JP3067611U - 自動車用電動ジャッキ - Google Patents

自動車用電動ジャッキ

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JP3067611U JP1999007234U JP723499U JP3067611U JP 3067611 U JP3067611 U JP 3067611U JP 1999007234 U JP1999007234 U JP 1999007234U JP 723499 U JP723499 U JP 723499U JP 3067611 U JP3067611 U JP 3067611U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車をより迅速に昇降させ得る電動ジャッ
キを提供すると共に、駆動モータの故障で自動車が昇動
状態で停止しても、手動操作で自動車の降動を可能とす
る。 【解決手段】 駆動モータ3のモータギヤ3aには、遊
星ギヤ21aと駆動ピニオン24とを備えた遊星ギヤ群
21と、これらを受容する内接筒23とからなる遊星歯
車減速装置20が連結され、前記駆動ピニオン14の中
間部に、内蔵筒体33の支持突部33aに係止される環
状係止段24bが形成される。一体に形成された従動ギ
ヤ11と従動ピニオン11aに軸着したヘッドピン16
のヘッド部16aを外部から工具で回動すれば、電動機
構が故障しても手動操作により昇動された自動車の降下
が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は主として自動車を押し上げるのに使用する電動ジャッキに関するもの で、特に自動車をより安全に昇降させ得る自動車用電動ジャッキに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、使用してきた自動車用電動ジャッキは、手動操作によりラムを油圧で昇 降させるように構成しているため、ラムの昇降に要する時間が長くかかる欠陥を 有するだけでなく、特に女性の場合には、前記の手動操作を行うことが非常に難 儀となる欠陥があった。 したがって、最近には、電動ジャッキ本体の一側に駆動モータを装着し、この 駆動モータの駆動でウォームギヤそして従動ギヤを連動させ、前記駆動モータの 正、逆回動による上記の従動ギヤによって、底部に最終ギヤが軸着された昇降ラ ムを螺回により昇降作動させるようにした電動ジャッキも提案されている。 しかし、このような電動ジャッキは駆動モータの出力が単に多くの伝動ギヤに 伝達されて行く構造であるため、比較的重い重量を有する自動車を押し上げる自 動車用電動ジャッキとしては、各伝達部間に激しい接触抵抗を引き起こす無理が 伴い、これにより、各伝達部品に摩耗率が進化して故障が頻繁に発生する欠陥が あり、特に重装備車両のような大型自動車を押し上げようとするときには、駆動 モータの出力が足りないため、モータの焼損又は動力伝達部材の破損を招来する ことから、事故を誘発する問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記のような問題点を解決するために案出したもので、第1の目的は 、駆動モータにより自動車昇降動のための出力を数等増加させ、かつ故障の発生 を防止し得る自動車用電動ジャッキを提供することにあり、さらに第2の目的は 、操作及び取扱いが簡便であると共に、自動車の昇動中に駆動モータが損傷した り部品の破損が生じて、当該自動車が昇降不能状態となった場合にも人為的かつ 安全に降下させ得るようにした自動車用電動ジャッキを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するため電動ジャッキ本体に設けた駆動モータの 正、逆回動による伝動機構の連動により、昇降ラムを昇降作動させるようにした 自動車用電動ジャッキにおいて、上記伝動機構は遊星歯車減速装置と、これに連 結の伝動ギア機構とにより構成され、上記遊星歯車減速装置は、前記駆動モータ で回転のモータギヤに連結された遊星ギヤと駆動ピニオンとを備えた遊星ギヤ群 と、これらを受容する内接筒とからなり、かつ前記駆動ピニオンの縦向長手方向 中間部には、内蔵筒体の支持突部に係止される環状係止段が形成され、前記の伝 動ギヤ機構にあって、一体に形成された従動ギヤと従動ピニオンに共回り状態で 、前記の電動ジャッキ本体に対しては回転自在なるよう軸着したヘッドピンのヘ ッド部が工具による螺回により前記昇降ラムが降下自在なるよう外部に露出され てなることを特徴とする自動車用電動ジャッキを提供しようとするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を添付図面を参照して詳細説明する。