JP3067342B2 - テレシネ装置 - Google Patents

テレシネ装置

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JP3067342B2 JP3296531A JP29653191A JP3067342B2 JP 3067342 B2 JP3067342 B2 JP 3067342B2 JP 3296531 A JP3296531 A JP 3296531A JP 29653191 A JP29653191 A JP 29653191A JP 3067342 B2 JP3067342 B2 JP 3067342B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム上に記録され
た映像をビデオ信号に変換するいわゆるテレシネ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラーフィルム上に記録され
た映像をビデオ信号に変換するテレシネ装置(フィルム
撮像装置)においては、光源ランプからの白色光を光の
3原色のR,G,B光のみをそれぞれ選択的に透過させ
る光フィルタによって時分割的に分割(R,G,B光に
分割)し、これらR,G,B光を、順次カラーフィルム
上の1コマに対して照射し、この1コマから得られる時
分割的な透過光を、撮像素子を有し受光した映像光をビ
デオ信号に変換するビデオカメラの当該撮像素子で受光
することにより、カラーフィルムの映像をビデオ信号に
変換するようにしている。
【0003】ここで、上記カラーフィルムは、いわゆる
減色混合によるものであるため、余色であるイエロー,
シアン,マゼンタを重ねると黒色となる。このため、上
記カラーフィルムの例えば暗部(暗い部分を撮影したフ
ィルム上の領域)では、上記イエロー,シアン,マゼン
タの色層が厚くなって透過光量が下がるようになる。し
たがって、当該暗部で例えば赤色を発色させるには、シ
アンの層を薄くしてイエローとマゼンタの色光とするこ
とで、この暗部での赤色発色が得られるようになる。こ
の場合、イエローとマゼンタの色層は、フィルムが持っ
ている色素を充分保持したままで表現することになるの
で、当該暗部でのフィルムの発色は豊かとなる。
【0004】これに対し、上記カラーフィルムの明るい
部分(明るい部分を撮影したフィルム上の領域)での発
色においては、上記イエロー,シアン,マゼンタの各々
の色層を薄くして透過率を高くする。したがって、この
明るい部分での発色は、色素の量が不足して飽和度の高
い色表現ができなくなる。すなわち、明るい部分では色
が薄くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオカメ
ラにより撮影した映像をテレビジョン(ブラウン管)画
面に映し出すような場合の当該テレビジョン画面での発
色は、R,G,Bの加色混合によるものである。このた
め、R,G,Bの3色が等量発色すると白色となる。
【0006】上述のようなことから、上記カラーフィル
ムをスクリーン等に投影した場合と、上記ビデオカメラ
で撮影した映像をテレビジョン画面上に映し出した場合
とでは、例えばそれぞれ同一の風景を映し出した場合で
あっても、その映し出される風景の色合いが異なるよう
になる。すなわち、テレビジョン画面とカラーフィルム
との色再現範囲は、例えば、図3或いは図4に示すよう
に異なるため、スクリーン上の映像とテレビジョン画面
上の映像との色が異なるようになる。
【0007】例えば、撮影した風景等の暗部の映像の発
色は、上記カラーフィルムの発色の方が、ビデオカメラ
により撮影した暗部の発色よりも豊かな色合いとなる。
逆に、明るい部分の映像の発色は、カラーフィルムによ
るものはビデオカメラによるものに対して色が薄くなっ
てしまう。
【0008】このようなことから、上記テレシネ装置に
よってカラーフィルム上に記録された映像をビデオ信号
に変換してテレビジョン画面に映し出すと、上述したよ
うな色の違いが現れ、視聴者に違和感を与えるようにな
る。
【0009】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、カラーフィルム上に記録さ
れた映像をビデオ信号に変換してテレビジョン画面に映
し出しても、ビデオカメラにより撮影した映像との色の
差が少なく、違和感の少ない画質を得ることのできるテ
