JP3064218B2 - 放射線測定装置 - Google Patents

放射線測定装置

Info

Publication number
JP3064218B2
JP3064218B2 JP17320295A JP17320295A JP3064218B2 JP 3064218 B2 JP3064218 B2 JP 3064218B2 JP 17320295 A JP17320295 A JP 17320295A JP 17320295 A JP17320295 A JP 17320295A JP 3064218 B2 JP3064218 B2 JP 3064218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
sensitivity
rays
dose
count value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17320295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0921880A (ja
Inventor
弘 中岡
明憲 岩本
昌平 松原
俊則 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aloka Co Ltd filed Critical Aloka Co Ltd
Priority to JP17320295A priority Critical patent/JP3064218B2/ja
Publication of JPH0921880A publication Critical patent/JPH0921880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3064218B2 publication Critical patent/JP3064218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所、核
燃料施設、病院などの放射線取扱施設で用いられる放射
線測定装置に関し、特にβ線とγ線(X線を含むフォト
ンの意として用いる)とが混在している状態においてβ
線の線量又は線量当量を演算する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線取扱施設で従事する作業者の被曝
管理上の要請から各種の線量計(線量当量計)が実用化
されている。β線の線量を測定するβ線測定器において
は、半導体検出器などで構成されるβセンサの検出面が
例えば薄いアルミナイズドマイラで覆われている。これ
は静電気シールド及び光遮蔽のための部材として機能す
る。
【0003】なお、特公平7−1305号公報及び特開
平7−12939号公報には、互いに異なるエネルギー
感度特性をもった複数のγセンサを備え、各計数値に基
づいて入射γ線(X線)のエネルギーを推定し、かかる
推定エネルギーに基づいて感度補正を行う放射線測定装
置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、β線とγ線
が混在している測定環境下において、上記のようにβセ
ンサでβ線を測定しようとすると、同時にγ線の測定も
行われてしまうことになる。すなわち、γ線(X線)は
一般にβ線よりも透過力が強いために上記の薄いアルミ
・ナイズドマイラなどは簡単に透過してしまい、β線と
共にγ線も検出される。このため、β線とγ線が混在し
ている場所では、β線のみの線量や線量当量を演算する
のが困難であるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、β線とγ線の混在場におい
て、γ線の影響を排除してをβ線のみの線量や線量当量
を正確に演算することができる放射線測定器を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、βセンサと、互いに異なるエネルギー感
度特性をもった複数のγセンサと、で構成される検出部
と、前記複数のγセンサのγ計数値の相互比に基づい
て、前記検出部に入射したγ線のγエネルギーを推定
するγエネルギー推定手段と、前記複数のγセンサのγ
計数値の少なくとも1つとその前記γ線エネルギーに対
するγ感度とに基づいて、前記検出部に入射したγ線の
γ線量を演算するγ線量演算手段と、前記γ線エネルギ
ーに対する前記βセンサのγ感度を推定するγ感度推定
手段と、前記γ線量と前記βセンサのγ感度とから、前
記βセンサに入射した混入γ線による混入γ計数値を推
定する混入γ計数値推定手段と、前記βセンサの総計数
値から前記混入γ計数値を減算し、前記βセンサにおけ
るβ線のみのβ計数値を演算する混入γ計数値除去手段
と、を含み、前記推定されたγ線エネルギーをγセンサ
のγ感度及びβセンサのγ感度の2つの感度の特定に利
用しつつ、前記β線のみのβ計数値からβ線の線量や線
量当量を演算することを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、エネルギー推定手段
は、複数のγセンサによる複数のγ計数値(カウント
数)に基づいて、入射したγ線のエネルギーを推定す
る。ここで、各γセンサは、互いにエネルギー感度特性
が異なり、γ線のエネルギーに対して相互の計数値の比
