JP3067131U - 排水管継手 - Google Patents

排水管継手

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良広 住本
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株式会社 エッグ・プラミング
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素材として機械的強度を有する可撓性部材を
用いることで、各排水横管との密着性を向上させて排水
漏れの可能性をなくすとともに、製造が比較的容易でコ
ストを低減することができ、断面円形の排水横管と断面
卵形の排水横管の軸心が所望設定位置に比べて相互にず
れていてもそれらの管を確実に接続することができる排
水管継手の提供。 【解決手段】 断面円形状の第1排水横管に外嵌可能な
断面円形状の円形管接続部と、断面卵形で且つ縦方向最
大長が第1排水横管の径よりも大である第2排水横管に
外嵌可能な断面卵形状の卵形管接続部とを有する継手本
体が機械的強度を有する可撓性部材で一体成形され、円
形管接続部および卵形管接続部の外周には各々、その周
方向にリング状の溝が形成され、これらの溝には、接続
部を内側へ締め付ける締め付け具が装着されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は排水管継手に関し、より詳しくは、断面円形の排水横管と断面卵形の 排水横管とを内部連通状態で接続するための排水管継手において、各排水横管と の密着性を向上させて排水漏れの可能性をなくすとともに、製造が比較的容易で コストを低減することができ、断面円形の排水横管と断面卵形の排水横管の軸心 が所望設定位置に比べて相互にずれていてもそれらの管を確実に接続することが できる排水管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビル等の排水システムにおいて各階に配設される排水横管は全て断面円 形であったので、便器から排水横管内に流入した排水は上下方向に回流すること になっていた。このため、排水横管内の空気はその内部を通流することができず 、排水横管内に大きな気圧変動が生じて、いわゆる排水トラップの破封が発生す る恐れがあった。そこで、排水横管の他に通気管を別途設けることで排水横管内 の空気をスムースに通流させ、排水トラップの破封を防止する手法が採用されて いる。しかしながら、この手法においては配管の数が増えるので、配管スペース の増大を招くことになっていた。
【0003】 そこで、本出願人は既に、特願平11−221217号において、上部の曲率 半径が下部の曲率半径よりも大きくなった断面卵形の排水横管を用いた排水シス テムを提案している。 この発明によれば、断面卵形の排水横管を用いることによって排水横管内の空 気をスムースに通流させ、排水トラップの破封の発生を防止することができる。 また、この発明によれば、通気管を設ける必要がないので、配管スペースを小さ く抑えることができる。
【0004】 ところで、この断面卵形の排水横管は、各階を貫いて配設される排水縦管から 各階において横方向に分岐した断面円形排水横管に接続されて使用されるもので ある。断面円形の排水横管と断面卵形の排水横管は、非可撓性の塩化ビニル製排 水管継手によって相互に接続されていた。また、断面卵形の排水横管の縦方向最 大長は、断面円形の排水横管の径よりも大きく設定されている。
【0005】 この排水管継手は、図6に例示するように、断面円形の排水横管(20)に外 嵌可能な円形管接続部(21)を一端側に有し且つその一端側から他端側にかけ て次第に径が大きくなる円形管接続用横管(22)と、断面卵形の排水横管(2 3)に外嵌可能な卵形管接続部(24)を一端側に有し且つ他端が断面円形状横 管(22)の他端と同形状の卵形管接続用横管(25)が、各他端部において相 互に固着されてなるものであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の排水管継手は、非可撓性の排水管継手であり、各排 水横管(20),(23)との接続は、外周面に接着剤を塗布した状態の排水横 管に各接続部(21),(24),(26)を外嵌することで行っていた。従っ て、排水横管(20),(23)と接続部(21),(24),(26)は必ず しも密着しているとは言えず、排水横管(20),(23)や排水管継手に製造 誤差や施工誤差があったり、あるいは接着剤の塗布状態が悪い場合には水密性が 不十分となり、使用時にそこから排水が漏れる危険性があった。
