JP2008299075A - 路面用シート、及び、広告用シートの施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】裏面に接着剤層が設けられた基材14を準備し、この基材14の表面に、予め用意した広告表示100の画像を印刷する。次に、広告表示100が印刷された基材14の外縁をカットして、路面広告シート1を完成させる。この路面広告シート1を広告の設置現場に持って行き、プライマーが塗布された路面に貼り付ける。路面広告シート1の貼り付けは、路面の凹凸が路面広告シート1の表面に表れるくらいまでゴムハンマーなどで押圧することによりなされる。
【選択図】図1
Description
なお、特許文献1には、道路上の白線及び黄線の上に公広告をする旨が開示されている。
まず、第1の実施形態を説明する。
図1は、第1の路面広告シート1を説明する図である。なお、本例では、1枚のシートからなる路面広告シート1を例示しているが、路面広告シートが大きい場合には、路面広告シートは複数の部分に分割されていてもよい。
図1(A)に例示するように、路面広告シート1は、可撓性を有するシート状の部材(シート部)で構成されており、その一方の面が、広告表示面10である。広告表示面10には、商品又は役務に関する商業広告が広告表示100として表示されている。
図1(B)に例示するように、路面広告シート1の表面(すなわち、広告表示面10)には、歩行者などが滑るのを防止するために、滑り止め粒子102が埋設されている。滑り止め粒子102は、例えば、ガラスカレット、ガラスビーズなどの硬質無機材である。また、反射光による視認性低下を防止するためには、砥石などに使用される鉱物などのように、鏡面反射のほとんどない硬質粒子を滑り止め粒子102として用いることが好ましい。また、環境に配慮して、無機廃材を粉砕して滑り止め粒子102としてもよい。滑り止め粒子102は、接着剤などによって広告表示面10に塗布されてもよいし、予め基材14(後述)の中に含有されていてもよい。
なお、本例では、滑り止めの手段として、滑り止め粒子102を用いているが、シート表面にエンボス加工を施してもよいし、透明な滑り止めシートを路面広告シート1の表面に貼り付けてもよい。
路面広告シート1の裏面は、接着面12が形成されている。接着面12は、路面と接着して、路面広告シート1を路面に固定するためのものである。接着面12は、接着方法(例えば、接着剤の塗布、基材の溶融)、及び、接着剤の種類(溶融させる基材の種類も含む)に応じて、加工されてもよい。
第1の工程では、裏面に接着剤層が設けられた基材14を準備し、この基材14の表面に、予め用意した広告表示100の画像を印刷する。なお、接着剤層がシートで保護されている場合には、広告表示100を印刷する前に、トンネル現象を修正することが望ましい。
第2の工程では、広告表示100が印刷された基材14の外縁をカットして、路面広告シート1を完成させる。
第3の工程では、路面に地塗り剤(プライマー)を塗布する。プライマー塗布前に、路面を清掃することが望ましい。
第4の工程では、プライマーが塗布された路面に、路面広告シート1を貼り付けて、路面広告シート1を、路面の凹凸が路面広告シート1の表面に表れるくらいまで押圧する。
以上の工程により、路面広告シート1が路面に設置される。なお、上記具体例では、路面広告シート1を完成させてから、路面への施工を行っているが、これに限定されるものではなく、例えば、基材14を路面に接着した後で、広告表示100を印刷してもよい。ただし、この場合には、現場での印刷となるため、広告主に対して予め広告表示100を提示することができない。また、現場での施工時間が長くなる。
次に、第2の実施形態を説明する。
図2は、第2の路面広告シート2を説明する図である。
図2(A)に例示するように、路面広告シート2は、図1の路面広告シート1と同様に、可撓性を有するシート部材で構成されており、その一方の面が、広告表示面20である。
しかし、第2の路面広告シート2は、図2(B)に例示するように、複数のカラーシート240を組み合わせることにより構成されている。各カラーシート240は、路面の凹凸に合わせられる程度の可撓性を有し、かつ、単色の素材で構成されている。すなわち、カラーシート240の表面及び内部が同じ色(黒を含む)である。本例では、ベースの色のカラーシートから広告表示200a及び広告表示200bの形状をくり抜いてベースのカラーシート240aが形成され、ベースとは異なる色のカラーシートから広告表示200aの形状を切り出して文字形状のカラーシート240bが形成され、ベースとは異なる色のカラーシートから広告表示200bの形状を切り出して図形形状のカラーシート240cが形成される。このベースのカラーシート240aに対して、文字形状のカラーシート240bと、図形形状のカラーシート240cとが組み込まれると、複数の色のカラーシート240が配列されることになり、シート表面に広告表示が形成される。
図2(C)に例示するように、路面広告シート2の表面(すなわち、広告表示面20)には、保護シート206が貼り付けられている。なお、本図では、説明の便宜上、保護シート206がカラーシート240と離間しているが、実際には接触している。保護シート206は、複数のカラーシート240a〜cと接着することにより、各カラーシート240が他のカラーシートから脱落することを防止する。
また、路面広告シート2の裏面は、図1の路面広告シート1と同様に、路面と接着するための接着面22となっている。
