JP3429518B2 - カード付き帳票 - Google Patents
カード付き帳票Info
- Publication number
- JP3429518B2 JP3429518B2 JP29664692A JP29664692A JP3429518B2 JP 3429518 B2 JP3429518 B2 JP 3429518B2 JP 29664692 A JP29664692 A JP 29664692A JP 29664692 A JP29664692 A JP 29664692A JP 3429518 B2 JP3429518 B2 JP 3429518B2
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- Japan
- Prior art keywords
- card
- film
- coat layer
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カード付き帳票に係る
ものであり、特にカードの郵送に好適に用いられるカー
ド付き帳票に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】銀行カード、クレジットカード、会員カ
ード等のカードを使用者に郵送する場合、帳票にカード
を剥離可能に貼着してなる所謂カード付き帳票が従来よ
り広く使用されている。すなわち、連続帳票に情報印字
欄を残してカードを貼着しておき、ノンインパクトプリ
ンタによって帳票上の情報印字欄に使用者の住所、氏名
等の固有情報を印字すると同時に、該固有情報に対応し
た固有情報をカードの表面にも印字することが行われて
いる。そして、通常このようなカード付き帳票における
カードは、その表面に、印字及び／又は筆記適性を有す
るコート層が設けられている。このコート層の表面は光
沢が得られる程には平滑性がない。このようなものとし
ては、例えばマット状になっているもの等が挙げられ
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のカード
付き帳票は、カード表面に対してプリンタによる印字が
良好に行えるものではあるが、カード自体は表面にコー
ト層があるために光沢がなく見栄えが悪いものであり、
また帳票に貼着した状態でカードが目立たずカードの存
在をアピールできないといった問題点がある。 【０００４】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、プリンタによ
る印字が良好に行えるとともにカード表面に光沢のある
カード付き帳票を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プリンターのトラクターピンに係合する
複数の孔を設けたトラクターピン係止部分を両端縁部に
備えた帳票基材と、該帳票基材の表面に剥離可能な状態
で貼着されたカードとからなるカード付き帳票におい
て、カードの表面全体に印字及び／又は筆記適性を有す
るマット状のコート層を設けるとともに、カード上の印
字領域を除いて前記コート層の上から透明インキを印刷
したことを特徴とするものである。 【０００６】 【作用】上述の構成からなる本発明のカード付き帳票で
は、カード表面のコート層の上に印刷した透明インキが
カードに光沢を与える役目を果たす。 【０００７】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 【０００８】図１に示されるように、カード付き帳票１
はミシン目ａを介して複数連続した連続帳票として構成
されており、帳票基材２の両端縁部にはプリンターのト
ラクターピンに係合する複数の孔３を設けたトラクター
ピン係止部分４がミシン目ｂを介して設けられている。
そして、帳票基材２の表面には、各帳票１毎に情報印字
欄５が設けられているとともにカード６が剥離可能な状
態で貼着されている。なお、ミシン目ｂは印字後にトラ
クターピン係止部分４を切り離すためのものであり、カ
ッター等によりトラクターピン係止部分４を切り離す場
合には設けなくてもよいものである。 【０００９】カード６は、図２及び図３に示すように、
基材１１の表面側の全体に渡って印字及び／又は筆記適
性を有するマット状のコート層１２が設けられており、
さらにカード上の印字領域１２ａ，１２ｂ，１２ｃを除
いてコート層１２の上から透明インキ１３が印刷されて
いる。なお、コート層１２における印字領域１２ａ，１
２ｂ，１２ｃ以外の部分には適宜絵柄が施されており、
透明インキ１３はこの絵柄の上からオーバープリントさ
れている。また、基材１１の裏面側には粘着剤層１４を
介してフィルム１５が貼着されており、図４に示すよう
に、フィルム１５の裏面側に擬似接着層１６を介してフ
ィルム１７を貼着してなるカード材料を、粘着剤層１８
を介して帳票基材２の表面の所定位置に貼着することに
より、カード６が擬似接着層１６の部分から剥離され得
るようになっている。 【００１０】上記カード６を構成する基材１１として
は、紙、プラスチック、合成紙やこれらの積層体が用い