レシネ装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のテレシネ装置
は、上述の目的を達成するために提案されたものであ
り、カラーフィルム上に記録された映像をR,G,Bの
ビデオ信号に変換するテレシネ装置であって、上記ビデ
オ信号のRの信号にG,Bの信号を加算或いは減算する
R信号加減算手段と、上記ビデオ信号のGの信号にR,
Bの信号を加算或いは減算するG信号加減算手段と、上
記ビデオ信号のBの信号にR,Gの信号を加算或いは減
算するB信号加減算手段と、上記ビデオ信号の輝度信号
のレベルに応じて上記各加減算手段での各R,G,Bの
信号の加減算量を制御する制御手段とを有し、上記制御
手段は、上記映像の輝度信号のレベルが低い領域では上
記各加減算手段でR,G,Bをそれぞれ加算して発色を
薄くし、上記映像の輝度信号のレベルが高い領域では上
記各加減算手段で減算(差の色信号を加算する)して発
色を濃くするように制御している。
【0011】
【作用】本発明によれば、映像の輝度信号のレベルが低
い領域(すなわち暗部)では各加減算手段でR,G,B
をそれぞれ加算することで発色を薄くし、映像の輝度信
号のレベルが高い領域(すなわち明るい部分)では各加
減算手段で差の色信号を加算(すなわち減算して)する
ことで発色を濃くするようにしたているため、ビデオカ
メラにより撮影された映像に近い発色の画像を得ること
ができるようになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0013】本発明実施例のテレシネ装置は、カラーフ
ィルム上に記録された映像をR,G,Bのビデオ信号に
変換するテレシネ装置である。すなわち、本実施例のテ
レシネ装置(フィルム撮像装置)は、光源ランプからの
白色光を光の3原色のR,G,B光のみをそれぞれ選択
的に透過させる光フィルタによって分割(R,G,B光
に分割)し、これらR,G,B光を、順次カラーフィル
ム上の1コマに対して照射し、この1コマから得られる
時分割的な透過光を、撮像素子を有し受光した映像光を
ビデオ信号に変換するビデオカメラの当該撮像素子で受
光することにより、カラーフィルムの映像をビデオ信号
に変換するようにしたものである。
【0014】図1には、本実施例のテレシネ装置の要部
の構成のみを示す。この図1に示す本実施例のテレシネ
装置は、上記撮像素子(図示は省略)から入力端子10
R を介して供給される上記ビデオ信号のRの信号にG,
Bの信号を加算或いは減算するR信号加減算手段として
の可変抵抗器VR5G,VR5B,VR5R及び抵抗加算器R
1R,R2R,R3R,R4Rと、上記撮像素子から入力端子1
G を介して供給される上記ビデオ信号のGの信号に
R,Bの信号を加算或いは減算するG信号加減算手段と
しての可変抵抗器VR6R,VR6B,VR6G及び抵抗加算
器R1G,R2G,R3G,R4Gと、上記撮像素子から入力端
子10Bを介して供給される上記ビデオ信号のBの信号
にR,Gの信号を加算或いは減算するB信号加減算手段
としての可変抵抗器VR7R,VR7G,VR7B及び抵抗加
算器R1B,R2B,R3B,R4Bと、上記ビデオ信号の輝度
信号(Y信号)のレベルに応じて上記各加減算手段での
各R,G,Bの信号の加減算量を制御する制御手段とし
ての電子ボリュームアンプ3とを有し、上記電子ボリュ
ームアンプ3は、上記映像のY信号のレベルが低い領域
では上記各加減算手段でR,G,Bをそれぞれ加算して
発色を薄くし、上記映像のY信号のレベルが高い領域で
は上記各加減算手段で差の色信号を加算して(すなわち
減算して)発色を濃くするように制御している。
【0015】すなわち、この図1において、上記各入力
端子10R ,10G ,10B には、上記カラーフィルム
上の1コマ分の分割的な透過光を図示を省略するビデオ
カメラの撮像素子で電気信号に変換したR,G,Bのビ
デオ信号(テレシネカメラの出力色信号)が供給される
ようになっている。
【0016】上記R,G,Bの各ビデオ信号はマトリク
ス回路網1に送られる。当該マトリクス回路網1は、カ
ラーフィルムの発色(色度点)をテレビジョン信号で決
められている色度点に合致させる処理がなされる。当該
マトリクス回路網1を介した上記ビデオ信号のうちのR
信号はアンプ4R に送られ、G信号はアンプ4G に送ら
れ、B信号はアンプ4B に送られる。これら各アンプ4
R ,4G ,4B は、それぞれ出力として正,負の両極性
を有するものである。