従来のものと同じく駆動モ ータ3の正逆回動による伝動機構の連動により昇降ラム2を昇降作動させるよう にしているが、当該伝動機構は後述の通り遊星歯車減速装置20と、これに連結 された伝動ギヤ機構Gとによって構成されている。 図2に示されている通り電動ジャッキ本体1の一内部には螺旋形の昇降ラム2 が縦方向に立設されており、この電動ジャッキ本体1の他側には、上部に駆動モ ータ3が装着され、下部に図3に示された上記の遊星歯車減速装置20が内蔵さ れる外装ケース4が、図2のようにボルト8により固定され、当該電動ジャッキ 本体1の底部には着地板7が図1に示すリベット6により固定されている。ここ で2aは、上記昇降ラム2の突出上端に形成されたサドルを示している。
【0006】 前記の遊星歯車減速装置20は、外装ケース4との間に図1、図2のボルト8 により着脱される支持隔板9に締結された内蔵筒体33内に設けられ、このため 遊星歯車減速装置20は本考案は最も主要な部分を構成するものことになる。 この遊星歯車減速装置20は図3の如く遊星ギヤ群21及び内接筒23からな る。当該遊星ギヤ群21は、支持隔板9の中心孔9’を貫通するモータギヤ3a と噛み合う遊星ギヤ21aと、該遊星ギヤ群21が回転自在に軸承されるギヤピ ン24aを具有する駆動ピニオン24とから構成され、内接筒23は上下部が開 放されている。
【0007】 内蔵筒体33は、前述した遊星歯車減速装置20が受容される円筒形に形成さ れ、その底面中央部には、当該遊星歯車減速装置20の駆動ピニオン24が挿入 されて、当該駆動ピニオン24の軸線方向の昼間部に設けられた環状係止段24 bの係止される支持突部33aが突設され、その上端外周縁には、前述した支持 隔板9が載置されて、前記のボルト5により締結するための締結孔33cが縦設 されている。 そして、着地板7には、図2を参照して前述した駆動ピニオン24に噛み合う 伝達ギヤ10と、この伝達ギヤ10と噛み合う従動ギヤ11と、この従動ギヤ1 1と同軸上にて一体に形成された従動ピニオン11aとがそれぞれ軸設されてお り、さらに従動ピニオン11aが前述した昇降ラム2の底部に軸着された最終ギ ヤ12と噛み合っていることで前記の伝動ギヤ機構Gが構成され、かくして駆動 モータ3の正、逆回転により昇降ラム2を昇降作動できるよう構成されている。
【0008】 また本考案では図1と図2によって理解される通り、一体的に形成された上記 の縦動ギヤ11と従動ピニオン11aは、ヘッドピン16によって軸装されてい るが、当該ヘッドピン16は、上方から順次外部に露出されたヘッド部16a、 上位丸棒部16b、角形等による回り止め部16cそして下位丸棒部16dとか らなり、上位、下位丸棒部16b、16dは夫々電動ジャッキ本体1と着地板7 とに回転自在なるよう軸承され、従ってヘッドピン16をヘッド部16aにより 工具を用いて回動操作すれば、上記した縦動ギヤ11と従動ピニオン11aとが 回動して昇降ラム2が昇降動自在となっている。 そして、図4の如く駆動モータ3に電気的に接続された導線13を自動車のラ イタージャック14に接続し、操作スイッチ15の切換え操作することにより駆 動モータ3を任意に正、逆方向へ回動できるよう構成されている。 このように構成された本考案の作用は次のようである。
