JP3066967U - 広告媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】取付・取り外しが簡単で、且つ夜間も見ること
ができる広告媒体の提供 【解決手段】この考案の広告媒体は、裏面に粘着層１を
有するシ−ト２の表面に蓄光塗料層３又は再帰反射塗料
層４を設け、蓄光塗料層３又は再帰反射塗料層４の上
に、宣伝用の文字５又は図柄・図形６を印刷し、さらに
その上に透明なプラスチックシ−ト７を貼付するととも
に、シ−ト２の粘着層１に剥離紙８を貼付している。な
お、必要に応じて、蓄光塗料層３又は再帰反射塗料層４
を省略してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、床面、壁面、車、シャッタ−、その他平面部を有する建造物等に簡 単に貼り付けることができる広告媒体の構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、床面、壁面、車、シャッタ−、その他平面部を有する建造物等に表示する 広告は、文字又は図柄・図形等をペイント等で、前記建造物等に直に描いている 場合が多く、広告の修復や描き直しの場合には、時間と多額の費用を要するとい う欠点があった。 また、従来の広告媒体は、夜間に見えないという欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、従来の技術で記述した欠点を解消するためになされたもので、取付 ・取り外しが簡単で、且つ夜間も見ることができる広告媒体の提供を目的とする ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案の広告媒体は、裏面に粘着層を有するシ−トの表面に蓄光塗料層又は再 帰反射塗料層を設け、この蓄光塗料層又は再帰反射塗料層の上に、宣伝用の文字 又は図柄・図形を印刷し、さらにその上に透明なプラスチックシ−トを貼付する とともに、前記シ−トの粘着層に剥離紙を貼付していることを特徴とするもので ある。

【０００５】 この発明の別の広告媒体は、裏面に粘着層を有するシ−トの表面に、宣伝用の文 字又は図柄・図形を印刷し、さらにその上に透明なプラスチックシ−トを貼付す るとともに、前記シ−トの粘着層に剥離紙を貼付していることを特徴とするもの である。

【０００６】

【考案の実施の形態】

この考案の実施の形態の一例を図面を参照しながら説明するに、図１〜図６に示 すように、裏面に粘着層１を有する薄いポリエチレン等のプラスチック又は和紙 等の紙材からなるシ−ト２の表面に蓄光塗料層３又は再帰反射塗料層４を設けて いる。

【０００７】 蓄光塗料層３を形成する蓄光塗料は、特殊成分のものでなくてもよく、主成分が ＺｎＳ、Ｃｕである市販品を使用し、シ−ト２の表面全体にゼットプリンタ−等 によって、塗布し、皮膜層を形成させている。

【０００８】 再帰反射塗料層４を形成する再帰反射塗料も市販品でよく、シ−ト２の表面全体 にゼットプリンタ−又は刷毛等によって、塗布し、皮膜層を形成させている。

【０００９】 前記蓄光塗料層３又は再帰反射塗料層４の上に、宣伝用の文字５又は図柄・図形 ６を印刷する。図３には文字５としてイ、図５には図柄・図形６として丸をプリ ントした例を示している。

【００１０】 図３、図５において、文字３と図柄・図形４をプリントした箇所は、蓄光塗料層 ３又は再帰反射塗料層４が印刷用インキによって遮蔽されてしまうので、蓄光塗 料層３又は再帰反射塗料層４としての機能は果たさず、したがってこの部分は夜 間において発光又は反射はしない。

【００１１】 夜間においては、図４、図６の斜線を施した部分だけが発光又は反射するように なる。勿論、再帰反射塗料層４の場合には、光が当たらないと反射しないので、 夜間において、光が全くない場合には見えない。

【００１２】 文字５又は図柄・図形６を印刷したシ−ト２の上に、透明なポリエステル等から なるプラスチックシ−ト７を透明な接着剤を使用して貼付する。床面に設置する 場合には、踏みつけたときに、滑らないように、表面が粗いプラスチックシ−ト ７を使用している。

【００１３】 前記シ−ト２の粘着層１に剥離紙８を貼付している。床面、壁面等に適用する場 合には、剥離紙８を剥ぎとりながらシ−ト２を床面、壁面等に貼付する。

【００１４】 本願の別の広告媒体は、図２に示すように、裏面に粘着層１を有する薄いポリエ チレン等のプラスチック又は和紙等の紙材からなるシ−ト２の表面に、宣伝用の 文字５又は図柄・図形６を印刷し、さらにその上に透明なポリエステル等からな るプラスチックシ−ト７透明な接着剤を使用して貼付する。

【００１５】 床面に設置する場合には、踏みつけたときに、滑らないように、表面が粗いプラ スチックシ−ト７を使用している。

【００１６】 前記シ−ト２の粘着層１に剥離紙８を貼付している。床面、壁面等に適用する場 合には、剥離紙８を剥ぎとりながらシ−ト２を床面、壁面等に貼付する。

【００１７】

【考案の効果】

この考案は上述のように構成されているので、次のような効果を呈する。 シ−トに文字、図柄・図形をプリントするだけでよいので、仕上がりが早く、 相当複雑な図柄・図形等も簡単に仕上げることができる。 夜間光がない所でも発光するので、見ることができる。 夜間光があれば、反射するので、見ることができる。 新規な広告媒体への取り替えが簡単である。 床面に貼付している場合、踏みつけても滑らない。

【図面の簡単な説明】

【図１】考案の一実施例を示す一部切欠断面図

【図２】考案の別の一実施例を示す一部切欠断面図

【図３】文字をプリントした場合の平面図

【図４】図３の夜間における状態を示す説明図

【図５】図柄・図形をプリントした場合の平面図

【図６】図５の夜間における説明図

【符号の説明】

１ 粘着層 ２ シ−ト ３ 蓄光塗料層 ４ 再帰反射塗料層 ５ 文字 ６ 図柄・図形 ７ 透明なプラスチックシ−ト ８ 剥離紙

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 裏面に粘着層（１）を有するシ−ト
   （２）の表面に蓄光塗料層（３）又は再帰反射塗料層
   （４）を設け、該蓄光塗料層（３）又は再帰反射塗料層
   （４）上に、宣伝用の文字（５）又は図柄・図形（６）
   を印刷し、さらにその上に透明なプラスチックシ−ト
   （７）を貼付するとともに、前記シ−ト（２）の粘着層
   （１）に剥離紙（８）を貼付してなることを特徴とする
   広告媒体
2. 【請求項２】 裏面に粘着層（１）を有するシ−ト
   （２）の表面に、宣伝用の文字（５）又は図柄・図形
   （６）を印刷し、さらにその上に透明なプラスチックシ
   −ト（７）を貼付するとともに、前記シ−ト（２）の粘
   着層（１）に剥離紙（８）を貼付してなることを特徴と
   する広告媒体