JP3065551U - 卓上兼車両用芳香装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】あらゆる芳香剤を入れ替え可能にし、空気の流
れの利用し芳香を含んだ空気を容易に供給すること。 【解決手段】あらゆる芳香剤の入れ替え交換を可能とす
る、下部箱体を持たせた。上部箱体に内蔵したモーター
を電動可動させることにより、空気の流れを作り出し、
強制的に室内や車両室内の隅々にまで芳香を含んだ空気
を供給すること。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、芳香を含んだ空気を室内や車両室内に短時間で強制的に供給す ることを可能にした芳香装置に関するものである。 また、あらゆる芳香剤を簡単に入れ替え交換可能とする上部箱体をもち、 「オン」「オフ」の切り替え機能を持つスイッチにより、「オン」の状態に おいてはモーターを電動可動させ、ファンを回転駆動させることにより、芳 香を含んだ空気を強制的に部屋の隅々まで供給することを特徴としている。 また、「オフ」の状態においてはモーターが停止し、ファンの回転駆動も 停止する為、芳香を含んだ空気の供給も停止する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、一般的に室内及び車両室内に設置されている芳香剤では、設置した 近辺にのみ自然に芳香を含んだ空気が漏れ出しはするが、室内や車両室内の 隅々にまで芳香を含んだ空気を送ることは出来ないようになっていた。 また、芳香剤をファン本体に吸着させ、モーターを電動可動させ、ファン を回転駆動させ、空気導出口より芳香を含んだ空気を供給するものもあった が、それでは使用する芳香剤が単一の物と限定されてしまうものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

卓上兼車両用芳香装置において、下部箱体を持たせることにより単一の芳 香剤ではなく、あらゆる芳香剤を入れ替え交換可能とした。また、空気の流 れを作り出し、芳香を含んだ空気を強制的に供給することが本考案の解決し ようとする課題である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

下部箱体を持たせることにより、あらゆる芳香剤の入れ替え交換を可能と し、芳香剤を単一の物と限定しなくても良いようにした。また、下部箱体の 上部にモーターを内蔵した上部箱体を取り付け、空気を導入するための導入 口より空気を導入させ、下部箱体の芳香剤の芳香を含んだ空気を中間開口を 通らせ、モーターを電動可動させ、ファンを回転駆動させることにより、芳 香を含んだ空気を導出口より強制的に室内や車両室内の隅々にまで供給する ことを可能にした装置である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照にして説明する。 図２において、上部箱体１は上蓋２と、あらゆる芳香剤を入れることの可 能な芳香剤収納スペース４を持つ芳香剤収納ケース３からなり、図３のよう に上部箱体の開け閉めは簡単に行えるような構造になっている。 また、上蓋２には空気を導入するための前部導入口５及び後部導入口６・中 間開口７を持たせ、上蓋２の中間開口上に取り付けられた上部箱体８が内蔵 したモーター９を回転駆動させ図５のように空気の流れを作り出したときの み空気を導入するための前部導入口５及び後部導入口６より空気を導入し、 芳香剤の芳香を含んだ空気は中間開口７を通り上部箱体８に送られる。 上部箱体８には、ファン１２を回転駆動させるためのモーター９を内蔵し 、モーター９には乾電池等の電源１０を使用する。内蔵されたモーター９は 切り替え機能をもつスイッチ１１により、「オン」の状態ではモーター９を 電動可動させ、ファン１２を回転駆動させることにより図５のように空気の 流れを作り出し、上蓋２の中間開口７を通り送られてきた芳香を含んだ空気 を、強制的に芳香を含んだ空気を導出するための導出口１３より室内や車両 室内の隅々にまで送ることを可能にした芳香装置。 また、スイッチ１１を「オフ」にすることにより、モーター９が停止し、 図８のような空気の流れも止められるので、芳香を含んだ空気が導出口１３ より強制的に送り出されることはなくなる。

【０００６】

【考案の効果】

下部箱体に好みの芳香剤を収納し、切り替え機能を持つスイッチを「オン 」にし、モーターを電動可動させ、ファンを回転駆動させることにより芳香 を含んだ空気が導出口より、短時間ですばやく室内や車両室内の隅々にまで 共給することができる。 室内や車両室内の隅々まで芳香を含んだ空気が供給された後、切り替え機能 を持つスイッチを「オフ」にすることで、芳香を含んだ空気の供給は停止さ れるので、過度に芳香を含んだ空気が供給され続ける事はない。 また、下部箱体の芳香剤は簡単に入れ替えることができるので違う香りを 簡単に楽しむことができる。 本考案は、モーターを電動可動させる電源に乾電池等の電源を使用してお り、固定式ではなく持ち運びも手軽にできるので違う場所で芳香を含んだ空 気を供給することも容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の芳香装置の斜視図。

【図２】本考案の芳香装置の下部箱体と上部箱体の断面
図。

【図３】本考案の芳香装置の下部箱体の開いた状態の断
面図。

【図４】本考案の芳香装置の下部箱体の上蓋を上から見
た図。

【図５】本考案の芳香装置の空気の流れを表した図。

【符号の説明】

１ 下部箱体 ２ 上蓋 ３ 芳香剤収納ケース ４ 芳香剤収納スペース ５ 前部導入口 ６ 後部導入口 ７ 中間開口 ８ 上部箱体 ９ モーター １０ 乾電池等の電源 １１ スイッチ １２ ファン １３ 導出口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】下部箱体は上蓋と、あらゆる芳香剤を入れ
   ることの可能な芳香剤収納スペースを持つ芳香剤収納ケ
   ースからなり、上蓋にはすくなくとも１個の空気導入口
   と中間開口を持たせ、上蓋の中間開口上に取り付けられ
   た上部箱体は、ファンを回転駆動させるためのモーター
   を内蔵し、モーターには乾電池等の電源を使用しモータ
   ーを電動可動させ、ファンを回転駆動させることにより
   空気の流れを作り出し、上蓋の中間開口を通り送られて
   きた芳香を含んだ空気を、強制的に導出するための導出
   口より室内や車両室内の隅々にまで送ることを可能にし
   た芳香装置。