JP3064447U - 化粧道具の柄の伸縮機構 - Google Patents

化粧道具の柄の伸縮機構

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JP3064447U
JP3064447U JP1999003825U JP382599U JP3064447U JP 3064447 U JP3064447 U JP 3064447U JP 1999003825 U JP1999003825 U JP 1999003825U JP 382599 U JP382599 U JP 382599U JP 3064447 U JP3064447 U JP 3064447U
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Inventor
良之助 村岸
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村岸産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紅筆のような化粧道具の柄の伸縮機構におい
て、使用しやすくするとともに、コストを低減するこ
と。 【解決手段】柄3を、内外で相互に重なる2本の筒状体
4,5で形成し、内周側の筒状体5に対する外周側の筒
状体4の先端部内周に、該筒状体4内で径方向に拡開す
る帯状の拡開部6a,6bを前後に2つ有し、これら拡
開部6a,6bを径方向内側へ凸に湾曲する弓形部6c
で連結したばね6を保持し、その内周側に位置する筒状
体5を弓形部6cの付勢力で押え付けるようにした化粧
道具の柄3の伸縮機構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、紅筆などのような化粧道具の柄を、使用しないときには縮めてコ ンパクト化を図ることを可能にするような柄の伸縮機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
紅筆やフェイシャルブラシ等の化粧道具は、細長い柄の先端にブラシ、刷毛、 パフ等の作用部が取付けらた構造である。そして、携帯に便利なように長さを短 くするための伸縮機構が、柄には形成されている。
【0003】 この伸縮機構は、外筒体の中に、先端に作用部を有した内筒体を摺動可能に保 持した構造で、内筒体が引き伸ばされた状態の保持は、外筒体の後端に係合する 係合部と内筒体の中に差し込む軸部とを有した差込み部材を取付けることで行な っている。すなわち、差込み部材と内筒体との間には、内筒体が所定方向を向い たときのにみ外筒体内での摺動を可能にする溝と突起を形成しており、内筒体を 引き伸ばした後、一方へ捩ることによって引き伸ばした状態が保持されるように している。縮める時には、反対方向に捩って押し縮めればサッと摺動してコンパ クトになる。
【0004】 しかし、上記構成では、内筒体を捩る作業が必要であるので、意外と面倒であ るとともに、使用中に不測に捩れてしまうことがあり、使いにくかった。また、 縮んだ状態を保持することはできず、内筒体が外筒体内での摺動を可能にする向 きに向いていれば、振動で不測に出てきてしまうこともある。
【0005】 そのうえ何よりも、上述のような溝や突起を有する複雑な構造を得るのには樹 脂による他はなく、複雑な形状ゆえにコストが高い。さらに、見た感じも安っぽ く映る。
【0006】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、使用しやすくコストも低減できるような、化粧道具の柄の 伸縮機構の提供を課題とする。
【0007】 そのための手段は、先端にブラシ等の作用部を有した化粧道具の細長い柄を伸 縮可能にする柄の伸縮機構であって、前記柄を、内外で相互に重なる複数の筒状 体で形成し、内周側の筒状体に対する外周側の筒状体の先端部に、径方向に弾性 変位し、その内周側に位置する筒状体を付勢力で押え付けるばねを保持した化粧 道具の柄の伸縮機構であることを特徴とする。
【0008】 なお、外周側の筒状体とその内周側の筒状体との間に、内周側の筒状体を引き 伸ばした時に外周側の筒状体の先端から抜けるのを阻止する抜止め手段を形成す るとよい。
【0009】 また、前記ばねに、筒状体内で径方向に拡開する帯状の拡開部を前後に2つ有 し、これら拡開部を径方向内側へ凸に湾曲する弓形部で連結したばねを用い、筒 状体の先端部内周に保持するとよい。
【0010】 この場合には、前記ばねの内周側に位置する筒状体の後端部に、該筒状体を引 き伸ばした時に上記ばねの後側の帯状体に係止する鍔状の係止部を形成するとよ い。
【0011】 先端への作用部の取付けは、最も内周側の筒状体を中空に形成して、該筒状体 内に、先端に前記作用具を取付ける軸部材を保持して行なうとよい。
【0012】
【作用及び効果】
すなわち上述の構成によれば、柄を伸ばすには、内周側の筒状体を引き伸ばせ ばよい。引き伸ばされた筒状体は、ばねによって押え付けられ、その状態が保持 されるので、捩ったりする必要はなく、つまり引っ張るだけでよいので操作は至 って簡単である。しかも使用中に捩れて縮んでしまうようなこともなく、ばねの 付勢力さえ使用に耐え得るものであれば、使用には些かも支障はない。
【0013】 また、ばねはその内周側の筒状体を押え付けるものであるので、縮んだ状態を 保持することもでき、さらには全部引き出さずに、使用しやすい中途の長さでも 使用することができる。
【0014】 さらに、構成が簡素故に、筒状体に樹脂ではなく、例えばアルミのパイプを用 いるなどすることも可能である。複雑な形状の樹脂を成形するのに比べてコスト を抑えることができ、価格の低減に大きく貢献する。
【0015】 請求項2のように抜止め手段を形成すると、間違って引き抜いてしまう不都合 を回避できる。
【0016】 請求項3のような構成のばねを用いると、例えば外周側の筒状体の外面に、ば ねもしくはその取付けのための部材が露出することはなく、外観がよい上に、組 立も簡単である。
【0017】 この場合、ばねの内周側に位置する筒状体の後端に、請求項4のように鍔状の 係止部を形成すると、極簡単な構成で抜止め手段が構成でき、コスト安に貢献で きる。
【0018】 請求項5のように構成によれば、外周側の筒状体の内側に内周側の筒状体を組 み付けた後、最も内周側の筒状体の中に軸部材を差し込んで固定し、その先端に 作用部を取付ければよい。つまり、筒状のアルミを用いて筒状体を形成した場合 でも、作用部の取付け構造が簡素で、組立作業を簡易迅速に行なえる。
【0019】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図2は、化粧道具の一例としての紅筆1を示し、この図に示すように、先端に 刷毛部材2(作用部)を有する柄3は、2段式で、伸縮自在である。図示はしな いが、刷毛のほか、ブラシやパフ、櫛などの他の化粧道具でも同様である。
【0020】 柄3の構造は、図1の分解斜視図に示す通りで、アルミ製の外筒体4および内 筒体5と、ばね6で構成している。
【0021】 外筒体4は、所定長さの筒体で、略全長にわたって同径であるが、先端に若干 絞り加工を施して小径部4aを形成している。
【0022】 ばね6は、アーチ状をなす帯状の拡開部6a,6bを、間隔を開けて前後に有 し、これら拡開部6a,6bを、内側に向けて凸に湾曲する3本の弓形部6cで 連結した形状で、上記外筒体4の先端部内周に保持する。ばね6の前側の拡開部 6aの先端は、外筒体4の先端の小径部4aに当接して位置規制されるとともに 、拡開部6a,6bの拡開作用で抜けない。ばね6を保持すると図3に示したよ うになり、上記弓形部6cが外筒体4の径方向に弾性変位する。つまり、外筒体 4の後端から差し込む内筒体5はばね6の弓形部6cの付勢力により押え付けら れる。
【0023】 内筒体5は、外筒体4より一回り小さい径の筒体で、中間部より先端側が細く なるよう絞り加工をしている。そして後端には、テーパ状に広がる鍔状の係止部 5aを形成している。この係止部5aは、図4に示したようにばね6の後側の拡 開部6bの後端に係止して抜止めをするためのものである。係止部5aの形態は 、径が大きくなればよいので、例えば図5に示したな段形状でもよい。
【0024】 内筒体5の中には、合成樹脂等からなる棒状の軸部材7を後側から挿入して固 定し、その先端の取付け部7aに、刷毛部材2を嵌着固定する。
【0025】 組立に当っては、内筒体5に軸部材7を保持するとともに、外筒体4に対して 後側から挿入し、その後、外筒体4の後端を絞り加工して内筒体5の抜止めを行 なう。刷毛部材2の取付け構造が簡素で、組立作業は簡易迅速である。
【0026】 このように構成した柄3の伸縮機構では、柄3を伸ばすには、内筒体5を引き 伸ばせばよい。引き伸ばされた内筒体5は、ばね6の弓形部6cによって押え付 けられ、その状態が保持されるので、捩ったりする必要はなく、つまり引っ張る だけでよいので操作は至って簡単である。しかも使用中に捩れて縮んでしまうよ うなこともなく、ばね6の付勢力さえ使用に耐え得るものであれば、使用には些 かも支障はない。
【0027】 また、ばね6はその内筒体5を押え付けるものであるので、縮んだ状態を保持 することもでき、さらには全部引き出さずに、使用しやすい中途の長さでも使用 することができる。
【0028】 さらに、構成が簡素故に、外筒体4および内筒体5にアルミのパイプを用いて おり、複雑な形状の樹脂を成形して構成するのに比べてコストを抑えることがで き、価格の低減に大きく貢献する。
【0029】 また、抜止め手段として、内筒体5にはばね6の後端に係止する係止部5aを 形成しているので、間違って引き抜いてしまう不都合を回避できる。
【0030】 さらにまた、前述のような構成のばね6を用いているので、例えば外筒体4の 外面に、ばね6若しくはその取付けのための部材が露出することはなく、外観が よい上に、組立作業も簡単である。
【0031】 なお、上述のような2段式ではなく、求められるコンパクト性や必要とされる 柄の長さから、3段式、4段式等で構成するもよい。
【0032】 また、上記内筒体5に相当する部材、つまり最も内周側の筒状体を、先端に刷 毛等の作用部を有した中実の部材で形成するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 要部の分解斜視図。
【図2】 化粧道具の正面図。
【図3】 要部の断面図。
【図4】 化粧道具の縦断面図。
【図5】 他の例に係る係止部を示す断面図。
【符号の説明】
1…紅筆 2…刷毛部材 3…柄 4…外筒体 5…内筒体 5a…係止部 6…ばね 6a,6b…拡開部 6c…弓形部 7…軸部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にブラシ等の作用部を有した化粧道具
    の細長い柄を伸縮可能にする柄の伸縮機構であって、前
    記柄を、内外で相互に重なる複数の筒状体で形成し、内
    周側の筒状体に対する外周側の筒状体の先端部に、径方
    向に弾性変位し、その内周側に位置する筒状体を付勢力
    で押え付けるばねを保持した化粧道具の柄の伸縮機構。
  2. 【請求項2】外周側の筒状体とその内周側の筒状体との
    間に、内周側の筒状体を引き伸ばした時に外周側の筒状
    体の先端から抜けるのを阻止する抜止め手段を形成した
    請求項1記載の化粧道具の柄の伸縮機構。
  3. 【請求項3】前記ばねに、筒状体内で径方向に拡開する
    帯状の拡開部を前後に2つ有し、これら拡開部を径方向
    内側へ凸に湾曲する弓形部で連結したばねを用い、筒状
    体の先端部内周に保持した請求項1または請求項2に記
    載の化粧道具の柄の伸縮機構。
  4. 【請求項4】前記ばねの内周側に位置する筒状体の後端
    部に、該筒状体を引き伸ばした時に上記ばねの後側の帯
    状体に係止する鍔状の係止部を形成した請求項3に記載
    の化粧道具の柄の伸縮機構。
  5. 【請求項5】最も内周側の筒状体を中空に形成して、該
    筒状体内に、先端に前記作用部を取付ける軸部材を保持
    した請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載
    の化粧道具の柄の伸縮機構。
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