【0009】 自動車を押し上げようとする場合は、自動車の下位の適正な部分に通常の方法 で上記の電動ジャッキを位置させた後、操作スイッチ15を図4にあって上向き に操作して駆動モータ3を正方向に回動させると、駆動モータ3の軸に設けられ たモータギヤ3aが回動し、これと噛み合っている図面にあって3個の遊星ギヤ 21aが回動することになる。 この際に、遊星ギヤ21aの回動により、その遊星ギヤ21aが軸着された駆 動ピニオン24が減速回動することになる。 このような駆動ピニオン24の遊星歯車減速作用に基づく回動により、これと 噛み合っている伝動ギヤ機構Gである伝動ギヤ10が連動して、さらに、これと 噛み合っている従動ギヤ11を回動させ、この従動ギヤ11の回動により、同軸 上に一体に軸着された前記従動ピニオン11aが、これと噛み合っている伝動ギ ヤ機構Gの最終ギヤ12を回動させることになるので、前記最終ギヤ12が底部 に軸着された昇降ラム2が上昇作動しながら、その上端のサドル2aに載せられ た自動車を所望高さまで押し上げることになる。 そして、自動車を下降させようとする場合は、操作スイッチ15を図4にあっ て下降操作することで駆動モータ3を逆方向に回動すればよく、これによりモー タギヤ3aの逆回動により、前述した遊星ギヤ21a、駆動ピニオン24及び伝 動ギヤ機構Gの伝動ギヤ10、従動ギヤ11、従動ピニオン11aが何れも逆方 向に回動し、この結果最終ギヤ12が逆方向に回動して昇降ラム2を下降作動さ せることで、自動車を降下させ得ることになる。
【0010】 また、自動車の昇降作動中、モータの焼損又は機械要素などの破損して、その 上昇作動が停止するに至るといった非常の事態が発生した時には、前記の如く着 地板7上に一体的に載装された従動ギヤ11と従動ピニオン11aとを軸承して いるヘッドピン16のヘッド部16aを、外部からスパナなどの手動等による工 具で回動操作することにより、従動ピニオン11aと噛み合っている最終ギヤ1 2を回動されることができ、この結果昇降ラム2が下降して自動車を安全に降下 させることができる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、駆動モータの出力軸に遊星ギヤ群等から構成 される遊星歯車減速装置を設け、その減速された駆動ピニオンの回転を伝動ギヤ 機構を介して昇降ラムに伝達するようにしたので、駆動モータの出力を増加させ 得ると共に、伝動ギヤ機構の損耗や故障発生を改善することができる。 さらに、従動ギヤと従動ピニオンを適切に軸承したヘッドピンを設け、そのヘ ッド部を外部で手動操作できるようにしたので、故障発生などにより昇降作動が 停止されてしまい、自動車の降動が不能となるといった非常時にあっても、自動 車を安全に降下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用電動ジャックの分解斜視
図である。
【図2】本考案による自動車用電動ジャックの縦断正面
図である。
【図3】本考案による自動車用電動ジャックである遊星
歯車減速装置に係る要部を示した分解斜視図である。
【図4】本考案による自動車用電動ジャックの電気配線
図である。
【符号の説明】
1 電動ジャッキ本体 2 昇降ラム 3 駆動モータ 3a モータギヤ 11 従動ギヤ 11a 従動ピニオン 16 ヘッドピン 16a ヘッド部 20 遊星歯車減速装置 21 遊星ギヤ 21a 遊星ギヤ 23 内接筒 24 駆動ピニオン 24b 環状係止段 33 内蔵筒体 33a 支持突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動ジャッキ本体に設けた駆動モータの
    正、逆回動による伝動機構の連動により、昇降ラムを昇
    降作動させるようにした自動車用電動ジャッキにおい
    て、上記伝動機構は遊星歯車減速装置と、これに連結の
    伝動ギア機構とにより構成され、上記遊星歯車減速装置
    は、前記駆動モータで回転のモータギヤに連結された遊
    星ギヤと駆動ピニオンとを備えた遊星ギヤ群と、これら
    を受容する内接筒とからなり、かつ前記駆動ピニオンの
    縦向長手方向中間部には、内蔵筒体の支持突部に係止さ
    れる環状係止段が形成され、前記の伝動ギヤ機構にあっ
    て、一体に形成された従動ギヤと従動ピニオンに共回り
    状態で、前記の電動ジャッキ本体に対しては回転自在な
    るよう軸着したヘッドピンのヘッド部が工具による螺回
    により前記昇降ラムが降下自在なるよう外部に露出され
    てなることを特徴とする自動車用電動ジャッキ。
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