JP3067724U - 操舵室窓の曇止め装置 - Google Patents

操舵室窓の曇止め装置

Info

Publication number
JP3067724U
JP3067724U JP1999007380U JP738099U JP3067724U JP 3067724 U JP3067724 U JP 3067724U JP 1999007380 U JP1999007380 U JP 1999007380U JP 738099 U JP738099 U JP 738099U JP 3067724 U JP3067724 U JP 3067724U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
rotor
wheelhouse
window
remove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999007380U
Other languages
English (en)
Inventor
耕輔 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
Original Assignee
Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Kurushima Dockyard Co Ltd filed Critical Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
Priority to JP1999007380U priority Critical patent/JP3067724U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3067724U publication Critical patent/JP3067724U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船上は湿度が多く、それに加え船舶の空調設
備で室外と室内の温度差が大きくなる環境である。操舵
室の内面の前面窓に結露する曇を除去しようとするもの
であるが、熱線ヒーターは、ガラスの温度を上げること
によって空気を膨張させ前面窓に結露する水分を含め飽
和量を多くしているもので水分を根本的に水分を除去す
るものではないので曇が取れ難い。また、船舶の空調機
から吹出される空気は、人が生活するに適した環境に湿
度を制御しているので、風量は十分あるが水分を除去す
るには適していない場合があり、状況によって曇止めに
斑があったという問題点を有していた。 【解決手段】操舵室1の前面窓201,202…の曇止め装置
において、除湿機3、吐出ファン4および吸気ファン5
並びに吹出し口6および吸気口7を吐出ダクト8および
吸気ダクト9で連結して形成し、操舵室1内で乾燥空気
を生成し、吹出し、吸い込みを気流配分し、プッシュ・
プル方式で前面窓201,202…の内側に該乾燥空気を層流
にして流し、前面窓201,202…の曇を除去するものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、操舵室の前面窓関する内側の曇止めに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図6および図7で示すように、操舵室51の前面には、船舶の大小 によるが、5〜10枚の前面窓521、522…が設けられている。
【0003】 船舶は、船上であるために湿度の多い環境におかれることが多く、夏期若しくは 冬期または雨天時において、室外と室内の温度差が大きい。室内は、室外に関わ らず空調システムにより人が生活するに適した環境に制御する。よって、前面窓 521、522…の外面または内面に結露し、前方も見通しが悪くなる。外面は、ワイ パー、旋回窓または自然の風によって、水滴所謂曇が除去される。
【0004】 図6に示すように、操舵室51の内面の前面窓521、522…に結露する曇は、各窓52 1、522…毎のガラス53を二重構造にし、該ガラス53間に熱線ヒーター54を挟 着し、該熱線ヒーター54の加熱により、ガラス53を暖め、ガラス53に結露 している曇(小さな水滴)を蒸発させていた。
【0005】 該熱線ヒーター54は、ニクロム線等の抵抗体を用い、電源55を供給し、制御 盤56で電源のオン・オフを行い、ガラス53端に温度制御サーモスイッチ57 を設け、その信号を制御盤57に送り、電源のオン・オフを行ない温度が一定温 度になるよう調整を行なっていた。
【0006】 図7に示すように、船舶居室の空調設備を利用して、操舵室51の内面の前面窓52 に結露する曇を除去しようとするものである。空調設備は船舶居室の内張り内に ダクト59を配管し、天井60または腰板61から必要な個所に吹出し口を設け ていた。
【0007】 空調装置は、人が生活するに適した環境に設備されており、吹出し空気も一定の 温度と湿度に制御されている。この設備を利用して、操舵室51の内面の前面窓52 に結露する曇を除去しようとするものであるが、天井からのパンカールーバー5 8により前面窓52に吹き付けを行なったり、前面窓52の下方から専用ダクト62 を配設し、先端にラインディフーザー63を設け、前面窓52に吹く付けを行な っていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように、船上は湿度が多く、それに加え船舶の空調設備で室 外と室内の温度差が大きくなる環境である。操舵室の内面の前面窓に結露する曇 を除去しようとするものであるが、熱線ヒーターは、ガラスの温度を上げること によって空気を膨張させ前面窓に結露する水分を含め飽和量を多くしているもの で水分を根本的に水分を除去するものではないので曇が取れ難い。また、船舶の 空調機から吹出される空気は、人が生活するに適した環境に湿度を制御している ので、風量は十分あるが水分を除去するには適していない場合があり、状況によ って曇止めに斑があったという問題点を有していた。
【0009】 この考案は、従来の技術の有するこのような不十分な点に鑑みてなされたもので あり、その目的とするところは、操舵室内で乾燥空気を生成し、季節、天候に関 係なく、前面窓に乾燥空気を層流にして流し、前面窓の曇を完全に除去しようと するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、操舵室の前面窓の曇止め装置において 、除湿機、吐出ファンおよび吸気ファン並びに吹出し口および吸気口を吐出ダク トおよび吸気ダクトで連結して形成し、操舵室内で乾燥空気を生成し、吹出し、 吸い込みを気流配分し、プッシュ・プル方式で前面窓の内側に該乾燥空気を層流 にして流し、前面窓の曇を除去するものである。
【0011】 除湿機は、外形がの箱で構成され、該箱は、上部室と下部室に仕 切板で仕切られ、該箱内部には、上部室と下部室を貫通した状態に円盤状の活性 シリカゲルのローターをギャードモータで回転させ、上部室は、再生ゾーンとな っており、加熱器で暖められた加熱空気を吸気ファンでローターに吹き付け、加 熱空気でローターに吸着した水分を蒸発・脱着させ、下部室は、除湿ゾーンとな っており、多湿空気を吐出ファンでローターに吸引し、多湿空気はローター10を 通過する間に水分を吸着除去されるものである。