図2(C)に例示するように、カラーシート240は、表面だけでなく、その内部に略同一の色の素材で構成されているため、たとえ表面がすり減っても、広告表示200の視認性に対する影響が小さい。このように、第2の路面広告シート2は、第1の路面広告シート1よりも、長期間の供用に耐えうるため、長期間内容を変更しない商業広告(店舗名など)に好適である。
なお、カラーシート240には、予め滑り止め粒子102が塗り込まれていてもよい。
第1の工程では、広告表示200に用いる色に応じて、複数のカラーシート240を準備し、広告表示200の形状に応じて、各カラーシート240をカットする。
第2の工程では、カットされた複数のカラーシート240を組み合わせて路面広告シート2(図2(A))を作る。
第3の工程では、カラーシート240の脱落を防止するため、図2(C)に例示するように、路面広告シート2の表面(広告面20)に対して保護シート206を貼り付ける。
第4の工程では、路面に地塗り剤(プライマー)を塗布する。プライマー塗布前に、路面を清掃することが望ましい。
第5の工程では、プライマーが塗布された路面の設置位置に路面広告シート2を配置し、その後で、路面広告シート2の表面から、保護シート206をはがす。
第6の工程では、保護シートがはがされた路面広告シート2を、そのエッジから順に加熱して、路面広告シート2を路面に熔融固着させる。なお、路面広告シート2が冷えて固まる前に、滑り止め粒子102を路面広告シート2の表面(広告表示面20)に散布してもよい。
以上の工程により、路面広告シート2が路面に設置される。なお、上記具体例では、路面広告シート2を組み立ててから、路面への施工を行っているが、これに限定されるものではなく、例えば、複数のカラーシート240を路面上で組み合わせてもよい。ただし、この場合には、現場での組み立てとなるため、広告主に対して予め広告表示200を提示することができない。また、現場での施工時間が長くなる。
図3は、第3の路面広告シートを説明する図である。
図3に例示するように、第3の路面広告シートは、複数のシートで構成される。本例では、図2の路面広告シート2と、中間シート3とからなる路面広告シートを具体例として説明する。
中間シート3は、図1の基材14とほぼ同じ性質を有するシート部材であり、繊維素材を含有するため、比較的容易に路面から剥がすことができる。
第1の工程では、上記第2の実施形態で説明したように、路面広告シート2を組み立てて、保護シート206を貼り付ける。なお、本例では、接着式の路面広告シート2を用いた形態を説明するため、カラーシート240の裏面(すなわち、路面広告シート2の接着面22)には、接着層が設けられて、裏紙でこの接着層が保護されている。
また、路面広告シート2の形状に合わせて、シート状の基材13をカットして、中間シート3を作成する。
第2の工程では、路面に地塗り剤(プライマー)を塗布する。プライマー塗布前に、路面を清掃することが望ましい。
第3の工程では、プライマーが塗布された路面の設置位置に中間シート3を貼り付けて、中間シート3を、路面の凹凸が中間シート3の表面に表れるくらいまで押圧する。
第4の工程では、中間シート3の表面にプライマーを塗布する。
第5の工程では、路面広告シート2から裏紙をはがし、この路面広告シート2を中間シート3の表面に貼り付け、保護シート206の上から路面広告シート2をゴムハンマーなどで押圧する。
第6の工程では、路面広告シート2から保護シート206をはがす。
以上の工程により、第3の路面広告シートが路面に設置される。なお、本例の路面広告シートは、組込み式の路面広告シート2で広告表示を行っているため、表面がすり減っても広告表示の視認性が保たれ、さらに、繊維素材を含有する中間シート3がはがしやすい性質を有するため、路面から容易にはがすことができる。また、図3(B)に例示するように、中間シート3が一定の厚みを有するため、アスファルト等の路面の凹凸を吸収することができ、広告表示が路面の凹凸に影響されにくくなることが期待できる。
3・・・中間シート
10,20・・・広告表示面
12,22・・・接着面
14・・・基材
102・・・滑り止め粒子
206・・・保護シート
240・・・カラーシート
Claims (7)
- 可撓性を有するシート部と、
前記シート部の一方の面に形成された、路面に固定するための接着面と、
前記シート部の他方の面に形成された、商業広告が表示された広告表示面と
を有する路面用シート。 - 前記シート部は、単色の素材で構成されたカラーシート部材で構成されており、
前記広告表示面は、互いに色の異なる複数の前記カラーシート部材を配列することにより形成されている
請求項1に記載の路面用シート。 - 前記シート部は、繊維素材を含有する
請求項1に記載の路面用シート。 - 前記広告表示面には、無機物からなる粒子が埋め込まれている
請求項1に記載の路面用シート。 - 路面に固定するための接着面を有する第1のシートと、
前記第1のシート上に接着され、商業広告が表示された第2のシートと
を有する路面用シート。 - 路面にシートを固着させる工程と、
路面に固着したシート上に、商業広告を形成する工程と
を有する広告用シートの施工方法。 - 路面に第1のシートを固着させる工程と、
前記第1のシートの上に、第2のシートを固着させる工程と、
前記第2のシートの上に、商業広告を形成する工程と
を有する広告用シートの施工方法。
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JP2007145008A JP2008299075A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 路面用シート、及び、広告用シートの施工方法 |
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