【0007】 また、従来の排水管継手は、円形管接続用横管(22)と卵形管接続用横管( 25)の二つの部材を組み合わせていたので、施工工程が多く、コストが高くつ く上、全長がかなり長いものとなっていた。 また、断面円形の排水横管(20)と断面卵形の排水横管(23)は、施工現 場において個別に配管されるものであったため、施工状態によっては、互いの軸 心が所望設定位置に比べてずれることがあった。ところが、従来の排水管継手は 非可撓性のものであったために変形することができず、断面円形の排水横管(2 0)と断面卵形の排水横管(23)のいずれか一方に接続することはできても、 他方の排水横管にはうまく接続できない恐れがあった。
【0008】 本考案は、これらの実情に鑑みてなされたもので、断面円形の排水横管と断面 卵形の排水横管とを内部連通状態で接続するための排水管継手において、素材と して機械的強度を有する可撓性部材を用いることで、各排水横管との密着性を向 上させて排水漏れの可能性をなくすとともに、製造が比較的容易でコストを低減 することができ、断面円形の排水横管と断面卵形の排水横管の軸心が所望設定位 置に比べて相互にずれていてもそれらの管を確実に接続することができる排水管 継手の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、断面円形状の第1排水横管の端部と、上部の曲率半径 が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で且つ縦方向最大長が第1排水横管の径 よりも大である第2排水横管の端部とを相互に内部連通状態で接続するための排 水管継手であって、前記第1排水横管に外嵌可能な断面円形状の円形管接続部と 、前記第2排水横管に外嵌可能な断面卵形状の卵形管接続部とを有する継手本体 が機械的強度を有する可撓性部材で一体成形され、前記円形管接続部および卵形 管接続部の外周には各々、その周方向にリング状の溝が形成され、これらの溝に は、前記接続部を内側へ締め付ける締め付け具が装着されてなることを特徴とす る排水管継手である。
【0010】 請求項2記載の考案は、断面円形状の第1排水横管の端部と、上部の曲率半径 が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で且つ縦方向最大長が第1排水横管の径 よりも大である第2排水横管の端部とを相互に内部連通状態で接続するための排 水管継手であって、前記第1排水横管に外嵌可能な断面円形状の円形管接続部と 、前記第2排水横管に外嵌可能な断面卵形状の卵形管接続部とを有する継手本体 が機械的強度を有する可撓性部材で一体成形され、前記円形管接続部および卵形 管接続部の外周には各々、その周方向にリング状の溝が形成され、これらの溝に は、前記接続部を内側へ締め付ける締め付け具が装着されてなり、前記円形管接 続部と卵形管接続部の間に形成された中央部は、リング状の径方向肉厚部とリン グ状の径方向肉薄部が該中央部の長さ方向に交互に現れる蛇腹構造壁とされてな ることを特徴とする排水管継手である。
【0011】 請求項3記載の考案は、断面円形状の第1排水横管の端部と、上部の曲率半径 が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で且つ縦方向最大長が第1排水横管の径 よりも大である第2排水横管の端部とを相互に内部連通状態で接続するための排 水管継手であって、前記第1排水横管に外嵌可能な断面円形状の円形管接続部と 、前記第2排水横管に外嵌可能な断面卵形状の卵形管接続部とを有する継手本体 が機械的強度を有する可撓性部材で一体成形され、前記円形管接続部および卵形 管接続部の外周には各々、その周方向にリング状の溝が形成され、これらの溝に は、前記接続部を内側へ締め付ける締め付け具が装着されてなり、前記円形管接 続部および卵形管接続部の内周には各々、その周方向に伸びるリング状の突条が 多数形成され、それら突条は、前記接続部の長さ方向に相互に微小間隔を隔てて 形成されていることを特徴とする排水管継手である。
【0012】 請求項4記載の考案は、断面円形状の第1排水横管の端部と、上部の曲率半径 が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で且つ縦方向最大長が第1排水横管の径 よりも大である第2排水横管の端部とを相互に内部連通状態で接続するための排 水管継手であって、前記第1排水横管に外嵌可能な断面円形状の円形管接続部と 、前記第2排水横管に外嵌可能な断面卵形状の卵形管接続部とを有する継手本体 が機械的強度を有する可撓性部材で一体成形され、前記円形管接続部および卵形 管接続部の外周には各々、その周方向にリング状の溝が形成され、これらの溝に は、前記接続部を内側へ締め付ける締め付け具が装着されてなり、前記円形管接 続部および卵形管接続部は、前記排水横管との接続に必要な程度の長さとされて いることを特徴とする排水管継手である。 これらの考案を提供することにより上記課題を悉く解決する。
【0013】
【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案に係る排水管継手を示す斜視図である。図2は、この排水管継 手を示す正面図である。図3は、この排水管継手を円形管接続部側から見た状態 で示す側面図である。図4は、この排水管継手を卵形管接続部側から見た状態で 示す側面図である。図5は、この排水管継手を示す縦断面図である。
【0014】 本発明に係る排水管継手(1)は、断面円形状の第1排水横管(2)の端部と 、上部の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で且つ縦方向最大長( L)が第1排水横管(2)の径(φ)よりも大である第2排水横管(3)の端部 とを相互に内部連通状態で接続するための排水管継手である。 この排水管継手(1)は、円形管接続部(4)と卵形管接続部(5)とを有す る継手本体(6)が機械的強度を有する可撓性部材で一体成形されてなるもので ある。
【0015】 円形管接続部(4)は、第1排水横管(2)と接続される部分であり、第1排 水横管(2)の端部に外嵌可能な断面円形の筒状部分とされている。一方、卵形 管接続部(5)は、第2排水横管(3)と接続される部分であり、第2排水横管 (3)の端部に外嵌可能な断面卵形の筒状部分とされている。円形管接続部(4 )および卵形管接続部(5)の各外周には、周方向に伸びるリング状の溝(7) が形成され、この溝(7)内に、円形管接続部(4),卵形管接続部(5)を内 側へ締め付ける締め付け具(8)が装着されている。
【0016】 締め付け具(8)の形態は、特に限定されるものではないが、図示例では、ホ ース等の管状体の締め付け固定に使用される公知のものが使用されている。図示 した締め付け具(8)は、弾力性を有する金属製の帯状板(9)を一端側と他端 側が相互に重なり合うように筒状に丸め、この重なり部に設けたウォ−ムねじ( 10)を回転させることによって筒状体の内径を変化させるように構成されたも のである。 円形管接続部(4)および卵形管接続部(5)はそれぞれ機械的強度を有する 可撓性部材から構成されているので、管継手として必要な機械的強度を発現しな がら、締め付け具(8)による内側への変形が可能となる。従って、締め付け具 (8)の筒状体の内径を小さくすることによって、円形管接続部(4)および卵 形管接続部(5)の内周面を排水横管(2),(3)の外周面に圧接させること ができる。 なお、機械的強度を有する可撓性部材の種類は、管継手として必要な程度の機 械的強度と、適度な柔軟性とを兼ね備えているものであれば特に限定されないが 、例えば、エチレンプロピレンゴム等の各種硬質合成ゴムを挙げることができる 。
【0017】 円形管接続部(4)および卵形管接続部(5)の内周にはそれぞれ、周方向に 伸びるリング状の突条(11)(図5参照)が多数形成されており、これら突条 (11)は、接続部(4),(5)の長さ方向に相互に微小間隔を隔てて形成さ れている。この突条(11)は、排水横管(2),(3)の外周面に当接され、 締め付け具(8)で接続部(4),(5)を内側へ締め付けることによって、そ の先端部が排水横管(2),(3)に圧接される。つまり、突条(11)を設け ることにより、接続部(4),(5)の排水横管(2),(3)に対する接触圧 を高めることができる。また、突条(11)を相互に微小間隔を隔てて多数設け ることにより、締め付け具(8)の締め付け圧が多数の突条(11)に均等に伝 わり、これら多くの突条(11)がそれぞれ水密性の高い止水壁となるので、排 水横管(2),(3)と接続部(4),(5)の間を確実に止水することができ る。
