JP3065958B2 - バーナ - Google Patents
バーナInfo
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- JP3065958B2 JP3065958B2 JP8345062A JP34506296A JP3065958B2 JP 3065958 B2 JP3065958 B2 JP 3065958B2 JP 8345062 A JP8345062 A JP 8345062A JP 34506296 A JP34506296 A JP 34506296A JP 3065958 B2 JP3065958 B2 JP 3065958B2
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- flame
- flame port
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- port
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器等に用いら
れるバーナユニットに並設して組み込まれるバーナに関
し、詳しくは、炎口形成部の炎口形成面に、前記炎口形
成面の幅方向に長く形成されたスリット状炎口を長手方
向に複数配置するとともに、前記炎口形成面の幅方向両
側部に無炎口部を夫々形成し、前記両無炎口部を、前記
スリット状炎口の位置よりも火炎形成側に向けて高く形
成してあるバーナに関する。
れるバーナユニットに並設して組み込まれるバーナに関
し、詳しくは、炎口形成部の炎口形成面に、前記炎口形
成面の幅方向に長く形成されたスリット状炎口を長手方
向に複数配置するとともに、前記炎口形成面の幅方向両
側部に無炎口部を夫々形成し、前記両無炎口部を、前記
スリット状炎口の位置よりも火炎形成側に向けて高く形
成してあるバーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】上記従来のバーナは、バーナユニットに
並設されるもので、図６に示すように、炎口形成部１の
炎口形成面２を平面的に形成し、その幅方向に長く形成
されたスリット状炎口３を長手方向に複数並設配置され
ていた。図示のバーナＢは、スリット状炎口３を穿設し
た金属板を折り曲げ加工するだけで形成してある。例え
ば、濃淡燃焼用バーナユニットの場合には、空気過剰の
予混合ガスを燃焼させる淡燃焼用バーナと、不足空気の
予混合ガスを燃焼させる濃燃焼用バーナとが交互に配置
されている。
並設されるもので、図６に示すように、炎口形成部１の
炎口形成面２を平面的に形成し、その幅方向に長く形成
されたスリット状炎口３を長手方向に複数並設配置され
ていた。図示のバーナＢは、スリット状炎口３を穿設し
た金属板を折り曲げ加工するだけで形成してある。例え
ば、濃淡燃焼用バーナユニットの場合には、空気過剰の
予混合ガスを燃焼させる淡燃焼用バーナと、不足空気の
予混合ガスを燃焼させる濃燃焼用バーナとが交互に配置
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバーナの構
成においては、保炎と、逆火の防止とを確実にするため
に、スリット状炎口３の幅は、寸法的に高い精度が求め
られ、例えば、公差が０．０５ｍｍという板金加工には
厳しいものである。例えば、上記濃燃焼用バーナと淡燃
焼用バーナとを交互に配置したバーナユニットの場合に
ついて説明すると、このスリット状炎口３の幅が狭すぎ
ると、濃燃焼用バーナに隣接して配置される淡燃焼用バ
ーナの燃焼ガス流の影響を受けて前記濃燃焼用バーナの
火炎のリフティング現象を招き、前記濃燃焼用バーナの
保炎が不安定になりやすいという問題がある。これはバ
ーナＢの両側部から二次空気が供給されるブンゼン型バ
ーナの場合にも同様の問題があり、炎口形成部１の側方
から火炎形成方向に供給される二次空気の流れの影響を
受けて、火炎のリフティング現象を招いて火炎の保持が
困難になる。また、前記スリット状炎口３の幅が広くな
りすぎるとクエンチング効果が不足して、逆火を招き易
くなる。そこで、リフティングを防止して保炎効果を高
めて前記寸法精度を緩和するために、図７に示すよう
に、スリット状炎口３の両側に形成される無炎口部２ａ
を前記スリット状炎口３よりも高くなるように、炎口形