は異なる。そこで、そのような計数値の比に基づいてγ
線のエネルギーを推定する。なお、このエネルギー推定
方法は、上記特公平7−1305号公報及び特開平7−
12939号公報に記載された手法と基本的に同様の手
法である。
【0008】γ線量演算手段は、推定されたγ線のエネ
ルギーに基づいて当該エネルギーでのγセンサの感度を
特定し、その感度とγセンサの計数値とからγ線量を求
める。ここで、感度(絶対感度)は単位線量当たりのカ
ウント数として定義され、またレスポンス(相対感度)
が既知であれば、感度はレスポンスに所定の係数(レス
ポンス1での感度)を乗算したものとして求められる。
【0009】γ線量の演算においては、複数のγセンサ
の計数値の内の1つ又は複数が利用される。よって、γ
感度テーブルは、このγ線量の演算で用いられる計数値
に対応するγセンサについて用意しておく必要がある。
いずれにしても少なくとも1つのγセンサの計数値を用
いてγ線量が演算される。
【0010】以上のように、検出部に入射したγ線のエ
ネルギーと線量が特定されると、次に、γ感度推定手段
は、βセンサにおける当該γエネルギーでのγ感度を推
定する。そして、混入γ計数値推定手段は、βセンサに
て検出されたγ線(混入γ線)の計数値を推定するため
に、γ線量にβセンサのγ感度を乗算して、βセンサの
総計数値の中に含まれる混入γ線の計数値を推定する。
【0011】よって、混入γ計数値除去手段は、βセン
サの総計数値から上記推定された混入γ計数値を減算し
て、真のβ計数値を求める。この求められたβ計数値か
ら線量又は線量当量が演算される。
【0012】本発明の好適な態様においては、前記γエ
ネルギー推定手段は、前記各γセンサの計数値の相互比
からγ線のエネルギーを推定するγエネルギー推定テー
ブルを有する。すなわち、テーブルを利用してγ線のエ
ネルギーが特定される。なお、このようなテーブルは、
予め実験など行って作成可能である。
【0013】本発明の好適な態様においては、前記γ線
量演算手段は、前記γセンサのγ感度テーブルを有し、
前記γ感度推定手段は、βセンサのγ感度テーブルを有
する。また、本発明の好適な態様においては、前記検出
部は、1つのβセンサと、互いに異なるフィルタを備え
た3つのγセンサと、で構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき図
面を用いて説明する。
【0015】図1には、本発明に係る放射線測定装置の
好適な実施形態が示されており、その図1は全体構成を
示すブロック図である。この放射線測定装置は、放射線
取扱い施設等で従事する作業者に装着して用いられる線
量計(線量当量計)を構成するものである。もちろん、
この放射線測定装置をエリアサーベイメータ等の他の装
置に適用させることもできる。
【0016】図1において、検出部10は、この実施形
態において、一つのβセンサ12と、3つのγセンサ1
4,16,18と、で構成される。各センサ12,1
4,16,18はそれぞれ半導体検出器で構成される。
βセンサ12の放射線検出面は、アルミナイズドマイラ
膜20で覆われており、これによって静電気シールド及
び光遮蔽がなされている。
【0017】3つのγセンサ14,16,18は、それ
ぞれ互いに異なるエネルギー感度特性を有する。このた
め、各γセンサ14,16,18の放射線検出面には、
互いに異なるフィルタ22,24,26が配置されてい
る。ここで、フィルタ22は、例えば0.5mmの鉛
(Pb)で構成され、フィルタ24は例えば厚さ0.4
mmのチタン(Ti)で構成され、フィルタ26は例え
ば厚さ1mmのエポキシ樹脂層で構成される。これらの
フィルタ22,24,26は、β線に対しては遮蔽作用
を有し、γ線を通過させる。一方、上述したβセンサ1
2の放射線検出面に設けられているアルミナイズドマイ
ラ膜20はβ線及びγ線の双方を通過させる。すなわ
ち、βセンサ12においてはβ線とγ線の双方が検出さ
れ、3つのγセンサ14,16,18では、γ線のみの
検出が行われる。
【0018】各センサ12,14,16,18と演算部
28との間には、センサ側から、プリアンプ30,弁別
器32及びカウンタ34が設けられている。ここで、プ
リアンプ30はセンサから出力された信号に対して増幅
を行い、弁別器32はその増幅された信号に対して所定
波高値以下のノイズを除去し、カウンタ34は弁別され
た信号(パルス)の計数を行う。
【0019】演算部28は、例えばマイクロコンピュー
タ等で構成され、その演算部28には、βセンサ12の
カウント値(計数値)C1と、γセンサ14のカウント
値C2と、γセンサ16のカウント値C3と、γセンサ
18のカウント値C4と、がそれぞれ入力されている。
【0020】また、この演算部28には、βセンサ用γ
感度テーブル36、βセンサ用β感度メモリ38、γセ
ンサ用γ感度テーブル40、γエネルギー推定テーブル
42、線量当量換算係数テーブル44、表示器46及び
プリンタ48がそれぞれ接続されている。
【0021】図2には、βセンサ用γ感度テーブル36
が有する感度特性が示されている。図2に示すグラフの
横軸はγ線エネルギーEγであり、縦軸はレスポンス
(相対感度)を示している。このようにβセンサ12
は、γ線エネルギーEγに対して異なる感度を有する。
なお、図2には、βセンサのγ線に対するレスポンスが