【0018】 なお、図示例では、円形管接続部(4)および卵形管接続部(5)に形成され た溝(7)は、それぞれ1本ずつとされているが、本考案においてはこれに限定 されず、その一方もしくは双方が複数本とされていてもよい。この場合、各溝( 7)内に締め付け具(8)を装着してよいことは勿論である。 また、円形管接続部(4)および卵形管接続部(5)のそれぞれの長さは、で きるだけ短いことが製造コストの面や接続工事の作業性の面で好ましいが、少な くとも排水横管(2),(3)との接続を可能とする長さ、すなわち締め付け具 (8)を安定して装着できる長さは必要とされる。本考案における接続部(4) ,(5)の好適な長さは、締め付け具(8)の帯状板(9)の幅にもよるが、帯 状板(9)の幅を12mmとした場合には50〜100mm程度の長さが水密性 や排水横管(2),(3)の接続安定性等の面で好ましいことが考案者によって 確かめられている。
【0019】 円形管接続部(4)と卵形管接続部(5)の間には、中央部(12)が形成さ れている。中央部(12)は、継手本体(6)を構成するものであって、円形管 接続部(4)および卵形管接続部(5)と共に機械的強度を有する可撓性部材で 一体成形されている。この中央部(12)は、円形管接続部(4)側の開口部の 形状が円形状とされ、卵形管接続部(5)側の開口部の形状が卵形状とされてお り、その間の部分は、円形側から卵形側へ向けて、断面円形から断面卵形へ次第 に変化するようになっている。
【0020】 中央部(12)は、機械的強度を有する可撓性部材から構成されているので、 管継手として必要な機械的強度を発現しながら、比較的柔軟に変形することがで きる。従って、円形管接続部(4)の軸心(α1)(図5参照)と卵形管接続部 (5)の軸心(α2)(図5参照)がそれぞれ初期設定位置にある状態から、軸 心(α1),(α2)の位置を相互に縦方向あるいは横方向にずらすことができ る。従って、第1排水横管(2)の軸心と第2排水横管(3)の軸心の位置が所 望設定位置に比べて相互にずれている場合に、中央部(12)をそのずれ量に合 わせて変形させることにより、排水横管(2),(3)同士を容易かつ確実に接 続することが可能となる。
【0021】 このように、中央部(12)を変形させることによって、排水横管(2),( 3)相互のずれにうまく対応することができるが、できれば図5に示すように、 中央部(12)を蛇腹構造壁とすることが望ましい。この中央部(12)は、リ ング状の径方向肉厚部(13)とリング状の径方向肉薄部(14)が中央部(1 2)の長さ方向に交互に現れる蛇腹構造壁とされている。このように、径方向肉 厚部(13)と径方向肉薄部(14)が交互に現れる蛇腹構造壁とすることによ り、中央部(12)はより一層柔軟に変形しやすくなるので、変形可能量が大き くなるとともに変形に要する力が小さくなり、排水横管(2),(3)同士のず れが比較的大きな場合でも容易に対応することができる。なお、本考案において は、中央部(12)を必ずしも蛇腹構造壁とする必要はなく、均一厚さの筒状体 として構成してもよい。
【0022】 次に、本考案に係る排水管継手(1)の使用方法について説明する。 今、円形断面の第1排水横管(2)が床面から所定高さを隔てて配設されてい る。この第1排水横管(2)の端部に、排水管継手(1)の円形管接続部(4) を外嵌する。次いで、卵形断面の第2排水横管(3)を床面から所定高さを隔て て配設する。このとき、第2排水横管(3)は、図示しないフレームや取り付け 治具を用いて床面から所定高さを隔てて配設されるが、第2排水横管(3)はそ の製造誤差や施工誤差等の理由によって端部の位置が所望の配設位置とは縦方向 や横方向にずれていることがある。ここでは、そのようなずれが生じている場合 を想定する。
【0023】 次いで、第2排水横管(3)の端部に、排水管継手(1)の卵形管接続部(5 )を外嵌する。このとき、第2排水横管(3)の軸心は、第1排水横管(2)の 軸心に対し、所望設定位置からずれているので、そのずれ量に応じて排水管継手 (1)の中央部(12)を変形させることにより、排水横管(3)の端部に卵形 管接続部(5)を外嵌することができる。次いで、接続部(4),(5)におい て、締め付け具(8)のウォ−ムねじ(10)を回転操作して接続部(4),( 5)を内側へ締め付ける。これにより、接続部(4),(5)は排水横管(2) ,(3)の外周面に密着する。 以上をもって、排水横管(2),(3)同士の接続作業を終了する。
【0024】
【考案の効果】 請求項1に係る排水管継手によれば、円形管接続部および卵形管接続部はそれ ぞれ機械的強度を有する可撓性部材から構成されているので、締め付け具による 内側への変形が可能となる。従って、締め付け具で円形管接続部および卵形管接 続部を締め付けることにより、各接続部の内周面を排水横管の外周面に圧接させ ることができる。従って、排水横管と排水管継手の間の水密性が格段に向上し、 排水の漏れを確実に防止することができる。また、継手本体が機械的強度を有す る可撓性部材から構成されているので、第1排水横管の軸心と第2排水横管の軸 心の位置が所望設定位置に比べて相互にずれている場合に、継手本体をそのずれ 量に合わせて変形させることにより、双方の排水横管同士を容易かつ確実に接続 することが可能となる。
【0025】 請求項2に係る排水管継手によれば、排水横管と排水管継手との間の水密性が 格段に向上し、排水が漏れるのを確実に防止することができる。また、第1排水 横管の軸心と第2排水横管の軸心の位置が所望設定位置に比べて相互にずれてい る場合に、継手本体をそのずれ量に合わせて変形させることにより、双方の排水 横管同士を容易かつ確実に接続することが可能となる。また、継手本体の中央部 を径方向肉厚部と径方向肉薄部が交互に現れる蛇腹構造壁とすることにより、中 央部はより一層柔軟に変形しやすくなるので、変形可能量が大きくなるとともに 変形に要する力が小さくなり、排水横管同士のずれが比較的大きな場合でも容易 に対応することができる。
【0026】 請求項3に係る排水管継手によれば、排水横管と排水管継手との間の水密性が 格段に向上し、排水が漏れるのを確実に防止することができる。また、第1排水 横管の軸心と第2排水横管の軸心の位置が所望設定位置に比べて相互にずれてい る場合に、継手本体をそのずれ量に合わせて変形させることにより、双方の排水 横管同士を容易かつ確実に接続することが可能となる。また、円形管接続部の内 周に、その周方向に伸びるリング状の突条を多数形成することにより、円形管接 続部の排水横管に対する接触圧を高めることができる。また、それら突条を、円 形管接続部の長さ方向に相互に微小間隔を隔てて形成することにより、締め付け 具の締め付け圧が多数の突条に均等に伝わり、排水横管と円形管接続部の間を確 実に止水することができる。
【0027】 請求項4に係る排水管継手によれば、排水横管と排水管継手との間の水密性が 格段に向上し、排水が漏れるのを確実に防止することができる。また、第1排水 横管の軸心と第2排水横管の軸心の位置が所望設定位置に比べて相互にずれてい る場合に、継手本体をそのずれ量に合わせて変形させることにより、双方の排水 横管同士を容易かつ確実に接続することが可能となる。また、円形管接続部およ び卵形管接続部のそれぞれの長さを、排水横管との接続を可能とする長さに設定 することにより、製造コストを抑え且つ接続工事の作業性を向上させつつ、排水 横管同士を確実に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る排水管継手を示す斜視図である。
【図2】本考案に係る排水管継手を示す正面図である。
【図3】本考案に係る排水管継手を円形管接続部側から
見た状態で示す側面図である。
【図4】本考案に係る排水管継手を卵形管接続部側から
見た状態で示す側面図である。
【図5】本考案に係る排水管継手を示す縦断面図であ
る。
【図6】従来の排水管継手の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・排水管継手 2・・・・・第1排水横管 3・・・・・第2排水横管 4・・・・・円形管接続部 5・・・・・卵形管接続部 6・・・・・継手本体 7・・・・・溝 8・・・・・締め付け具 11・・・・・突条 12・・・・・中央部 13・・・・・径方向肉厚部 14・・・・・径方向肉薄部 φ・・・・・第1排水横管の径 L・・・・・第2排水横管の縦方向最大長

