JP3066542B2 - 直列ユニット - Google Patents
直列ユニットInfo
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- JP3066542B2 JP3066542B2 JP3035582A JP3558291A JP3066542B2 JP 3066542 B2 JP3066542 B2 JP 3066542B2 JP 3035582 A JP3035582 A JP 3035582A JP 3558291 A JP3558291 A JP 3558291A JP 3066542 B2 JP3066542 B2 JP 3066542B2
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- JP
- Japan
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- center conductor
- connection
- series unit
- partition
- transmission line
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はケースの一面に二組の
伝送線接続端子が備えられている直列ユニットに関す
る。
伝送線接続端子が備えられている直列ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の直列ユニットとしては、ケース
の一面に、中心導体止付用の二つの中心導体止具が付設
されたものがある。そして上記ケースの小型化を図る為
に、上記両中心導体止具は相互に近寄せて配置される
(例えば特開昭57−170014号公報参照)。
の一面に、中心導体止付用の二つの中心導体止具が付設
されたものがある。そして上記ケースの小型化を図る為
に、上記両中心導体止具は相互に近寄せて配置される
(例えば特開昭57−170014号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の直列ユニッ
トでは、各中心導体止具に夫々中心導体を止付ける場
合、その中心導体が長いと両止具に夫々止付けた中心導
体の各先端が相互に接触して短絡する危険があるという
問題点がある。また例えそれらの中心導体が短かくて
も、各止具に夫々中心導体を止め付けた状態において例
えばギガヘルツ帯の高周波信号の伝達を行なう場合に、
導体相互間においてそれらの信号が電磁気的な干渉を起
こす問題点がある。これらの問題点の解決の為には両中
心導体止具を相互に遠ざける必要があるが、そうすると
ケースの大型化を招く問題点があった。
トでは、各中心導体止具に夫々中心導体を止付ける場
合、その中心導体が長いと両止具に夫々止付けた中心導
体の各先端が相互に接触して短絡する危険があるという
問題点がある。また例えそれらの中心導体が短かくて
も、各止具に夫々中心導体を止め付けた状態において例
えばギガヘルツ帯の高周波信号の伝達を行なう場合に、
導体相互間においてそれらの信号が電磁気的な干渉を起
こす問題点がある。これらの問題点の解決の為には両中
心導体止具を相互に遠ざける必要があるが、そうすると
ケースの大型化を招く問題点があった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、二つの中心導体
止具相互間において隔壁を形成しそこにシールド板を内
蔵させるだけという極めて簡易な構成でもって、ケース
の小型化を図ったまま、上記中心導体相互の短絡の防止
と両止具間における電磁気的な干渉の防止を図ることが
できるようにした直列ユニットを提供することを目的と
している。
課題)を解決する為になされたもので、二つの中心導体
止具相互間において隔壁を形成しそこにシールド板を内
蔵させるだけという極めて簡易な構成でもって、ケース
の小型化を図ったまま、上記中心導体相互の短絡の防止
と両止具間における電磁気的な干渉の防止を図ることが
できるようにした直列ユニットを提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明における直列ユ
ニットは、直列ユニットのケースにおけるその一面に
は、夫々が外部導体接続具及び中心導体接続具から成る
二組の伝送線接続端子を配置し、それらの二組の伝送線
接続端子の配置は、相互に中心導体接続具が近づき、か