られる。この基材１１の厚みは通常１００〜３００μｍ
程度が好ましい。なお、カードの層構成は上記したもの
に限らず、表面側にコート層を設けてあり、さらに印字
領域を除いて該コート層の上から透明インキが印刷され
ているものでありさえすれば、例えば隠蔽印刷層、絵柄
印刷層、磁気層等の任意の層を有する構成のものであっ
てもよい。 【００１１】上記のフィルム１５及びフィルム１７とし
ては通常、相互間の接着性が低い材質のものが用いら
れ、例えばポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）とポ
リエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）とＰＥ、
ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）とＰＥ、ＰＥＴ
とＰＰ、ＰＢＴとＰＰなどオレフィン系樹脂とエステル
系樹脂等の組合せが挙げられる。フィルム１５とフィル
ム１７との間の擬似接着層１６は、例えばＰＥＴ（或い
はＰＥ）フィルム１５とＰＥ（或いはＰＥＴ）フィルム
１７の間に、一方のフィルムと同じ材質の樹脂、例えば
ＰＥをエクストルージョンコートしてフィルム１５とフ
ィルム１７を積層することによって形成することができ
る。すなわち、相互に接着性が低いフィルム１５とフィ
ルム１７の間に、一方のフィルムと接着性を有する樹脂
を溶融状態で塗布することにより、溶融樹脂と接着性の
低い他方のフィルムとの間に擬似的な接着状態を形成す
ることができる。 【００１２】基材１１とフィルム１５との間に設けられ
る粘着剤層１４は、基材１１とフィルム１５に対する粘
着性を有する粘着剤により形成される。また、フィルム
１７と帳票基材２の間の粘着剤層１８を構成する粘着剤
には、フィルム１７と帳票基材２に対する粘着性を有す
る粘着剤が用いられる。このような粘着剤は従来公知の
粘着剤の中から適宜選択して使用される。 【００１３】上記構成からなるカード付き帳票１は、カ
ード発行部署においてプリンターにセットされ、両端縁
部のトラクターピン係止部分４の孔３にプリンターのト
ラクターピンを係合させて印字が行われる。すなわち、
例えばノンインパクトプリンターによって帳票１上の情
報印字欄５に使用者の住所、氏名等の固有情報を印字す
ると同時に、該固有情報に対応した固有情報がカード６
の印字領域１２ａ，１２ｂ，１２ｃにも印字される。こ
の場合、印字領域１２ａ，１２ｂ，１２ｃには印字及び
／又は筆記特性を有するコート層１２が露出しているの
で印字が良好に行われる。また、カード６の印字領域１
２ａ，１２ｂ，１２ｃ以外の絵柄部分は透明インキ１３
により覆われて光沢のある状態になっている。 【００１４】このようにして固有情報が出力された連続
帳票は、必要に応じてトラクターピン係止部分４をミシ
ン目ｂで或いはカッターにより分離した後、流れ方向と
直角なミシン目ａで個々のカード付き帳票１の状態にカ
ットされ、封筒に封入封緘される。 【００１５】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード付
き帳票は、カードの表面全体に印字及び／又は筆記適性
を有するマット状のコート層を設けるとともに、カード
上の印字領域を除いて該コート層の上から透明インキを
印刷した構成としたので、プリンタによる印字が良好に
行われるとともに、カード表面に光沢がでるためカード
自体がカードらしくなり、また帳票に貼着した状態でも
カードの存在をアピールすることができる。
ものであり、特にカードの郵送に好適に用いられるカー
ド付き帳票に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】銀行カード、クレジットカード、会員カ
ード等のカードを使用者に郵送する場合、帳票にカード
を剥離可能に貼着してなる所謂カード付き帳票が従来よ
り広く使用されている。すなわち、連続帳票に情報印字
欄を残してカードを貼着しておき、ノンインパクトプリ
ンタによって帳票上の情報印字欄に使用者の住所、氏名
等の固有情報を印字すると同時に、該固有情報に対応し
た固有情報をカードの表面にも印字することが行われて
いる。そして、通常このようなカード付き帳票における
カードは、その表面に、印字及び／又は筆記適性を有す
るコート層が設けられている。このコート層の表面は光
沢が得られる程には平滑性がない。このようなものとし
ては、例えばマット状になっているもの等が挙げられ
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のカード
付き帳票は、カード表面に対してプリンタによる印字が
良好に行えるものではあるが、カード自体は表面にコー
ト層があるために光沢がなく見栄えが悪いものであり、
また帳票に貼着した状態でカードが目立たずカードの存
在をアピールできないといった問題点がある。 【０００４】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、プリンタによ
る印字が良好に行えるとともにカード表面に光沢のある
