JP2001316085A - 二柱式同芯軸多段リフト - Google Patents

二柱式同芯軸多段リフト

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JP2001316085A
JP2001316085A JP2000138093A JP2000138093A JP2001316085A JP 2001316085 A JP2001316085 A JP 2001316085A JP 2000138093 A JP2000138093 A JP 2000138093A JP 2000138093 A JP2000138093 A JP 2000138093A JP 2001316085 A JP2001316085 A JP 2001316085A
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plate
fixed
shaft
racks
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JP2000138093A
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English (en)
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Takeshi Yanagisawa
武史 柳沢
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Banzai Industries Ltd
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Banzai Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな装置で同調が実現できる二柱式
同芯軸多段リフトを提供するを提供する。 【解決手段】 外ラム(11)と内ラム(12)とが夫
々単独で昇降可能となした同芯軸多段リフト(10)を
一対平行に立設し、該外ラム(11)の上端には夫々第
一プレート(21)を、内ラム(12)の上端には夫々
第二プレート(22)を固着し、上記第二プレート(2
2)は常に第一プレート(21)の上方に位置するよう
になす。そして両外ラム(11)と一体部位よりは外ラ
ム用ラック(31)を夫々垂下し、両外ラム用ラック
(31,31)に噛合するピニオン(41,41)を共
通の軸(42)に固定する。さらに、両内ラム(12)
と一体部位よりは内ラム用ラック(32)を夫々垂下
し、両内ラム用ラック(32,32)に噛合するピニオ
ン(44,44)を前記軸(42)と同芯の軸(43)
に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二柱式同芯軸多段
リフトに関するもので、さらに詳しくは、外ラム11と
内ラム12とが夫々単独で昇降可能となした同芯軸多段
リフト10を一対平行に立設した二柱式同芯軸多段リフ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、外ラム11と内ラム12とが夫々
単独で昇降可能となした同芯軸多段リフト10を一対平
行に立設した二柱式同芯軸多段リフトが提案されてい
る。この種の二柱式同芯軸多段リフトは、例えば、外ラ
ム11,11がその頂部に第一プレート21,21とし
て車両がその車輪で乗り込むことのできるドライブオン
プレートを備え、内ラム12,12はその頂部に第二プ
レート22,22としてジャッキポイント支承プレート
を備えて、一台のリフトで二通りの使用法が可能となし
てあ。したがって、この種の二柱式同芯軸多段リフト
は、省スペース化が可能で、狭い車両整工場が多い我が
国では、最近特に注目されている。
【0003】しかし、この種の二柱式同芯軸多段リフト
は、無論、左右一対が常に同調して昇降せねばならず、
この同調装置が大型化し、しかも該同調装置によって作
業スペースが低減するという問題点を有していた。すな
わち、従来の二柱式同芯軸多段リフトの同調は図4およ
び図5に示すような装置によって実現できるとされてい
る。図4従来例は、外ラム11と内ラム12とが夫々単