【0012】 該吹出し口および吸気口は、吸気ファンおよび吐出ファンにより 、同じ風量、風速で、吹出し吸引することにより、空気の層流を形成し、プッシ ュ・プル方式を採用するものである。
【0013】 吹出し口および吸引口は、気流配分されており、斜めスリット開 口等を設け、根元部と先端部の抵抗の調整および開口面積が調整し、風量、風速 が一定となるものである。
【0014】
【考案の実施の形態】
この考案は、操舵室内で乾燥空気を生成し、吹出し、吸い込みにおいて、気流配 分を行ない、プッシュ・プル方式で前面窓の内側に該乾燥空気を層流にして流し 、前面窓の曇を除去しようとするものである。
【0015】
【実施例】
この考案の技術を図1の実施例で示すように、操舵室1の前面には、船舶の大小 によるが、5〜10枚の前面窓201、202…が設けられている。
【0016】 この考案の曇止め装置は、除湿機3、吐出ファン4および吸気ファン5並びに吹 出し口6および吸気口7を吐出ダクト8および吸気ダクト9で連結して形成して いる。
【0017】 図2で示すとおり、除湿機3は、長方形の箱300で構成され、該箱300は、上部室3 01と下部室302に仕切板303で仕切られている。該箱300の内部には、上部室301と 下部室302を貫通した状態に円盤状の活性シリカゲルのローター10をギャードモ ータ11で回転させるようになっている。
【0018】 上部室301は、再生ゾーンとなっており、ローター10は回転によって再生ゾーン へ移動し、加熱器12で暖められた加熱空気を吸気ファン5でローター10に吹き付 け、加熱空気でローター10に吸着した水分を蒸発・脱着させ、乾燥状態となって 再び除湿ゾーンへと回転移動する。
【0019】 下部室302は、除湿ゾーンとなっており、ローター10は回転によって除湿ゾーン へ移動し、多湿空気を吐出ファン4でローター10に吸引し、多湿空気はローター 10を通過する間に水分を吸着除去され、ローター10は水分吸着状態となって再び 再生ゾーンへと回転移動する。
【0020】 空気の流れについて図1を用いて説明すると、操舵室1内の多湿空気(通常の室 内の空気で多量に水分を含んでいるものではない。)は、吐出ファン4により下 部室302に吸引され、ローター10を通過することにより乾燥空気となり、該吐出 ファン4により吐出ダクト8に送り込まれる。
【0021】 吐出ダクト8に送り込まれた乾燥空気は吹出し口6から吹出され、吸気口7で吸 気ファン5によって吸引され、吸気ダクト9を通り上部室301に吸引され、加熱 器12を潜りローター10を通過し、多湿空気となり操舵室1内または操舵室1外( 図示なし)に排出される。
【0022】 該吹出し口6から吹出された乾燥空気は、前面窓201の内側の水分を吸着して吸 気口7に吸い込まれる。一平面において、同じ風量、風速で、吹出し吸引するこ とにより、空気は層流で流れ、プッシュ・プル方式を採用する。
【0023】 吹出し口6および吸引口7は、気流配分されており、根元部は抵抗が多く、先端 部は抵抗が少なくなるように開口面積が調整されており、図3に示すように斜め にスリット穴を設け、図4に示すように開口面積を少しずつ大きくなる穴を設け 、または図5に示すように吹出し口6および吸引口7内において内部に取り付け られた整流板13により、風量、風速の調整を行なうものである。
【0024】
【考案の効果】
この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。こ の考案は、操舵室内で乾燥空気を生成し、季節、天候に関係なく、前面窓に乾燥 空気を層流にして流し、前面窓の曇を完全に除去しようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の操舵室の前面窓および曇止め装置を
略示したものである。
【図2】この考案の曇止め装置の除湿機を拡大して略示
したものである。
【図3】この考案の曇止め装置のスリット式の吹出し口
および吸気口を略示したものである。
【図4】この考案の曇止め装置の穴式の吹出し口および
吸気口を略示したものである。
【図5】この考案の曇止め装置の整流板を利用した吹出
し口および吸気口を略示したものである。
【図6】従来の操舵室の前面窓および熱線ヒーター式の
曇止め装置を略示したものである。
【図7】この考案の操舵室の前面窓および船舶空調装置
を利用した曇止め装置を略示したものである。
【符号の説明】
1 操舵室 201、202 前面窓 3 除湿機 300 箱 301 上部室 302 下部室 303 仕切板 4 吐出ファン 5 吸気ファン 6 吹出し口 7 吸気口 8 吐出ダクト 9 吸気ダクト 10 ローター 11 ギャードモータ 12 加熱器 13 整流板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵室の前面窓の曇止め装置において、
    除湿機、吐出ファンおよび吸気ファン並びに吹出し口お
    よび吸気口を吐出ダクトおよび吸気ダクトで連結して形
    成し、操舵室内で乾燥空気を生成し、吹出し、吸い込み
    を気流配分し、プッシュ・プル方式で前面窓の内側に該
    乾燥空気を層流にして流し、前面窓の曇を除去すること
    を特徴とする操舵室窓の曇止め装置。
  2. 【請求項2】 除湿機は、外形がの箱で構成され、該箱
    は、上部室と下部室に仕切板で仕切られ、該箱内部に
    は、上部室と下部室を貫通した状態に円盤状の活性シリ
    カゲルのローターをギャードモータで回転させ、上部室
    は、再生ゾーンとなっており、加熱器で暖められた加熱
    空気を吸気ファンでローターに吹き付け、加熱空気でロ
    ーターに吸着した水分を蒸発・脱着させ、下部室は、除
    湿ゾーンとなっており、多湿空気を吐出ファンでロータ
    ーに吸引し、多湿空気はローターを通過する間に水分を
    吸着除去される請求項1記載の操舵室窓の曇止め装置。
  3. 【請求項3】 該吹出し口および吸気口は、吸気ファン
    および吐出ファンにより、同じ風量、風速で、吹出し吸
    引することにより、空気の層流を形成し、プッシュ・プ
    ル方式を採用する請求項1記載の操舵室窓の曇止め装
    置。
  4. 【請求項4】 吹出し口および吸引口は、気流配分され
    ており、斜めスリット開口等を設け、根元部と先端部の
    抵抗の調整および開口面積が調整し、風量、風速が一定
    となる請求項1記載の操舵室窓の曇止め装置。
JP1999007380U 1999-09-28 1999-09-28 操舵室窓の曇止め装置 Expired - Lifetime JP3067724U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999007380U JP3067724U (ja) 1999-09-28 1999-09-28 操舵室窓の曇止め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999007380U JP3067724U (ja) 1999-09-28 1999-09-28 操舵室窓の曇止め装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3067724U true JP3067724U (ja) 2000-04-11