カード付き帳票を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プリンターのトラクターピンに係合する
複数の孔を設けたトラクターピン係止部分を両端縁部に
備えた帳票基材と、該帳票基材の表面に剥離可能な状態
で貼着されたカードとからなるカード付き帳票におい
て、カードの表面全体に印字及び／又は筆記適性を有す
るマット状のコート層を設けるとともに、カード上の印
字領域を除いて前記コート層の上から透明インキを印刷
したことを特徴とするものである。 【０００６】 【作用】上述の構成からなる本発明のカード付き帳票で
は、カード表面のコート層の上に印刷した透明インキが
カードに光沢を与える役目を果たす。 【０００７】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 【０００８】図１に示されるように、カード付き帳票１
はミシン目ａを介して複数連続した連続帳票として構成
されており、帳票基材２の両端縁部にはプリンターのト
ラクターピンに係合する複数の孔３を設けたトラクター
ピン係止部分４がミシン目ｂを介して設けられている。
そして、帳票基材２の表面には、各帳票１毎に情報印字
欄５が設けられているとともにカード６が剥離可能な状
態で貼着されている。なお、ミシン目ｂは印字後にトラ
クターピン係止部分４を切り離すためのものであり、カ
ッター等によりトラクターピン係止部分４を切り離す場
合には設けなくてもよいものである。 【０００９】カード６は、図２及び図３に示すように、
基材１１の表面側の全体に渡って印字及び／又は筆記適
性を有するマット状のコート層１２が設けられており、
さらにカード上の印字領域１２ａ，１２ｂ，１２ｃを除
いてコート層１２の上から透明インキ１３が印刷されて
いる。なお、コート層１２における印字領域１２ａ，１
２ｂ，１２ｃ以外の部分には適宜絵柄が施されており、
透明インキ１３はこの絵柄の上からオーバープリントさ
れている。また、基材１１の裏面側には粘着剤層１４を
介してフィルム１５が貼着されており、図４に示すよう
に、フィルム１５の裏面側に擬似接着層１６を介してフ
ィルム１７を貼着してなるカード材料を、粘着剤層１８
を介して帳票基材２の表面の所定位置に貼着することに
より、カード６が擬似接着層１６の部分から剥離され得
るようになっている。 【００１０】上記カード６を構成する基材１１として
は、紙、プラスチック、合成紙やこれらの積層体が用い
られる。この基材１１の厚みは通常１００〜３００μｍ
程度が好ましい。なお、カードの層構成は上記したもの
に限らず、表面側にコート層を設けてあり、さらに印字
領域を除いて該コート層の上から透明インキが印刷され
ているものでありさえすれば、例えば隠蔽印刷層、絵柄
印刷層、磁気層等の任意の層を有する構成のものであっ
てもよい。 【００１１】上記のフィルム１５及びフィルム１７とし
ては通常、相互間の接着性が低い材質のものが用いら
れ、例えばポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）とポ
リエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）とＰＥ、
ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）とＰＥ、ＰＥＴ
とＰＰ、ＰＢＴとＰＰなどオレフィン系樹脂とエステル
系樹脂等の組合せが挙げられる。フィルム１５とフィル
ム１７との間の擬似接着層１６は、例えばＰＥＴ（或い
はＰＥ）フィルム１５とＰＥ（或いはＰＥＴ）フィルム
１７の間に、一方のフィルムと同じ材質の樹脂、例えば
ＰＥをエクストルージョンコートしてフィルム１５とフ
ィルム１７を積層することによって形成することができ
る。すなわち、相互に接着性が低いフィルム１５とフィ
ルム１７の間に、一方のフィルムと接着性を有する樹脂
を溶融状態で塗布することにより、溶融樹脂と接着性の
低い他方のフィルムとの間に擬似的な接着状態を形成す
ることができる。 【００１２】基材１１とフィルム１５との間に設けられ
る粘着剤層１４は、基材１１とフィルム１５に対する粘
着性を有する粘着剤により形成される。また、フィルム
１７と帳票基材２の間の粘着剤層１８を構成する粘着剤
には、フィルム１７と帳票基材２に対する粘着性を有す
る粘着剤が用いられる。このような粘着剤は従来公知の
粘着剤の中から適宜選択して使用される。 【００１３】上記構成からなるカード付き帳票１は、カ
ード発行部署においてプリンターにセットされ、両端縁
部のトラクターピン係止部分４の孔３にプリンターのト
ラクターピンを係合させて印字が行われる。すなわち、
例えばノンインパクトプリンターによって帳票１上の情
報印字欄５に使用者の住所、氏名等の固有情報を印字す
ると同時に、該固有情報に対応した固有情報がカード６
の印字領域１２ａ，１２ｂ，１２ｃにも印字される。こ
の場合、印字領域１２ａ，１２ｂ，１２ｃには印字及び
／又は筆記特性を有するコート層１２が露出しているの
で印字が良好に行われる。また、カード６の印字領域１