【0017】上記R信号用のアンプ4R の正出力端子
は、上記R信号加減算手段の可変抵抗器VR5Rの一方の
端子aと接続されると共に、上記G信号加減算手段の可
変抵抗器VR6Rの他方の端子bと接続され、更に上記B
信号加減算手段の可変抵抗器VR7Rの他方の端子bと接
続されている。また、上記R信号用のアンプ4R の負出
力端子は、上記G信号加減算手段の可変抵抗器VR6R
一方の端子aと接続されると共に、上記B信号加減算手
段の可変抵抗器VR7Rの一方の端子aと接続されてい
る。
【0018】上記G信号用のアンプ4G の正出力端子
は、上記G信号加減算手段の可変抵抗器VR6Gの一方の
端子aと接続されると共に、上記R信号加減算手段の可
変抵抗器VR5Gの他方の端子bと接続され、更に上記B
信号加減算手段の可変抵抗器VR7Gの他方の端子bと接
続されている。また、上記G信号用のアンプ4G の負出
力端子は、上記R信号加減算手段の可変抵抗器VR5G
一方の端子aと接続されると共に、上記B信号加減算手
段の可変抵抗器VR7Gの一方の端子aと接続されてい
る。
【0019】上記B信号用のアンプ4B の正出力端子
は、上記B信号加減算手段の可変抵抗器VR7Bの一方の
端子aと接続されると共に、上記R信号加減算手段の可
変抵抗器VR5Bの他方の端子bと接続され、更に上記G
信号加減算手段の可変抵抗器VR6Bの他方の端子bと接
続されている。また、上記B信号用のアンプ4B の負出
力端子は、上記R信号加減算手段の可変抵抗器VR5B
一方の端子aと接続されると共に、上記G信号加減算手
段の可変抵抗器VR6Bの一方の端子aと接続されてい
る。
【0020】更に、上記R信号用のアンプ4R の正出力
端子は、R信号用の抵抗加算器R1Rの一方の端子と接続
されている。また、当該R信号用の抵抗加算器R2Rの一
方の端子は上記可変抵抗器VR5Gの可動端子と接続さ
れ、抵抗加算器R3Rの一方の端子は上記抵抗加算器VR
5Rの可動端子と接続され、抵抗加算器R4Rの一方の端子
は上記抵抗加算器VR5Bの可動端子と接続されている。
これら各抵抗加算器R1R,R2R,R3R,R4Rの各他方の
端子が共通接続されることで抵抗加算器が構成されてい
る。また、当該R信号用の抵抗加算器の共通接続端子
は、R信号出力用の出力端子11R と接続されている。
【0021】上記G信号用のアンプ4G の正出力端子
は、G信号用の抵抗加算器R1Gの一方の端子と接続され
ている。また、当該G信号用の抵抗加算器R2Gの一方の
端子は上記可変抵抗器VR6Rの可動端子と接続され、抵
抗加算器R3Gの一方の端子は上記抵抗加算器VR6Gの可
動端子と接続され、抵抗加算器R4Gの一方の端子は上記
抵抗加算器VR6Bの可動端子と接続されている。これら
G信号用の各抵抗加算器R1G,R2G,R3G,R4Gの各他
方の端子が共通接続されることで抵抗加算器が構成され
ている。また、当該G信号用の抵抗加算器の共通接続端
子は、G信号出力用の出力端子11G と接続されてい
る。
【0022】上記B信号用のアンプ4B の正出力端子
は、B信号用の抵抗加算器R1Bの一方の端子と接続され
ている。また、当該B信号用の抵抗加算器R2Bの一方の
端子は上記可変抵抗器VR7Rの可動端子と接続され、抵
抗加算器R3Bの一方の端子は上記抵抗加算器VR7Bの可
動端子と接続され、抵抗加算器R4Bの一方の端子は上記
抵抗加算器VR7Gの可動端子と接続されている。これら
G信号用の各抵抗加算器R1B,R2B,R3B,R4Bの各他
方の端子が共通接続されることで抵抗加算器が構成され
ている。また、当該B信号用の抵抗加算器の共通接続端
子は、B信号出力用の出力端子11B と接続されてい
る。
【0023】なお、上記可変抵抗器VR5R,VR6G,V
7Bの各他方の端子bは、それぞれ接地されている。
【0024】ここで、上記各可変抵抗器VR5G,V
5B,VR5R、VR6R,VR6B,VR6G、VR7R,VR
7G,VR7Bのそれぞれの抵抗値は、上記電子ボリューム
アンプ3により制御されるようになっている。
【0025】上記電子ボリュームアンプ3は、上記入力
端子10R ,10G ,10B に供給されるR,G,B信
号を加算器2で加算して得られる上記輝度信号(Y信
号)に応じて動作するようになっており、上記Y信号の
レベルが低い場合には上記各可変抵抗器VR5R,V
5G,VR5B、VR6G,VR6R,VR6B、VR7B,VR
7R,VR7Gの可動端子を上記他方の端子b側(すなわち
アンプ4R ,4G ,4B の正出力端子と接続されている
端子b側)に移動させるように制御するものである。逆
に、上記Y信号のレベルが高い場合には、この電子ボリ
ュームアンプ3は上記各可変抵抗器VR5R,VR5G,V
5B、VR6G,VR6R,VR6B、VR7B,VR7R,VR
7Gの可動端子を上記一方の端子a側(すなわちアンプ4
R ,4G ,4B の負出力端子と接続されている端子a
側)に移動させるように制御するものである。
【0026】したがって、例えば、上記映像のY信号の
レベルが低い領域で、上記電子ボリュームアンプ3が例
えば上記R信号用の各可変抵抗器の可動端子を上述した
ように制御すると、このRの信号に対してはG,B信号
が等しいレベルで加算されるようになる。同様に、上記
映像のY信号のレベルが低い領域で、上記電子ボリュー
ムアンプ3が例えば上記G及びB信号用の各可変抵抗器
の可動端子を上述のように制御すると、上記G信号に対
してはR,B信号が等しいレベルで加算され、上記B信
号に対してはR,G信号が等しいレベルで加算されるよ
うになる。これにより、R,G,Bの各色が互いに薄め
られるようになる。
【0027】また、例えば、上記映像のY信号のレベル
が高い領域で、上記電子ボリュームアンプ3が例えば上
記R信号用の各可変抵抗器の可動端子を上述のように制
御すると、上記Rの信号に対してはG,B信号が等しい
レベルで減算されるようになる。同様に、上記映像のY
信号のレベルが高い領域で、上記電子ボリュームアンプ
3が例えば上記G及びB信号用の各可変抵抗器の可動端
子を上述のように制御すると、上記G信号に対しては
R,B信号が等しいレベルで減算され、上記B信号に対
してはR,G信号が等しいレベルで減算されるようにな
る。これにより、R,G,Bの各色は強調されるように
なる。
【0028】なお、上記可変抵抗器VR5R,VR6G,V
7Bは、上記他の可変抵抗器VR5G,VR5B、VR6R
VR6B、VR7R,VR7Gの動作によって各出力端子11
R ,11G ,11B から出力されるそれぞれR,G,B
信号のレベルが変化しないように、上記加減算手段で加
算を行う場合にはレベルを下げ、減算を行う場合にはレ
ベルを上げるようにして、上記出力されるR,G,B信
号のバランスをくずさないようにするために設けられて
いる。
【0029】また、上記R,G,B信号用の各抵抗加算
器R1R,R1G,R1Bは、例えば、映像が非常に暗い場合
に、上記電子ボリュームアンプ3が、上記各可変抵抗器
を絞り切っても、上記各抵抗加算器において加算される
R,G,Bの信号がなくならないようするために設けら
れている。
【0030】更に、上記各可変抵抗器VR5G,VR5B
VR5R、VR6R,VR6B,VR6G、VR7R,VR7G,V
7Bは、各可動端子の可動範囲の中で抵抗変化がゼロの
部分(例えば中央部分)を有するものであり、この抵抗
変化がゼロの部分は、いわゆるフィルム感度曲線の直線
部分すなわちテレビジョン画面にテレシネ装置からのビ
デオ信号を供給した場合とビデオカメラで撮影したビデ
オ信号を供給した場合とで、色に変化がない部分と対応
しており、この部分では本実施例における色補正処理が
なされないことになる。
【0031】その他、上記電子ボリュームアンプ3は、
上記Y信号に応じて制御されるものの他に、色相に応じ
て制御するものとすることも可能である。
【0032】上述したように、本実施例装置において
は、ビデオ信号のRの信号にG,Bの信号を加減算する
可変抵抗器VR5G,VR5B,VR5R及び抵抗加算器
1R,R2R,R3R,R4Rと、ビデオ信号のGの信号に
R,Bの信号を加減算する可変抵抗器VR6R,VR6B
VR6G及び抵抗加算器R1G,R2G,R3G,R4Gと、ビデ
オ信号のBの信号にR,Gの信号を加減算する可変抵抗
器VR7R,VR7G,VR7B及び抵抗加算器R1B,R2B
3B,R4Bと、Y信号に応じて各加減算手段での各R,
G,Bの信号の加減算量を制御する電子ボリュームアン
プ3とを有し、上記電子ボリュームアンプ3は、上記映
像のY信号のレベルが低い領域では上記各加減算手段で
R,G,Bをそれぞれ加算して発色を薄くし、上記映像
のY信号のレベルが高い領域では上記各加減算手段で差
の色信号を加算して(すなわち減算して)発色を濃くす
るようにしたことにより、ブラウン管等のテレビジョン
画面に映し出されたテレシネの画質をビデオカメラの画
質に近づけることができるようになる。
【0033】なお、上記マトリクス回路網1のように、
