下げ用へび口 ５ 切離し部 ６ 雌ホック ７ 雄ホック ８ 携帯型ゲーム器 ９ 携帯電話 １０ 通し孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】首に掛け下げたり肩に掛け下げたりして用
   いる下げ輪ベルトの下端部に、飲料入りボトルの首部分
   における括れ個所に嵌め止める吊下げ用ゴムリングと携
   帯型ゲーム器や携帯電話等の吊下げ用へび口とを備えた
   ことを特徴する携帯小物の吊下げ用具。
2. 【請求項２】下げ輪ベルトの途中個所を切離し状態とす
   ると共にこの切離し部の両端部に、一定の大きさ以上の
   力が加わったときに外れる強さの係止力を備えたホック
   等係止具を相互に係合・離脱する状態で止着したことを
   特徴する請求項１記載の携帯小物の吊下げ用具。