JP3066618B2 - 防蟻・防腐・防虫効果をもたせた布基礎の施工方法およびその布基礎兼型枠材 - Google Patents

防蟻・防腐・防虫効果をもたせた布基礎の施工方法およびその布基礎兼型枠材

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JP3066618B2 JP4135699A JP13569992A JP3066618B2 JP 3066618 B2 JP3066618 B2 JP 3066618B2 JP 4135699 A JP4135699 A JP 4135699A JP 13569992 A JP13569992 A JP 13569992A JP 3066618 B2 JP3066618 B2 JP 3066618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防蟻・防腐・防虫効果
をもたせた布基礎の施工方法およびそれに使用される布
基礎兼型枠材に関し、特に、住宅建築のコンクリート打
設時に型枠材として使用した後、その儘、布基礎の一部
として使用して、布基礎に防蟻・防腐・防虫効果を持た
せることのできる当該布基礎の施工方法、および、その
布基礎兼型枠材に関する。
【0002】
【従来の技術】布基礎の打設に際し、そのコンクリート
型枠材には、木質製、樹脂製、鋼鉄製等各種のものが使
われている。これらの型枠材にあっては、打設時の組立
てと、コンクリート硬化後の脱型を行なわなければなら
ない。型枠材は、その脱型の際に、その表面にノロ付着
(コンクリート付着)を生じ易く、コンクリートの表面
美麗性、離型作業性を悪化させることがあるので、型枠
表面に離型剤を塗付したり、樹脂でコーテイングしたり
することも行われている。型枠材の打設、脱型の能率を
上げ、また、型枠材の使用回数を増やすために、プレハ
ブ住宅等の規格化された住宅では、予め規格化された樹
脂製型枠材や鋼鉄製型枠材を使用することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
型枠材は、打設時の組立てと、コンクリート硬化後の脱
型を行なわなければならなかった為、施工工程を煩雑化
し、また、コスト高につながっていた。さらに、脱型の
際に、その表面にノロ付着(コンクリート付着)を生
じ、コンクリートの表面美麗性、離型作業性を悪化させ
ていたので、そのノロ付着を離脱させたり、その離脱を
容易にさせるために、離型剤を塗布したり、樹脂をコー
テイングしたりしているが、この為のコストと労力も馬
鹿にならないものがあった。一般に、コンクリート打設
の際は、木質系の型枠材を切断し組立てて使用している
が、木質製の型枠材は、水を吸収し、コンクリートの硬
化には都合が良くても、型枠材に反りや狂いなどの変形
が生じ易く、また当該型枠材は繰り返し使用によりヒビ
割れを生じることがある。一方、プレハブ住宅のように
規格化されていると、型枠材の組立てや、再利用が容易
であり、何回も繰り返して使用できる樹脂製や鋼鉄製の
ものが使用できるが、コンクリート打ち込み時には、多
量の水が使用され、この水が適宜脱水されねばならな
い。しかるに、当該樹脂製、鋼鉄製の型枠材では、水を
脱水しない為に、その脱水に時間がかかること、また、
これらの材質では切断が容易に出来ない為、在来構法に
は使用することはできないという欠点がある。
【0004】ところで、近年、型枠材を構成する合板の
使用原木は、その生産国の輸出規制や熱帯林保護の国際
世論の高まりにより、その入手が難しくなっている。特
に、我が国は世界の木材輸出量の約三割を輸入する木材
消費大国であり、今後益々その有効利用が必要である。
従って、1〜2回の使用により廃棄される様な型枠材と
しての利用は難しく、型枠材としては他材料の開発が待
たれている。また、我が国の生活水準の向上と産業の発
展と共に汚泥や廃棄物が増え、その処理も社会問題化し
てきている。現在、汚泥は沈降、沈殿させ、うわ水は消
毒放流し、沈殿物は濃縮後焼却処分をして埋め立ててい