独で昇降可能となした同芯軸多段リフト10を一対平行
に立設(図奥手前方向に並置)し、該外ラム11の上端
には夫々第一プレート21を、内ラム12の上端には夫
々第二プレート22を固着してある。そして、上記両第
一プレート21よりは外ラム用ラック31を夫々垂下
し、両外ラム用ラック31,31に噛合するピニオン4
1,41を共通の軸42aに固定してある。さらに、上
記両第二プレート22よりは内ラム用ラック32を夫々
垂下し、両外ラム用ラック32,32に噛合するピニオ
ン44,44を共通の軸43aに固定して、一対の外ラ
ム11,11と、一対の内ラム12,12とは夫々同調
して昇降するようになしてある。
【0004】しかし、上記同調装置は間隔の広い平行状
態にラック31,32が立設するので、その分作業スペ
ースが制約される問題点と、一方のラック31はリフト
中心軸よりの距離が長くなるので、ラック31およびピ
ニオン41に加わる力の影響が問題となることがあっ
た。
【0005】そこで、図5に示すように、上記ラック3
1,32を左右に振り分け、リフト中心よりの距離を短
くする方式が考えられるが、この方式も両ラック31,
32の間の作業性が低減するという問題点は解決できな
いでいる。
【0006】なお、この種の同芯軸多段リフトは、図3
のような構成となっており、上部が開口したシリンダー
1内に、その開口部に軸受2で気密性を保って外ラム1
1を挿入してある。そして、この外ラム11も上部が開
口したシリンダー状に構成され、その開口部にパッキン
3等で気密性を保って内ラム12を挿入してある。な
お、シリンダー1には外ラム11を昇降するオイル出入
口4が、外ラム11の上部には内ラム12を昇降するオ
イル出入口5が設けられている。
【0007】上記のような同芯軸多段リフトでは、外ラ
ム11と内ラム12とが、例えば、夫々単独で床面より
180CM昇降できるように設定できる。しかし、外ラ
ム11を180CM上昇して、さらに内ラム12を18
0CM上昇すると、床面より360CM上昇することに
なり、通常車両整備等ではこのように車両を高く持ち上
げる必要性は全くなく、操作を誤ってこのように高くリ
フト乃至車両を上昇すると、低い天井に車両等が衝突す
るおそれすらある。したがって、内ラム11と外ラム1
2とは夫々が適当な高さ(実施例として180CM)ま
で昇降でき、最大ストロークは両者の合計以下のストロ
ーク(実施例として180CM)に制約する必要性が生
ずる。
【0008】なお、この種の同芯軸多段リフトにも落下
防止の安全装置として、万が一駆動オイルが漏れる等の
事故が発生しても確実にリフトの下降を阻止できる、メ
カニカルなロック機構が必須とされるのも無論である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点および必要性に鑑みなされたもので、コンパクト
な装置で同調が実現できる二柱式同芯軸多段リフトを提
供することを課題としてものである。また本発明は、上
記同調と共に、コンパクトな装置で落下防止機構を備え
た二柱式同芯軸多段リフトを提供することを課題として
ものである。さらにまた本発明は、上記課題と共に、全
長ストロークが両ラムの昇降ストロークの合計より短く
制約できる二柱式同芯軸多段リフトを提供することを課
題としてものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、外ラム11と内ラム12とが夫々単独で昇降
可能となした同芯軸多段リフト10を一対平行に立設
し、該外ラム11の上端には夫々第一プレート21を、
内ラム12の上端には夫々第二プレート22を固着し、
上記第二プレート22は常に第一プレート21の上方に
位置するようになした二柱式同芯軸多段リフトにおい
て、上記両第一プレート21等の外ラム11と一体部位
よりは外ラム用ラック31を夫々垂下し、両外ラム用ラ
ック31,31に噛合するピニオン41,41を共通の
軸42に固定し、上記両第二プレート22等の内ラム1
2と一体部位よりは内ラム用ラック32を夫々垂下し、
両内ラム用ラック32,32に噛合するピニオン44,
44を前記軸42と同芯の軸43に固定したことを特徴
とする技術的手段を講じたものである。
【0011】それ故、本発明二柱式同芯軸多段リフト
は、一対の外ラム11,11が、外ラム用ラック31,
