JP3064348U - 蓋付収納箱 - Google Patents

蓋付収納箱

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JP3064348U
JP3064348U JP1999003705U JP370599U JP3064348U JP 3064348 U JP3064348 U JP 3064348U JP 1999003705 U JP1999003705 U JP 1999003705U JP 370599 U JP370599 U JP 370599U JP 3064348 U JP3064348 U JP 3064348U
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JP1999003705U
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Inventor
貞治 勝俣
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天馬株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を簡便かつ倒れないように収納する。 【解決手段】 複数のコミック本Bを収納可能な箱本体
1と、コミック本Bの側面を押さえることが可能な仕切
板2と、箱本体1の上部に被装可能な蓋体3とから構成
し、箱本体1と蓋体3を錠止するための一対の錠止片4
を、蓋体3の両端にヒンジ動作可能に取り付ける。仕切
板2は、箱本体1の一方の案内レール18に跨乗する跨
乗部21と、箱本体1の側壁12の内面に摺接する摺接
部22と、コミック本Bの側面を支える仕切部23とを
有し、跨乗部21の上面に複数個の歯形を有する歯形部
25を設ける。蓋体3の天壁33の内面には、仕切板2
の歯形部25に係合可能な多数個の歯形を有する歯形部
35と、仕切板2の摺接部22の内面に当接可能な複数
の突片36とを設ける。蓋体3を箱本体1に被装した際
に、蓋体3の歯形部35が仕切板2の歯形部25に噛合
し、仕切板2の移動を規制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばコミック本等から成る物品を整理と収納するための蓋付収納 箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、多数のコミック本を所有している人が多いが、このコミック本は比 較的薄い形状で乱雑になり易いため、整理整頓用の収納箱が広く利用されている 。一般にこの種の収納箱は、複数の物品を立てて収納可能な箱本体と、この箱本 体の内部に位置して物品の倒れを防止する仕切板と、箱本体の開口に被装される 蓋体とから構成されている。
【0003】 この従来の収納箱における仕切板は、例えば箱本体の底壁に摺接する板状の基 部を有し、この仕切板の基部を物品の下に位置付けることにより、仕切板と物品 の倒れを防止している。或いは、箱本体が仕切板の底縁又は側縁を受け入れる複 数の溝を有し、物品の近傍に位置する溝に仕切板を嵌め込むことにより、仕切板 と物品の倒れを防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、仕切板の基部を物品の下に位置付ける従来例では、仕切板を物 品に密接できる反面で、箱本体の移動や傾斜があった場合に仕切板が容易に移動 し、物品が倒れてしまうという問題点がある。
【0005】 また、物品の近傍に位置する溝に仕切板を嵌め込む従来例では、溝の不連続に よって仕切板が物品から離れて位置する場合が発生し、物品が倒れてしまうとい う問題点がある。
【0006】 本考案の目的は、上述の問題点を解消し、物品を簡便かつ倒れないように収納 し得る蓋付収納箱を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案に係る蓋付収納箱は、上部を開口とし複数 の物品を収納可能な箱本体と、該箱本体の前記開口の縁部に摺動可能に取り付け ると共に前記箱本体に収納した前記物品間を仕切る仕切板と、前記箱本体に被装 可能な蓋体とから成る蓋付収納箱であって、前記仕切板と前記蓋体には、前記蓋 体を前記箱本体に被装した状態で相互に係合する係合手段を設けたことを特徴と する。
【0008】 また、本発明の好適な実施例によれば、前記蓋体と前記箱本体間を錠止する錠 止手段を設ける。
【0009】 更に、本発明の好適な実施例によれば、前記係合手段は前記仕切板上に設けた 複数個の歯形を有する第1の歯形部と、前記蓋体の内側に設け前記第1の歯形部 の前記歯形に噛合する複数個の歯形を有する第2の歯形部とから成る。
【0010】 本発明の好適な実施例によれば、前記仕切板は前記箱本体の案内レールに摺動 自在に跨乗する跨乗部を有し、前記第1の歯形部は前記跨乗部上に設ける。
【0011】 本発明の好適な実施例によれば、前記仕切板は前記箱本体の側壁の内面に摺接 する摺接部を有する。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は実施例の分解斜視図、図2は一部を切欠した組立斜視図、図3は仕切板 の平面図、図4は仕切板の正面図、図5は仕切板と蓋体の作用説明図である。
【0013】 図1、図2において、複数のコミック本Bを収納可能な箱本体1と、箱本体1 の内部を仕切ることが可能な仕切板2と、箱本体1の上部に被装される蓋体3と から構成されている。蓋体3の両端には、蓋体3を箱本体1の上部に錠止するた めの一対の錠止片4が、ヒンジ動作可能に取り付けられている。これらの箱本体 1、仕切板2、蓋体3及び錠止片4は、例えば合成樹脂材料から成形されており 、特に箱本体1と蓋体3は透明体であることが内部を透視できることから好まし い。
【0014】 箱本体1は前後及び左右に対称とされ、両端壁11、両側壁12、底壁13及 び開口14を有している。端壁11と側壁12の上縁にはフランジ15が設けら れており、端壁11の上部に位置するフランジ15の上面には溝16が形成され 、側壁12の上部に位置するフランジ15の上面には溝17が形成されている。 そして、仕切板2を案内する案内レール18が、溝17の内方を塞ぐように側壁 12から延設されている。案内レール18の内面は側壁12の内面と平坦に連ね られ、案内レール18の上縁はフランジ15の上面から突出されている。
【0015】 図3、図4にも示すように、仕切板2には、箱本体1の一方の案内レール18 に跨乗する断面コの字状の跨乗部21と、この跨乗部21の内縁側から下方に延 在して箱本体1の側壁12の内面に摺接する板状の摺接部22と、この摺接部2 2の端縁と直交するように延在してコミック本Bの側面を押さえる板状の仕切部 23とを有している。そして、仕切部23はコミック本Bの側面の一部を支える 大きさとされている。摺接部22と仕切部23はリブ24により補強され、摺接 部22と仕切部23の変形が防止されている。跨乗部21の上面には、仕切部2 3と平行な方向を向く複数個の歯形を有する歯形部25が設けられており、歯形 部25の隣接する歯形同士の間隔は、蓋体3の後述の歯形部の隣接する歯形同士 の間隔の2倍とされている。
【0016】 蓋体3も前後及び左右に対称とされ、箱本体1の端壁11と側壁12の上部外 面に当接する端壁31と側壁32を有していると共に、箱本体1の開口14を閉 塞可能な天壁33を有している。端壁11には錠止片4を配置するための窓34 が形成されており、錠止片4の図示しない軸部が蓋体3の図示しない孔部に嵌合 され、錠止片4はヒンジ動作可能とされている。錠止片4には例えば1対の突起 4aが形成されており、これらの突起4aは箱本体1のフランジ15の下面に係 合可能とされている。
【0017】 蓋体3の天壁33の内面の両側には、仕切板2の歯形部25に係合可能な多数 個の歯形を有する歯形部35と、仕切板2の摺接部22の内面に当接可能な複数 の突片36とが設けられている。歯形は側壁32と直交する方向に長くされ、側 壁22に沿うように連続して形成されている。また、突片36の幅は歯形部35 の幅の半分程度とされ、歯形部25から延設されている。
【0018】 使用に際しては、図2に示すようにコミック本Bを箱本体1内に整列させ、仕 切板2を移動させてその仕切部23をコミック本Bの側面に当接させる。この際 に、複数の仕切板2を使用する場合には、両側の案内レール18に交互に位置す るように配置することが好ましい。そして、蓋体3を箱本体1の開口14に被装 し、蓋体3に設けた錠止片4を閉じる。これにより、錠止片4の突起4aがフラ ンジ15に係合し、蓋体3が箱本体1に錠止する。同時に、図5に示すように蓋 体3の歯形部35の2つの歯形が仕切板2の歯形部25の歯形の両側を押さえ、 仕切板2の移動を規制する。
【0019】 このように実施例では、蓋体3の隣接する2つの歯形が仕切板2上の歯形の両 側を押さえるので、箱本体1を移動させたり傾斜させたりしても、仕切板2が移 動することはなく、常にコミック本Bを倒れないように収容できる。また、蓋体 3を箱本体1に錠止片4により錠止するので、仕切板2と蓋体3の係合状態を維 持できる。更に、歯形部25と歯形部35を係合させるので、仕切板2の仕切部 23を常にコミック本Bの側面の近傍の任意の位置に位置決めできる。
【0020】 そして、仕切板2は箱本体1の案内レール18に摺動自在に跨乗する跨乗部2 1を有するので、仕切板2の位置を容易に調整できる。また、蓋体3には仕切板 2の摺接部22の内面に当接する突片36を設けたので、仕切板2の姿勢を安定 させることができる。更に、仕切板2の仕切部23はコミック本Bの一部を押さ える大きさとし、仕切板2を他の箱本体に共用可能としたので、製造コストを低 減できる。
【0021】 なお、実施例では蓋体3を箱本体1に錠止する場合について説明したが、嵌着 するだけお場合にも適用できることは云うまでもなく、この場合には錠止片4が 不要となり、製造コストを低減できる。また、実施例では別体の錠止片4を蓋体 3に軸支したが、箱本体1に軸支してもよい。そして、錠止片4に相当する部分 を蓋体3又は箱本体1と一体にヒンジ動作可能に形成することもでき、この場合 にも製造コストを低減できる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る蓋付収納箱は、蓋体を箱本体に被装した際に 係合する係合手段を蓋体と仕切板に設けたので、箱本体の移動や傾斜があっても 仕切板が移動することがなく、物品を簡便かつ倒れないように収容できる。
【提出日】平成11年5月28日(1999.5.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 蓋体3も前後及び左右に対称とされ、箱本体1の端壁11と側壁12の上部外 面に当接する端壁31と側壁32を有していると共に、箱本体1の開口14を閉 塞可能な天壁33を有している。端壁31には錠止片4を配置するための窓34 が形成されており、錠止片4の図示しない軸部が蓋体3の図示しない孔部に嵌合 され、錠止片4はヒンジ動作可能とされている。錠止片4には例えば1対の突起 4aが形成されており、これらの突起4aは箱本体1のフランジ15の下面に係 合可能とされている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 蓋体3の天壁33の内面の両側には、仕切板2の歯形部25に係合可能な多数 個の歯形を有する歯形部35と、仕切板2の摺接部22の内面に当接可能な複数 の突片36とが設けられている。歯形は側壁32と直交する方向に長くされ、側 壁22に沿うように連続して形成されている。また、突片36の幅は歯形部35 の幅の半分程度とされ、歯形部35から延設されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の分解斜視図である。
【図2】一部を切欠した組立斜視図である。
【図3】仕切板の平面図である。
【図4】仕切板の正面図である。
【図5】仕切板と蓋体の作用説明図である。
【符号の説明】
1 箱本体 2 仕切板 3 蓋体 4 錠止片 12、32 側壁 15 フランジ 18 案内レール 21 跨乗部 22 摺接部 23 仕切部 25、35 歯形部 36 突片 B コミック本

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部を開口とし複数の物品を収納可能な
    箱本体と、該箱本体の前記開口の縁部に摺動可能に取り
    付けると共に前記箱本体に収納した前記物品間を仕切る
    仕切板と、前記箱本体に被装可能な蓋体とから成る蓋付
    収納箱であって、前記仕切板と前記蓋体には、前記蓋体
    を前記箱本体に被装した状態で相互に係合する係合手段
    を設けたことを特徴とする蓋付収納箱。
  2. 【請求項2】 前記蓋体と前記箱本体間を錠止する錠止
    手段を設けた請求項1に記載の蓋付収納箱。
  3. 【請求項3】 前記係合手段は前記仕切板上に設けた複
    数個の歯形を有する第1の歯形部と、前記蓋体の内側に
    設け前記第1の歯形部の前記歯形に噛合する複数個の歯
    形を有する第2の歯形部とから成る請求項1に記載の蓋
    付収納箱。
  4. 【請求項4】 前記仕切板は前記箱本体の案内レールに
    摺動自在に跨乗する跨乗部を有し、前記第1の歯形部は
    前記跨乗部上に設けた請求項3に記載の蓋付収納箱。
  5. 【請求項5】 前記仕切板は前記箱本体の側壁の内面に
    摺接する摺接部を有する請求項1に記載の蓋付収納箱。
JP1999003705U 1999-05-27 1999-05-27 蓋付収納箱 Expired - Lifetime JP3064348U (ja)

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