るが、東京都だけで1日当たり250トンもの焼却灰が
でて、埋立地の確保が出来ない状態である。さらに、我
が国の住宅事情はあいかわらず悪く、住宅建築のコスト
は成るべく低くしようとの傾向に有り、優良材が少なく
なっている事情もあり、住宅用材として低級材を使用す
ることは避けられない事である。従って、適材適所とい
う言葉の様にはいかず、耐朽性が必要な所に耐朽性の劣
る材料を使わねばならない事も多く、保存処理も重要な
事である。白蟻の被害から家屋を守るために、薬剤を土
壌に散布しているが、薬剤による土壌汚染や薬剤の流出
も環境の面からも問題となっている。本発明は、かかる
状況下に鑑み、前記従来技術の有する欠点を解消し、し
かも、上述した地球環境保全の上からもその保全利用効
果が高い技術を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、汚泥、廃棄物
またはセラミック材を含有する1層または複数層の造粒
物を焼成してなる多孔質セラミック体に防蟻・防腐・防
虫薬剤を含浸または塗布させてコンクリート型枠材とな
し、この型枠材をコンクリートを打設する際に使用し、
その儘、布基礎の一部として残存させることを特徴とす
る防蟻・防腐・防虫効果(以下、単に防蟻効果という)
をもたせた布基礎の施工方法、並びに、汚泥、廃棄物ま
たはセラミック材を含有する1層または複数層の造粒物
を焼成してなる多孔質セラミック体に防蟻・防腐・防虫
薬剤(以下、単に防蟻剤という)を含浸または塗布して
成ることを特徴とする布基礎兼型枠材に存する。
【0006】以下、本発明について説明するに、本発明
で使用される汚泥としては、例えば、下水道汚泥、砕石
汚泥が挙げられる。また、廃棄物としては、例えば、汚
泥焼却灰、パルプスラッジ等が挙げられる。さらに、セ
ラミック材としては、例えば、活性アルミナが挙げられ
る。当該汚泥、廃棄物またはセラミック材は、1種ある
いは2種以上を使用することが出来る。本発明の多孔質
セラミック体は、当該原材料を含有する1層または複数
層の造粒物を焼成してなるものである。当該造粒物は、
当該原材料を用いて形成された1層よりなっていてもよ
いし、また、当該原材料を用いて形成された内層を有す
る複数層よりなっていてもよい。当該原材料を用いて形
成された内層と、1または2以上の吸水放散性コーティ
ング層よりなる外層とを備えて成る複数層に形成された
造粒物は好ましいものとして推奨される。多孔質セラミ
ック体の製法の一例を、複数層に造粒物を構成する場合
を例にとって説明するに、先ず、上記で例示した下水道
汚泥、砕石汚泥、パルプスラッジ等を汚泥焼却灰と混練
し、整粒する。この際の粒度は、任意であるが、例え
ば、粒径0.5〜4.0mm好ましくは1〜3mmとす
る。次いで、廃糖蜜液などよりなるバインダー液を噴霧
しつつ、1または2以上の吸水放散性コーティング層
を、内層表面に形成する。当該吸水放散性コーティング
層は、例えば、上記原材料で例示したような活性アルミ
ナ粉や汚泥焼却灰により構成され、水を吸収し、放散さ
せる。三層構造の造粒物とする場合を例にとって当該工
程を説明すると、例えば、活性アルミナ粉をコーテイン
グ後、さらに、汚泥焼却灰をコーテイングして三層構造
の造粒物とする。適宜加湿を行うと良い。その後、乾燥
を行い、乾燥後、例えば1000℃〜1200℃の温度
で焼成を行う。得られた造粒物は、例えば板状体などの
多孔質セラミック体に加工される。
【0007】得られた多孔質セラミック体の曲げ強度を
上げるため、セラミック体内部に、金網や金属板などの
補強材を入れる事ができる。金網の例としては、エキス
パンドメタル,菱形金網,亀甲金網,クリンプ金網,織
金網,溶接金網,パンチングメタルが使用できる。ま
た、金属板の例としては、鋼板,ステンレス鋼板,アル
ミニウム板が挙げられ、その厚さは、鋼板の材質の例
で、0.2〜6.0mmのものがよい。
【0008】こうして得られた多孔質セラミック体に防
蟻剤を含浸または塗布させてコンクリート型枠材とな
す。防蟻剤の例としては、クロルピリホス,ホキシム,
