JP3064814U - 燻煙乾燥木酢チップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、木チップの発酵や腐敗を軽減
し、エクステリア用品として長期使用に耐る防腐、防虫
効果を保たせる。又、自然環境と共生出来る。 【解決手段】 木材のチップを木酢液に浸潤させた後、
煙で燻す方法で乾燥し、防虫・防腐効果を保ち、高い耐
久性の燻煙乾燥木酢チップとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は国産無垢材の間伐材、製材後の背板、端材、木片等をチップ化した木 材に木酢液を浸潤し、木材を燃焼させた煙で燻し乾燥した木チップを道路、遊歩 道、公園等の路面に敷設、及び庭、花壇、土面に敷設する等、エクステリア用品 とする物である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の木材のチップとしては単に乾燥させたもの、或いは、消臭剤を付したも の、その他種々の物品を混合したもの等は存在し利用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術にあっては、チップとチップの隙間に雨水等が浸透したりして発酵 、腐敗等を起こし易く品質の劣化を招き、又、害虫やカビの発生がみられ長期間 の使用に耐え難く、尚、廃棄するにあたっては産業廃棄物としてただ単に廃棄出 来ない等の間題が発生する可能性がある。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

木材チップを木材等の乾留時に得られる自然素材の木酢液に浸潤させる。 次ぎに、間伐材を含む国産無垢の木材の端材・木片・大鋸屑等の廃材を燃料とし た煙で木酢チップを燻し燻煙乾燥させる。 この際化学薬品等は一切使用しない。

【０００５】

【考案の効果】

木材チップを木酢液に浸潤させる事で木酢液の保有する各種の成分による防腐 効果・殺菌効果・消毒作用・消臭作用等が付加される。 更に、煙で燻し燻煙乾燥する事で、木材の細胞を破壊する事なく、含水率を小さ くし、煙の中に含まれる成分アルデヒドと木材のリグニンが結合する事で優れた 強度・耐久性を高め、尚且つ、煙の成分フェノールを木材の中に形成する事でカ ビの発生を防ぎ、害虫を寄せ付けない等の高い防虫・防腐効果を保った木チップ となる。 故に、この考案は、長期にわたり屋外の庭・公園の花壇や遊歩道等に種々利用・ 活用が可能であり、廃棄に当たっても自然・天然の素材なので、自然に土壌に帰 化させる事が出来る。又、その過程において木酢液の効果により防虫・除草効果 が期待出来る。尚、本考案の燻煙乾燥木酢チップは緩衝性に優れ弾力性、および 排水性も良好な為、環境と共生できる。 燻煙乾燥した木チップを製造してから木酢液を適宜散布、塗布、浸潤しても良い 。 又、自然素材の塗料を散布、浸澗等も可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の使用一例の断面図

【符号の説明】

１ 燻煙乾燥木酢チップ ２ 縁石又は土止め部 ３ 路面又は土面

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年７月１３日（１９９９．７．１
３）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 木材チップを木酢液に浸潤させ、煙で燻
   し乾燥した木チップとする。