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形状の第1排水横管の端部と、上
    部の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で
    且つ縦方向最大長が第1排水横管の径よりも大である第
    2排水横管の端部とを相互に内部連通状態で接続するた
    めの排水管継手であって、 前記第1排水横管に外嵌可能な断面円形状の円形管接続
    部と、前記第2排水横管に外嵌可能な断面卵形状の卵形
    管接続部とを有する継手本体が機械的強度を有する可撓
    性部材で一体成形され、前記円形管接続部および卵形管
    接続部の外周には各々、その周方向にリング状の溝が形
    成され、これらの溝には、前記接続部を内側へ締め付け
    る締め付け具が装着されてなることを特徴とする排水管
    継手。
  2. 【請求項2】 断面円形状の第1排水横管の端部と、上
    部の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で
    且つ縦方向最大長が第1排水横管の径よりも大である第
    2排水横管の端部とを相互に内部連通状態で接続するた
    めの排水管継手であって、 前記第1排水横管に外嵌可能な断面円形状の円形管接続
    部と、前記第2排水横管に外嵌可能な断面卵形状の卵形
    管接続部とを有する継手本体が機械的強度を有する可撓
    性部材で一体成形され、前記円形管接続部および卵形管
    接続部の外周には各々、その周方向にリング状の溝が形
    成され、これらの溝には、前記接続部を内側へ締め付け
    る締め付け具が装着されてなり、 前記円形管接続部と卵形管接続部の間に形成された中央
    部は、リング状の径方向肉厚部とリング状の径方向肉薄
    部が該中央部の長さ方向に交互に現れる蛇腹構造壁とさ
    れてなることを特徴とする排水管継手。
  3. 【請求項3】 断面円形状の第1排水横管の端部と、上
    部の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で
    且つ縦方向最大長が第1排水横管の径よりも大である第
    2排水横管の端部とを相互に内部連通状態で接続するた
    めの排水管継手であって、 前記第1排水横管に外嵌可能な断面円形状の円形管接続
    部と、前記第2排水横管に外嵌可能な断面卵形状の卵形
    管接続部とを有する継手本体が機械的強度を有する可撓
    性部材で一体成形され、前記円形管接続部および卵形管
    接続部の外周には各々、その周方向にリング状の溝が形
    成され、これらの溝には、前記接続部を内側へ締め付け
    る締め付け具が装着されてなり、 前記円形管接続部および卵形管接続部の内周には各々、
    その周方向に伸びるリング状の突条が多数形成され、そ
    れら突条は、前記接続部の長さ方向に相互に微小間隔を
    隔てて形成されていることを特徴とする排水管継手。
  4. 【請求項4】 断面円形状の第1排水横管の端部と、上
    部の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きい断面卵形で
    且つ縦方向最大長が第1排水横管の径よりも大である第
    2排水横管の端部とを相互に内部連通状態で接続するた
    めの排水管継手であって、 前記第1排水横管に外嵌可能な断面円形状の円形管接続
    部と、前記第2排水横管に外嵌可能な断面卵形状の卵形
    管接続部とを有する継手本体が機械的強度を有する可撓
    性部材で一体成形され、前記円形管接続部および卵形管
    接続部の外周には各々、その周方向にリング状の溝が形
    成され、これらの溝には、前記接続部を内側へ締め付け
    る締め付け具が装着されてなり、 前記円形管接続部および卵形管接続部は、前記排水横管
    との接続に必要な程度の長さとされていることを特徴と
    する排水管継手。
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