２ａ，１２ｂ，１２ｃ以外の絵柄部分は透明インキ１３
により覆われて光沢のある状態になっている。 【００１４】このようにして固有情報が出力された連続
帳票は、必要に応じてトラクターピン係止部分４をミシ
ン目ｂで或いはカッターにより分離した後、流れ方向と
直角なミシン目ａで個々のカード付き帳票１の状態にカ
ットされ、封筒に封入封緘される。 【００１５】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード付
き帳票は、カードの表面全体に印字及び／又は筆記適性
を有するマット状のコート層を設けるとともに、カード
上の印字領域を除いて該コート層の上から透明インキを
印刷した構成としたので、プリンタによる印字が良好に
行われるとともに、カード表面に光沢がでるためカード
自体がカードらしくなり、また帳票に貼着した状態でも
カードの存在をアピールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るカード付き帳票の一実施例を示す
平面図である。 【図２】カードの斜視図である。 【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。 【図４】カードの貼着状態を示す断面図である。 【符号の説明】 １ カード付き帳票 ２ 帳票基材 ３ 孔 ４ トラクターピン係止部分 ６ カード １２ コート層 １２ａ，１２ｂ，１２ｃ 印字領域 １３ 透明インキ
平面図である。 【図２】カードの斜視図である。 【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。 【図４】カードの貼着状態を示す断面図である。 【符号の説明】 １ カード付き帳票 ２ 帳票基材 ３ 孔 ４ トラクターピン係止部分 ６ カード １２ コート層 １２ａ，１２ｂ，１２ｃ 印字領域 １３ 透明インキ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B42D 5/00 - 15/10
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 プリンターのトラクターピンに係合する
複数の孔を設けたトラクターピン係止部分を両端縁部に
備えた帳票基材と、該帳票基材の表面に剥離可能な状態
で貼着されたカードとからなるカード付き帳票におい
て、カードの表面全体に印字及び／又は筆記適性を有す
るマット状のコート層を設けるとともに、カード上の印
字領域を除いて前記コート層の上から透明インキを印刷
したことを特徴とするカード付き帳票。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29664692A JP3429518B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | カード付き帳票 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29664692A JP3429518B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | カード付き帳票 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06122295A JPH06122295A (ja) | 1994-05-06 |
| JP3429518B2 true JP3429518B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=17836239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29664692A Expired - Lifetime JP3429518B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | カード付き帳票 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3429518B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1240548C (zh) * | 2001-04-24 | 2006-02-08 | 精工爱普生株式会社 | 喷墨记录方法和使用这些的记录物 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP29664692A patent/JP3429518B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06122295A (ja) | 1994-05-06 |
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Legal Events
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