JP3066701U - 反射ガイドキャッブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 設置されたガードレールに装着すること
で、夜間走行車輛の運転者にガードレール自体及びその
曲折等を，車輛の照射ライトによってより遠距離から視
覚させ安全運転を促し、交通事故防止に貢献する。 【解決手段】任意素材により透明な円形凸球面または角
形凸曲面を有し、底面を円形縁底または角形縁底（３）
とした中空部（７）を有するケース（１）と円形凸球内
面又は、角形凸曲内面に合接する同面形の反射シート
（４）及び当該反射シート（４）に重ねて合接し、ケー
ス（１）内部の戻り止め（２）で固定する合接板（５）
と、ケース（１）の円形縁底また角形縁底（３）の底面
に接着する伸縮性両面接着の装着シート（８）を一体構
成し、設置されたガードレールの支柱部取付ボールト
（１０）の頭部に装置可能にした反射ガイドキャップ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、設置されたガードレール支柱部の取付ボールト道路面頭部に装着し 、夜間の車輌運転者が照射するライトの反射光によって、要注意地帯のガードレ ール自体の所在とその曲折等を、照射ライトの到達する距離地点から明確に視覚 させることができる反射ガイドキャップ。

【０００２】

【従来の技術】

従来においては、ガードレール設置の交差点その他の要注意地点に、ガードレ ールと併設して、別途に設置した支柱または支台に、反射器具の装着がなされて いる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、独自の支柱または支台等を設置することなく、設置されたガードレ ール自体の好適な位置と間隔にある取付ボールトの頭部に、簡易に装着できる小 型軽量で安価な高輝度反射器具を装着して、夜間の車両運転者にガードレール自 体とその曲折を明確に視覚させることで、交通事故防止の効果向上を解決しよう とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決する前請求項１の本考案は、透明なアクリル樹脂等の素材によ る高さ１１．５ミリメートル程度、直径４３ミリメートルまたは縦横４３ミリメ ートル程度で、上部を厚さ１ミリメートル程度の円形凸球面または角形凸曲面板 状とし、底部を円形または角形の縁底（３）とし、内部を中空部（７）としたケ ース（１）と、当該ケース（１）の円形凹球内面または角形凹曲内面に合接する 同面形で切り込み（６）を設けた厚さ１ミリメートル程度のアクリル樹脂等によ る球面板状で、戻り止め（２）で固定される合接板（５）及びケース（１）の前 記各凹内面と合接板（５）の合接面との中間に挿み入れる、ケース（１）の各凹 内面と同面形で厚さ０．２ミリメートル程度のマイクロプリズム反射シート（４ ）及び装着対象に装着するために、ケース（１）の円形底面または角形底面と同 面形で、その中心点から底面の円形または角形縁底（３）の内径線まで十字切断 （９）した伸縮性両面接着の装着シート（８）を、縁底（３）の底面に接着して 一体構造としたものである。

【０００５】

【考案の実施形態】

上記のように構成された本考案を、設置されたガードレールの好適な位置と間 隔にある取付ボールト（１０）の道路面頭部に装着すると、ケース（１）の上部 表面に透視される凸球面又は凸曲面のマイクロプリズム反射シートにより、夜間 の走行車両運転者の照射するライトが到達する遠距離の地点から、ガードレール 自体及び曲折等を視覚されることができる。

【０００６】

【実施例】

以下において、本考案の一実施例を図によって説明する。図１、図２、図３及 び図４の各図が示すように、上部が外接円半径が２８．５ミリメートル、厚さ１ ミリメートルの円形球面板で、下部を外径４３ミリメートル、底巾５ミリメート ル厚さ３ミリメートルの円形縁底（３）とし、当該縁底の内側面上部円周を下記 合接板（５）の戻り止め（２）として設け、内部に中空部（７）を有した高さ１ １．５ミリメートルの形状体を、透明なアクリル樹脂またはポリカーボネイト等 で成形したケース（１）と、図５、図６及び図４で示すケース（１）の凹球内面 と同面形の凸球上面で合接し、ケース（１）の縁底内側面上部に設けた戻り止め （２）で固定される厚さ１ミリメートルの円形球面に切り込み（６）を設けたア クリル樹脂等で成形した合接板（５）及び当該合接板（５）の凸球上面とケース （１）の凹球内面と同形状で、厚さ０．２ミリメートルのマイクロプリズム反射 シート（４）と、ケース（１）の円形縁底（３）底面に接着する当該底面と同面 形でその中心点から直径３３ミリメートルの縁底内径線まで十字切断（９）した 伸縮性で両面接着可能な装着シート（８）をもって一体化した構造体とする。当 該構造体を設置されたガードレールの取付ボールト頭部（１０）に対する装着は 、構造体底面の装着シート（８）に付着する保護用フィルムを剥離し、取付ボー ルトの頭部に圧接し密着させる。装着対象の頭部が図４に示すボールト（１０） の頭部と異なる形状で密着度が減少する場合は、ケース（１）の中空部（７）の 法容積と対象の頭部体積との差に会せた変形性接着材を補足する事で装着可能と なる。

【０００７】

【考案の効果】

上述のように本考案は、図２及び図４に示すように、高輝度で広角に反射する マイクロプリズム反射シート（４）を、透明な凸球面の凹球内面に合接内蔵した 構造体である。本構造体を設置されたガードレール自体に装着することで、夜間 の車輛運転者が照射するライトの反射光によって、ガードレール自体の所在及び その曲折を遠距離から明確に視覚することができる。また本構造体は反射シート （４）をアクリル樹脂またはポリカーボネイト等で被覆していることから、汚れ 及び物性の変質を防止すること、小型軽量で製造コストが安価であり簡易に装着 できること、別途の支柱支台等を要しないこと等で経済的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】反射面とする正面図

【図２】装着面とする底面図

【図３】図１、図２の側面図

【図４】構成を示す断面図と装着実施例を示す装着図

【図５】合接板（５）の正面図

【図６】合接板（５）の側面図

【符号の説明】

１ ケース ２ 戻り止め ３ 縁底 ４ 反射シート ５ 合接板 ６ 切り込み ７ 中空部 ８ 装着シート ９ 十字切断 １０ガードレール取付ボールト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】透明な任意の素材によって、上部を円形の
   凸球面板または角形の凸曲面板状とし、底部を円形又は
   角形の縁底（３）とした中空部（７）を有するケース
   （１）と、上記円形凸球面板の凹球内面または角形凸曲
   面板の凹曲内面に同形同面板状で合接し、上記縁底
   （３）の内側面上部に設ける戻り止め（２）で固定され
   る任意素材の合接板（５）及び当該合接板（５）の合接
   面と同面形でケース（１）の前記各形凹内面の間に挿み
   入れる反射シート（４）と、ケース（１）底部の縁底
   （３）に付着する装着シート（８）をもって一体化した
   構造体とし、ケース（１）の中空部で包容できる凸出部
   にキャップ状に装着できる反射ガイドキャップ。