成面２を形成し、バーナＢの炎口形成部１の側方から供
給される二次空気の流れの影響を抑制する構成が提案さ
れている（例えば、特開平６−３３１１０９号公報参
照）。
成においては、保炎と、逆火の防止とを確実にするため
に、スリット状炎口３の幅は、寸法的に高い精度が求め
られ、例えば、公差が０．０５ｍｍという板金加工には
厳しいものである。例えば、上記濃燃焼用バーナと淡燃
焼用バーナとを交互に配置したバーナユニットの場合に
ついて説明すると、このスリット状炎口３の幅が狭すぎ
ると、濃燃焼用バーナに隣接して配置される淡燃焼用バ
ーナの燃焼ガス流の影響を受けて前記濃燃焼用バーナの
火炎のリフティング現象を招き、前記濃燃焼用バーナの
保炎が不安定になりやすいという問題がある。これはバ
ーナＢの両側部から二次空気が供給されるブンゼン型バ
ーナの場合にも同様の問題があり、炎口形成部１の側方
から火炎形成方向に供給される二次空気の流れの影響を
受けて、火炎のリフティング現象を招いて火炎の保持が
困難になる。また、前記スリット状炎口３の幅が広くな
りすぎるとクエンチング効果が不足して、逆火を招き易
くなる。そこで、リフティングを防止して保炎効果を高
めて前記寸法精度を緩和するために、図７に示すよう
に、スリット状炎口３の両側に形成される無炎口部２ａ
を前記スリット状炎口３よりも高くなるように、炎口形
成面２を形成し、バーナＢの炎口形成部１の側方から供
給される二次空気の流れの影響を抑制する構成が提案さ
れている（例えば、特開平６−３３１１０９号公報参
照）。
【０００４】しかし、上記のようにバーナを構成にする
ためには、図７に示すように、バーナＢのスリット状炎
口２を穿設した炎口形成部１を構成する板金材を、前記
スリット状炎口２の長さ方向に対して直交する折り目の
みで炎口形成面２と前記炎口形成部１の側面部１ａとを
形成し、炎口形成部１の端面部１ｃを別体に設けて、継
ぎ目Ｓをロウ付け等により接合して一体化することが考
えられるが、炎口形成部１の形成に時間と手間を要する
ので、好ましくない。尚、スリット状炎口２の穿設以外
の切り込み加工をすることなく炎口形成部１を形成しよ
うとすれば、図７に示したと同様に、炎口形成部１の両
端部に上方に向かって突出する突出部１が形成されるの
で、炎口形成面２が屈曲した平面状で、炎口形成平面部
２ｂと、前記突出部１ｂに形成される側端部平面部２ｃ
とで構成され、板金材の曲げ加工のみで形成できるので
あるが、前記炎口形成平面部２ｂと前記側端部平面部２
ｃとが連続形成されている炎口形成面２を凹入させて、
スリット状炎口２を無炎口部２ａよりも低くなるよう
に、前記炎口形成面２の中央線Ｃに沿ってさらに押し下
げ加工しようとすると、図３（ロ）に示すように、前記
押し下げ加工の結果、前記中央線Ｃに沿う部分の伸長を
招き、前記炎口形成平面部２ｂの両端部と前記側端部平
面部２ｃとの境界部に長手方向の伸び変形を伴って、複
数配列したスリット状炎口３の中の両端部に位置するス
リット状炎口３の開口幅の拡大を招く。その結果、逆火
の防止が困難になるという問題がある。
ためには、図７に示すように、バーナＢのスリット状炎
口２を穿設した炎口形成部１を構成する板金材を、前記
スリット状炎口２の長さ方向に対して直交する折り目の
みで炎口形成面２と前記炎口形成部１の側面部１ａとを
形成し、炎口形成部１の端面部１ｃを別体に設けて、継
ぎ目Ｓをロウ付け等により接合して一体化することが考
えられるが、炎口形成部１の形成に時間と手間を要する
ので、好ましくない。尚、スリット状炎口２の穿設以外
の切り込み加工をすることなく炎口形成部１を形成しよ
うとすれば、図７に示したと同様に、炎口形成部１の両
端部に上方に向かって突出する突出部１が形成されるの
で、炎口形成面２が屈曲した平面状で、炎口形成平面部
２ｂと、前記突出部１ｂに形成される側端部平面部２ｃ
とで構成され、板金材の曲げ加工のみで形成できるので
あるが、前記炎口形成平面部２ｂと前記側端部平面部２
ｃとが連続形成されている炎口形成面２を凹入させて、
スリット状炎口２を無炎口部２ａよりも低くなるよう
に、前記炎口形成面２の中央線Ｃに沿ってさらに押し下
げ加工しようとすると、図３（ロ）に示すように、前記
押し下げ加工の結果、前記中央線Ｃに沿う部分の伸長を
招き、前記炎口形成平面部２ｂの両端部と前記側端部平