Family

ID=43201243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999007380U Expired - Lifetime JP3067724U (ja) 1999-09-28 1999-09-28 操舵室窓の曇止め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3067724U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040889A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Nichimo Co Ltd 海苔作業船
JP2014219888A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 東芝三菱電機産業システム株式会社 船用制御盤湿度調整システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040889A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Nichimo Co Ltd 海苔作業船
JP2014219888A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 東芝三菱電機産業システム株式会社 船用制御盤湿度調整システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160138816A1 (en) Humidifying unit for a hvac system
CN108518760B (zh) 空调器
JP3786090B2 (ja) 空気調和機および空気調和機の制御方法
CN108518761A (zh) 空调器
JP3067724U (ja) 操舵室窓の曇止め装置
JP3567857B2 (ja) 加湿装置およびそれを用いた空気調和機
JP3567860B2 (ja) 加湿装置およびそれを用いた空気調和機
CN209263248U (zh) 一种能调温的窗户通风系统
CN208170616U (zh) 用于空气处理装置的送风模块
CN108644950B (zh) 加湿装置
CN208186654U (zh) 空调器
US6136057A (en) Ventilation and filtering system for vehicles
JP2002295872A (ja) 加湿装置
KR200363897Y1 (ko) 습도조절을 위한 환기시스템
JP3249466B2 (ja) 加湿・換気・除湿ユニットおよび空気調和機
CN206410297U (zh) 一种空调末端装置
JP2003294267A (ja) 除湿換気システム
JPH0960904A (ja) 空気調和装置
JP2004293963A (ja) 調湿装置
CN108644951A (zh) 加湿装置
KR100352430B1 (ko) 실내 제습 시스템과 실내 가습 시스템을 갖는 공기조화시스템 및 그 운전 제어방법
CN108709275A (zh) 加湿模块
JP2667013B2 (ja) 空調機の加湿装置
JP3439617B2 (ja) 加湿形全熱交換装置
JP3218458B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term