JP3065463B2 - パチンコ機におけるファウル玉処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、打出された球を遊技面
へと誘導する発射通路を有するパチンコ機において、打
出し不良により前記発射通路を戻るファウル玉を処理す
るファウル玉処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ファウル玉の処理に関する技術と
しては、例えば、図１０に示すようなものがある。すな
わち、パチンコ機における打玉を発射位置から遊技面へ
と誘導する発射通路１の下側途中には、返却通路２が連
通されている。この返却通路２の下端は、前皿３の下側
に配された予備皿（下皿）４に向って開口しており、例
えば、発射した玉の勢いが弱すぎたり、玉同士がぶつか
り合ったりして、玉の打出し不良が生じた場合には、発
射通路１を戻ってきたファウル玉は、返却通路２を通っ
てそのまま下皿４に戻されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、下皿４に戻された少量の玉を上皿
３に戻す作業が遊技客にとっては面倒であり、煩わし
く、これが遊技の面白味を減殺する原因となり、遊技客
に良くない印象を与えるという問題点があった。

【０００４】また、下皿４に玉を残したまま、遊技を終
了してしまったり、他のパチンコ機に移ったりすること
がよくあり、それにより、遊技客の持玉の無駄が生じる
という問題点もあった。

【０００５】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、打出し不良によるファウル玉を適
切に処理して、遊技客を煩わせることなく、円滑に遊技
に興ずることができ、また、遊技客の持玉の無駄を防止
することができるパチンコ機におけるファウル玉処理装
置を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、打出された球を遊技
面（１１ａ）へと誘導する発射通路（２０）を有するパ
チンコ機（１０）において、打出し不良により前記発射
通路（２０）を戻るファウル玉を処理するファウル玉処
理装置であって、前記パチンコ機（１０）を集中管理す
る制御部（４０ａ）と、前記発射通路（２０）の途中か
ら分岐してファウル玉を導き、該ファウル玉を還元使用
すべく一旦パチンコ機（１０）の外部に返却する返却通
路（２１）と、前記返却通路（２１）を通過するファウ
ル玉の玉数を計数し、その結果をファウル信号として前
記制御部（４０ａ）に出力するファウル玉計数機（７
０）と、前記制御部（４０ａ）が前記ファウル信号を入
力する度に、該制御部（４０ａ）からの指示に基づき、
ファウル玉の玉数を外部に目視可能に加算表示する持玉
表示部（５０）と、前記パチンコ機（１０）の所定のル
ールに基づき、相当数の賞玉を計数しつつ玉皿に払出す
賞玉計数機（３０）と、遊技客の操作に基づき、前記制
御部（４０ａ）を介して前記賞玉計数機（３０）を駆動
し、所定数の玉を玉皿（１４）に払出させるとともに、
前記制御部（４０ａ）を介して前記持玉表示部（５０）
を駆動し、前記賞玉計数機（３０）から払出された玉数
を、前記持玉表示部（５０）に表示されていた玉数から
減算して表示させる払出スイッチ（６０）と、を有する
ことを特徴とするファウル玉処理装置に存する。

【０００７】また、別の観点からの本発明の要旨とする
ところは、打出された球を遊技面（１１ａ）へと誘導す
る発射通路（２０）を有するパチンコ機（１０）におい
て、打出し不良により前記発射通路（２０）を戻るファ
ウル玉を処理するファウル玉処理装置であって、前記パ
チンコ機（１０）を集中管理する制御部（４０ｂ）と、
前記発射通路（２０）の途中から分岐してファウル玉を
導き、該ファウル玉を還元使用すべく一旦パチンコ機
（１０）の外部に返却する返却通路（２１）と、前記返
却通路（２１）を通過するファウル玉の玉数を計数し、
その結果をファウル信号として前記制御部（４０ｂ）に
出力するファウル玉計数機（７０）と、前記パチンコ機
（１０）の所定のルールに基づき、相当数の賞玉を計数
しつつ玉皿（１４）に払出し、かつ前記制御部（４０
ｂ）が前記ファウル信号を入力する度に、該制御部（４
０ｂ）からの指示に基づき、ファウル玉の玉数に相当す
る玉を即座に計数しつつ玉皿（１４）に払出す賞玉計数
機（３０）と、前記玉皿（１４）に連通して該玉皿（１
４）が満杯になった際に溢れ出るオーバーフロー玉を導
き、該オーバーフロー玉を還元使用すべく一旦パチンコ
機（１０）の外部に返却するオーバーフロー通路（８
０）と、前記オーバーフロー通路（８０）を通過するオ
ーバーフロー玉の玉数を計数し、その結果をオーバーフ
ロー信号として前記制御部（４０ｂ）に出力するオーバ
ーフロー玉計数機（８１）と、前記制御部（４０ｂ）が
前記オーバーフロー信号を入力する度に、該制御部（４
０ｂ）からの指示に基づき、オーバーフロー玉の玉数を
外部に目視可能に加算表示する持玉表示部（５０）と、
を有することを特徴とするファウル玉処理装置に存す
る。

