JP3064622B2 - ヘドロ処理用バッグ - Google Patents

ヘドロ処理用バッグ

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JP3064622B2
JP3064622B2 JP4002225A JP222592A JP3064622B2 JP 3064622 B2 JP3064622 B2 JP 3064622B2 JP 4002225 A JP4002225 A JP 4002225A JP 222592 A JP222592 A JP 222592A JP 3064622 B2 JP3064622 B2 JP 3064622B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘドロ処理用バッグに
関するものであり、より詳しくは、すぐれた排水能を有
し、かつ、高強度で、ヘドロを充填し、これを多段に積
み上げた際にも、破袋することなく堅固な土嚢として使
用することができるヘドロ処理用バッグに関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】河川や湖沼に堆積した
ヘドロは、そこに棲息する魚や鳥の生態を著しく変化せ
しめるばかりでなく、人間の生活環境を破壊せしめるこ
とにもなることから、各地でその浚渫が盛んに行われて
いる。ところが、このヘドロ浚渫事業は、回収したヘド
ロを、いかに安く処分することができるかが大きな問題
であり、各業者はその対策に悩まされているところであ
る。従来、このヘドロの処理方法としては、ヘドロに凝
集剤を添加して固め、これを穴に埋める方法や、フラッ
トヤーンの袋に充填し、ほかの場所へ運搬して廃棄する
方法などが行われている。
【0003】しかしながら、凝集剤で固める方法におい
ては、凝集剤を添加してから固化するまでの時間がかか
りすぎることや、その間、悪臭に悩まされることになる
ばかりでなく、固化したヘドロを廃棄するための土地が
必要になり、時間的にも経済的にも不合理であるし、フ
ラットヤーンの袋は、排水性が悪いためにヘドロの水分
の分離が速やかに行われず、それが終了するまで運搬が
できないという時間的な不経済性ばかりでなく、強度が
必ずしも十分でないために、これを多段に積み上げると
破袋してしまい、ヘドロの処理方法としては適切なもの
とはいえない。
【0004】本発明者らは、かかる問題点を解決するた
めに、鋭意研究を重ねており、極限粘度が少なくとも5
dl/gの超高分子量エチレン系重合体の分子配向成形
体からなる編織物の少なくとも一面に、ポリオレフィン
系あるいはポリエステル系の不織布を積層した積層体
が、排水性に優れるとともに、多段に積み上げた場合に
も破袋しないだけの十分な強度を有するヘドロ処理用バ
ッグとして好適であるという知見を得、すでに特許出願
した(特願平3−146289号)。その後、前記発明
を追試し、さらに研究を継続する過程において、前記超
高分子量エチレン系重合体以外の素材でも、前記の特性
を満足しうるヘドロ処理用バッグを得ることができるこ
とが判明し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、多量の水分を
含有するヘドロを充填し、それを多段に積み上げた場合
にも破袋することなく、しかも、積み上げたバッグがそ
のままですぐれた排水能を示すヘドロ処理用バッグを提
供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、前記目的を
達成するために提案されたものであって、特定の重合体
の分子配向成形体からなる編織物の少なくとも一面にポ
リオレフィン系あるいはポリエステル系不織布を積層し
た積層体から構成されたヘドロ処理用バッグを特徴とす
るものである。すなわち、本発明によれば、ポリエステ
ル系重合体、ポリアミド系重合体、および極限粘度が5
dl/g未満のポリオレフィン系重合体よりなる群から
選ばれた少なくとも1種の分子配向成形体からなる編織
物の少なくとも一面に、ポリオレフィン系あるいはポリ
エステル系不織布を積層した積層体から構成されたヘド
ロ処理用バッグが提供される。また、本発明によれば、
前記編織物が、ポリプロピレンあるいはエチレンとα−
オレフィンとの共重合体であり、前記不織布が、ポリプ
ロピレンの不織布であることによって、前記性能が一層
すぐれたヘドロ処理用バッグを提供することができる。
【0007】
【発明の具体的な説明】本発明は、ポリエステル系重合
体、ポリアミド系重合体、および極限粘度が5dl/g
未満のポリオレフィン系重合体よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の重合体の分子配向成形体、特に、炭素
数3個以上のα−オレフィンを、炭素数1000個あたり平
均0.1 ないし20個含有する、エチレンとα−オレフィ
ンの共重合体の分子配向成形体からなる編織物の少なく
とも一面に、ポリオレフィン系あるいはポリエステル系
不織布を積層した積層体から構成されたバッグが高い強
度を有し、かつ優れた排水能を示すという知見をもとに
完成されたものである。本発明にかかるヘドロ処理用バ
ッグは、ポリエステル系重合体、ポリアミド系重合体、
および極限粘度が5dl/g未満のポリオレフィン系重
合体よりなる群から選ばれた少なくとも1種の分子配向
成形体からなる編織物の少なくとも一面に、ポリオレフ
ィン系不織布あるいはポリエステル系不織布を積層した
積層体を袋状に構成したものである。不織布としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レートが例示されるが、強度の点でポリプロピレンが好
ましく使用される。
【0008】本発明のヘドロ処理用バッグを構成する編
織物の好適な素材である極限粘度が5dl/g未満のオ
レフィン系重合体は、極限粘度が5dl/g未満で繊維
形成能があるポリオレフィン系重合体であればどのよう
ものでも良く、その中でも、とくにメルトインデックス
が0.2 ないし8、密度が0.91ないし0.96のオレフィンの
単独重合体あるいはオレフィンの共重合体が好ましい。
前記オレフィンの単独重合体としては、ポリエチレン、
ポリプロピレンがとくに好ましく、前記オレフィン共重
合体としては、エチレンとα−オレフィンとの共重合
体、あるいは、プロピレンとα−オレフィンとの共重合
体がとくに好ましい。前記α−オレフィンとしては、プ
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペン
テン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1
あるいはデセン−1などが挙げられる。これらα−オレ
フィンは2種以上併用されても良い。
【0009】前記共重合体がエチレンとα−オレフィン
からなる場合には、そのα−オレフィンコモノマーは、
炭素数1000個あたり平均0.1 ないし20個、好ましくは
平均0.5 ないし10個含有されていることが望ましい。
共重合体中におけるα−オレフィンコモノマーの含有量
が前記の範囲にあることにより、α−オレフィン成分が
高破断エネルギーの達成に有効な分子間絡み合い構造を
形成し、この構造が、強度やクリープ特性をはじめとす
る前記物性向上に寄与する。また、前記単独重合体およ
び共重合体は2種以上混合して使用することもできる。
【0010】本発明のヘドロ処理用バッグを構成する編
織物の好適な素材のひとつであるポリエステル系重合体
は、繊維形成能のあるポリエステルであればどのような
ポリエステルでも良いが、たとえば、ジカルボン酸とジ
オールとから得られる熱可塑性重合体、あるいは、オキ
シ酸またはラクトンから得られる重合体が好ましい。前
記ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸
などの芳香族ジカルボン酸、アジピン酸などの脂肪族ジ
カルボン酸が使用できる。前記ジオールとしては、エチ
レングリコール、テトラメチレングリコールなどの脂肪
族ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなど
の脂環式ジオール、ヒドロキノンなどの芳香族ジオール
が使用できる。さらに、高分子量ポリオール、たとえ
ば、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオールなど
も使用できる。これらジオールあるいはジカルボン酸に
繊維形成性を阻害しない範囲内で少量のポリオール(ト
リオールなど)あるいはポリカルボン酸(トリカルボン
酸など)を使用することができる。前記オキシ酸として
は4−ヒドロキシ安息香酸などのω−オキシ芳香族カル
ボン酸が、前記ラクトンとしては、β−プロピオラクト
ンなどが好ましく使用される。また、これらポリエステ
ルのなかの2種以上を併用することもできる。
【0011】本発明のヘドロ処理用バッグを構成する編
織物の他の好適な素材のひとつであるポリアミド系重合
体としては、繊維形成能のあるポリアミドであればどの
ようなものでも良いが、たとえば、ポリカルボン酸とポ
リアミンとからの重合体あるいはラクタムまたはアミノ
カルボン酸から得られた重合体が例示できる。前記ポリ
カルボン酸としては、アジピン酸、セバシン酸などの脂
肪族カルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳
香族カルボン酸が使用できる。前記ポリアミンとして
は、ヘキサメチレンジアミンなどの脂肪族アミン、フェ
ニレンジアミン、1、5−ジアミノナフタリンなどの芳
香族ジアミンが使用できる。なお、p−アミノ安息香酸
などの化合物を併用しても良い。前記ラクタムとして
は、カプロラクタム、ラウリンラクタムなどが挙げられ
る。前記アミノカルボン酸としては11−アミノウンデ
カン酸などが使用できる。これらの重合体の分子配向成
形体は、それぞれ単独のものばかりでなく、それぞれの
分子配向成形体を混織または交織した編織物とすること
もできる。
【0012】本発明のヘドロ処理用バッグの構築状態を
断面図で示す図1において、この土嚢としてのヘドロ処
理用バッグ(1)を、埋立地などにおいて、図に示すよ
うにほぼ水平またはのり面に向って若干傾斜させて連続
して配置すれば、埋め立てた土砂(2)が降水によって
多量に水分を含んでも、この連続したバッグ(1)が排
水溝として機能し、蓄積された水分をスムースに外部に
流出せしめ(矢印)、土砂崩れの惨事を未然に防止する
ことが出来るものである。さらにバツグを介して排出さ
れた水分により、のり面の盛土部の土砂のエロージョン
を防止するためには、本発明のヘドロ処理用バッグを構
成する積層体、またはポリプロピレン、ポリエステル等
の不織布、あるいは一般に使用されている土嚢(3)な
どでのり面だけを保護すれば、より一層強固な構築をす
ることが出来る。
【0013】本発明のヘドロ処理用バッグは、前記ポリ
マーの分子配向成形体を、平織り、あや織り、からめ織
り、朱子織りなど、自体公知の方法でクロスまたはネッ
ト状の編織物とし、その少なくとも一面、つまり片面ま
たは両面の一部あるいは全部を、ポリオレフィン系ある
いはポリエステル系重合体の不織布と積層した積層体を
袋状に形成するものであるが、その際、織り方としては
平織りが好ましく、また、該編織物は内層またはコア層
として積層されることが好ましい。両者を積層する方法
としては、ニードルパンチ、ウォータージェットパン
チ、超音波ウエルダー、高周波ウエルダー、ヒートエン
ボスによる方法等を例示することができるが、両層の繊
維の絡み合いによって強固に接合され、しかも、えられ
た積層体が排水能にすぐれている点でニードルパンチに
よる方法が好ましく採用される。ニードルパンチは、1
cm2 あたり30ないし150回、とくに50回以上のも
のが層間の結合が良好であり、針深度としては8ないし
15mm、とくに10ないし14mmのものが好ましい。
【0014】前記編織物は、前記ポリオレフィン系重合
体、ポリエステル系重合体あるいはポリアミド系重合体
よりなる群から選ばれた少なくとも1種のモノフィラメ
ントあるいはマルチフィラメントからなるものである
が、マルチフィラメントとして前記重合体の延伸フイル
ムまたは延伸テープをカーディング機で解繊した解繊糸
を使用してもよい。編織物の目付は、編織物がクロスで
あるかネットであるかによっても異なるが、クロスの場
合、通常150ないし500g/m2 程度であり、デニ
ールは通常500ないし3000デニール、とくに10
00ないし2000デニールのものが好ましく使用され
る。
【0015】編織物としてのポリエステル系重合体は、
本出願前に自明の方法によって製造することができる
が、たとえば、前記出発原料をCa、Sb、Mn、Ge
などの金属含有触媒存在下、縮合反応させることによっ
て得ることができる。
【0016】編織物としてのポリアミド系重合体は、本
出願前に自明の方法によって製造することができるが、
たとえば、前記出発原料を、脱水縮合反応させることに
よって得ることができる。
【0017】本発明におけるエチレン・α−オレフィン
共重合体中のα−オレフィン成分の定量は、赤外分光光
度計(日本分光工業製)によって行った。つまりエチレ
ン鎖の中に取り込まれたα−オレフィンのメチル基の変
角振動を表わす1378cm-1の吸光度を測定し、これか
らあらかじめ13C核磁気共鳴装置にて、モデル化合物を
用いて作成した検査線にて1000炭素原子当りのメチ
ル分岐数に換算することにより測定した値から算出し
た。
【0018】かくして得られたポリオレフィン系重合
体、ポリエステル系重合体あるいはポリアミド系重合体
は、自体公知の方法(たとえば、溶融混練し、ついで、
溶融成形する)を採用することによって、繊維あるいは
テープなどの分子配向成形体とすることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、バッグの素材として、
特定の重合体の分子配向体からなる編織物の少なくとも
一面に、ポリオレフィン系あるいはポリエステル系の不
織布を積層した積層体を使用することにより、排水能に
すぐれ、しかも高強度のヘドロ処理用バッグを提供する
ことができ、このバッグは、ヘドロ中の水分を排出した
後は、そのまま埋立てや護岸工事用の堅固な土嚢として
使用することができるとともに、埋立ての際、並行ある
いは外方に向って低くなるように傾斜をもたせて連接し
た状態で埋設すれば、降水によって土砂中に多量の水が
浸入しても、該土嚢としてのバッグが排水溝として機能
し、内部に蓄積された水分を効果的に外部に排水するた
めに土砂崩れ等の惨事を未然に防止することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。実施例1 極限粘度[η](デカリン: 135 ℃)が4.3dl/g、赤外
分光光度計によるブテン−1含量は1000炭素原子あたり
1.5 個のエチレン・ブテン−1共重合体を用いて公知の
方法により下記のマルチフィラメントを準備した。この
マルチフィラメントの引張特性を表1に示す。 この1000デニール/100 フィラメントを用いて、下記の
方法により平織りクロスを準備した後、このクロスの両
面にポリプロピレン系不織布をニードルパンチの方法で
積層した。得られた積層体を材料にして、深さが1.5
m、周囲が3mの円筒型のヘドロ処理バッグを加工し
た。
【0021】(1)コアー材クロスの製織 リング撚糸機を用いて1000デニール/100フィラメン
トの構成より成る試料−1のマルチフィラメントに36
回/mの撚りを加えた。次いでこの撚糸でタテ糸打込み
本数=15本/m、ヨコ糸打込み本数=17本/mの平
織りクロスを製織し積層体のコアー材クロスとした。得
られたクロスの物性を表2に示す。
【0022】
【0023】(2)ポリプロピレン不織布の貼合せ 上記の方法で準備したコアー材クロスの両面にポリプロ
ピレン製不織布(商品名 タフネルPA1031、目付
150g/m2 、三井石油化学工業社製)をニードルパ
ンチの手法で貼合せ積層体とした。 貼合せ装置:FEHRER社製 NL 12/33 型 NR79 ニードルパンチ針:FOSTER NEEDLE 社製 40HDB 貼合せ条件:針深度 12mm 貼合せ速度:6m/分
【0024】得られた積層体について定速伸長形引張り
試験機を用い積層体の引張り強度およびタフネル剥離強
度を測定した。結果を表3に示す。
【0025】
【0026】
【0027】(3) 排水能 JIS A 1218(土質透水試験法)に準じて前記のクロスの
両面にタフネルPA1031をニードルパンチングして
貼合せた積層体の透水係数をダルシーの式を用いて求め
た。この結果、圧縮荷重が40tf/m2 加わった場合でも
厚さ方向(垂直方向)が1×10-2cm/sec、面方向(水平
方向)が 1×10-1cm/secであり、良質な砂と同等以上の
透水性能があることが認められた。
【0028】実施例2 ポリエステルマルチフィラメント(帝人株式会社製)を
用いて、実施例1と同じ組織・方法により、このマルチ
フィラメントよりなる平織りクロスの両面にポリプロピ
レン製不織布を積層し、ヘドロ処理バッグを加工した。
表4にマルチフィラメントの引張特性を、表5に平織り
クロスの物性を、表6に積層体の引張強度およびタフネ
ル剥離強度を示す。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】(3) 排水能 実施例1と同様な方法で求めた結果、厚さ方向(垂直方
向)が 1×10-2cm/sec、面方向(水平方向)が 1×10-1
cm/secであった。
【0034】実施例3 ナイロン−66マルチフィラメント(旭化成株式会社
製)を用いて、実施例1と同じ織り組織・方法により、
平織りクロスの製織とタフネルの積層を行い、ヘドロ処
理バッグを加工した。表7にマルチフィラメントの引張
特性を、表8に平織りクロスの物性を、表9に積層体の
引張強度およびタフネル剥離強度を示す。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】(3) 排水能 実施例1と同様な方法で求めた結果、厚さ方向(垂直方
向)が 1×10-2cm/sec、面方向(水平方向)が 1×10-1
cm/secであった。また前記クロス、タフネルとも疎水性
が大きく、静電気およびイオン作用によって表面に水層
膜が形成されている泥土粒子とは親和性がなく、粒子を
吸着することがないため、目詰り現象は認められなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘドロ処理用バッグを土嚢として用い
た場合の構築状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘドロ処理用バッグ 2 土砂 3 土嚢
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D03D 1/04 D03D 1/04 D06M 17/00 E02B 8/00 E02B 8/00 11/00 11/00 D06M 17/00 H (56)参考文献 特開 平2−157099(JP,A) 特開 平4−350000(JP,A) 特開 平4−210203(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 11/00 - 11/20 B01D 29/00 - 29/48 B01D 39/00 - 41/04 B32B 1/00 - 35/00 D01F 6/00 - 6/60 D01F 8/00 - 8/18 D03D 1/00 - 27/18 D06M 17/00 E02B 3/04 E02B 8/00 E02B 11/00 E02D 17/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル系重合体、ポリアミド系重
    合体、および極限粘度が5dl/g未満のポリオレフィ
    ン系重合体よりなる群から選ばれた少なくとも1種の分
    子配向成形体からなる編織物の少なくとも一面に、ポリ
    オレフィン系あるいはポリエステル系不織布を積層した
    積層体から構成されたヘドロ処理用バッグ。
  2. 【請求項2】 前記不織布が、ポリプロピレン(マルチ
    フィラメント)の不織布である請求項1項記載のヘドロ
    処理用バッグ
  3. 【請求項3】 前記編織物が、炭素数3個以上のα−オ
    レフィンを、炭素数1000個あたり平均0,1 ないし20個
    有する、エチレンとα−オレフィンとの共重合体である
    請求項1または2記載のヘドロ処理用バッグ。
  4. 【請求項4】 α−オレフィンが、ブテン−1、4−メ
    チルペンテン−1、ヘキセン−1およびデセン−1から
    なる群より選ばれた1種または2種以上のものである請
    求項3記載のヘドロ処理用バッグ。
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