つ夫々の外部導体接続具及び中心導体接続具を結ぶ接続
軸線相互の延長線がハの字に交わるように配置してある
直列ユニットにおいて、上記二つの中心導体接続具の相
互間には絶縁材形成の隔壁を介設すると共に、その隔壁
の位置は上記両接続軸線の延長線上に位置させ、しかも
隔壁における両側面は中心導体の先を上記接続軸線に沿
って進行させた場合にその進行方向を隔壁の側面に沿わ
せて側方に反らせるように上記接続軸線に対して傾斜し
た反らせ面に形成してあり、しかもその隔壁内には上記
二つの中心導体接続具相互間における高周波信号の電磁
気的な干渉を遮断する為のシールド板を内蔵させたもの
である。
ニットは、直列ユニットのケースにおけるその一面に
は、夫々が外部導体接続具及び中心導体接続具から成る
二組の伝送線接続端子を配置し、それらの二組の伝送線
接続端子の配置は、相互に中心導体接続具が近づき、か
つ夫々の外部導体接続具及び中心導体接続具を結ぶ接続
軸線相互の延長線がハの字に交わるように配置してある
直列ユニットにおいて、上記二つの中心導体接続具の相
互間には絶縁材形成の隔壁を介設すると共に、その隔壁
の位置は上記両接続軸線の延長線上に位置させ、しかも
隔壁における両側面は中心導体の先を上記接続軸線に沿
って進行させた場合にその進行方向を隔壁の側面に沿わ
せて側方に反らせるように上記接続軸線に対して傾斜し
た反らせ面に形成してあり、しかもその隔壁内には上記
二つの中心導体接続具相互間における高周波信号の電磁
気的な干渉を遮断する為のシールド板を内蔵させたもの
である。
【0006】
【作用】二つの中心導体止具に夫々中心導体を止付ける
場合、それらの中心導体が長くても、隔壁は各中心導体
の先端相互の間を遮り、両者の短絡を防ぐ。またシール
ド板は両中心導体止具において夫々伝達の行なわれる高
周波信号相互の電磁気的な干渉を遮る。
場合、それらの中心導体が長くても、隔壁は各中心導体
の先端相互の間を遮り、両者の短絡を防ぐ。またシール
ド板は両中心導体止具において夫々伝達の行なわれる高
周波信号相互の電磁気的な干渉を遮る。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1及び図2において、1は高周波電子機器の一例
としてテレビの共同受信用の直列ユニットを示す。2は
ケースで、導電性の良い金属板を折り曲げて形成してあ
り、直列ユニットのアース回路を構成している。このケ
ース2は前板3と、その左右の縁から後方に向けて折り
曲げられた左右の側板4,5と、後方の開放部分を塞ぐ
為の周知のカバーとから構成してある。6はケース2の
上下に付設された取付片で、前記前板3と一体に構成し
てあり、スイッチボックスに対する取付の為の取付孔
7、壁面に対する取付の為の取付孔8、フラッシュプレ
ートを取付ける為のねじ孔9等が穿設してある。次に11
は前板3に取付けたアウトレット端子で、テレビ受像機
のアンテナ端子への接続の為のものであり、本例では同
軸接栓座が用いてある。これは平行フィーダの接続端子
であっても良い。12、13、14は伝送線接続端子を
示し、12はケースの一面である右側の側板5に備えさせ
た入力端子、13はケースの他の一面である左側の側板4
に備えさせた出力端子、14は同じく分岐端子を夫々示
す。
る。図1及び図2において、1は高周波電子機器の一例
としてテレビの共同受信用の直列ユニットを示す。2は
ケースで、導電性の良い金属板を折り曲げて形成してあ
り、直列ユニットのアース回路を構成している。このケ
ース2は前板3と、その左右の縁から後方に向けて折り
曲げられた左右の側板4,5と、後方の開放部分を塞ぐ
為の周知のカバーとから構成してある。6はケース2の
上下に付設された取付片で、前記前板3と一体に構成し
てあり、スイッチボックスに対する取付の為の取付孔
7、壁面に対する取付の為の取付孔8、フラッシュプレ
ートを取付ける為のねじ孔9等が穿設してある。次に11
は前板3に取付けたアウトレット端子で、テレビ受像機
のアンテナ端子への接続の為のものであり、本例では同
軸接栓座が用いてある。これは平行フィーダの接続端子
であっても良い。12、13、14は伝送線接続端子を
示し、12はケースの一面である右側の側板5に備えさせ
た入力端子、13はケースの他の一面である左側の側板4
に備えさせた出力端子、14は同じく分岐端子を夫々示
す。
【0008】次に上記出力端子13及び分岐端子14につい
て図3及び図4を参照して説明する。尚入力端子12は分
岐端子14と同様の構造であるので、それに関する重複す
る説明を省略する。伝送線接続端子14において、16は
外部導体接続具、17は中心導体接続具を夫々示す。13
a, 14aは各々の端子13, 14における接続軸線、即ち、
各端子に夫々伝送線を接続した状態においてそれらの伝
送線の中心軸が向く方向を示す。これらの接続軸線は各
端子における外部導体接続具16と中心導体接続具17との
位置関係で定まるものであり、本例の各端子13, 14に関
しては上記接続軸線13a, 14aがハの字に交わるように
各端子13, 14における各接続具16, 17が配列されてい
る。上記外部導体接続具16は知られた構造のもので、18
は締付片、19は締付ねじで、締付片18を通して側板4に
螺合させてある。次に出力端子13及び分岐端子14の中心
導体接続具17について説明する。21は絶縁ホルダで、絶
縁材料例えば合成樹脂材料で形成され、側板4に固着し
てある。その固着の構造は、側板4に装着孔22が形成さ
れ、その孔縁22aがホルダ21の縁部に形成した嵌合部23
に嵌合するようホルダ21を装着孔22に嵌め込んである。
24はホルダ21における環状の立上壁、25はその立上壁24
に形成された中心導体導入用の欠如部、26は導出用の欠
如部で、これらは前記接続軸線に沿った中心導体の挿通
を可能ならしめる為のものである。27, 27は夫々ホルダ
21に付設した中心導体止具で、上記立上壁24で囲まれた
内側に設けてある。この中心導体止具27について説明す
ると、28はホルダ21に取付けた受板で、導電性の良好な
金属材料で形成してある。29は押え板で、受板28と同様
の材料で形成してある。30は締付ねじで、押え板29を通
して受板28のねじ孔に螺合させてある。
て図3及び図4を参照して説明する。尚入力端子12は分
岐端子14と同様の構造であるので、それに関する重複す
る説明を省略する。伝送線接続端子14において、16は
外部導体接続具、17は中心導体接続具を夫々示す。13
a, 14aは各々の端子13, 14における接続軸線、即ち、
各端子に夫々伝送線を接続した状態においてそれらの伝
送線の中心軸が向く方向を示す。これらの接続軸線は各
端子における外部導体接続具16と中心導体接続具17との
位置関係で定まるものであり、本例の各端子13, 14に関
しては上記接続軸線13a, 14aがハの字に交わるように
各端子13, 14における各接続具16, 17が配列されてい
る。上記外部導体接続具16は知られた構造のもので、18
は締付片、19は締付ねじで、締付片18を通して側板4に
螺合させてある。次に出力端子13及び分岐端子14の中心
導体接続具17について説明する。21は絶縁ホルダで、絶
縁材料例えば合成樹脂材料で形成され、側板4に固着し
てある。その固着の構造は、側板4に装着孔22が形成さ
れ、その孔縁22aがホルダ21の縁部に形成した嵌合部23
に嵌合するようホルダ21を装着孔22に嵌め込んである。
24はホルダ21における環状の立上壁、25はその立上壁24
に形成された中心導体導入用の欠如部、26は導出用の欠
如部で、これらは前記接続軸線に沿った中心導体の挿通
を可能ならしめる為のものである。27, 27は夫々ホルダ
21に付設した中心導体止具で、上記立上壁24で囲まれた
内側に設けてある。この中心導体止具27について説明す
ると、28はホルダ21に取付けた受板で、導電性の良好な
金属材料で形成してある。29は押え板で、受板28と同様
の材料で形成してある。30は締付ねじで、押え板29を通
して受板28のねじ孔に螺合させてある。
【0009】次に32は出力端子13及び分岐端子14におけ
る夫々の中心導体止具27, 27相互の間に設けた隔壁で、
各々の止具27に止付けられる中心導体相互の接触を防止
する為のものである。図4の(A) に示されるその高さH1
は、前記中心導体止具27における締付ねじ30を緩めて押
え板29を受板28から最も離反させた状態においてその押
え板29よりも高くなるような高さに形成される。本例で
は前記立上壁24の高さと略同じ高さに形成してある。こ
の隔壁32は前記ホルダ21と一体で中空に形成してある。
34はシールド板で、導電性の良好な金属材料で形成して
あり隔壁32内に内蔵させてある。本例では隔壁32の中空
部33に後工程で嵌め込んであるが、ホルダ21の成形時に
隔壁32内にインサートされたものであってもよい。この
シールド板34の高さH2及び幅W2は、止具27, 27相互間の
高周波信号の電磁気的干渉を防ぐことによって、出力端
子13と分岐端子14との間の後から述べる逆結合損失の特
性が、この直列ユニットの全使用周波数帯域にわたり最
も良好となるように実験的に定められる。35はシールド
板34における接続片で、半田36でもって側板4に電気的
に接続してある。溶接によって接続してもよい。
る夫々の中心導体止具27, 27相互の間に設けた隔壁で、
各々の止具27に止付けられる中心導体相互の接触を防止
する為のものである。図4の(A) に示されるその高さH1
は、前記中心導体止具27における締付ねじ30を緩めて押
え板29を受板28から最も離反させた状態においてその押
え板29よりも高くなるような高さに形成される。本例で
は前記立上壁24の高さと略同じ高さに形成してある。こ
の隔壁32は前記ホルダ21と一体で中空に形成してある。
34はシールド板で、導電性の良好な金属材料で形成して
あり隔壁32内に内蔵させてある。本例では隔壁32の中空
部33に後工程で嵌め込んであるが、ホルダ21の成形時に
隔壁32内にインサートされたものであってもよい。この
シールド板34の高さH2及び幅W2は、止具27, 27相互間の
高周波信号の電磁気的干渉を防ぐことによって、出力端
子13と分岐端子14との間の後から述べる逆結合損失の特
性が、この直列ユニットの全使用周波数帯域にわたり最
も良好となるように実験的に定められる。35はシールド
板34における接続片で、半田36でもって側板4に電気的
に接続してある。溶接によって接続してもよい。
【0010】次に上記直列ユニットのケース内に納めら
れた電気回路部材を示す図5について説明する。38は分
岐回路、38aはその入力端、38bは出力端、38cは分岐
端を夫々示す。39は分配回路で、39aはその入力端、39
b, 39cは分配端を夫々示す。
れた電気回路部材を示す図5について説明する。38は分
岐回路、38aはその入力端、38bは出力端、38cは分岐
端を夫々示す。39は分配回路で、39aはその入力端、39
b, 39cは分配端を夫々示す。
【0011】次に上記構成の直列ユニット1の使用方法
を説明する。図1に示されるように、取付用の基礎部材
例えば柱40に取付けられたスイッチボックス41内に、種
々の引込孔(一つを符号42で示す)を通して引き込まれ
ている入力側伝送線43、出力側伝送線44、分岐用伝送線
45(これらの伝送線としては何れも同軸ケーブルが用い
られる)の各端末を、周知の如く段剥きする。次にそれ
らの端末を各端子12,13, 14に接続する。即ち、図4の
(A) の如く、外部導体46が露出している部分を締付片18
の下に差し込むと共に、中心導体47を欠如部25を通して
受板28と押え板29との間に差し込む。そして締付ねじ1
9, 30を夫々締付けて各々の固定を行う。上記のように
伝送線の接続を行う場合、伝送線接続端子13、14にあっ
ては各々の伝送線44, 45の中心導体47が長過ぎ、それが
欠如部26から突出して第3図における接続軸線13a, 14
aの延長線の方向に向かってもその先には第3図に示さ
れる如く夫々隔壁32が存在するものであるから、中心導
体47の先端は隔壁32に当接し、作業者に対して感触を与
えて、中心導体の先端が長かったことを知らしめる作用
がある。作業者が上記の感触に気付かず上記中心導体4
7を更に押し進めるようなことがあっても、上記の隔壁
32の側面は、第3図に示されるように上記中心導体4
7の先を隔壁32の側面に沿って側方に反らすように接
続軸線13a,14aに対して傾斜して反らせ面になるよう
に形成してあるから、両伝送線44, 45における各中心導
体47, 47の先端は隔壁32の側面に沿って向きを変え相
互に近接することなく接触するような事故は防止される
働きがある。
を説明する。図1に示されるように、取付用の基礎部材
例えば柱40に取付けられたスイッチボックス41内に、種
々の引込孔(一つを符号42で示す)を通して引き込まれ
ている入力側伝送線43、出力側伝送線44、分岐用伝送線
45(これらの伝送線としては何れも同軸ケーブルが用い
られる)の各端末を、周知の如く段剥きする。次にそれ
らの端末を各端子12,13, 14に接続する。即ち、図4の
(A) の如く、外部導体46が露出している部分を締付片18
の下に差し込むと共に、中心導体47を欠如部25を通して
受板28と押え板29との間に差し込む。そして締付ねじ1
9, 30を夫々締付けて各々の固定を行う。上記のように
伝送線の接続を行う場合、伝送線接続端子13、14にあっ
ては各々の伝送線44, 45の中心導体47が長過ぎ、それが
欠如部26から突出して第3図における接続軸線13a, 14
aの延長線の方向に向かってもその先には第3図に示さ
れる如く夫々隔壁32が存在するものであるから、中心導
体47の先端は隔壁32に当接し、作業者に対して感触を与
えて、中心導体の先端が長かったことを知らしめる作用
がある。作業者が上記の感触に気付かず上記中心導体4
7を更に押し進めるようなことがあっても、上記の隔壁
32の側面は、第3図に示されるように上記中心導体4
7の先を隔壁32の側面に沿って側方に反らすように接
続軸線13a,14aに対して傾斜して反らせ面になるよう
に形成してあるから、両伝送線44, 45における各中心導
体47, 47の先端は隔壁32の側面に沿って向きを変え相
互に近接することなく接触するような事故は防止される
働きがある。
【0012】次に上記のように各伝送線の接続を終えた
ならば、それらをケース2の周囲に回しながらスイッチ
ボックス41内に図2の(A) の如く納める。この同軸ケー
ブル44,45をケース2内に収める作業をする場合、
各端子13, 14に関しては第3図に示されているが如く、
上記接続軸線13a, 14aがハの字に交わるように各伝送
線接続端子13、14における外部導体及び中心導体接続具
16, 17が配列されているので、同軸ケーブルは必然、ケ
ースのコーナーに位置することになり、それの縁回し作
業が非常に楽になり、やや太めの同軸ケーブルでもボッ
クス41における小さくて狭い空間にスムーズに収納する
ことが出来ることになる。このようにして上記ケース2
をボックス41内に納めた後は、取付ねじ48を取付孔7に
通した後スイッチボックス41のねじ孔49にねじ込み、ス
イッチボックス41に対し直列ユニット1を固定する。然
る後周知の如くフラッシュプレートをねじ孔9を利用し
て取付けることにより直列ユニットの取付作業が完了す
る。
ならば、それらをケース2の周囲に回しながらスイッチ
ボックス41内に図2の(A) の如く納める。この同軸ケー
ブル44,45をケース2内に収める作業をする場合、
各端子13, 14に関しては第3図に示されているが如く、
上記接続軸線13a, 14aがハの字に交わるように各伝送
線接続端子13、14における外部導体及び中心導体接続具
16, 17が配列されているので、同軸ケーブルは必然、ケ
ースのコーナーに位置することになり、それの縁回し作
業が非常に楽になり、やや太めの同軸ケーブルでもボッ
クス41における小さくて狭い空間にスムーズに収納する
ことが出来ることになる。このようにして上記ケース2
をボックス41内に納めた後は、取付ねじ48を取付孔7に
通した後スイッチボックス41のねじ孔49にねじ込み、ス
イッチボックス41に対し直列ユニット1を固定する。然
る後周知の如くフラッシュプレートをねじ孔9を利用し
て取付けることにより直列ユニットの取付作業が完了す
る。
【0013】上記のような取付状態において伝送線43を
通して送られてくるテレビ信号は分岐回路38を通って出
力端子13から出力され、出力側の伝送線44を通して次段
に送られる。又上記テレビ信号の一部は分岐回路38の分
岐端38cから分配回路39に至る。その信号のうちの半分
はアウトレット端子11を通してそこに接続されるテレビ
受像機に向け出力される。残りの半分は分岐端子14から
出力され、分岐用伝送線45を通して他の部屋のテレビ受
像機に至る。
通して送られてくるテレビ信号は分岐回路38を通って出
力端子13から出力され、出力側の伝送線44を通して次段
に送られる。又上記テレビ信号の一部は分岐回路38の分
岐端38cから分配回路39に至る。その信号のうちの半分
はアウトレット端子11を通してそこに接続されるテレビ
受像機に向け出力される。残りの半分は分岐端子14から
出力され、分岐用伝送線45を通して他の部屋のテレビ受
像機に至る。
【0014】次に図6は上記直列ユニット1における出
力端子13と分岐端子14との間の逆結合損失の特性を示す
ものである。この図において実線は上記実施例の直列ユ
ニットの特性を示し、破線は上記実施例と同様のものか
らシールド板34を除去したものの特性を示す。この特性
図から明らかなように、上記シールド板34を設けたもの
においては、VHF、UHF、BS−IF、CS−IF
の各テレビ信号の全帯域において、特に最も周波数の高
いCS−IFの帯域において、シールド板を用いぬ場合
に比べ高い逆結合損失を得ることができている。
力端子13と分岐端子14との間の逆結合損失の特性を示す
ものである。この図において実線は上記実施例の直列ユ
ニットの特性を示し、破線は上記実施例と同様のものか
らシールド板34を除去したものの特性を示す。この特性
図から明らかなように、上記シールド板34を設けたもの
においては、VHF、UHF、BS−IF、CS−IF
の各テレビ信号の全帯域において、特に最も周波数の高
いCS−IFの帯域において、シールド板を用いぬ場合
に比べ高い逆結合損失を得ることができている。
【0015】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、各伝
送線接続端子13, 14に関しては、接続軸線13a, 14aが
ハの字に交わるように各伝送線接続端子13、14における
外部導体及び中心導体接続具16, 17を配列しているの
で、同軸ケーブル44,45を、ケースのコーナーに位
置させることができ、同軸ケーブルの縁回し作業が非常
に楽になり、やや太めの同軸ケーブルでもボックス41に
おける小さくて狭い空間にスムーズに収納することの出
来る作業場の効果がある。
送線接続端子13, 14に関しては、接続軸線13a, 14aが
ハの字に交わるように各伝送線接続端子13、14における
外部導体及び中心導体接続具16, 17を配列しているの
で、同軸ケーブル44,45を、ケースのコーナーに位
置させることができ、同軸ケーブルの縁回し作業が非常
に楽になり、やや太めの同軸ケーブルでもボックス41に
おける小さくて狭い空間にスムーズに収納することの出
来る作業場の効果がある。
【0016】しかも本願発明においては、接続軸線13
a, 14aをハの字に交わるように各伝送線接続端子13、
14における外部導体及び中心導体接続具16, 17を配列さ
せたことにより、伝送線44, 45のいずれか一方の中心導
体47の先端が長過ぎた場合には両中心導体47の先が相
互に接触して危険をもたらすものであるが、本願発明に
あっては、接続軸線13a, 14aの延長線の方向に隔壁32
を配設するものであるから、長すぎた中心導体47の先端
は隔壁32に当接し、作業者に対して感触を与え、中心導
体の先端が長かったことを知らせる特長があり、両中心
導体47の先が相互に接触することを予め防止できる効
果が有る。
a, 14aをハの字に交わるように各伝送線接続端子13、
14における外部導体及び中心導体接続具16, 17を配列さ
せたことにより、伝送線44, 45のいずれか一方の中心導
体47の先端が長過ぎた場合には両中心導体47の先が相
互に接触して危険をもたらすものであるが、本願発明に
あっては、接続軸線13a, 14aの延長線の方向に隔壁32
を配設するものであるから、長すぎた中心導体47の先端
は隔壁32に当接し、作業者に対して感触を与え、中心導
体の先端が長かったことを知らせる特長があり、両中心
導体47の先が相互に接触することを予め防止できる効
果が有る。
【0017】
、更に本願発明における隔壁32の側
面の構成は、上記中心導体47の先が長過ぎる物を差し
込んだ場合でも、その長すぎた中心導体の先を隔壁32
の側面に沿って側方に反らすように接続軸線13a, 14a
に対して傾斜して反らせ面になるように形成してあるか
ら、誤って中心導体47の先端を長いままにしておいた場
合でも、両伝送線44, 45における各中心導体47, 47の先
端が相互に接触するような事故は二重に防止される優れ
た効果がある。
、更に本願発明における隔壁32の側
面の構成は、上記中心導体47の先が長過ぎる物を差し
込んだ場合でも、その長すぎた中心導体の先を隔壁32
の側面に沿って側方に反らすように接続軸線13a, 14a
に対して傾斜して反らせ面になるように形成してあるか
ら、誤って中心導体47の先端を長いままにしておいた場
合でも、両伝送線44, 45における各中心導体47, 47の先
端が相互に接触するような事故は二重に防止される優れ
た効果がある。
【0018】さらに各々の中心導体止具27, 27に中心導
体47を止め付けて信号の伝達を行なう状態において
は、各々の導体を伝わる信号が例えばギガヘルツ帯の高
周波信号であっても、両高周波信号の電磁気的な干渉を
隔壁32内のシールド板34で遮断できるから、上記両中心
導体止具27, 27は上記のように機械的に近付けて配置さ
れていても良い特長がある。このことは上記両止具が備
えられているケースの小型化を図る上に大きな効果があ
る。
体47を止め付けて信号の伝達を行なう状態において
は、各々の導体を伝わる信号が例えばギガヘルツ帯の高
周波信号であっても、両高周波信号の電磁気的な干渉を
隔壁32内のシールド板34で遮断できるから、上記両中心
導体止具27, 27は上記のように機械的に近付けて配置さ
れていても良い特長がある。このことは上記両止具が備
えられているケースの小型化を図る上に大きな効果があ
る。
【図1】種々の端子に伝送線を接続する時の状態を示す
斜視図。
斜視図。
【図2】(A) はスイッチボックスに直列ユニットを取付
けた状態の正面図、(B) は(A)におけるB部分の拡大
図。
けた状態の正面図、(B) は(A)におけるB部分の拡大
図。
【図3】図2の(A) の状態においてスイッチボックスの
みを断面にした縦断面図。
みを断面にした縦断面図。
【図4】(A) は図3におけるIV−IV線断面図、(B) はI
V' −IV' 線断面図。
V' −IV' 線断面図。
【図5】回路図。
【図6】逆結合損失特性を示すグラフ。
2 ケース 13 出力端子 14 分岐端子 21 ホルダ 27 中心導体止具 32 隔壁 34 シールド板
Claims (1)
- 【請求項1】 直列ユニットのケースにおけるその一面
には、夫々が外部導体接続具及び中心導体接続具から成
る二組の伝送線接続端子を配置し、それらの二組の伝送
線接続端子の配置は、相互に中心導体接続具が近づき、
かつ夫々の外部導体接続具及び中心導体接続具を結ぶ接
続軸線相互の延長線がハの字に交わるように配置してあ
る直列ユニットにおいて、 上記二つの中心導体接続具の相互間には絶縁材形成の隔
壁を介設すると共に、その隔壁の位置は上記両接続軸線
の延長線上に位置させ、しかも隔壁における両側面は中
心導体の先を上記接続軸線に沿って進行させた場合にそ
の進行方向を隔壁の側面に沿わせて側方に反らせるよう
に上記接続軸線に対して傾斜した反らせ面に形成してあ
り、しかもその隔壁内には上記二つの中心導体接続具相
互間における高周波信号の電磁気的な干渉を遮断する為
のシールド板を内蔵させたことを特徴とする直列ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3035582A JP3066542B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 直列ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3035582A JP3066542B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 直列ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04249077A JPH04249077A (ja) | 1992-09-04 |
JP3066542B2 true JP3066542B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=12445765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3035582A Expired - Fee Related JP3066542B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 直列ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066542B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-05 JP JP3035582A patent/JP3066542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04249077A (ja) | 1992-09-04 |
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