【０００８】さらに、別の観点からの本発明の要旨とす
るところは、打出された球を遊技面（１１ａ）へと誘導
する発射通路（２０）を有するパチンコ機（１０）にお
いて、打出し不良により前記発射通路（２０）を戻るフ
ァウル玉を処理するファウル玉処理装置であって、前記
パチンコ機（１０）を集中管理する制御部（４０ｃ）
と、前記発射通路（２０）の途中から分岐してファウル
玉を導き、該ファウル玉を還元使用すべく一旦パチンコ
機（１０）の外部に返却する返却通路（２１）と、前記
返却通路（２１）を通過するファウル玉の玉数を計数
し、その結果をファウル信号として前記制御部（４０
ｃ）に出力するファウル玉計数機（７０）と、前記パチ
ンコ機（１０）の所定のルールに基づき、相当数の賞玉
を計数しつつ玉皿（１４）に払出し、かつ前記制御部
（４０ｃ）が前記ファウル信号を入力する度に、該制御
部（４０ｃ）からの指示に基づき、ファウル玉の玉数に
相当する玉を即座に計数しつつ玉皿（１４）に払出す賞
玉計数機（３０）と、前記賞玉計数機（３０）により払
出された玉で玉皿（１４）が満杯になった状態を検知
し、その際に定量信号を制御部（４０ｃ）に出力し、該
制御部（４０ｃ）を介して前記賞玉計数機（３０）の駆
動を停止させる検知センサ（８５）と、前記検知センサ
（８５）の作動により前記賞玉計数機（３０）の駆動が
停止する度に、該賞玉計数機（３０）により本来玉皿
（１４）に払出すべき玉数から実際玉皿（１４）に払出
された玉数を差し引いた残りの玉数を、前記制御部（４
０ｃ）からの指示に基づき外部に目視可能に加算表示す
る持玉表示部（５０）と、を有することを特徴とするフ
ァウル玉処理装置に存する。

【０００９】

【作用】発射した玉の勢いが弱すぎたり、玉同士がぶつ
かり合ったりして、玉の打出し不良が生じた場合、発射
通路（２０）を戻ってきたファウル玉は、発射通路（２
０）の途中から分岐した返却通路（２１）に導かれて、
還元使用すべく一旦パチンコ機（１０）の外部に返却さ
れる。この時、返却通路（２１）を通過するファウル玉
はファウル玉計数機（７０）により計数され、その結果
はファウル信号として制御部（４０）に送られる。ファ
ウル信号は、以下の３通りのファウル玉処理装置の作動
の起因となる。

【００１０】第１の装置では、パチンコ機（１０）を集
中管理する制御部（４０ａ）が前記ファウル信号を入力
する度に、該制御部（４０ａ）からの指示に基づき、持
玉表示部（５０）にファウル玉の玉数が加算表示され
る。

【００１１】遊技客は玉皿（１４）内の玉が無くなった
時には、払出スイッチ（６０）を自ら操作することによ
り、制御部（４０ａ）を介して賞玉計数機（３０）を駆
動し、所定数の玉を玉皿（１４）に払出させるととも
に、制御部（４０ａ）を介して持玉表示部（５０）を駆
動し、前記賞玉計数機（３０）から払出された玉数を、
持玉表示部（５０）に表示されていた玉数から減算して
表示させる。

【００１２】第２の装置では、パチンコ機（１０）を集
中管理する制御部（４０ｂ）が前記ファウル信号を入力
する度に、該制御部（４０ｂ）からの指示に基づき、賞
玉計数機（３０）によって、ファウル玉の玉数に相当す
る玉が即座に計数しつつ玉皿（１４）に払出される。玉
皿（１４）が満杯になった際に玉皿（１４）から溢れ出
る玉は、玉皿（１４）に連通したオーバーフロー通路
（８０）に導かれて、還元使用すべく一旦パチンコ機
（１０）の外部に返却される。

【００１３】この時、オーバーフロー通路（８０）を通
過するオーバーフロー玉はオーバーフロー玉計数機（８
１）により計数され、その結果はオーバーフロー信号と
して制御部（４０ｂ）に送られる。制御部（４０ｂ）が
オーバーフロー信号を入力する度に、該制御部（４０
ｂ）からの指示に基づき、持玉表示部（５０）にオーバ
ーフロー玉の玉数が加算表示される。

【００１４】第３の装置では、パチンコ機（１０）を集
中管理する制御部（４０ｃ）が前記ファウル信号を入力
する度に、該制御部（４０ｃ）からの指示に基づき、賞
玉計数機（３０）によって、ファウル玉の玉数に相当す
る玉が即座に計数しつつ玉皿（１４）に払出される。玉
皿（１４）が満杯になった際、その状態は検知センサ
（８５）により検知され、該検知センサ（８５）は定量
信号を制御部（４０ｃ）に出力し、該制御部（４０ｃ）
を介して前記賞玉計数機（３０）の駆動を停止させる。

