JP3066233U - 警報タイマ―装置 - Google Patents
警報タイマ―装置Info
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- JP3066233U JP3066233U JP1999005760U JP576099U JP3066233U JP 3066233 U JP3066233 U JP 3066233U JP 1999005760 U JP1999005760 U JP 1999005760U JP 576099 U JP576099 U JP 576099U JP 3066233 U JP3066233 U JP 3066233U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】作業者が作業をしながら設定時間の進度を感覚
的且つ定量的に把握でき、所定時間内の作業を容易に厳
守できる警報タイマー装置を提供する。 【解決手段】CPU内蔵のタイマー本体1は、作業時間
を設定する時間設定部3と、設定時間の進度を検知する
進度検知部9と、時間設定部3を始動させる始動スイッ
チ4を有する。タイマー本体1の上面には、三色のLE
D6及び警報音発生部7を設け、これにより設定時間の
進度に応じた種類の警報色及び警報音を出力する。
的且つ定量的に把握でき、所定時間内の作業を容易に厳
守できる警報タイマー装置を提供する。 【解決手段】CPU内蔵のタイマー本体1は、作業時間
を設定する時間設定部3と、設定時間の進度を検知する
進度検知部9と、時間設定部3を始動させる始動スイッ
チ4を有する。タイマー本体1の上面には、三色のLE
D6及び警報音発生部7を設け、これにより設定時間の
進度に応じた種類の警報色及び警報音を出力する。
Description
【0001】
本考案は、設定時間の進度を警報する警報タイマー装置に係わり、特に音の発 生と警報色の表示により、設定時間の進度状況を警報するようにした警報タイマ ー装置に関する。
【0002】
従来、特に一連の流れ作業工程を行う組立工場などでは、各工程毎の作業時間 は必要最短の所定時間に設定され、これにより円滑な作業管理している。例えば 、一工程での作業終了時間が所定時間を越えると、その分だけ次の作業工程に待 ち時間が生じ、工場全体としての生産効率を著しく低下させる。逆に、作業時間 が所定時間より短くなると、組立製品の品質低下が懸念される。このようなこと から、一連の流れ作業においては、遅からず早からず極力所定時間丁度に作業を 終了させること、すなわち、作業時間の厳守が要請される。
【0003】
しかしながら、一連の流れ作業の中で、所定の設定時間丁度に作業を終了させ る対策は、各作業者に任されており、実際は作業者個人の勘と経験に頼らざるを 得えない実状にある。つまり、ベテランを除く多くの作業者にとって、作業終了 時間を厳守することは容易なことではない。特に組立品の種類が変わると、設定 時間も変わるために、作業終了時間の厳守が困難になっている。時間厳守の一つ の対応策として、作業者が時計を見ながら作業をすることがあるが、この場合に は作業終了時間が近づくにつれて、時計を見る頻度が増えて作業に専念できずに 、作業内容のレベル低下を招くという問題がある。 本考案は、前記のような従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、作 業終了時間への接近状況を容易に把握でき、作業内容を低下させることなく作業 時間を管理できる警報タイマー装置の提供にある。
【0004】
このため本考案は、時間を設定する時間設定部と、時間設定部の作動を開始さ せる始動スイッチと、設定時間の進度を検知する進度検知部とを有するタイマー 本体に、設定時間の進度に応じた種類の警報音を鳴らす警報音発生部と、設定時 間の進度に応じた種類の警報色を表示する警報色表示部とを設けたことを特徴と する。また、進度検知部は、少なくとも設定時間の進度50%および進度75% を検知することを特徴とする。
【0005】 本考案は、設定時間の進度を色覚や聴覚に直接訴えて認識させるタイマー装置 であって、目標時刻への接近状況をブザー音や標識色で適時に通報するものであ る。このため、特に組立工場、調理場、医療関係、学習関係などの仕事場や家庭 において、幅広く使用することができる。CPUを搭載したタイマー本体は、携 帯が容易であって、任意の使用場所に安定して設置できる寸法形状に構成され、 タイマー本体の機能表面には、警報色音発生部、警報色表示部、時間設定部及び それに係わる操作スイッチ類が配設される。
【0006】 設定時間は、作業のタクトタイム等に応じて決定され、この時間はCPUの時 間分割手段により複数に分割される。各分割時間の長さは、変更操作部によりそ れぞれ独立別個に設定変更できる。各分割時間の長さは、好ましくは時間の経過 に伴い、等比数列的に次第に短くなるように決められる。したがって、例えば設 定時間24分を四分割する場合は、24分の半分である12分と、その半分であ る6分と、その半分である3分に分割できる。
【0007】 本考案に係るタイマー本体は、携帯に便利な薄型タイプに構成される。図4の 配置例では、電源スイッチ2を有するタイマー本体1上面の一側部分に、警報色 表示部6及び警報音発生部7を設け、他側部分に時間設定部3及び進度検知部9 を設ける。そして、進度検知部9の下側部分に始動スイッチ4及びモード切替え スイッチ5等を設ける。これらの設定操作用のスイッチ類はワンタッチ操作方式 とし、作業者は作業中であっても、適宜にスイッチ類の設定切替えを素早く行え るようにする。
【0008】 本装置の使用の際は、まず所定の時間を時間設定部で設定し、始動スイッチを オンにする。すると、設定時間の読み込み動作が進行し、この状況は進度検知部 で検知される。そして、設定時間の進度が所定割合(%)になると、設定時間の 進度に応じた種類のブザー音及び警報色が、警報音発生部及び警報色表示部より 出力される。これにより、作業者は設定時間の進度をブザー音及び警報色で適時 に把握できる。
【0009】
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。 図1は本実施例に係る警報タイマー装置の斜視図、図2は同装置の概念構成を 示すブロック図、図3は同装置の作用を説明するフローチャートである。
【0010】
図1において、1は、タテ80mm、ヨコ150mm、厚さ40mmのタイマ ー本体で、タイマー本体1の外形は、携帯の容易な薄型矩形サイズにされている 。タイマー本体1の左側面には、電源スイッチ2が取り付けられ、タイマー本体 1の右側上面には、ロータリー式時間設定部3が設けられている。時間設定部3 は第1〜第4の操作部分31〜34からなり、各操作部分31〜34は、それぞ れ千の位、百の位、十の位、一の位の数値(0〜9)を入力操作するものである 。従って、この操作部分31〜34により、設定時間を0〜9999秒(166 .5分)の範囲で設定でき、その最小設定時間は1秒とされている。
【0011】 時間設定部3の下側には押圧式始動スイッチ4が設けられ、始動スイッチ4を オンにすると、時間設定部3のカウント動作が開始され設定時間分だけ計時する ようになっている。始動スイッチ4の右側には操作モード切替えスイッチ5が設 けられ、操作モード切替えスイッチ5により、時間設定部3の動作モードをオー ト操作とマニュアル操作に切替え可能とされている。オート操作のモード設定で は、始動スイッチ4のオン後、設定時間だけ時間設定部3のカウント動作が繰り 返し行われる。また、マニュアル操作のモード設定では、設定時間の経過により 時間設定部3の動作が自動停止するが、再度始動スイッチ4をオンにすると、時 間設定部3の動作が設定時間だけ再び開始される。尚、設定時間の途中で再度始 動スイッチ4をオンした場合、時間設定部3の動作は自動的にリセットされ、0 秒からのカウント動作が再び開始される。
【0012】 6は、タイマー本体1の上面左側部分に設けられた三色のLEDで、設定時間 の進度に応じて異なる種類の警報色を表示する警報色表示部として機能している 。具体的にLED6は、設定時間の進度50%、75%、100%に対応する表 示面、すなわち、左側より青色表示面61、黄色表示面62及び赤色表示面63 を有し、これら青色、黄色、赤色の表示面の横幅長さの比は、6:3:3に寸法 設定されている。この三色LED6の下側には警報音発生部7が配設され、警報 音発生部7は設定時間の進度に応じて異なる回数の警報音(音量調整可能な圧電 ブザー音)を鳴動するものである。警報音発生部7は、設定時間の進度50%、 75%、100%に対応する複数の鍵盤スピーカ形鳴動部分、すなわち、左側よ り一回鳴動部分71、二回鳴動部分72及び三回鳴動部分73が配置され、これ らの横幅長さの比(個数の比)は、上記表示面の長さの比と対応して、6:3: 3に設定されている。
【0013】 図2に示すように、本装置の内部基板には、時間分割手段となるCPU8が装 備され、このCPU8は各動作部の作動を制御するもので、その入出力部には、 時間設定部3、始動スイッチ4、モード切替スイッチ5及び進度検知部9が接続 されている。進度検知部9は、時間設定部3でカウント設定時間の進度状況を検 知するものである。ここでは、設定時間が1/12の単位に分周され、もし設定 時間が12分であれば、12分÷12=1分の単位に分周される。つまり本実施 例では、少なくとも進度0%(動作開始時)、50%、75%及び100%を即 時に検知するようにされている。さらに、CPU8の一端子には、電源ユニット 10及び商用電源(交流100V)を直流13Vに変換するアダプター11が接 続されている一方、CPU8の他端子には、整流、増幅回路をなすトランジスタ 13を介して三色のLED3が接続されている。
【0014】 次に、本実施例の作用を図3に従って説明する。 部品組立工場等で作業者が使用する際は、まず電源スイッチ2をオンにした後 、モード切替えスイッチ5をオート操作又はマニュアル操作に設定する。オート 操作の場合、時間設定部3を操作することにより、作業終了時刻及びその接近を 警告する時刻を考慮して時間設定する。例えば、作業終了時刻の12分前から時 間設定部3を動作させたいとき、すなわち、設定時間を12分としたいときは、 時間設定部3の各操作部分31〜34の数値を0720(秒)に入力して動作さ せればよい。
【0015】 時間を設定した後に始動スイッチ4を押すと、時間設定部3での計時が開始さ れると同時に、進度検知部9により設定時間の進度状況が検知される。この時、 設定時間の読込みが行われ、設定時間が1/12=1分の単位に分周される。こ のあと時間経過に伴い、進度比率に応じて各種類の警報色及び警報音が出力され る。
【0016】 今、6分経過したとすると、三色のLED3での点灯は青色から黄色に表示色 が変わり、警報音発生部7での警報音の回数は一回鳴らされる。その後3分経過 すると、黄色から赤色に表示色が変わり、警報音は二回鳴らされる。さらに、そ の後3分経過すると、赤色の表示色がオフになると共に、警報音は三回鳴らされ る。このことにより、作業終了時刻到達(設定時間の進度100%経過)が警報 される。この後は、始動スイッチ4がオンである最初の状態に戻る。尚、マニュ アル操作の場合もオート操作と同様の手順であるため、その動作説明は省略する 。
【0017】 これにより、作業者は設定時間の進度状況を視覚及び聴覚により直観的且つ定 量的に認知できる。したがって、作業中に随時時計を見なくても、作業終了時刻 までの残り時間を把握でき、それに応じて作業スピードを適宜調整できる。尚、 一工程の所要時間を、例えば10分に変更したいときは、時間設定部3の各操作 部分31〜34の数値を0600(秒)に変更するだけで良い。
【0018】 尚、本考案は上記実施例に限定されない。例えば、設定時間を分周する整数値 を12、設定時間の分割回数を3としたが、分周する整数値及び分割回数は任意 である。また、三色LED6の表示部を直線状に連続して配置したが、三色LE D6は曲線状に配置してもよい。
【0019】
本考案によれば、設定時間が経過するに伴い、その時間進度に見合った種類の 警報音及び警報色を出力するように構成したことにより、作業者は残りの作業時 間を把握するために、いちいち腕時計などを見る必要がなく、設定時間の進度状 況を警報音または警報色により簡単に認識ことができる。たとえ組立品の種類が 変わった場合でも、作業能率を低下させることなく、予定時間丁度に作業を終了 させることができる。特に、設定時間の進度50%時及び進度75%時に、その 都度、警報音や警報色を出力するようにした場合には、作業終了時間に近づいて いく状況を感覚的且つ定量的に認知でき、作業終了時間が差し迫るにつれて、時 間厳守の自己管理意識を作業者に強く警告することができるという優れた効果が ある。
【図1】本実施例に係る警報タイマー装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】同装置の概念ブロック図である。
【図3】同装置の作用を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図4】本発明に係る警報タイマー装置の概略構成図で
ある。
ある。
1 タイマー本体 2 電源スイッチ 3 時間設定部 4 始動スイッチ 5 モード切替えスイッチ 6 三色のLED(警報色表示部) 7 警報音発生部 8 CPU 9 電源ユニット 10 アダプター 11 トランジスター 31 第1の操作部 32 第2の操作部 33 第3の操作部 34 第4の操作部 61 緑色表示部 62 黄色表示部 63 赤色表示部 71 一回鳴動部 72 二回鳴動部 73 三回鳴動部
Claims (2)
- 【請求項1】時間を設定する時間設定部と、時間設定部
の作動を開始させる始動スイッチと、設定時間の進度を
検知する進度検知部とを有するタイマー本体に、設定時
間の進度に応じた種類の警報音を鳴らす警報音発生部
と、設定時間の進度に応じた種類の警報色を表示する警
報色表示部とを設けたことを特徴とする警報タイマー装
置。 - 【請求項2】進度検知部は、少なくとも設定時間の進度
50%および進度75%を検知することを特徴とする請
求項1記載の警報タイマー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005760U JP3066233U (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 警報タイマ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005760U JP3066233U (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 警報タイマ―装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3066233U true JP3066233U (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=43199810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999005760U Expired - Lifetime JP3066233U (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 警報タイマ―装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066233U (ja) |
-
1999
- 1999-07-30 JP JP1999005760U patent/JP3066233U/ja not_active Expired - Lifetime
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |