JP3067669U - アンテナプラグ - Google Patents

アンテナプラグ

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JP3067669U
JP3067669U JP1999008292U JP829299U JP3067669U JP 3067669 U JP3067669 U JP 3067669U JP 1999008292 U JP1999008292 U JP 1999008292U JP 829299 U JP829299 U JP 829299U JP 3067669 U JP3067669 U JP 3067669U
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JP
Japan
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insulator
pin contact
semi
cylindrical
center terminal
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JP1999008292U
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Inventor
巻雄 山浦
Original Assignee
オリエクス株式会社
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性及び組立性を損わることなく、絶縁体
がセンター端子のピンコンタクトを保持する強度を向上
させる。 【解決手段】 絶縁体40の主要構成を、円筒部、及び
円筒部から延長した半円筒延長部、及び半円筒延長部と
ヒンジを介して一体となっている蓋状半円筒部とし、半
円筒延長部と蓋状半円筒部とを閉じ合わせることにより
絶縁体におけるセンター端子ピンコンタクトの保持を完
全なものにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両搭載テレビ受信機又はラジオ受信機等とアンテナとの間の接続 に用いるアンテナプラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のアンテナプラグの従来品の一例を図4に示す。該アンテナプラグは先 端にピンコンタクトを有し且つ同軸コードの中心電線(イ)と接続するセンター 端子(ロ)、環状コンタクトを有し且つシールド電線(ハ)と接続するシールド 金具(ニ)、センター端子のピンコンタクトを保持するとともにセンター端子と 中心電線との接続部を収容する絶縁体(ホ)、そしてカバー(ヘ)とで構成され ている。以上構成部品のうち絶縁体(ホ)はヒンジを介して一体になっている半 割円筒同士を閉じ合わせて形成した円筒形状を有しており、円筒形状に閉じ合わ せたときにセンター端子のピンコンタクトを筒部にて保持するとともにセンター 端子と中心電線との接続部を筒部に収容し、そして外部にはセンター端子(ロ) のピンコンタクトが貫通、突出するものとなっている。
【0003】 上記絶縁体において、半割円筒同士をヒンジを介して一体にして円筒に形成す る方法は、アンテナプラグ製造工程における加工性と組立性の向上及び自動化促 進を図るため、そして、各製造工程における加工、組立品質状態を容易に確認で きるようにするため、中心電線とセンター端子との接続に圧接又は圧着又はかし め等の手段を用い、さらにセンター端子と絶縁体とが又は絶縁体とシールド金具 とが各々意図した電線との接続前には予め一体化されていない部品構造である場 合にしばしば用いられるものである。
【0004】 以上で説明した絶縁体は、その半割円筒同士を閉じ合わせて円筒を形成し、そ して図4に示されるように半円筒の一方に設けられた掛止爪(ト)を他方に設け られた被掛止孔(チ)に掛止するか又は円筒外周に被せるシールド金具(ニ)の 環状コンタクトによって円筒形状を維持するものとなっている。
【0005】 この他、センター金具にはそのピンコンタクト上に突出部(リ)が設けられて おり、センター金具が絶縁体内に収容された際に前記突出部が絶縁体に設けられ ている凹部(ヌ)に収容、拘束されることによってセンター端子の絶縁体中心軸 上での回転又は絶縁体中心軸線上における変位を抑える構造となっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の技術によるアンテナプラグは、その本体からセンター端子のピ ンコンタクトが突出しているものであることから、通常使用状態で考慮されてい ないそれ自身の取り扱いミスにより又は嵌合相手となるジャックへの挿入が不適 切な挿入角度から行われた場合において、アンテナプラグ本体から突出している ピンコンタクトには折り曲げ力またはこじり力等が印加されてしまうことが想定 される。
【0007】 その様な場合、センター端子は金属製であって特にそのピンコンタクトは工具 の使用なしには容易に折り曲げられるものにはなっていないため、加わった力は ピンコンタクトを保持している絶縁体に主に影響を与えてしまう。
【0008】 絶縁体の構造は上述の通り加工性と組立性の向上のため意図されているもので あることから、半割り円筒同士の閉じ合わせ状態を維持することは主に通常使用 状態におけるアンテナプラグ機能確保のため行われるにすぎない。従って、上記 の絶縁体に与える影響はその半割り円筒同士の閉じ合わせ部分をこじ開ける又は 広げる等、絶縁体の円筒形状を損ねようとする現象及び絶縁体のピンコンタクト 保持強度を低下させる現象となって現れ、その結果、アンテナプラグにはその本 来の機能を損わせるような変形又は損傷がもたらされる恐れがあった。
【0009】 そこで本考案は、従来のアンテナプラグが持つ加工性と組立性を損ねることな く、絶縁体のピンコンタクト保持強度を向上させピンコンタクトに印加されうる 折り曲げ力及びこじり力に従来以上に耐えることができるアンテナプラグを提供 することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案におけるアンテナプラグは、従来の技術で 記述した様な構造の絶縁体に取って代わる絶縁体として、センター端子のピンコ ンタクトを保持する一端側には不連続部のない円筒部、他端側には前記円筒部か ら半円筒のみ延長した半円筒延長部及び該部とヒンジを介して一体となっている とともに一対になって円筒を形成する蓋状半円筒部を設けたものを適用する。
【0011】 他端側には、センター端子と中心電線との接続部を主に収容するものとする。
【0012】 上記の半用筒延長部と蓋状半円筒部とは互いを閉じ合わせる事で円筒を形成さ せる。尚、閉じ合わせた状態を維持するために、半円筒の一方には凸部を他方に は凹部を設け両者を嵌合させる、又は半割円筒の一方には掛止爪を他方には被掛 止突起を設け掛止爪を被掛止孔に掛止させる、又は絶縁体外周にシールド金具の 環状コンタクトを被せる等の手段を用いることが有効である。
【0013】 さらに、絶縁体のピンコンタクト保持強度に影響を与えうるセンター端子の絶 縁体中心軸上での回転又は絶縁体中心軸線上における変位を抑える手段を、前述 の従来の技術によるアンテナプラグと同等以上に設ける必要がある。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態について図を参照して説明する。
【0015】 本考案によるアンテナプラグは、図1に示すとおりセンター端子20及びシー ルド金具30及び絶縁体40そしてカバー50を構成部品とするものであり、セ ンター端子は同軸コード10の中心電線と、シールド金具はシールド電線と各々 接続しているものである。尚、各構成部品の詳細については図2または図3に示 している。
【0016】 図2に示される様にセンター端子20はピン状コンタクト21を、シールド電 線12は環状コンタクト31を有している。
【0017】 図3において、絶縁体は熱可塑性樹脂により一体成形されてなるものである。 前記の熱可塑性樹脂としては特にポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド等 を用いることが好ましい。
【0018】 図3において絶縁体の円筒部41にはその円筒中心軸と同軸上にピンコンタク ト貫通穴42が設けられているが、該穴の直径はピンコンタクトを貫通させるこ とのできる範囲で極力小さく設定し、該穴の部分に収容されたピンコンタクトを がたつかせぬように保持する必要がある。
【0019】 絶縁体にはさらに半円筒延長部43と蓋状半円筒部45とを閉じ合わせ後その 状態を維持するために、蓋状半円筒部には掛止爪46、半円筒延長部には前記掛 止爪を掛止する被掛止孔47を設けている。前記の掛止手段により円筒形状をな す部分の内部筒部には図2に示す様なセンター端子20と中心電線11との接続 部が主に収容される。
【0020】 以上の他、半円筒延長部43と蓋状半円筒部45を閉じ合わせた後、図2に示 されるようにピンコンタクト上に突出部22が形成されているセンター端子20 が図3に示すように絶縁体に設けたピンコンタクト収容部に達する切り欠き部4 8と蓋状半円筒部45との間に収容、拘束されることによって保持強度に影響を 与えうるセンター端子の絶縁体中心軸上での回転又は絶縁体中心軸線上における 変位を抑える構造としている。さらに前記構造には図3に示すように、センター 端子ピンコンタクトの絶縁体内部側の端が所定位置からピンコンタクト突出反対 方向に移動しないようにストッパー49を付加することも有効である。
【0021】
【考案の効果】
本考案のアンテナプラグは、以上説明した様な内容のものなので、ピンコンタ クトに印加される外力により絶縁体のピンコンタクト保持部がこじ開けられる又 は広げられるといった恐れがなくなる。従って、絶縁体の円筒形状を損ねようと する要因及び絶縁体のピンコンタクト保持強度を低下させる要因が従来の技術に よるアンテナプラグより減少し、ピンコンタクトの保持強度及び製品信頼性を一 層高めることが出来きる。尚、前記の効果は、従来の技術にて記述した様なアン テナプラグの絶縁体のみ本考案によるものに置き換えるだけで加工性と組立性を 従来と同等以上に確保したまま得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるアンテナプラグの斜視図である。
【図2】図1に示したアンテナプラグの各構成部品の詳
細を示した分解斜視図である。
【図3】図2に示した絶縁体のさらなる詳細を示した斜
視図である。
【図4】従来のアンテナプラグの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 同軸コード 11 中心電線 12 シールド電線 20 センター端子 21 ピン状コンタクト 22 突出部 30 シールド金具 31 環状コンタクト 40 絶縁体 41 円筒部 42 ピンコンタクト貫通穴 43 半円筒延長部 44 ヒンジ 45 蓋状半円筒部 46 掛止爪 47 被掛止孔 48 切り欠き部 49 ストッパー 50 カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に突出するピンコンタクトを有する
    とともに同軸コードの中心電線と接続したセンター端
    子、及び前記ピンコンタクトの位置保持を行うと共にセ
    ンター端子と中心電線との接続部を収容し円筒形状をな
    している一体樹脂成形による絶縁体、及び前記絶縁体の
    円筒部外周を覆う環状コンタクトを有するとともに同軸
    コードのシールド電線と接続したシールド金具、及びそ
    の接続部を外部と絶縁するカバーを主構成部品とするア
    ンテナプラグにおいて、絶縁体の円筒形状を、センター
    端子のピンコンタクトを保持する一端側においては不連
    続部を有さない円筒及び他端側においては一端側から半
    円筒のみ延長した半円筒延長部及び該部とヒンジを介し
    て一体化している蓋状半円筒部を閉じ合わせることによ
    る円筒から形成しているものであって、さらに、一端側
    の絶縁体部分にピンコンタクト収容部に達する切り欠き
    部を設けてピンコンタクトの一部分を該切り欠き部と蓋
    状半円筒部との間に収容、拘束している事を特徴とする
    アンテナプラグ。
JP1999008292U 1999-09-24 1999-09-24 アンテナプラグ Expired - Lifetime JP3067669U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069315A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Panasonic Corp 車両用レバースイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012069315A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Panasonic Corp 車両用レバースイッチ

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