31とピニオン41,41と軸42とで連結されて、常
に同じ量昇降して同調が確保される作用を呈する。ま
た、一対の内ラム12,12も、内ラム用ラック32,
32とピニオン44,44と軸43とで連結されて、常
に同じ量昇降して同調が確保される作用を呈するもので
ある。
【0012】次に、請求項2の発明は、外ラム11と内
ラム12とが夫々単独で昇降可能となした同芯軸多段リ
フト10を一対平行に立設し、該外ラム11の上端には
夫々第一プレート21を、内ラム12の上端には夫々第
二プレート22を固着し、上記第二プレート22は常に
第一プレート21の上方に位置するようになした二柱式
同芯軸多段リフトにおいて、上記両第一プレート21等
の外ラム11と一体部位よりは外ラム用ラック31を夫
々垂下し、両外ラム用ラック31,31に噛合するピニ
オン41,41を共通の軸42に固定し、上記両第二プ
レート22等の内ラム12と一体部位よりは内ラム用ラ
ック32を夫々垂下し、両内ラム用ラック32,32に
噛合するピニオン44,44を前記軸42と同芯の軸4
3に固定し、上記両軸42,43には夫々ラチェットホ
イール45,47を固定し、各ラチェットホイール4
5,47にはラチェット爪51とラチェット爪解除具5
2とを設けたことを特徴とする技術的手段を講じたもの
である。
【0013】それ故、本発明二柱式同芯軸多段リフト
は、上記請求項1の作用に加えて、ラチェットホイール
45,47とラチェット爪51とラチェット爪解除具5
2とを設けたので、常時はラチェット爪51,51がラ
チェットホイール45,47に噛合して、該ラチェット
ホイール45,47は正転するも逆転が阻止され、リフ
トすなわち外ラム11と内ラム12との落下が防止され
る作用を呈し、正常に、しかも意図してリフトを下降す
る際は、ラチェット爪解除具52によってラチェット爪
51,51のラチェットホイール45,47との噛合を
脱着することで、リフトを下降できる作用を呈するもの
である。
【0014】次に、請求項3の発明は、外ラム11と内
ラム12とが夫々単独で昇降可能となした同芯軸多段リ
フト10を一対平行に立設し、該外ラム11の上端には
夫々第一プレート21を、内ラム12の上端には夫々第
二プレート22を固着し、上記第二プレート22は常に
第一プレート21の上方に位置するようになした二柱式
同芯軸多段リフトにおいて、上記両第一プレート21等
の外ラム11と一体部位よりは外ラム用ラック31を夫
々垂下し、両外ラム用ラック31,31に噛合するピニ
オン41,41を共通の軸42に固定し、上記両第二プ
レート22等の内ラム12と一体部位よりは内ラム用ラ
ック32を夫々垂下し、両内ラム用ラック32,32に
噛合するピニオン44,44を前記軸42と同芯の軸4
3に固定し、上記両軸42,43には夫々ラチェットホ
イール45,47を固定し、各ラチェットホイール4
5,47にはラチェット爪51とラチェット爪解除具5
2とを設け、上記内ラム用ラック32、32の下部に
は、該内ラム用ラック32が所定距離上昇すると係合す
るストッパー突起部61を、適宜固定部位には該ストッ
パー突起61が係合する係合部60を設けたことを特徴
とする技術的手段を講じたものである。
【0015】それ故、本発明同芯軸多段リフトは、請求
項2の作用にさらに加えて、内ラム用ラック32、32
の下部に、該内ラム用ラック32が所定距離上昇すると
係合するストッパー突起部61を、適宜固定部位には該
ストッパー突起61が係合する係合部60を設けてある
ので、該内ラム32は床面より所定ストロークしか昇降
せず、外ラム12は内ラム32が最高上昇位置にある
と、第一プレート21は第二プレート22をストッパー
として、それ以上は上昇しないよう作用するものであ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図示例と共に説明す
る。図中、10が同芯軸多段リフトである。この同芯軸
多段リフト10は、図3に示すようなリフトが使用で
き、先に説明したように、外ラム11と内ラム12とが
夫々単独で昇降可能となしてある。
【0017】そして、本発明は、上記のような同芯軸多
段リフト10を一対平行に立設し、該外ラム11の上端
には夫々第一プレート21を、内ラム12の上端には夫
々第二プレート22を固着し、上記第二プレート22は
常に第一プレート21の上方に位置するようになして、
二柱式同芯軸多段リフトを形成している。なお、該同芯
軸多段リフト10,10は図1の奥手前方向に平行に並
置され、上記第一プレート21は車両がその車輪で乗り
入れることができ、車輪下面をその上に載せて車両を昇
降するドライブオンプレートが通常使用される。なお、
この第一プレート21は図では必ずしも明らかではない
が、略平板状または樋状となし、各外ラム11に夫々取
り付けられ、両第一プレート21,21は平行となるよ
うになしてある。
【0018】また、上記第二プレート22は、車輪下面
ではなく車両の下面でジャッキポイントと称する荷重を
受けてよい場所を受けるものが通常使用され、具体例は
図示していないが、車両の前輪は第二プレート22、2
2の前方(図1左側)にあって、後輪は該第二プレート
22の後方(図1右側)に位置して、平板状の第二プレ
ート22,22を昇降する車両の前輪と後輪との間に位
置し、この第二プレート22,22の上に、それぞれ適
宜の高さを有したジャッキポイント支承駒を一対宛セッ
トして、車両を通常4点支承するようになしてある。
【0019】そして、上記内ラム12は、上記第一プレ
ート21を出入可能に貫通しているのは無論であるが、
第一プレート21に設けた貫通孔は内ラム12のみが貫
通可能で、第二プレート22は貫通できない大きさとな
して第一プレート21は第二プレート22の上方には出
られないようになしてある。
【0020】上記両第一プレート21等の外ラム11と
一体部位よりは外ラム用ラック31を夫々垂下し、両外
ラム用ラック31,31に噛合するピニオン41,41
を共通の軸42に固定してある。上記外ラム11と一体
部位とは、外ラム11と一体的に昇降する部位を意味す
るもので、通常は第一プレート21より外ラム用ラック
31が吊り下げられる。なお、この外ラム用ラック3
1,31とピニオン41,41と軸42とにより一対の
リフト(昇降するラム)を連結して昇降の同調を保つ装
置は、通常の二柱式リフトで従来公知であり、長年の実
績を有しているものである。
【0021】そして、本発明は、上記両第二プレート2
2等の内ラム12と一体部位よりは内ラム用ラック32
を夫々垂下し、両内ラム用ラック32,32に噛合する
ピニオン44,44を前記軸42と同芯の軸43に固定
してある。この、一方の軸42は両端を固定部位に固定
した軸受装置46a,46aで軸止され、他方の軸43
は筒状に形成され前記一方の軸42を中心軸部位に挿通
し、両軸42,43の間にベアリングよりなる軸受装置
46b,46bを介装してなる。
【0022】次に、請求項2の発明は、外ラム11と内
ラム12とが夫々単独で昇降可能となした同芯軸多段リ
フト10を一対平行に立設し、該外ラム11の上端には
夫々第一プレート21を、内ラム12の上端には夫々第
二プレート22を固着し、上記第二プレート22は常に
第一プレート21の上方に位置するようになした二柱式
同芯軸多段リフトにおいて、上記両第一プレート21等
の外ラム11と一体部位よりは外ラム用ラック31を夫
々垂下し、両外ラム用ラック31,31に噛合するピニ
オン41,41を共通の軸42に固定し、上記両第二プ
レート22等の内ラム12と一体部位よりは内ラム用ラ
ック32を夫々垂下し、両内ラム用ラック32,32に
噛合するピニオン44,44を前記軸42と同芯の軸4
3に固定してなるのは、請求項1と同じである。
【0023】そして、本発明は、上記両軸42,43に
は夫々ラチェットホイール45,47を固定し、各ラチ
ェットホイール45,47にはラチェット爪51とラチ
ェット爪解除具52とを設けてある。このラチェットホ
イール45,47とラチェット爪51とは、常時はラチ
ェットホイール45,47が正転のみして、外ラム用ラ
ック31および内ラム用ラック32しては上昇のみ可能
となり、該ラチェットホイール45,47は逆転を規制
され、外ラム用ラック31および内ラム用ラック32は
下降できないようになしてある。
【0024】上記ラチェットホイール45,47とラチ
ェット爪51,51とは、枢止されたラチェット爪5
1,51が常時スプリング(図示せず)等でラチェット
ホイール45,45に噛合する方向に付勢する等して正
転自在であるが、逆転は不能となしてある。そこで、正
常にリフトを下降する必要性がある場合は、スイッチ等
よりの信号送信によって、該ラチェットホイール45,
47とラチェット爪51,51との噛合を解かなくては
ならないようになしてある。そのためのラチェット爪解
除具52としては、シリンダーやソレノイド等で枢止さ
れた該ラチェット爪51を、ラチェットホイール45と
の噛合を解く方向に回動するようになせばよい。
【0025】次に、請求項3の発明は、外ラム11と内
ラム12とが夫々単独で昇降可能となした同芯軸多段リ
フト10を一対平行に立設し、該外ラム11の上端には
夫々第一プレート21を、内ラム12の上端には夫々第
二プレート22を固着し、上記第二プレート22は常に
第一プレート21の上方に位置するようになした二柱式
同芯軸多段リフトにおいて、上記両第一プレート21等
の外ラム11と一体部位よりは外ラム用ラック31を夫
々垂下し、両外ラム用ラック31,31に噛合するピニ
オン41,41を共通の軸42に固定し、上記両第二プ
レート22等の内ラム12と一体部位よりは内ラム用ラ
ック32を夫々垂下し、両内ラム用ラック32,32に
噛合するピニオン44,44を前記軸42と同芯の軸4
3に固定し、上記両軸42,43には夫々ラチェットホ
イール45,47を固定し、各ラチェットホイール4
5,47にはラチェット爪51とラチェット爪解除具5
2とを設けてなるのは、上記請求項2の構成と同じであ
る。
【0026】そして、本発明は上記内ラム用ラック3
2、32の下部には、該内ラム用ラック32が所定距離
上昇すると係合するストッパー突起部61を設け、適宜
固定部位には該ストッパー突起61が係合する係合部6
0を設けてある。
【0027】従って、本発明は、内ラム12はストッパ
ー突起61が係止部60に当接するまで上昇でき、外ラ
ム11と内ラム12とを共に乗する場合も同じ位置まで
上昇できる。すなわち、外ラム11と内ラム12とは共
にストッパー突起61が係止部60に当接するまで上昇
できることになる。そして、ストッパー突起61が係止
部60に当接すると、それ以上は、第一プレート21が
第二プレート22の上にまでは上昇できないので全体の
昇降ストロークが該ストッパー突起61で決定されるこ
とになる。
【0028】
【発明の効果】従って、本発明は、軸41,42を同芯
とすることで顕著なコンパクト化を実現したもので、両
軸41,42およびその軸受装置46a,46a,46
b,46bを夫々別個に場所を変えて設けることに比べ
ては単一部品化することで省スペースであると共に、組
み立てやすい二柱式同芯軸多段リフトを提供できるもの
である。
【0029】また、上記ピニオン41,44は同軸であ
るので一対を隣接並置することができ外ラム用ラック3
1と内ラム用ラック32とを近接することが可能とな
り、床面F上の作業スペースの支障となる占有空間を最
小限となすことのできる二柱式同芯軸多段リフトを提供
できるものである。
【0030】特に、請求項2の発明は、同芯状の両軸4
2,43にラチェットホイール45,47を固定して、
部品を一カ所に集中することで、さらにコンパクト化が
可能となるもので、コンパクトな装置で落下防止装置を
備えた二柱式同芯軸多段リフトを提供できるものであ
る。なお、このラチェット機構部位は通常床面Fの下、
すなわち、地下に設けられるので、コンパクト化により
地下ピットの掘削容量が低減することは、設置作業の容
易性に大きく貢献できるものである。
【0031】さらに、請求項3の発明は、ストッパー突
起61と係止部61のみの非常に簡易な構成で、外ラム
11と内ラム12とが別途に昇降可能であるに関わら
ず、全長ストロークが両ラム11,12の昇降ストロー
クの合計より短く制約できる二柱式同芯軸多段リフトを
提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明二柱式同芯軸多段リフトの一実施例縦断
面図である。
【図2】要部横断面図である。
【図3】本発明に使用されるリフト本体の一例縦断面図
である。
【図4】従来例縦断面図である。
【図5】別の従来例縦断面図である。
【符号の説明】
10 同芯軸多段リフト 11 外ラム 12 内ラム 21 第一プレート 22 第二プレート 31 外ラム用ラック 32 内ラム用ラック 41 ピニオン 42 軸 43 軸 44 ピニオン 45 ラチェットホイール 47 ラチェットホイール 51 ラチェット爪 52 ラチェット爪解除具 10 同芯軸多段リフト 61 ストッパー突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ラム(11)と内ラム(12)とが夫
    々単独で昇降可能となした同芯軸多段リフト(10)を
    一対平行に立設し、該外ラム(11)の上端には夫々第
    一プレート(21)を、内ラム(12)の上端には夫々
    第二プレート(22)を固着し、上記第二プレート(2
    2)は常に第一プレート(21)の上方に位置するよう
    になした二柱式同芯軸多段リフトにおいて、 上記両第一プレート(21)等の外ラム(11)と一体
    部位よりは外ラム用ラック(31)を夫々垂下し、両外
    ラム用ラック(31,31)に噛合するピニオン(4
    1,41)を共通の軸(42)に固定し、 上記両第二プレート(22)等の内ラム(12)と一体
    部位よりは内ラム用ラック(32)を夫々垂下し、両内
    ラム用ラック(32,32)に噛合するピニオン(4
    4,44)を前記軸(42)と同芯の軸(43)に固定
    したことを特徴とする二柱式同芯軸多段リフト。
  2. 【請求項2】 外ラム(11)と内ラム(12)とが夫
    々単独で昇降可能となした同芯軸多段リフト(10)を
    一対平行に立設し、該外ラム(11)の上端には夫々第
    一プレート(21)を、内ラム(12)の上端には夫々
    第二プレート(22)を固着し、上記第二プレート(2
    2)は常に第一プレート(21)の上方に位置するよう
    になした二柱式同芯軸多段リフトにおいて、 上記両第一プレート(21)等の外ラム(11)と一体
    部位よりは外ラム用ラック(31)を夫々垂下し、両外
    ラム用ラック(31,31)に噛合するピニオン(4
    1,41)を共通の軸(42)に固定し、 上記両第二プレート(22)等の内ラム(12)と一体
    部位よりは内ラム用ラック(32)を夫々垂下し、両内
    ラム用ラック(32,32)に噛合するピニオン(4
    4,44)を前記軸(42)と同芯の軸(43)に固定
    し、 上記両軸(42,43)には夫々ラチェットホイール
    (45,47)を固定し、各ラチェットホイール(4
    5,47)にはラチェット爪(51)とラチェット爪解
    除具(52)とを設けたことを特徴とする二柱式同芯軸
    多段リフト。
  3. 【請求項3】 外ラム(11)と内ラム(12)とが夫
    々単独で昇降可能となした同芯軸多段リフト(10)を
    一対平行に立設し、該外ラム(11)の上端には夫々第
    一プレート(21)を、内ラム(12)の上端には夫々
    第二プレート(22)を固着し、上記第二プレート(2
    2)は常に第一プレート(21)の上方に位置するよう
    になした二柱式同芯軸多段リフトにおいて、 上記両第一プレート(21)等の外ラム(11)と一体
    部位よりは外ラム用ラック(31)を夫々垂下し、両外
    ラム用ラック(31,31)に噛合するピニオン(4
    1,41)を共通の軸(42)に固定し、 上記両第二プレート(22)等の内ラム(12)と一体
    部位よりは内ラム用ラック(32)を夫々垂下し、両内
    ラム用ラック(32,32)に噛合するピニオン(4
    4,44)を前記軸(42)と同芯の軸(43)に固定
    し、 上記両軸(42,43)には夫々ラチェットホイール
    (45,47)を固定し、各ラチェットホイール(4
    5,47)にはラチェット爪(51)とラチェット爪解
    除具(52)とを設け、 上記内ラム用ラック(32,32)の下部には、該内ラ
    ム用ラック(32)が所定距離上昇すると係合するスト
    ッパー突起部(61)を、適宜固定部位には該ストッパ
    ー突起(61)が係合する係合部(60)を設けたこと
    を特徴とする二柱式同芯軸多段リフト。
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