テレシネ装置によるR,G,Bの信号のテレビジョン画
面上の発色とビデオカメラによるR,G,Bの信号のテ
レビジョン画面上の発色とを合わせるために、電気的に
各々の色(R,G,B)に正又は負の色を加算(色の加
減算)するものは、従来より存在している。すなわち、
例えば、赤色(R)を強める場合には、電気的に緑
(G),青(B)を減ずれば強調できることが知られて
いる。
【0034】ただしこの場合、過度の補正は中間色の色
相を変化させることになるので、通常は、例えば図2に
示すように1.5倍程度(補正前の色飽和度曲線CPC
色飽和度曲線CENで示すように約1.5倍に強調する)
が限度である。それでも色飽和度の変化は充分な量とな
る。なお、図2には色飽和度を低減(例えば0.5倍程
度に低減)した場合の曲線CREも同時に示している。
【0035】しかし、このマトリクス回路網1による色
補正のみでは、ビデオカメラで撮像したビデオ信号とテ
レシネ装置のビデオ信号とを比較する時の発色の色純度
については非常に近似させることが可能であるが、画像
全体としてみると前述したような暗部や明るい部分での
色の違いのような欠点が存在している。
【0036】なお、本実施例の各加減算手段は、上述し
たようにR,G,Bの信号に対して等量の加減算を行っ
て発色をコントロールするようになっているが、上記マ
トリクス回路網1で行われるフィルムの色度とビデオの
色度との変換マトリクスの作用を妨害するものではな
い。
【0037】
【発明の効果】上述のように、本発明のテレシネ装置に
おいては、上記ビデオ信号のR,G,Bの信号をそれぞ
れ加減算する手段と、ビデオ信号の輝度信号に応じて各
加減算手段での各R,G,Bの信号の加減算量を制御す
る制御手段とを有し、映像の輝度信号のレベルが低い領
域では各加減算手段でR,G,Bをそれぞれ加算して発
色を薄くし、映像の輝度信号のレベルが高い領域では各
加減算手段で差の色信号を加算して発色を濃くするよう
にしたことにより、カラーフィルム上に記録された映像
をビデオ信号に変換してテレビジョン画面に映し出して
も、ビデオカメラにより撮影した映像との色の差が少な
く、違和感の少ない画質を得ることが可能となる。すな
わち、テレビジョン画面に映し出されたテレシネの画質
をビデオカメラの画質に近づけることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のテレシネ装置の要部の構成を示す回路
図である。
【図2】色飽和度の強調或いは低減を説明するための図
である。
【図3】一般的なテレビジョンとカラーフィルムの色再
現範囲を示す図である。
【図4】カラーフィルムとテレビジョンの色再現性の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・マトリクス回路網 2・・・・・・・加算器 3・・・・・・・電子ボリュームアンプ 4R ,4G ,4B ・・・アンプ VR5G,VR5B,VR5R、VR6R,VR6B,VR6G、V
7R,VR7G,VR7B・・・・・可変抵抗器 R1R,R2R,R3R,R4R、R1G,R2G,R3G,R4G、R
1B,R2B,R3B,R4B・・・・・抵抗加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/11 H04N 5/253 H04N 9/68 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーフィルム上に記録された映像を
    R,G,Bのビデオ信号に変換するテレシネ装置におい
    て、 上記ビデオ信号のRの信号にG,Bの信号を加算或いは
    減算するR信号加減算手段と、 上記ビデオ信号のGの信号にR,Bの信号を加算或いは
    減算するG信号加減算手段と、 上記ビデオ信号のBの信号にR,Gの信号を加算或いは
    減算するB信号加減算手段と、 上記ビデオ信号の輝度信号に応じて上記各加減算手段で
    の各R,G,Bの信号の加減算量を制御する制御手段と
    を有し、 上記制御手段は、上記映像の輝度信号のレベルが低い領
    域では上記各加減算手段で加算を行い、上記映像の輝度
    信号のレベルが高い領域では上記各加減算手段で減算を
    行うように制御することを特徴とするテレシネ装置。
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