示されており、感度(絶対感度)は、このレスポンスに
対してレスポンス1での感度を乗算することにより求め
られる。
【0022】図1に示したβセンサ用β感度メモリ38
には、βセンサ12のβ線に対する感度が格納されてお
り、後述するようにβ計数値から直接的に線量を求める
ためには、線量当量に換算するためのβ感度が格納され
る。一方、β計数値からβ線量を求め、そのβ線量から
β線の線量当量を求める場合には、線量演算のための感
度と、その求められた線量から線量当量を求めるための
係数とが格納される。
【0023】γセンサ用γ感度テーブル40には、この
実施形態において、各γセンサ14,16,18のγ線
に対するエネルギー感度特性が格納されている。後述す
るように、このγ感度テーブルは、少なくともγ線量の
演算に当たって利用されるγセンサについて格納してお
く必要がある。
【0024】γエネルギー推定テーブル42には、図3
に示すような関数が格納されている。図3に示すグラフ
の横軸はγ線エネルギーEγであり、その縦軸は計数値
比を示している。図3における200は、計数値C3と
計数値C2の比を示しており、202は計数値C4と計
数値C2の比を示している、具体的なγ線エネルギーの
推定方法については、後述する。
【0025】図1の線量当量換算係数テーブル44は、
γ線エネルギーに対する線量当量換算係数を格納したも
のであり、その線量当量換算係数は、γ線に関して線量
当量を求める際に参酌され、この実施形態では、その線
量当量換算係数テーブル44に1cm線量当量、3mm
線量当量及び70μm線量当量のそれぞれの線量当量換
算係数が格納されている、なお、β線による70μm線
量当量とγ線による70μm線量当量は加算されて、7
0μm線量当量として表示器46に表示される。この
他、表示器46にはγ線による1cm線量当量や同じく
γ線による3mm線量当量等が表示される。
【0026】次に、図4を用いて演算部28の動作につ
いて説明する。
【0027】S101において、検出部10にて放射線
が検出される。これによってβセンサ12の計数値とし
てC1が得られ、同様に、γセンサ14,16,18の
計数値としてC2,C3,C4が得られる。これらのC
1〜C4は、カウンタ34の出力として演算部28に取
り込まれる。なお、図1に示した実施形態では、3つの
γセンサが用いられていたが、互いにエネルギー感度特
性が異なる2つ以上のγセンサを用いればγ線のエネル
ギーを特定することが可能である。
【0028】図4のS102において、γ線の計数値C
2,C3,C4の相互比に基づいて入射したγ線のエネ
ルギー(γエネルギー)Eγが推定される。このS10
2では、図1のγエネルギー推定テーブル42が参照さ
れ、すなわち図3に示した特性に基づいてγ線エネルギ
ーEγが特定される。具体的には、例えば、いまC3/
C2が0.5であった場合に、特性曲線200上で計数
値比0.5のところを見ると(204参照)、その計数
値比0.5はγ線エネルギーEγが30(keV)に対
応することが分かるので(206参照)、このような計
数値比に基づいてγ線エネルギEγを特定する。この場
合、γ線エネルギーEγが比較的小さい場合には、特性
200が利用され、一方そのγ線エネルギーEγが比較
的大きい場合には特性202が利用される。なお、エネ
ルギーが異なる複数のγ線が入射した場合には、それら
の平均値としてγ線エネルギーEγが特定されることに
なる。
【0029】図4のS103では、γセンサ用γ感度テ
ーブル40が参照され、当該γ線エネルギーEγでのγ
感度S2が特定される。すなわち、本実施例ではγ線量
γを求める際に、γセンサ14の計数値C2が用いら
れており、S103ではγセンサ14のγ感度S2が特
定されている。なお、上述したようにγ感度としてレス
ポンスがγセンサ用γ感度テーブル40に格納されてい
る場合には、そのレスポンスに所定の係数を乗算するこ
とによって感度を特定する。
【0030】そして、S104では、γセンサ14の計
数値C2をγセンサ14のγ感度S2で割ることによっ
て、すなわちC2/S2を実行して、γ線量Dγを演算
する。すなわち、このS104では、検出部10に入射
したγ線の線量Dγが少なくともいずれかのγ計数値を
用いて演算される。
【0031】もちろん、図4において破線のS109に
示すように、3つのγセンサ14,16,18の各計数
値C2,C3,C4の全てを用いてγ線量Dγを演算す
ることもできる。この場合には、重み付け係数をそれぞ
れa2,a3,a4として、各センサの計数値及び感度
から求める線量に対して重み付け加算を行ってγ線量D
γを求める。
【0032】図4のS105では、S102で求められ
た入射γ線のエネルギーEγに基づいて、βセンサ12
における当該γエネルギーEγでのγ感度S1を特定す
る。具体的には、図1のβセンサ用γ感度テーブル36
が参照され、すなわち図2に示した感度特性が参照され
てγ感度S1が特定される。なお、上述したようにβセ
ンサのγ感度がレスポンスとして表されている場合に
は、そのレスポンスに所定の係数を乗算することによっ
て感度(絶対感度)を算出する。
【0033】なお、このS105は、S103やS10
4と平行して実行させることもでき、図4においては便
宜上一連のステップとして示されている。
【0034】図4のS106では、βセンサ12に入射
したγ線(混入γ線)の計数値Cγを推定する。具体的
には、S104で求められて入射γ線の線量DγにS1
05で求められたβセンサ12のγ感度S1を乗算する
ことによって混入γ線の計数値Cγを推定する。
【0035】S107では、以上のようにして混入γ線
の寄与量がCγとして求められたので、実際にβセンサ
12で求められた計数値C1から、推定された混入γ線
の計数値Cγを減算して、β線のみの計数値Cβを推定
する。すなわち、γ線のエネルギーと線量とが上述のよ
うにして算出されたので、そのγ線のエネルギーと線量
とからβセンサ12におけるγ線による計数値分を推定
して、それをβセンサ12のトータルの計数値から減算
することにより、β線のみの計数値Cβを求めている。
【0036】このようにしてβ線の計数値Cβが求まっ
たので、S108では、β線の70μm線量当量Hβ
演算している。具体的には、β線のみの係数値Cβをβ
センサ12の感度Aで割ることによって、その線量当量
βを求めている。なお、この感度Aは線量当量に対応
した感度である。
【0037】S110に破線で示すように、β線のみの
計数値Cβが求まった後に、いったんβ線の線量Dβ
求め、その線量Dβからβ線の線量当量Hβを求めるこ
ともできる。
【0038】図1に示す演算部10は、図4に示したβ
線についての線量当量の演算のほか、γ線の線量当量の
演算も行っている。すなわち、図4のS104等で特定
されたγ線量Dγと当該γ線エネルギーEγでの線量当
量換算係数とからγ線の線量当量を演算している。その
線量当量としては1cm線量当量、3mm線量当量及び
70μm線量当量が演算される。その線量当量の演算に
当たっては、線量当量換算係数テーブル44に格納され
た各エネルギーの換算係数が利用される。そして、演算
部28は、β線の70μm線量当量Hβとγ線の70μ
m線量当量Hγとを加算して、β線及びγ線による線量
当量H70μを求めそれを表示器46やプリンター48に
出力する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
β線とγ線が混在している状況において、γ線の影響を
排除してβ線の線量当量を正確に演算することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る放射線測定装置の全体構成を示
すブロック図である。
【図2】 βセンサのγ感度を示す特性図である。
【図3】 各γセンサの計数値比をγ線エネルギーとの
関係で示す特性図である。
【図4】 演算部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 検出部、12 βセンサ、14,16,18 γ
センサ、28 演算部、36 βセンサ用γ感度テーブ
ル、38 βセンサ用β感度メモリ、40 γセンサ用
γ感度テーブル、42 γエネルギー推定テーブル。
フロントページの続き (72)発明者 大島 俊則 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロ カ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−152288(JP,A) 特開 平5−232234(JP,A) 特開 昭63−12179(JP,A) 特開 平1−250883(JP,A) 特開 平5−19059(JP,A) 特開 平7−12939(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/36 G01T 1/00 G01T 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 βセンサと、互いに異なるエネルギー感
    度特性をもった複数のγセンサと、で構成される検出部
    と、 前記複数のγセンサのγ計数値の相互比に基づいて、前
    記検出部に入射したγ線のγエネルギーを推定するγ
    エネルギー推定手段と、 前記複数のγセンサのγ計数値の少なくとも1つとその
    前記γ線エネルギーに対するγ感度とに基づいて、前記
    検出部に入射したγ線のγ線量を演算するγ線量演算手
    段と、 前記γ線エネルギーに対する前記βセンサのγ感度を推
    定するγ感度推定手段と、 前記γ線量と前記βセンサのγ感度とから、前記βセン
    サに入射した混入γ線による混入γ計数値を推定する混
    入γ計数値推定手段と、 前記βセンサの総計数値から前記混入γ計数値を減算
    し、前記βセンサにおけるβ線のみのβ計数値を演算す
    る混入γ計数値除去手段と、 を含み、前記推定されたγ線エネルギーをγセンサのγ感度及び
    βセンサのγ感度の2つの感度の特定に利用しつつ、 前記β線のみのβ計数値から線量又は線量当量を演算す
    ることを特徴とする放射線測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記γエネルギー推定手段は、前記各γセンサの計数値
    の相互比からγ線のエネルギーを推定するためのγエネ
    ルギー推定テーブルを有することを特徴とする放射線測
    定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記γ線量演算手段は、γセンサのγ感度テーブルを有
    することを特徴とする放射線測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記γ感度推定手段は、βセンサのγ感度テーブルを有
    することを特徴とする放射線測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記検出部は、1つのβセンサと、互いに異なるフィル
    タを備えた3つのγセンサと、で構成されたことを特徴
    とする放射線測定装置。
JP17320295A 1995-07-10 1995-07-10 放射線測定装置 Expired - Fee Related JP3064218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17320295A JP3064218B2 (ja) 1995-07-10 1995-07-10 放射線測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17320295A JP3064218B2 (ja) 1995-07-10 1995-07-10 放射線測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0921880A JPH0921880A (ja) 1997-01-21
JP3064218B2 true JP3064218B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=15956011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17320295A Expired - Fee Related JP3064218B2 (ja) 1995-07-10 1995-07-10 放射線測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3064218B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11271453A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Toshiba Corp 放射線弁別測定方法および放射線弁別測定装置
JP3905420B2 (ja) * 2002-04-16 2007-04-18 アロカ株式会社 放射線測定器
CN108572381B (zh) * 2017-03-09 2022-05-17 中国辐射防护研究院 一种β-γ混合辐射场中H'(3)的测算方法
CN108572382B (zh) * 2017-03-09 2022-05-20 中国辐射防护研究院 一种β-γ混合辐射场中H'(0.07)的测算方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0921880A (ja) 1997-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7592603B2 (en) Combined radiation dosimeter and rate meter
US7964848B2 (en) Skin contamination dosimeter
JP2001500612A (ja) 低エネルギーに反応するx―ガンマ線量計
GB2124014A (en) Appararus for measuring dose energy in stray radiation fields
JP3064218B2 (ja) 放射線測定装置
JP4091148B2 (ja) 放射線検出器及びそれを用いた放射線モニタ
JP5603919B2 (ja) 放射線測定器
JP3824211B2 (ja) 放射線モニタ装置
JP2871523B2 (ja) 放射線検出装置
JP3374600B2 (ja) α線ダストモニタ
JP3777909B2 (ja) β線直読検出装置
JPH065291B2 (ja) 放射線検出器
JP2939363B2 (ja) 放射線線量計
JP2005214869A (ja) 当量線量型放射線検出器
JPH0720246A (ja) β線検出器およびこのβ線検出器の線量測定回路
JP2005300245A (ja) 放射線測定装置
Kobayashi et al. Characteristic X-ray detector: In-situ imaging of radioactive contaminant distributions
JP3563922B2 (ja) 放射線測定装置
JP3905420B2 (ja) 放射線測定器
JP3153434B2 (ja) 放射線線量計
JP2883282B2 (ja) ダストモニタ
JP5478699B1 (ja) 放射線測定器
Aoyama et al. The development of new generation electronic personal dosimeters
JPH04152288A (ja) 多機能式個人被曝線量計
JP2996577B2 (ja) 放射線測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees