JP3066152U - 記憶制御装置およびビデオデッキ - Google Patents

記憶制御装置およびビデオデッキ

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JP3066152U JP1999005652U JP565299U JP3066152U JP 3066152 U JP3066152 U JP 3066152U JP 1999005652 U JP1999005652 U JP 1999005652U JP 565299 U JP565299 U JP 565299U JP 3066152 U JP3066152 U JP 3066152U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害発生時、システムバスにおける転送デー
タを広範囲にわたってトレースする必要があるため、デ
ータ量が膨大となって発生した障害の原因を探すのが困
難であった。 【解決手段】 CPU13は、EEPROM50に書き
込まれたRAM12のアドレスから所定ステータスデー
タを読み出してEEPROM50を書き込み(ステップ
S100,S110)、EEPROM50に書き込まれ
た上書き禁止条件が成立すると(ステップS120)、
EEPROM50への上書きを禁止するとともに(ステ
ップS130)、このEEPROM50に書き込まれて
いるステータスデータを読み出して出力端子14から出
力し(ステップS140,S150)、トレースツール
80の側に読み取らせるため、障害の原因を探す際に作
業者がトレースをしなければならないデータ量を低減さ
せることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、記憶制御装置およびビデオデッキに関し、特に、障害発生時にデー タ処理で用いられたステータスデータを検出可能とした記憶制御装置およびビデ オデッキに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の記憶制御装置として、特開平8−263328号公報に開示されたバス トレース装置に適用された記憶制御装置が知られている。 この記憶制御装置は、システムバスに接続して異なる障害検出モードに適応す るバストレース機能を備えており、障害検出時にシステムを停止させたり、障害 検出モードに応じて回路構成を変更することなく、転送データのトレースを行っ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の記憶制御装置においては、障害発生時、システムバスにおける 転送データを広範囲にわたってトレースする必要があるため、データ量が膨大と なって発生した障害の原因を探すのが困難であった。 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、発生した障害の原因を探す 際にトレースを要するデータ量を低減させることの可能な記憶制御装置およびビ デオデッキの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、電源断でもデータを保持 可能な第一の記憶手段と、ワークエリアとして制御用のステータスデータを常時 読み書き可能な第二の記憶手段と、上記第二の記憶手段における所定のアドレス と上書き禁止条件とを書き込み可能な第三の記憶手段と、所定のバスを介して被 制御機器とデータ送受信し、上記第二の記憶手段に対してステータスデータを読 み書きしつつ、上記第三の記憶手段で指定されるアドレスのデータ内容を上記第 一の記憶手段に書き込み、また、上記上書き禁止条件の成否を判断して成立すれ ば同上記第一の記憶手段に対する上書き禁止するデータ処理手段とを具備する構 成としてある。 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、上記データ処理手段 は、所定のバスを介して被制御機器とデータ送受信し、ワークエリアとして制御 用のステータスデータを常時読み書き可能な第二の記憶手段に対してステータス データを読み書きする。
【0005】 このとき、上記データ処理手段は、上記第三の記憶手段で指定されるアドレス のデータ内容を電源断でもデータを保持可能な第一の記憶手段に書き込み、また 、上記第三の記憶手段に書き込まれた上書き禁止条件の成否を判断し、成立すれ ば同第一の記憶手段への上書き禁止する。 上記第一の記憶手段は、電源断でもデータを保持可能なものであれば良く、上 記バスを介してデータ処理手段に接続されたEEPROMやハードディスクであ っても良いし、フロッピーディスクなどであっても良い。 上記第二の記憶手段は、ワークエリアとして制御用のステータスデータを常時 読み書き可能なものであれば良く、上記データ処理手段とともにマイコンに内蔵 されたRAMであっても良いし、同データ処理手段とは別に外付けされた磁気デ ィスクメモリなどであっても良い。
【0006】 上記第三の記憶手段は、上記第二の記憶手段のアドレスと上書き禁止条件とを 書き込み可能なものであれば良く、上記第一の記憶手段と一体的に構成されるも のであっても良いし、同第一の記憶手段とは別個に構成されるものであっても良 い。 ここにいうアドレスは、所定の被制御機器を制御する際に上記データ処理手段 がステータスデータを読み書きするメモリ領域であっても良いし、テレビジョン セットで行う選局処理やビデオデッキで行う録画処理などといった制御ごとに上 記データ処理手段がステータスデータを読み書きするメモリ領域であっても良い 。 また、上書き禁止条件とは、障害を発生したものと判断され得る状況を示す条 件であり、所定の現象が発生した際の状況を示すものであっても良いし、複数の 現象が重なって発生した際の状況を示すものであっても良い。
【0007】 上記データ処理手段は、所定のバスを介して被制御機器とデータ送受信し、上 記第二の記憶手段に対してステータスデータを読み書きしつつ、上記第三の記憶 手段で指定されるアドレスのデータ内容を上記第一の記憶手段に書き込み、また 、上記上書き禁止条件の成否を判断して成立すれば上書き禁止するものであれば 良く、1chipマイコンなどのように一体的に構成された回路を用いてデータ 処理を行うものであっても良いし、各データ処理をそれぞれ別個に構成された回 路を用いて行うものであっても良い。 なお、上記データ処理手段は、上記上書き禁止条件が成立した際、上書きを禁 止することで上記第一の記憶手段に書き込まれたステータスデータを保持するだ けのものであっても良いし、このステータスデータを外部へ出力するものであっ ても良い。
【0008】 後者の場合におけるデータ処理手段の構成の一例として、請求項2にかかる考 案は、上記請求項1に記載の記憶制御装置において、上記データ処理手段は、上 記第一の記憶手段に書き込まれたステータスデータを読み出し、外部装置に対し て出力することの可能なデータ出力手段を備える構成としてある。 上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、上記データ出力手段 は、上記第一の記憶手段に書き込まれたステータスデータを読み出して外部装置 に出力する。
【0009】 このとき、上記データ出力手段は、上記データを有線出力するものであっても 良いし、無線出力するものであっても良く、前者の場合における構成の一例とし て、請求項3にかかる考案は、上記請求項2に記載の記憶制御装置において、上 記データ出力手段は、上記ステータスデータを出力することの可能な出力端子を 備え、上記外部装置は、この出力端子に接続して同ステータスデータを入力する ことの可能な入力端子を備える構成としてある。 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、上記データ出力手段 が出力端子から上記ステータスデータを出力すると、上記外部装置は、入力端子 を同出力端子に接続して同ステータスデータを入力する。
【0010】 当該記憶制御装置の適用例として、請求項4にかかる考案は、ビデオ駆動モー タやビデオヘッドや各種センサを有するビデオメカと、このビデオメカに対する 制御信号などの送受信を実行するビデオ制御信号送受信回路と、電源断でもデー タを保持可能な第一の記憶手段と、ワークエリアとして制御用のステータスデー タを常時読み書き可能な第二の記憶手段と、上記第二の記憶手段における所定の アドレスと上書き禁止条件とを書き込み可能な第三の記憶手段と、所定のバスを 介して上記ビデオ制御信号送受信回路とデータ送受信し、上記第二の記憶手段に 対してステータスデータを読み書きしつつ、同ビデオ制御信号送受信回路を介し てビデオメカを制御するとともに、上記第三の記憶手段で指定されるアドレスの データ内容を上記第一の記憶手段に書き込み、また、上記上書き禁止条件の成否 を判断して成立すれば上書き禁止するビデオ制御手段とを具備する構成としてあ る。 上記のように構成した請求項4にかかる考案においては、上記ビデオ制御手段 は、所定のバスを介して上記ビデオ制御信号送受信回路と上記ビデオメカに対す る制御信号などを送受信し、ワークエリアとして制御用のステータスデータを常 時読み書き可能な第二の記憶手段に対してステータスデータを読み書きしつつ、 同ビデオ制御信号送受信回路を介してビデオ駆動モータやビデオヘッドや各種セ ンサを有するビデオメカを制御する。
【0011】 このとき、上記ビデオ処理手段は、上記第三の記憶手段で指定されるアドレス のデータ内容を電源断でもデータを保持可能な第一の記憶手段に書き込み、また 、上記第三の記憶手段に書き込まれた上書き禁止条件の成否を判断し、成立すれ ば同第一の記憶手段への上書き禁止する。 なお、上述したビデオデッキへの適用例は一例にすぎず、ワークエリアとして 制御用のステータスデータを常時読み書き可能な第二の記憶手段に所定のデータ を書き込みつつデータ処理を行うデータ処理手段を備えたものであれば良いとの 観点から、テレビジョンセットなどへの適用も同様に可能である。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、設定された上書き禁止条件が成立した際、指定 されたアドレスに書き込まれたステータスデータについてだけ上書きを禁止して トレースできるようにするため、発生した障害の原因を探す際にトレースを要す るデータ量を低減させることの可能な記憶制御装置を提供することができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、上書き禁止条件が成立した際、上記第 二の記憶手段に書き込まれたステータスデータの上書きを禁止するだけでなく、 この上書きが禁止されたステータスデータを外部装置に出力することができるた め、このステータスデータのトレースを同外部装置にて容易に行うことができる 。
【0013】 さらに、請求項3にかかる考案によれば、上記データ出力手段と外部装置とを 接続するだけで、上記第二の記憶手段に書き込まれたステータスデータを容易に 読み出すことができる。 さらに、請求項4にかかる考案によれば、設定された上書き禁止条件が成立し た際、指定されたアドレスに書き込まれたステータスデータについてだけ上書き を禁止してトレースできるようにするため、発生した障害の原因を探す際にトレ ースを要するデータ量を低減させることの可能なビデオデッキを提供することが できる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかる記憶制御装置を適用したビデオデッキの 主要構成をブロック図により示している。
【0015】 同図において、マイコン10には、IICバス20を介してチューナ30、ビ デオIC40およびEEPROM50などの各デバイスが接続されており、これ らのデバイスは、マイコン10からの制御指示を受けて作動している。 ビデオ録画時、チューナ30は、マイコン10から指示された受信周波数に基 づき、アンテナ30aを介して対応する受信チャンネルのテレビジョン信号を受 信し、この受信したテレビジョン信号に基づいて中間周波信号を生成する。 この生成された中間周波信号がビデオIC40に供給されると、同ビデオIC 40は、マイコン10からの制御指示に基づいて、中間周波信号に各種の信号処 理を施して出力し、ビデオメカ41に配置された図示しない各種センサからの出 力信号に基づいてモータ系回路41aによりビデオテープを走行させつつ、ヘッ ド系回路41bによりテープ記録面上に信号記録を行わせる。
【0016】 一方、ビデオ再生時、ビデオIC40は、マイコン10からの制御指示に基づ いて、モータ系回路41aによりビデオテープを走行させつつ、ヘッド系回路4 1bによりテープ記録面上からビデオ信号を読み出させる。 そして、このビデオ信号に所定の信号処理が施すことにより、映像信号や音声 信号などを復元し、出力端子42に接続されたブラウン管モニタ60およびスピ ーカ70へ供給する。
【0017】 ここで、マイコン10からの制御指示に基づいてビデオメカ41を制御するビ デオIC40は、この意味で、本考案にいうビデオ制御信号送受信回路を構成し ている。 EEPROM50は、不揮発性の記憶領域であり、チャンネル周波数の設定値 の他、放送局の有無を表すプリセットデータや機器の構成状況などを記録し、マ イコン10は、これらの記録データを必要に応じて参照している。
【0018】 IICバス20は、シリアルデータ通信用の規格化されたバスであり、データ ライン(DT)とクロックライン(CLK)とを備えている。 具体的な規格内容である通信プロトコルについては省略するが、このIICバ ス20に接続された各デバイスには個別の4ビットのスレーブアドレスが割り当 てられ、そのアドレスデータをデータラインに出力することによって通信相手を 特定でき、通信相互間において一方が認証を求めれば他方はそれに対する受信確 認信号(ACK信号)を出力するようになっている。
【0019】 ところで、マイコン10は、ROM11、RAM12およびCPU13を備え ており、CPU13は、ROM11に書き込まれた所定の制御プログラムを読み 出し、RAM12をワークエリアして使用しつつ実行することで、上述した各デ バイスに制御指示を与えている。 このとき、RAM12では、それぞれの制御指示に関するステータスデータが あらかじめ決められた領域のアドレスで常時読み書きされる。 例えば、工場ラインで正常に録画処理が行えないビデオデッキが発見された場 合、マイコン10から出力される制御指示に障害が発生することが多いため、こ の制御指示に関するステータスデータの内容をトレースすることで、作業者は、 ビデオデッキに不良が生じた原因を知ることができる。
【0020】 そこで、本実施形態にかかるマイコン10では、CPU13がRAM12の所 定アドレスに書き込まれたステータスデータを読み出してEEPROM50への 書き込みを繰り返し、所定の障害が発生した場合には、にEEPROM50への ステータスデータの上書きを禁止して出力端子14から出力している。 なお、この出力端子14には、トレースツール80の入力端子81が接続可能 となっており、作業者が入力端子81を接続した際には、出力端子14から出力 されるステータスデータが読み出される。この意味で、出力端子14とトレース ツール80とは、それぞれにデータ出力手段と外部装置とを構成している。 また、EEPROM50には、所定の制御を行う際にステータスデータが読み 書きされるアドレス、例えば、チューナ30に制御指示を与える際のステータス データが読み書きされるアドレスやビデオIC40に制御指示を与える際のステ ータスデータ読み書きされるアドレスなどがあらかじめ指定アドレスとして書き 込まれている。
【0021】 さらに、EEPROM50に書き込まれるこれらのステータスデータは、所定 の障害を発生した場合に上書きが禁止されることから、EEPROM50に書き 込まれたステータスデータの上書きを禁止する際のトリガとなる上書き禁止条件 もアドレスともにEEPROM50に書き込まれる。 従って、各制御を行う際にステータスデータを読み書きするRAM12は、こ の意味で、本考案でいう第二の記憶手段を構成し、RAM12における所定のア ドレスと上書き禁止条件とを記憶するとともに、RAM12から読み出されたス テータスを書き込むEEPROM50は、この意味で、本考案でいう第一および 第三の記憶手段を構成している。 また、ROM11に書き込まれた制御プログラムを読み出し、RAM12をワ ークエリアして使用しつつ実行することで各デバイスに制御指示を与えるととも に、設定された上書き禁止条件が成立した際にステータスデータの上書きを禁止 するCPU13は、この意味で、本考案でいうデータ処理手段およびビデオ制御 手段を構成している。
【0022】 ここで、上書き禁止条件が成立して出力端子14からステータスデータが出力 されるまでの処理手順について図2を参照しながら説明する。 CPU13は、EEPROM50から指定されたアドレスと設定された障害発 生条件を読み出すとともに(ステップS100)、RAM12の指定アドレスに 読み書きされるステータスデータを読み出してEEPROM50への書き込みを 繰り返す(ステップS110)。
【0023】 EEPROM50にて設定された上書き禁止条件が成立すると(ステップS1 20)、CPU13は、EEPROM50への上書きを禁止するとともに(ステ ップS130)、このEEPROM50に書き込まれているステータスデータを 読み出して出力端子14から出力する(ステップS140,S150)。 このとき、CPU13は、リセット操作があるまで常時ステータスデータの出 力を行い、リセット操作があった時点でステータスデータの出力を終了して再び EEPROM50へのステータスデータの書き込みを開始する(ステップS16 0)。
【0024】 一方、図3は、トレースツール80にてステータスデータの読み出しを行う際 の手順をフローチャートにより示している。 トレースツール80は、入力端子81がマイコン10の出力端子14に接続さ れたことを検知すると(ステップS200)、この出力端子14からステータス データが出力されているか否かを確認する(ステップS210)。 出力端子14からステータスデータが出力されていれば、入力端子81を介し てデータを入力して図示しないメモリに書き込み(ステップS220,S230 )、このデータ書き込みが終了した時点でトレース操作を終了する(ステップS 240)。
【0025】 本実施形態では、マイコン10に設けられた出力端子14にトレースツール8 0の入力端子81を接続して所定のステータスデータを読み出しているが、少な くともトレースツール80によりステータスデータを読み出すことができれば良 いとの観点から、必ずしも有線でステータスデータを読み出すものに限定されず 、無線でステータスデータを読み出すことも可能である。 すなわち、図4に示すように、マイコン10にD/A変換回路91および送信 回路92を接続するとともに、トレースツール80に受信回路93およびA/D 変換回路94を配置することで、RAM12から読み出されたステータスデータ をアナログ信号に変換してトレースツール80に向けて送信させ、トレースツー ル80の側で受信したアナログ信号をA/D変換して図示しないメモリに書き込 むことも可能である。
【0026】 また、以上の説明では、ビデオデッキに記憶制御装置を配置した場合について 説明したが、当該記憶制御装置は、IICバスを介してデバイスに接続され、ス テータスデータをRAMに読み書きしつつ、データ処理を行って同デバイスに制 御指示を与えるマイコンを備えた機器に広く適用可能であるとの観点から、図5 に示すように、テレビジョンセットに配置することも可能である。 すると、同図に示すように、マイコン110がIICバス120を介してチュ ーナ130、クロマIC140およびEEPROM150に制御指示を与える際 に読み書きされるステータスデータをトレースツール160によって読み出すこ とができる。 なお、本実施形態では、工場ラインでの障害発生時におけるステータスデータ を読み出せるようにしているが、かかる場合に限定されるものではなく、EEP ROM50にて設定する上書き禁止条件に応じてビデオデッキの購入者が利用す る際の障害発生時におけるステータスデータを読み出すことも可能となる。
【0027】 次に、本実施形態にかかるビデオデッキからトレースツール80によってステ ータスデータを読み出す際の動作を説明する。 工場ラインにおいて、EEPROM50に書き込むステータスデータが読み書 きされるアドレスと、この上書きを禁止する際の上書き禁止条件とを書き込んだ EEPROM50を組み込みつつ、テレビジョンセットを組み立てる。 そして、組み立てられたテレビジョンセットは、検査工程にて各種動作の検査 が行われる。 このとき、CPU13は、EEPROM50からアドレスと上書き禁止条件と を読み出すとともに(ステップS100)、RAM12の指定アドレスに読み書 きされるステータスデータを読み出してEEPROM50への書き込みを繰り返 す(ステップS110)。
【0028】 ここで、例えば、録画動作の検査を行う際、CPU13は、ROM11から読 み出した制御プログラムをRAM12の指定アドレスに所定のステータスデータ を書き込みつつ実行してチューナ30に対して制御指示を与えるが、この制御中 に上書き禁止条件が成立すると、作業者により指定された受信局が正常に選局さ れないこととなる。 すると、CPU13は、EEPROM50への上書きを禁止するとともに(ス テップS130)、このEEPROM50に書き込まれているステータスデータ を読み出し、リセット操作があるまで出力端子14から出力し続ける(ステップ S140,S150)。 作業者は、当該テレビジョンセットにおいて選局動作が正常に行われないこと を知ると、トレースツール80の入力端子81を出力端子14に接続する。
【0029】 この出力端子14に接続されたトレースツール80は、入力端子81を介して ステータスデータを入力し、図示しないメモリに書き込み(ステップS220, S230)、このデータ書き込みが終了した時点でトレース操作を終了する(ス テップS240)。 作業者は、このトレースツール80のメモリに書き込まれたステータスデータ をトレースすることで、正常な選局動作が行われなかった原因を探し出す。 このように、CPU13は、EEPROM50に書き込まれたRAM12のア ドレスから所定ステータスデータを読み出してEEPROM50を書き込み(ス テップS100,S110)、EEPROM50に書き込まれた上書き禁止条件 が成立すると(ステップS120)、EEPROM50への上書きを禁止すると ともに(ステップS130)、このEEPROM50に書き込まれているステー タスデータを読み出して出力端子14から出力し(ステップS140,S150 )、トレースツール80の側に読み取らせるため、障害の原因を探す際に作業者 がトレースをしなければならないデータ量を低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるビデオデッキの主要構成を
示すブロック図である。
【図2】出力端子からステータスデータを出力する際の
手順を示すフローチャートである。
【図3】トレースツールがステータスデータを取得する
際の手順を示すフローチャートである。
【図4】変形例にかかるステータスデータの出力状況を
示すブロック図である。
【図5】記憶制御装置をテレビジョンセットに適用した
際の状況を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…マイコン 11…ROM 12…RAM 13…CPU 14…出力端子 20…IICバス 30…チューナ 40…ビデオIC 41…ビデオメカ 50…EEPROM 80…トレースツール 81…入力端子

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源断でもデータを保持可能な第一の記
    憶手段と、 ワークエリアとして制御用のステータスデータを常時読
    み書き可能な第二の記憶手段と、 上記第二の記憶手段における所定のアドレスと上書き禁
    止条件とを書き込み可能な第三の記憶手段と、 所定のバスを介して被制御機器とデータ送受信し、上記
    第二の記憶手段に対してステータスデータを読み書きし
    つつ、上記第三の記憶手段で指定されるアドレスのデー
    タ内容を上記第一の記憶手段に書き込み、また、上記上
    書き禁止条件の成否を判断して成立すれば同上記第一の
    記憶手段に対する上書き禁止するデータ処理手段とを具
    備することを特徴とする記憶制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の記憶制御装置にお
    いて、 上記データ処理手段は、上記第一の記憶手段に書き込ま
    れたステータスデータを読み出し、外部装置に対して出
    力することの可能なデータ出力手段を備えることを特徴
    とする記憶制御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の記憶制御装置にお
    いて、 上記データ出力手段は、上記ステータスデータを出力す
    ることの可能な出力端子を備え、上記外部装置は、この
    出力端子に接続して同ステータスデータを入力すること
    の可能な入力端子を備えることを特徴とする記憶制御装
    置。
  4. 【請求項4】 ビデオ駆動モータやビデオヘッドや各種
    センサを有するビデオメカと、 このビデオメカに対する制御信号などの送受信を実行す
    るビデオ制御信号送受信回路と、 電源断でもデータを保持可能な第一の記憶手段と、 ワークエリアとして制御用のステータスデータを常時読
    み書き可能な第二の記憶手段と、 上記第二の記憶手段における所定のアドレスと上書き禁
    止条件とを書き込み可能な第三の記憶手段と、 所定のバスを介して上記ビデオ制御信号送受信回路とデ
    ータ送受信し、上記第二の記憶手段に対してステータス
    データを読み書きしつつ、同ビデオ制御信号送受信回路
    を介してビデオメカを制御するとともに、上記第三の記
    憶手段で指定されるアドレスのデータ内容を上記第一の
    記憶手段に書き込み、また、上記上書き禁止条件の成否
    を判断して成立すれば上書き禁止するビデオ制御手段と
    を具備することを特徴とするビデオデッキ。
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