面部２ｃとの境界部に長手方向の伸び変形を伴って、複
数配列したスリット状炎口３の中の両端部に位置するス
リット状炎口３の開口幅の拡大を招く。その結果、逆火
の防止が困難になるという問題がある。
【０００５】そこで、本発明は、保炎効果を高く維持し
ながら、製造を容易にするバーナを提供することを目的
とする。
ながら、製造を容易にするバーナを提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の特徴構
成によれば、炎口形成部に備える炎口形成面の長手方向
端部に配置されたスリット状炎口を、両無炎口部側に分
離した分離炎口として形成して、バーナの炎口形成部が
一枚の板金からプレス成形によって形成するように構成
してある。
成によれば、炎口形成部に備える炎口形成面の長手方向
端部に配置されたスリット状炎口を、両無炎口部側に分
離した分離炎口として形成して、バーナの炎口形成部が
一枚の板金からプレス成形によって形成するように構成
してある。
【０００７】つまり、一枚板から曲げ加工成形によって
炎口形成部を形成する際に、両無炎口部より高さを低く
する加工に際して、延伸率の最も高い炎口形成面の両端
部のスリット状炎口の中央部に、分離炎口としてスリッ
ト状炎口を分離する、長手方向に板材の連続した部分が
存在するので、変形の逃げのための開口拡大変形が抑制
され、両端部の炎口の開口幅の拡大を防止することが可
能になる。
炎口形成部を形成する際に、両無炎口部より高さを低く
する加工に際して、延伸率の最も高い炎口形成面の両端
部のスリット状炎口の中央部に、分離炎口としてスリッ
ト状炎口を分離する、長手方向に板材の連続した部分が
存在するので、変形の逃げのための開口拡大変形が抑制
され、両端部の炎口の開口幅の拡大を防止することが可
能になる。
【０００８】従って、炎口形成部における保炎を安定さ
せることを容易にしながら、製造容易な板金曲げ加工に
よって炎口形成部を一体成形することが可能となった。
せることを容易にしながら、製造容易な板金曲げ加工に
よって炎口形成部を一体成形することが可能となった。
【０００９】請求項２に記載の特徴構成によれば、炎口
形成部のスリット状炎口に沿う縦断面形状をＭ字状に形
成してあるから、両側部はスリット状炎口よりも高い位
置にあり、前記スリット状炎口における保炎は確実にな
る。さらに、分離炎口を、前記炎口形成面の傾斜部に相
対配置してあるので、最も伸び変形の大きい底部に連続
部分が位置するので、分離炎口の開口幅の拡大を防止で
きるようになる。
形成部のスリット状炎口に沿う縦断面形状をＭ字状に形
成してあるから、両側部はスリット状炎口よりも高い位
置にあり、前記スリット状炎口における保炎は確実にな
る。さらに、分離炎口を、前記炎口形成面の傾斜部に相
対配置してあるので、最も伸び変形の大きい底部に連続
部分が位置するので、分離炎口の開口幅の拡大を防止で
きるようになる。
【００１０】従って、安定保炎を可能としながら、加工
が一層容易になる。
が一層容易になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバーナについ
て説明する。尚、以下の図面に示すバーナにおいて、従
来のバーナと同一或いは同一の機能を備える要素につい
ては、図３（ロ）に付したと同一の符号を付して、重複
する部分の説明は省略する。図１及び図２に本発明のバ
ーナの一例として濃淡燃焼用バーナを示した。図１はバ
ーナの斜視図であり、図２はバーナのバーナユニットへ
の組み込み状態を説明する一部切欠き斜視図である。バ
ーナＢは、一枚の金属板に炎口を穿設して、プレス曲げ
加工により形成されている。バーナＢには、濃燃焼用の
炎口を穿設した炎口形成部１を形成してあり、その炎口
形成部１に配分部８ａを経て予混合ガスを導く混合ガス
流路８と、その混合ガス流路８にガス及び空気を供給す
るための濃燃焼用ガス供給部７とが設けられている。前
記炎口は、炎口形成面２に穿設された濃炎口１４として
のスリット状炎口３と、前記炎口形成部１の側面部１ａ
の上端縁に沿って複数穿設して並設してある側部燃焼用
の側部炎口９とで構成されている。さらに、淡燃焼用の
ガスを吹き出し供給する燃焼ガス噴出口６にガスを供給
するための淡燃焼用ガス供給部４を形成してあり、前記
淡燃焼用ガス供給部４からのガスは、淡燃焼用ガス流路
５を経て前記燃焼ガス噴出口６に導かれるように構成し
てある。前記濃燃焼用ガス供給部７と前記淡燃焼用ガス
供給部４とには夫々バーナユニットへの組み込み状態で
ガスノズル１０が挿入される。
て説明する。尚、以下の図面に示すバーナにおいて、従
来のバーナと同一或いは同一の機能を備える要素につい
ては、図３（ロ）に付したと同一の符号を付して、重複
する部分の説明は省略する。図１及び図２に本発明のバ
ーナの一例として濃淡燃焼用バーナを示した。図１はバ
ーナの斜視図であり、図２はバーナのバーナユニットへ
の組み込み状態を説明する一部切欠き斜視図である。バ
ーナＢは、一枚の金属板に炎口を穿設して、プレス曲げ
加工により形成されている。バーナＢには、濃燃焼用の
炎口を穿設した炎口形成部１を形成してあり、その炎口
形成部１に配分部８ａを経て予混合ガスを導く混合ガス
流路８と、その混合ガス流路８にガス及び空気を供給す
るための濃燃焼用ガス供給部７とが設けられている。前
記炎口は、炎口形成面２に穿設された濃炎口１４として
のスリット状炎口３と、前記炎口形成部１の側面部１ａ
の上端縁に沿って複数穿設して並設してある側部燃焼用
の側部炎口９とで構成されている。さらに、淡燃焼用の
ガスを吹き出し供給する燃焼ガス噴出口６にガスを供給
するための淡燃焼用ガス供給部４を形成してあり、前記
淡燃焼用ガス供給部４からのガスは、淡燃焼用ガス流路
５を経て前記燃焼ガス噴出口６に導かれるように構成し
てある。前記濃燃焼用ガス供給部７と前記淡燃焼用ガス
供給部４とには夫々バーナユニットへの組み込み状態で
ガスノズル１０が挿入される。
【００１２】前記燃焼ガス噴出口６から噴出されるガス
は、下方からの二次空気と混合しながら、バーナＢの間
を上昇し、前記側板とバーナＢとの間から上昇して、前
記濃燃焼火炎に近接して淡燃焼火炎を形成する。ここで
は余剰の空気を多く含むために前記淡燃焼火炎は完全燃
焼するものの低温度での燃焼であり、窒素酸化物の生成
を防止できるようにしてある。
は、下方からの二次空気と混合しながら、バーナＢの間
を上昇し、前記側板とバーナＢとの間から上昇して、前
記濃燃焼火炎に近接して淡燃焼火炎を形成する。ここで
は余剰の空気を多く含むために前記淡燃焼火炎は完全燃
焼するものの低温度での燃焼であり、窒素酸化物の生成
を防止できるようにしてある。
【００１３】このバーナＢは、隣接するバーナＢとの間
に間隔を設けて、側板１１を介在させて並設される。淡
燃焼用ガス供給部４に挿入されたガスノズル１０からガ
スが供給されて、燃料ガス噴出口６から前記バーナＢの
間に供給され、下方に設けられたファン１３から空気供
給口１２を経て供給されてバーナＢの側部を上昇する二
次空気と混合した低濃度ガスが前記側板１１の上端部と
バーナＢとの間に形成される淡炎口１５上で淡燃焼す
る。一方、濃燃焼用ガス供給部７に挿入配置されるガス
ノズル１０から噴出するガスは、このガスの形成するガ
ス流に空気を吸引し混合ガス流路８に送り込まれ、空気
を混合して、ガス濃度の高い混合気を形成し、前記混合
気がスリット状炎口３からなる濃炎口１４から吹き出し
て濃燃焼火炎を形成する。尚、スリット状炎口３及び側
部炎口９へのガス供給に偏りをなくすために、前記混合
ガス流路８と炎口形成部１との間に配分部８ａを形成し
てある。
に間隔を設けて、側板１１を介在させて並設される。淡
燃焼用ガス供給部４に挿入されたガスノズル１０からガ
スが供給されて、燃料ガス噴出口６から前記バーナＢの
間に供給され、下方に設けられたファン１３から空気供
給口１２を経て供給されてバーナＢの側部を上昇する二
次空気と混合した低濃度ガスが前記側板１１の上端部と
バーナＢとの間に形成される淡炎口１５上で淡燃焼す
る。一方、濃燃焼用ガス供給部７に挿入配置されるガス
ノズル１０から噴出するガスは、このガスの形成するガ
ス流に空気を吸引し混合ガス流路８に送り込まれ、空気
を混合して、ガス濃度の高い混合気を形成し、前記混合
気がスリット状炎口３からなる濃炎口１４から吹き出し
て濃燃焼火炎を形成する。尚、スリット状炎口３及び側
部炎口９へのガス供給に偏りをなくすために、前記混合
ガス流路８と炎口形成部１との間に配分部８ａを形成し
てある。
【００１４】前記炎口形成部１は、図１に示すように、
上面にスリット状炎口３を穿設した炎口形成面２を備え
ており、曲げプレス加工によって形成した結果、両端部
に上方に向けて突出する突出部１ｂが形成されている。
前記炎口形成部１は断面Ｍ字状に形成されており、中央
線Ｃで屈曲した平面で前記炎口形成面２が形成され、軸
方向両側部に無炎口部２ａを形成してある。従って、前
記無炎口部２ａは前記スリット状炎口３よりも高く形成
されている。さらに、前記炎口形成面２の長手方向端部
に配置された各２個のスリット状炎口３を夫々前記無炎
口部２ａ側に分離して、前記炎口形成面２の傾斜部に相
対配置し、分離炎口３Ａに形成してある。その結果、前
記分離炎口３Ａ形成部位における中央線Ｃの位置には金
属板が存在し、前記中央線Ｃに沿って押し下げ加工を施
しても、前記分離炎口３Ａ形成部位における中央線Ｃの
位置における押し下げ加工に伴う伸長に対する変形抵抗
を維持でき、端部の炎口が変形するおそれがなく、図示
のような正規の形状に炎口を維持でき、製作が容易であ
りながら、保炎の安定性を損なうことがない。
上面にスリット状炎口３を穿設した炎口形成面２を備え
ており、曲げプレス加工によって形成した結果、両端部
に上方に向けて突出する突出部１ｂが形成されている。
前記炎口形成部１は断面Ｍ字状に形成されており、中央
線Ｃで屈曲した平面で前記炎口形成面２が形成され、軸
方向両側部に無炎口部２ａを形成してある。従って、前
記無炎口部２ａは前記スリット状炎口３よりも高く形成
されている。さらに、前記炎口形成面２の長手方向端部
に配置された各２個のスリット状炎口３を夫々前記無炎
口部２ａ側に分離して、前記炎口形成面２の傾斜部に相
対配置し、分離炎口３Ａに形成してある。その結果、前
記分離炎口３Ａ形成部位における中央線Ｃの位置には金
属板が存在し、前記中央線Ｃに沿って押し下げ加工を施
しても、前記分離炎口３Ａ形成部位における中央線Ｃの
位置における押し下げ加工に伴う伸長に対する変形抵抗
を維持でき、端部の炎口が変形するおそれがなく、図示
のような正規の形状に炎口を維持でき、製作が容易であ
りながら、保炎の安定性を損なうことがない。
【００１５】〔別実施形態〕 （１）上記実施の形態における炎口形成部１の断面形状
は、両側部の無炎口部２ａがスリット状炎口３よりも高
く形成されておればよいので、図４に示すように、スリ
ット状炎口２に沿う炎口形成面２の断面形状が円弧状に
形成されていてもよい。
は、両側部の無炎口部２ａがスリット状炎口３よりも高
く形成されておればよいので、図４に示すように、スリ
ット状炎口２に沿う炎口形成面２の断面形状が円弧状に
形成されていてもよい。
【００１６】（２）また、前記炎口形成部１は、上方に
突出して形成された軸方向両側部の無炎口部２ａと平面
状の炎口形成平面部とで形成されていてもよい。
突出して形成された軸方向両側部の無炎口部２ａと平面
状の炎口形成平面部とで形成されていてもよい。
【００１７】（３）上記実施の形態においては、濃淡燃
焼用バーナについての例を示したが、従来の技術に示し
たような淡燃焼用バーナと並設される濃燃焼用バーナに
も本発明のバーナは好適である。また、バーナの両側面
部側から二次空気の供給されるブンゼン型バーナにおい
ても好適に使用可能である。つまり、本発明のバーナ
は、上面に炎口形成面を備え、火炎形成時にその両側面
部に沿って気流が上昇するバーナには保炎性改善に好適
な形態を付与することが出来るものでありながら、製造
が容易になるものである。
焼用バーナについての例を示したが、従来の技術に示し
たような淡燃焼用バーナと並設される濃燃焼用バーナに
も本発明のバーナは好適である。また、バーナの両側面
部側から二次空気の供給されるブンゼン型バーナにおい
ても好適に使用可能である。つまり、本発明のバーナ
は、上面に炎口形成面を備え、火炎形成時にその両側面
部に沿って気流が上昇するバーナには保炎性改善に好適
な形態を付与することが出来るものでありながら、製造
が容易になるものである。
【図１】本発明のバーナの一例を示す斜視図
【図２】本発明のバーナを組み込んだバーナユニットの
一例の一部切欠き斜視図
一例の一部切欠き斜視図
【図３】本発明の特徴を説明するバーナの要部斜視図
【図４】バーナの炎口形成部の形状の一例を示す要部縦
断面図
断面図
【図５】バーナの炎口形成部の形状の他の例を示す要部
縦断面図
縦断面図
【図６】従来のバーナの一例を示す斜視図
【図７】従来のバーナの他の例を示す斜視図
１ 炎口形成部 ２ 炎口形成面 ２ａ 炎口形成面の無炎口部 ３ スリット状炎口 ３Ａ 分離炎口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 善克 大阪府大阪市港区南市岡１丁目１番52号 株式会社ハーマン内 (56)参考文献 特開 昭49−97338（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−331109（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−127121（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−67724（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−115628（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−42630（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23D 14/02 F23D 14/08
Claims (2)
- 【請求項１】 炎口形成部（１）の炎口形成面（２）
に、 前記炎口形成面（２）の幅方向に長く形成されたスリッ
ト状炎口（３）を長手方向に複数配置するとともに、 前記炎口形成面（２）の幅方向両側部に無炎口部（２
ａ）を夫々形成し、 前記両無炎口部（２ａ）を、 前記スリット状炎口（３）の位置よりも火炎形成側に向
けて高く形成してあるバーナであって、 前記炎口形成部（１）が一枚の板金からプレス成形によ
って形成されているとともに、 前記炎口形成面（２）の長手方向端部に配置されたスリ
ット状炎口（３）を、 前記両無炎口部（２ａ）側に分離した分離炎口（３Ａ）
として形成してあるバーナ。 - 【請求項２】 前記炎口形成部（１）の前記スリット状
炎口（３）に沿う縦断面形状をＭ字状に形成して、 前記分離炎口（３Ａ）を、 前記炎口形成面（２）の傾斜部に相対配置してある請求
項１記載のバーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8345062A JP3065958B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8345062A JP3065958B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | バーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10185122A JPH10185122A (ja) | 1998-07-14 |
| JP3065958B2 true JP3065958B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=18374038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8345062A Expired - Fee Related JP3065958B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | バーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3065958B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110230815A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-09-13 | 广东万家乐燃气具有限公司 | 一种低氮燃烧器火排片、低氮燃烧器及燃气热水设备 |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP8345062A patent/JP3065958B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JPH10185122A (ja) | 1998-07-14 |
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