ピリダフェンチオン,テトラクロルビンホス,フェニト
ロチオン,トリプロピルイソシアネート,ペルメトリ
ン,プロペタンホス,フルバリネート,シクロプロスリ
ン,トラロメスリン,エトフェンプロックス,イソペン
ホス,ジクロロフェンチオン,ブロポクスル,オクタク
ロロジプロピルエーテル;また、ペンタクロルフェニル
ラウレト,トリクロルフェノール,2.4.6ートリブ
ロモフェノール,4ーブロムー2.5ージクロルフェノ
ール,ナフテン酸銅,ハフテン酸亜鉛,トリスー(Nー
シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)ーアルミニウ
ム,Nーシクロヘキシルジアゼニウムジオキシーカリウ
ム(1水和物),モノクロルナフタリン,Pークロルフ
ェニルー3ーヨードプロパルギルホルマール,3ーブロ
モー2,3ージヨードー2ープロペニルエチルカルボナ
ート,N,NージメチルーN’ーフェニルー(N’ーフ
ルオルジクロルメチルチオ)ースルフアミド,Nーシク
ロヘキシルーMーメトキシー2,5ージメチルー3ーフ
ランカルボキサミド,2ー(4ーチアゾリル)ー1Hー
ベンズイミダゾール,2ーメルカブトベンゾチアゾー
ル,ジデシルジメチルアンモニウムクロライド,脂肪酸
モノカルボン酸金属塩,α,α,αートリフルオロー
3’ーイソプロポキシー0ートリアニリド,3ーヨード
ー2ープロピニルブチルカーバメート,メチレンビスチ
オシアネートなどが挙げられる。当該防蟻剤は、単独あ
るいは混合薬剤として使用できる。本発明では、布基礎
の表面美麗性を上げるために、多孔質セラミック体より
なるコンクリート型枠材の表面に、タイルを貼り付けた
り、あるいはモルタル処理をする等化粧を施すことも出
来、当該化粧処理は、上記防蟻剤処理の前後に行うこと
が出来る。本発明では、板状の多孔質セラミック体をコ
ンクリート型枠材として、その型枠中に、混練したコン
クリートを打設して布基礎を施工し、コンクリート打設
後、当該型枠材には、防蟻処理が施されているので、そ
の儘、布基礎の一部として残存させることにより、コン
クリートと多孔質セラミック体とが、コンクリートの硬
化後、一体化され、基礎そのものが優れた防蟻効果を奏
することが出来る。
【0009】
【作用】本発明の多孔質セラミック体は、益々増え続
け、その処理が社会問題化してきている汚泥や廃棄物な
どを使用して、これらを適宜手段で造粒し、その造粒物
を焼成してなるもので、コンクリートの脱水が容易な、
強固に結合された多孔型のセラミック体となし得、当該
多孔質セラミック体からなるコンクリート型枠材は、布
基礎の施工(コンクリートの打設)の際に使用して、そ
の打設に耐えることが出来、その際に、住宅の大きさに
合うように当該材の大きさを変えることにより現場では
切断しなくても済ますことが出来、防蟻処理が施されて
いるので、その儘、布基礎の一部として残存させること
により、優れた防蟻効果を奏することが出来る。したが
って、地球環境保全効果を持たせることが出来ると共
に、白蟻などの被害から家屋を守り、さらには、従来必
要としていた型枠の解体工事や防蟻工事等の工程を省略
できる優れた布基礎用型枠材を提供することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する。 実施例1 下水道汚泥(水分70%)40%と汚泥焼却灰60%を
ニーダーに入れ混練後、スクリュウ式ペレッターに投入
して、ダイス孔径1.0mmの穴より押し出した円柱状
粒をマルメライザーにチァージして玉状に整粒した。得
られた粒径(平均粒径、以下同じ)1.0〜1.5mm
の湿潤粒を、パン型造粒機を用いて転動させながら、バ
インダー液(15%廃糖蜜液)を噴霧し活性アルミナ粉
を粒の表面に0.2mm厚さコーティングした。続いて
活性アルミナ粉コーティング粒の表面に前記同様な方法
で汚泥焼却灰を厚さ1.0mmコーティングして、三層
構造の造粒物を得、更にバインダーを吹き付け各粒が結
合し始めるまで加湿した。加湿粒を61×183×1.
8cmの耐火物容器に入れ面圧1.2kg/cm2で加
圧成形後、容器と共にシャトルキルン台車上に積み上
げ、乾燥後、1050℃にて焼成した。焼成後の寸法は
60×180×1.2cmであった。茶褐色を呈し、各
粒は結合し、強固なセラミック板を得ることができた。
粒の断面を観察すると芯部は多孔質な円形で、その外周
は白色の活性アルミナの外皮があり、更に、それを包む
2.0〜1.0mmの厚さで多孔質な茶褐色の表皮を構
成していた。このセラミック板のかさ比重は1.1であ
った。製板したセラミック板を1%クロルピリホス液中
に浸漬し、このセラミック板1枚当たり、約390gr
含浸させて風乾した。この型枠材(セラミック板)を
「コンクリート型わく用合板の日本農林規格」の”曲げ
剛性試験”にもとずいて曲げ剛性を測定した。結果を表
1に示す。次に、このパネルを用いて生コンクリートを
流し込む枠を造り、生コンクリートを流し込んで硬化さ
せて一体とした布基礎をつくり、コンクリートが硬化す
るまでの日数及び材令28日目にJISAー1114
「はりの折片によるコンクリートの圧縮強度試験方法」
に準じてコンクリート圧縮強度を測定した。結果を表2
に示す。更に、この布基礎の上にアカマツ辺材を置き、
JWPA規格第17号に準じ防蟻効力試験を行なった。
結果を表4に示す。
【0011】実施例2 実施例1と同様に三層構造の造粒物を得、加湿し、製板
する際に61×183×0.9cmの耐火物容器に入れ
て実施例1と同様に焼成し、60×180×0.9cm
のセラミック板を得た。このセラミック板2枚の間に6
0×180×0.4cmの普通合板をはさみ、エポキシ
樹脂接着剤(オーシカダインTE151)にて積層接着
し、厚さ1.8cmの板を得た。この板を1%のプロペ
タンホスと1%のジクロロフェンチオンを含有する液中
に浸漬し、60×180×1.8cmのセラミック板1
枚当たり300gr含浸させて風乾した。その後、実施
例1と同様に各試験を行なった。結果を表1、表2およ
び表4に示す。
【0012】実施例3 活性アルミナ粉をパン型造粒機を用いて転動させなが
ら、バインダー液(20%廃糖蜜液)を噴霧しながら粒
径1.0〜2.0mmに造粒した造粒物に、バインダー
(ベントナイト50重量部、焼却灰50重量部に2%廃
糖蜜液58%をポットミルに入れ玉石と共に混合粉砕し
た後)を噴霧して、活性アルミナ粒の表面に汚泥焼却灰
を厚さ1.0mmコーティングして造粒し、更にバイン
ダーを吹き付け各粒が結合し始めるまで加湿した。加湿
粒を61×183×0.77cmの耐火物容器に入れ、
面圧1.2kg/cm2で加圧成形後容器と共にシャト
ルキルン台車上に積み上げ、乾燥後1050℃にて焼成
した。焼成後の寸法は、60×180×0.55cmで
あった。茶褐色を呈し、各粒は結合し、強固なセラミッ
ク板を得ることができた。 このセラミック板のかさ比
重は1.1であった。このセラミック板2枚の間に60
×180×0.1cmの線径1mm、メッシュ5の織金
網をはさみ、エポキシ樹脂接着剤(オーシカダインTE
151)にて積層接着し、厚さ1.2cmの板を得た。
この板を1%ホキシムを含有する液中に浸漬し、60×
180×1.2cmのセラミック板1枚当たり400g
r含浸させて風乾する。その後実施例1と同様に各試験
を行なった。結果を表1、表2および表5に示す。
【0013】実施例4 パルプスラッジ50%同焼却灰50%をニーダーに入れ
含水率48%に調整し混練後、スクリュウ式ペレッター
に入れダイス孔2.5mmの穴より押し出した円柱状粒
をマルメライザーにチャージして玉状に整粒した。得ら
れた粒径は2.5〜3.0mmであった。バインダー液
(20%廃糖蜜液)を吹き付け各粒が結合し始めるまで
加湿する。加湿粒を61×183×1.8cmの耐火物
容器に入れ面圧1.2kg/cm2 で加圧成形後容器と
共にシャトルキルン台車上に積み上げ、乾燥後1050
℃にて焼成した。焼成後の寸法は60×180×1.2
cmであった。このセラミック板のかさ比重は0.89
であった。製板したセラミック板1%クロルピリホス液
中に浸漬し、このセラミック板1枚当たり、約390g
r含浸させて風乾する。乾燥後、このセラミック板の片
面にセメント:砂=1:3に配合したモルタルを塗付し
た。その後実施例1と同様に各試験を行なった。結果を
表1、表2および表5に示す。
【0014】比較例1 市販の木質製コンクリート型枠用合板(厚さ12mm)
を用い、実施例1と同時に各試験を行なった。但し、比
較例ではコンクリ硬化後、この型枠用合板を取り外し、
圧縮強度試験及び防蟻効力試験を行なった。結果を表
1、表2および表3に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】
【表5】
【0020】
【発明の効果】以上、本発明によれば、従来技術の有す
る欠点を解消し、かつ、地球環境保全の上からもその保
全利用効果が高い技術を提供することができた。尚、本
発明は、汚泥、廃棄物または無機質物を含有する1層ま
たは複数層の造粒物を焼成してなる多孔質セラミック体
に防蟻・防腐・防虫薬剤を含浸または塗布した多孔型セ
ラミック防蟻・防腐・防虫材を、床下地表面に散布して
家屋床下害虫の防除法に適用することも出来る。また、
本発明は、布基礎以外の他の基礎例えば独立基礎にも適
用出来る。
フロントページの続き (72)発明者 永井 了 岐阜県土岐市駄知町2321番地の2 高砂 工業株式会社内 (72)発明者 伏木 清行 京都府京都市下京区鍵屋町通鳥丸西入 341番地 (72)発明者 勝沢 善永 東京都小平市鈴木町2丁目229番地 (56)参考文献 特開 平3−55336(JP,A) 特開 昭59−199921(JP,A) 特開 昭63−264670(JP,A) 特開 平4−198546(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 27/01 E04B 1/72 E04B 2/86

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚泥、廃棄物またはセラミック材を含有す
    る1層または複数層の造粒物を焼成してなる多孔質セラ
    ミック体に防蟻・防腐・防虫薬剤を含浸または塗布させ
    てコンクリート型枠材となし、この型枠材をコンクリー
    トを打設する際に使用し、その儘、布基礎の一部として
    残存させることを特徴とする防蟻・防腐・防虫効果を持
    たせた布基礎の施工方法。
  2. 【請求項2】汚泥、廃棄物またはセラミック材を含有す
    る1層または複数層の造粒物を焼成してなる多孔質セラ
    ミック体に防蟻・防腐・防虫薬剤を含浸または塗布して
    成ることを特徴とする布基礎兼型枠材。
  3. 【請求項3】造粒物が、下水道汚泥、砕石汚泥、汚泥焼
    却灰、パルプスラッジおよび活性アルミナからなる群か
    ら選ばれた1種あるいは2種以上の原材料からなる内層
    と、その外層を構成する1または2以上の吸水放散性コ
    ーティング層とを備えて成る、請求項2に記載の布基礎
    兼型枠材。
  4. 【請求項4】多孔質セラミック体が、金網または金属板
    等の補強材により補強されて成る、請求項2に記載の布
    基礎兼型枠材。
  5. 【請求項5】多孔質セラミック体が、その表面に化粧を
    施して成る、請求項2に記載の布基礎兼型枠材。
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