【００１５】このように、検知センサ（８５）の作動に
より前記賞玉計数機（３０）の駆動が停止する度に、該
賞玉計数機（３０）により本来玉皿（１４）に払出すべ
き玉数から実際玉皿（１４）に払出された玉数を差し引
いた残りの玉数は、前記制御部（４０ｃ）からの指示に
基づき持玉表示部（５０）に加算表示される。

【００１６】以上の本発明に係る何れの装置において
も、玉の打出し不良により生じたファウル玉は、自動的
に処理され再度遊技に供することが可能となるため、遊
技客の手を煩わせることなく、うっかりファウル玉を予
備皿に残したまま、遊技を終了するようなことも無くな
り、持玉の無駄を防止することができるようになる。

【００１７】

【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説
明する。図１〜図５は本発明の第１実施例を示してい
る。図２及び図３に示すように、本実施例に係るファウ
ル玉処理装置を備えたパチンコ機１０は、ハンドル１６
の操作により発射装置１７を作動させて、玉を各種入賞
装置が設けられた遊技面１１ａへと打出す遊技機であ
る。パチンコ機１０は、遊技盤１１を含む上部１０ａ及
び中部１０ｂと、予備皿１５やハンドル１６が取付けら
れた下部１０ｃとに分れている。

【００１８】パチンコ機１０の上部１０ａには、遊技面
１１ａを覆う開閉可能なガラス扉１２が設けられてい
る。また、中部１０ｂには、遊技盤１１の下側を覆う開
閉可能な玉皿取付扉１８が設けられており、この扉１８
の前面には玉皿１４が取付けられている。

【００１９】玉皿１４は、遊技盤１１に形成された賞玉
排出口１３から遊技客に払出された賞玉等の遊技に供す
る玉を貯留し、発射装置１７に玉を順次送り出すもので
ある。また、玉皿１４の下方には、玉皿１４に入りきら
ない玉を貯留する予備皿１５が設けられている。玉皿１
４と予備皿１５とは連通しており、玉皿１４からオーバ
ーフローする玉を予備皿１５へ移せるようになってい
る。

【００２０】遊技盤１１の下側には、発射装置１７より
打出された玉を、その発射位置から遊技面１１ａへと誘
導する発射通路２０が設けられている。発射通路２０
は、ステンレス鋼等の金属板をプレス加工して成形した
レールから成り、発射装置１７の側で直線状に斜め上方
に延び、さらに遊技面１１ａの側に円弧状に延びるよう
に配されている。

【００２１】発射通路２０の途中には、上側ガイド２１
ａと下側ガイド２１ｂとから成る返却通路２１が分岐す
るよう設けられている。さらに詳しく言えば、発射通路
２０の途中には、打出し不良により発射通路２０を戻る
ファウル玉を自然と落下させる戻し口２２が形成されて
おり、戻し口２２の真下に位置する遊技盤１１上には、
戻し口２２より落下したファウル玉を下方へ導く上側ガ
イド２１ａと、その下側に配されファウル玉をパチンコ
機１０の外部へ導く下側ガイド２１ｂとが設けられてい
る。

【００２２】返却通路２１の下側ガイド２１ｂの下端は
玉排出口２３として、パチンコ機１０の底部に開口して
いる。この玉排出口２３からパチンコ機１０の外部に返
却された玉は、図示省略した遊技機島の回収樋に流され
た後に洗浄されて還元使用される。

【００２３】本実施例に係るファウル玉処理装置は、前
述したパチンコ機１０において、打出し不良により発射
通路２０を逆戻りするファウル玉を処理するためのもの
である。図１に示すように、ファウル玉処理装置は、パ
チンコ機１０を集中管理する制御部４０ａに対して、前
記返却通路２１を通過するファウル玉を計数するファウ
ル玉計数機７０と、ファウル玉の玉数を加算表示する持
玉表示部５０と、賞玉を計数しつつ玉皿１４に払出す賞
玉計数機３０と、遊技客が操作する払出スイッチ６０と
を、それぞれ信号線を介して接続して構成されている。

【００２４】制御部４０ａは、図４に示すように遊技盤
１１の裏側に取付けられており、図示省略したホール用
コンピユータに接続されているインターフェース，ＣＰ
Ｕ，ＲＡＭ，ＲＯＭ等から構成されたマイクロコンピユ
ータから成る。この制御部４０ａは、パチンコ機１０の
所定のルールに基づく賞出信号を賞玉計数機３０に出力
して、賞玉計数機３０に所定数の賞玉を払出させる第１
制御手段４１を有する。また、制御部４０ａは、後述す
るファウル玉計数機７０からファウル信号を入力する度
に、持玉表示部５０に加算表示信号を出力して、ファウ
ル玉の玉数を持玉表示部５０に加算表示させる第２制御
手段４２を有する。

【００２５】さらに、制御部４０ａは、後述する払出ス
イッチ６０の操作に基づく払出信号を入力した際に、賞
玉計数機３０に駆動信号を出力して、玉を玉皿１４に払
出させるとともに、持玉表示部５０に減算表示信号を出
力して、持玉表示部５０に表示されていた玉数を減算し
て表示させる第３制御手段４３を有する。詳しく言え
ば、第３制御手段４３は、払出スイッチ６０から払出信
号を受けた際に、賞玉計数機３０に駆動信号を出力する
とともに、該賞玉計数機３０から払出された玉数に関す
る計数信号を受けた際に、この計数信号に応じて持玉表
示部５０に減算表示信号を出力するように設定されてい
る。

【００２６】賞玉計数機３０は、任意に指令される数量
のパチンコ玉を正確かつ高速に払出すことができる計数
機であり、図４に示すように遊技盤１１の裏側に取付け
られている。具体的には、図５に示すように、外周にパ
チンコ玉が１個づつ嵌入する凹部３２が形成された歯車
３１を、ボールガイド３３内に形成した玉通路３４内に
望ませて回転自在に配設し、玉通路３４内に上部から供
給されて自重で落下しようとする玉が歯車３１の凹部３
２に係合して歯車３１の回転を伴って落下するよう構成
されている。

【００２７】この賞玉計数機３０は、パチンコ玉の払出
数が指令値に近付くまでは、パチンコ玉を連続的に排出
すべく歯車３１をパチンコ玉の重量に任せて連続的に回
転させ、払出数が指令値に近付くと、歯車３１の回転
を、歯車３１の凹部３２一つ分に相当する微少角回転と
停止とが交互に繰返される間欠回転に切換え、払出数が
指令値に達したときに、この歯車３１の間欠回転を停止
して、指令値どおりの玉数のパチンコ玉を払出すもので
ある。

【００２８】図３に示すように、返却通路２１の下側ガ
イド２１ｂの途中には、下側ガイド２１ｂを通過するフ
ァウル玉を検知して計数し、その結果をファウル信号と
して前記制御部４０ａに出力するファウル玉計数機７０
が設けられている。このファウル玉計数機７０は、玉が
下側ガイド２１ｂ内の特定の位置に達したことを検出す
るセンサ、例えば、フォトスイッチ等の近接スイッチ
や、玉の接近を検知する磁気センサ等により構成される
ものである。

【００２９】図２に示すように、パチンコ機１０の下部
１０ｃにおける前面側には、持玉表示部５０が設けられ
ている。この持玉表示部５０は、制御部４０ａがファウ
ル玉計数機７０からファウル信号を入力する度に、制御
部４０ａからの指示に基づき、ファウル玉の玉数を外部
に目視可能に加算表示するものである。持玉表示部５０
は、ファウル玉の玉数をデジタル表示するように７セグ
メントＬＥＤ等により構成されている。

【００３０】また、パチンコ機１０の下部１０ｃにおけ
る前面側には、遊技客の操作に基づきＯＮ／ＯＦＦする
払出スイッチ６０が設けられている。この払出スイッチ
６０は、ＯＮにする（押す）とその間継続して、前記制
御部４０ａに払出信号を出力し、該制御部４０ａの第３
制御手段４３を介して、賞玉計数機３０に駆動信号を出
力するとともに、その賞玉計数機３０からの計数信号に
よって持玉表示部５０に減算表示信号を出力するよう設
定されている。

【００３１】さらに詳しく言えば、前記払出スイッチ６
０は、ＯＮの際に払出信号を継続的に出力して制御部４
０ａを介して賞玉計数機３０を駆動し、所定数の玉を玉
皿に払出させるものである。また、払出スイッチ６０
は、賞玉計数機３０自体に払出した玉数を計数させ、そ
の結果を計数信号として制御部４０ａに出力させ、計数
信号を受けた制御部４０ａの第３制御手段４３を介し
て、持玉表示部５０を駆動し、賞玉計数機３０から払出
された玉数を、持玉表示部５０に減算表示させるもので
ある。なお、払出スイッチ６０は、持玉表示部５０に表
示されている玉数以内で、払出すことができるがそれ以
内で放すと払出しは停止する。

【００３２】賞玉計数機３０は、制御部４０ａの第３制
御手段４３が出力する駆動信号を受けると、所定数の玉
を玉皿１４に払出し、かつ払出した玉数を計数して、そ
の結果を計数信号として第３制御手段４３に出力するよ
う設定されている。一方、持玉表示部５０は、第３制御
手段４３が計数信号を入力した際に出力する減算表示信
号を受けると、表示されていた玉数が一定スピードで減
算表示されるよう設定されている。なお、払出スイッチ
６０の隣には、ゲームの終了の合図を制御部４０ａに送
る精算スイッチ９０が設けられている。

【００３３】次に、第１実施例の作用を説明する。図３
において、発射装置１７で発射した玉の勢いが弱すぎた
り、玉同士がぶつかり合ったりして、玉の打出し不良が
生じた場合、発射通路２０を戻ってきたファウル玉は、
戻し口２２から下方に落下する。落下した玉は、返却通
路２１の上側ガイド２１ａと下側ガイド２１ｂを通り還
元使用すべく一旦パチンコ機１０の外部に返却される。
この時、返却通路２１を通過するファウル玉はファウル
玉計数機７０により計数され、その結果はファウル信号
として制御部４０ａに送られる。

【００３４】図１に示すように、パチンコ機１０を集中
管理する制御部４０ａが前記ファウル信号を入力する
と、その度に制御部４０ａの第２制御手段４２は、持玉
表示部５０に加算表示信号を送る。そして、持玉表示部
５０が前記加算表示信号を入力すると、ファウル玉の玉
数を外部に目視可能に加算表示する。

【００３５】遊技客は玉皿１４内の玉が無くなった時に
は、払出スイッチ６０を押してＯＮにし、所定数の玉を
玉皿１４に払出させることができる。即ち、払出スイッ
チ６０がＯＮの間は払出信号が制御部４０ａに送られ
る。この払出信号を制御部４０ａの第３制御手段４３が
受けると、該第３制御手段４３は、先ず賞玉計数機３０
に対して駆動信号を出力する。

【００３６】賞玉計数機３０が駆動信号を入力すると、
駆動して、所定数の玉が計数されつつ玉皿１４に払出さ
れる。この時、計数された玉数は、計数信号として第３
制御手段４３にフィードバックされる。そして、第３制
御手段４３が計数信号を受けると、持玉表示部５０に減
算表示信号を出力し、かかる減算表示信号を持玉表示部
５０が受けると、そこに表示されていた玉数が払出され
た玉数に対応して減算表示される。なお、持玉表示部５
０に表示されている玉数以内で、払出すことができるが
それ以内で放すと払出しは停止する。

【００３７】以上のように、玉の打出し不良により生じ
たファウル玉は、自動的に処理されて、再度遊技に供す
ることが可能となるため、遊技客の手を煩わせることな
く、うっかりファウル玉を予備皿１５に残したまま、遊
技を終了するようなことも無くなり、持玉の無駄を防止
することができるようになる。

【００３８】図６及び図７は本発明の第２実施例を示し
ている。本実施例に係るファウル玉処理装置を備えたパ
チンコ機は、第１実施例に係るパチンコ機１０とほぼ同
様のものであるが、図７に示すように、本実施例に係る
パチンコ機は、オーバーフロー通路８０と、オーバーフ
ロー玉計数機８１とを有する点で、第１実施例に係るパ
チンコ機１０とは異なる。

【００３９】オーバーフロー通路８０は、玉皿１４の賞
球払出口１３に連通しており、玉皿１４が満杯になった
際に溢れ出るオーバーフロー玉を導き、該オーバーフロ
ー玉を還元使用すべく一旦パチンコ機の外部に返却する
ための通路である。

【００４０】オーバーフロー玉計数機８１は、オーバー
フロー通路８０を通過する玉を検知して計数し、その結
果をオーバーフロー信号として後述する制御部４０ｂに
出力するものである。このオーバーフロー玉計数機８１
は、玉がオーバーフロー通路８０内の特定の位置に達し
たことを検出するセンサ、例えば、フォトスイッチ等の
近接スイッチや、玉の接近を検知する磁気センサ等によ
り構成される。

【００４１】本実施例に係るファウル玉処理装置は、図
６に示すように、パチンコ機を集中管理する制御部４０
ｂに対して、返却通路２１を通過するファウル玉を計数
するファウル玉計数機７０と、賞玉やファウル玉数に相
当する玉を玉皿１４に払出す賞玉計数機３０と、オーバ
ーフロー通路８０を通過する玉を計数するオーバーフロ
ー玉計数機８１と、オーバーフロー玉の玉数を加算表示
する持玉表示部５０等を、それぞれ信号線を介して接続
して構成されている。

【００４２】制御部４０ｂは、パチンコ機の所定のルー
ルに基づく賞出信号を賞玉計数機３０に出力して、賞玉
計数機３０に所定数の賞玉を払出させる第１制御手段４
１を有する。また、制御部４０ｂは、ファウル玉計数機
７０からファウル信号を入力する度に、後述する第４制
御手段４６を介して賞玉計数機３０に駆動信号を出力し
て、ファウル玉の玉数に相当する玉を即座に払出させる
第２制御手段４４を有する。また、制御部４０ｂは、オ
ーバーフロー玉計数機８１からオーバーフロー信号を入
力する度に、持玉表示部５０に加算表示信号を出力し
て、オーバーフローした玉数を持玉表示部５０に加算表
示させる第３制御手段４５を有する。

【００４３】さらに、制御部４０ｂは、払出スイッチ６
０の操作に基づく払出信号を入力した際に、賞玉計数機
３０に駆動信号を出力して、玉を玉皿１４に払出させる
とともに、持玉表示部５０に減算表示信号を出力して、
持玉表示部５０に表示されていた玉数を所定数減算して
表示させる第４制御手段４６を有する。かかる第４制御
手段４６の働きは、第１実施例における制御部４０ａの
第３制御手段４３とほぼ同様である。

【００４４】次に、第２実施例の作用を説明する。図７
において、発射通路２０を戻ってきたファウル玉は、戻
し口２２から下方に落下する。落下した玉は、返却通路
２１を通り還元使用すべく一旦パチンコ機の外部に返却
される。この時、返却通路２１を通過するファウル玉は
ファウル玉計数機７０により計数され、その結果はファ
ウル信号として制御部４０ｂに送られる。

【００４５】制御部４０ｂが前記ファウル信号を入力す
る度に、該制御部４０ｂからの指示に基づき、第４制御
手段４６を介して賞玉計数機３０に駆動信号が送られ、
ファウル玉の玉数に相当する玉が即座に計数され玉皿１
４に払出される。すなわち、図６に示すように、制御部
４０ｂが前記ファウル信号を入力すると、その度に制御
部４０ｂの第２制御手段４４は、第４制御手段４６を介
して賞玉計数機３０に駆動信号を送る。そして、賞玉計
数機３０が駆動信号を入力すると、即座に駆動して玉の
払出しが行なわれる。そのとき、賞玉計数機３０は払出
した玉数に関する計数信号を第４制御手段４６に送り出
し、持玉表示部５０に表示されている玉数以内で、払出
すことができるがそれ以内で放すと払い出しは停止す
る。

【００４６】玉皿１４が満杯になった際、玉皿１４から
溢れ出る玉は、玉皿１４に連通したオーバーフロー通路
８０に導かれて、還元使用すべく一旦パチンコ機１０の
外部に返却される。この時、オーバーフロー通路８０を
通過するオーバーフロー玉はオーバーフロー玉計数機８
１により計数され、その結果はオーバーフロー信号とし
て制御部４０ｂに送られる。

【００４７】制御部４０ｂが前記オーバーフロー信号を
入力すると、その度に制御部４０ｂの第３制御手段４５
は、持玉表示部５０に加算表示信号を送る。そして、持
玉表示部５０が前記加算表示信号を入力すると、そのと
きの玉数を外部に目視可能に加算表示する。

【００４８】遊技客は玉皿１４内の玉が無くなった時に
は、払出スイッチ６０を押してＯＮにし、玉を玉皿１４
に払出させることができる。即ち、払出スイッチ６０が
ＯＮの間は払出信号が制御部４０ｂに送られる。この払
出信号を制御部４０ｂの第４制御手段４６が受けると、
該第４制御手段４６は、先ず賞玉計数機３０に対して駆
動信号を出力する。

【００４９】賞玉計数機３０が駆動信号を入力すると、
駆動して、所定数の玉が計数されつつ玉皿１４に払出さ
れる。この時、計数された玉数は、計数信号として第４
制御手段４６にフィードバックされる。そして、第４制
御手段４６が計数信号を受けると、持玉表示部５０に減
算表示信号を出力し、かかる減算表示信号を持玉表示部
５０が受けると、そこに表示されていた玉数が払出され
た玉数に対応して減算表示される。なお、持玉表示部５
０に表示されている玉数以内で、払出すことができるが
それ以内で放すと払出しは停止する。

【００５０】図８及び図９は本発明の第３実施例を示し
ている。本実施例に係るファウル玉処理装置を備えたパ
チンコ機は、第１実施例に係るパチンコ機１０とほぼ同
様のものであるが、図９に示すように、本実施例に係る
パチンコ機は、玉皿１４の内側に後述する検知センサ８
５を有する点で、第１実施例に係るパチンコ機１０とは
異なる。

【００５１】本実施例に係るファウル玉処理装置は、図
８に示すように、パチンコ機を集中管理する制御部４０
ｃに対して、返却通路２１を通過するファウル玉を計数
するファウル玉計数機７０と、賞玉やファウル玉数に相
当する玉を玉皿１４に払出す賞玉計数機３０と、玉皿１
４が満杯になった状態を検知する検知センサ８５と、後
述する持玉表示部５０等と、をそれぞれ信号線を介して
接続して構成されている。

【００５２】検知センサ８５は、賞玉計数機３０により
払出された玉で玉皿１４が満杯になった状態を検知し、
その際に定量信号を制御部４０ｃに出力し、該制御部４
０ｃを介して賞玉計数機３０の駆動を停止させるもので
ある。検知センサ８５は、例えば、フォトスイッチ等の
近接スイッチや、玉の接近を検知する磁気センサ等によ
り構成される。

【００５３】制御部４０ｃは、パチンコ機の所定のルー
ルに基づく賞出信号を賞玉計数機３０に出力して、賞玉
計数機３０に所定数の賞玉を払出させる第１制御手段４
１を有する。また、制御部４０ｃは、ファウル玉計数機
７０からファウル信号を入力する度に、後述する第４制
御手段４９を介して賞玉計数機３０に駆動信号を出力し
て、ファウル玉の玉数に相当する玉を即座に払出させる
第２制御手段４７を有する。

【００５４】また、制御部４０ｃは、検知センサ８５か
ら定量信号を入力する度に、賞玉計数機３０に駆動停止
信号を出力して、玉の払出しを即刻停止させる一方、持
玉表示部５０に加算表示信号を出力して、賞玉計数機３
０により本来玉皿１４に払出すべき玉数から実際玉皿１
４に払出された玉数を差し引いた残りの玉数を、持玉表
示部５０に加算表示させる第３制御手段４８を有する。

【００５５】さらに、制御部４０ｃは、払出スイッチ６
０の操作に基づく払出信号を入力した際に、賞玉計数機
３０に駆動信号を出力して、玉を玉皿１４に払出させる
とともに、持玉表示部５０に減算表示信号を出力して、
持玉表示部５０に表示されていた玉数を所定数減算して
表示させる第４制御手段４９を有する。かかる第４制御
手段４９の働きは、第２実施例における制御部４０ｂの
第４制御手段４６とほぼ同様である。

【００５６】持玉表示部５０は、賞玉計数機３０の動作
が停止した際に、制御部４０ｃからの指示により、賞玉
計数機３０により玉皿１４に払出すべき残りの玉数を外
部に目視可能に表示するものである。持玉表示部５０
は、玉皿１４に払出しきれなかった玉数をデジタル表示
するように７セグメントＬＥＤ等により構成されてい
る。

【００５７】次に、第３実施例の作用を説明する。図９
において、発射通路２０を戻ってきたファウル玉は、戻
し口２２から下方に落下する。落下した玉は、返却通路
２１を通り還元使用すべく一旦パチンコ機の外部に返却
される。この時、返却通路２１を通過するファウル玉は
ファウル玉計数機７０により計数され、その結果はファ
ウル信号として制御部４０ｃに送られる。

【００５８】図８に示すように、制御部４０ｃが前記フ
ァウル信号を入力すると、第２実施例と同様に、制御部
４０ｃの第２制御手段４７からの指示に基づき、第４制
御手段４９を介して賞玉計数機３０によって、ファウル
玉の玉数に相当する玉が即座に計数され玉皿１４に払出
される。この時に玉皿１４内が玉で満杯になると、その
状態が検知センサ８５により検知され、かかる検知セン
サ８５は、定量信号を制御部４０ｃに送る。

【００５９】制御部４０ｃが前記定量信号を入力する
と、制御部４０ｃの第３制御手段４８から賞玉計数機３
０に対しては駆動停止信号が送られる一方、持玉表示部
５０に対しては加算表示信号が送られる。そして、賞玉
計数機３０が駆動停止信号を入力すると、賞玉計数機３
０の玉の払出しが即刻停止する。一方、持玉表示部５０
が加算表示信号を入力すると、賞玉計数機３０により本
来玉皿１４に払出すべき玉数から実際玉皿１４に払出さ
れた玉数を差し引いた残りの玉数を加算表示する。

【００６０】なお、遊技客は玉皿１４内の玉が無くなっ
た時には、第２実施例と同様に、払出スイッチ６０を押
してＯＮにし、所定数の玉を玉皿１４に払出させること
ができる。

【００６１】

【発明の効果】本発明に係るパチンコ機におけるファウ
ル玉処理装置によれば、玉の打出し不良により生じたフ
ァウル玉は、自動的に処理され再度遊技に供することが
可能となるため、遊技客の手を煩わせることなく、円滑
に遊技に興ずることができ、また、うっかりファウル玉
を予備皿に残したまま、遊技を終了するようなことも無
くなり、持玉の無駄を防止することができるようにな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例に係るファウル玉処理装置
を示す概略ブロック図である。

【図２】本発明の第１実施例に係るファウル玉処理装置
を備えたバチンコ機を正面側から視た斜視図である。

【図３】本発明の第１実施例に係るファウル玉処理装置
を備えたバチンコ機を示す正面図である。

【図４】本発明の第１実施例に係るファウル玉処理装置
を備えたバチンコ機を裏面側から視た斜視図である。

【図５】本発明の第１実施例に係るファウル玉処理装置
を構成する賞玉計数機を示す正面図である。

【図６】本発明の第２実施例に係るファウル玉処理装置
を示す概略ブロック図である。

【図７】本発明の第２実施例に係るファウル玉処理装置
を備えたバチンコ機を示す正面図である。

【図８】本発明の第３実施例に係るファウル玉処理装置
を示す概略ブロック図である。

【図９】本発明の第３実施例に係るファウル玉処理装置
を備えたバチンコ機を示す正面図である。

【図１０】従来例を示す正面図である。

【符号の説明】

１０…パチンコ機 ２０…発射通路 ２１…返却通路 ３０，３０，３０…賞玉計数機 ４０ａ，４０ｂ，４０ｃ…制御部 ５０，５０，５０…持玉表示部 ６０…払出スイッチ ７０…ファウル玉計数機 ８１…オーバーフロー玉計数機 ８５…検知センサ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−80141（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−357984（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−18392（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−282175（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−18486（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A63F 7/02

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】打出された球を遊技面へと誘導する発射通
   路を有するパチンコ機において、打出し不良により前記
   発射通路を戻るファウル玉を処理するファウル玉処理装
   置であって、 前記パチンコ機を集中管理する制御部と、 前記発射通路の途中から分岐してファウル玉を導き、該
   ファウル玉を還元使用すべく一旦パチンコ機の外部に返
   却する返却通路と、 前記返却通路を通過するファウル玉の玉数を計数し、そ
   の結果をファウル信号として前記制御部に出力するファ
   ウル玉計数機と、 前記制御部が前記ファウル信号を入力する度に、該制御
   部からの指示に基づき、ファウル玉の玉数を外部に目視
   可能に加算表示する持玉表示部と、 前記パチンコ機の所定のルールに基づき、相当数の賞玉
   を計数しつつ玉皿に払出す賞玉計数機と、 遊技客の操作に基づき、前記制御部を介して前記賞玉計
   数機を駆動し、所定数の玉を玉皿に払出させるととも
   に、前記制御部を介して前記持玉表示部を駆動し、前記
   賞玉計数機から払出された玉数を、前記持玉表示部に表
   示されていた玉数から減算して表示させる払出スイッチ
   と、 を有することを特徴とするファウル玉処理装置。
2. 【請求項２】打出された球を遊技面へと誘導する発射通
   路を有するパチンコ機において、打出し不良により前記
   発射通路を戻るファウル玉を処理するファウル玉処理装
   置であって、 前記パチンコ機を集中管理する制御部と、 前記発射通路の途中から分岐してファウル玉を導き、該
   ファウル玉を還元使用すべく一旦パチンコ機の外部に返
   却する返却通路と、 前記返却通路を通過するファウル玉の玉数を計数し、そ
   の結果をファウル信号として前記制御部に出力するファ
   ウル玉計数機と、 前記パチンコ機の所定のルールに基づき、相当数の賞玉
   を計数しつつ玉皿に払出し、かつ前記制御部が前記ファ
   ウル信号を入力する度に、該制御部からの指示に基づ
   き、ファウル玉の玉数に相当する玉を即座に計数しつつ
   玉皿に払出す賞玉計数機と、 前記玉皿に連通して該玉皿が満杯になった際に溢れ出る
   オーバーフロー玉を導き、該オーバーフロー玉を還元使
   用すべく一旦パチンコ機の外部に返却するオーバーフロ
   ー通路と、 前記オーバーフロー通路を通過するオーバーフロー玉の
   玉数を計数し、その結果をオーバーフロー信号として前
   記制御部に出力するオーバーフロー玉計数機と、 前記制御部が前記オーバーフロー信号を入力する度に、
   該制御部からの指示に基づき、オーバーフロー玉の玉数
   を外部に目視可能に加算表示する持玉表示部と、 を有することを特徴とするファウル玉処理装置。
3. 【請求項３】打出された球を遊技面へと誘導する発射通
   路を有するパチンコ機において、打出し不良により前記
   発射通路を戻るファウル玉を処理するファウル玉処理装
   置であって、 前記パチンコ機を集中管理する制御部と、 前記発射通路の途中から分岐してファウル玉を導き、該
   ファウル玉を還元使用すべく一旦パチンコ機の外部に返
   却する返却通路と、 前記返却通路を通過するファウル玉の玉数を計数し、そ
   の結果をファウル信号として前記制御部に出力するファ
   ウル玉計数機と、 前記パチンコ機の所定のルールに基づき、相当数の賞玉
   を計数しつつ玉皿に払出し、かつ前記制御部が前記ファ
   ウル信号を入力する度に、該制御部からの指示に基づ
   き、ファウル玉の玉数に相当する玉を即座に計数しつつ
   玉皿に払出す賞玉計数機と、 前記賞玉計数機により払出された玉で玉皿が満杯になっ
   た状態を検知し、その際に定量信号を制御部に出力し、
   該制御部を介して前記賞玉計数機の駆動を停止させる検
   知センサと、 前記検知センサの作動により前記賞玉計数機の駆動が停
   止する度に、該賞玉計数機により本来玉皿に払出すべき
   玉数から実際玉皿に払出された玉数を差し引いた残りの
   玉数を、前記制御部からの指示に基づき外部に目視可能
   に加算表示する持玉表示部と、 を有することを特徴とするファウル玉処理装置。
4. 【請求項４】請求項２において、 遊技客の操作に基づき、前記制御部を介して前記賞玉計
   数機を駆動し、所定数の玉を玉皿に払出させるととも
   に、払出された玉数を計数させ、その結果を計数信号と
   して前記制御部に出力させ、 前記計数信号を受けた制御部を介して、前記持玉表示部
   を駆動し、前記賞玉計数機から払出された玉数を、前記
   持玉表示部に表示されていた玉数から減算して表示さ
   せ、 前記持玉表示部から所定数の玉数が減算された時点で、
   前記賞玉計数機の駆動を停止させる払出スイッチを有す
   ることを特徴とするファウル玉処理装置。
5. 【請求項５】請求項３において、 遊技客の操作に基づき、前記制御部を介して前記賞玉計
   数機を駆動し、所定数の玉を玉皿に払出させるととも
   に、払出された玉数を計数させ、その結果を計数信号と
   して前記制御部に出力させ、 前記計数信号を受けた制御部を介して、前記持玉表示部
   を駆動し、前記賞玉計数機から払出された玉数を、前記
   持玉表示部に表示されていた玉数から減算して表示さ
   せ、 前記持玉表示部から所定数の玉数が減算された時点で、
   前記賞玉計数機の駆動を停止させる払出スイッチを有す
   ることを特徴とするファウル玉処理装置。