JP3063950U - 車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受 - Google Patents

車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受

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JP3063950U
JP3063950U JP1999003373U JP337399U JP3063950U JP 3063950 U JP3063950 U JP 3063950U JP 1999003373 U JP1999003373 U JP 1999003373U JP 337399 U JP337399 U JP 337399U JP 3063950 U JP3063950 U JP 3063950U
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衝撃力を吸収し、振動に対して強い抑制力を発
揮させ、腐蝕に耐え、塵を防止し、水を防止し、自身潤
滑がよく、軸受の回転をスムースにする車輌操舵関節用
ダンパスラスト軸受を提供する。 【解決手段】同じ内径と外径で形成された二つのリング
形状物を備え、一方のリング形状物は、低摩擦係数で耐
強衝撃性の材料から作られダンパリング（６）であり、
他のリング形状物は、スラストリング（７）であり、前
記ダンパリング（６）の横方向のリング形成面と前記ス
ラストリング（７）の横方向のリング形成面とは、滑動
接続をなした滑動面（８）で摩擦対をなしており、前記
ダンパリング（６）と前記スラストリング（７）とから
構成された前記摩擦対の外側にシェル（５）が取り付け
られて、軸受が一体にされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の車輌操舵関節用軸受で、特に車輌操舵関節用ダンパスラスト軸 受に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の車輌及び工作機械などの車輌操舵装置おいて、車輌及び工作機械を負荷 範囲内で自由に、スムースに操舵し、回転させるために、ボール軸受やローラー 軸受が操舵関節や操舵回転シャフトにしばしば使われている。しかし、この二種 類の軸受は剛性が強く、衝撃力を吸収せず、腐蝕にたえず、潤滑状態がうまく行 かないなどの欠陥がある。だから、局部的な摩耗損傷が発生しやすく、地面から タイヤに伝わる振動によって強烈な軸方向振動が起こる。このことによって、操 向装置が強烈な共振を起こすので、車輌は正常に走行することができなくなり、 タイヤは早く損耗し、交通事故も醸し出される恐れがある。同時に路面はひどく 損なわれて、路面の使用寿命は縮む。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上に述べられた欠陥を克服するため、一種の車輌操舵関節用ダンパ スラスト軸受を提供するもので、衝撃力を吸収し、振動に対して強い抑制力を発 揮させる車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受である。 本考案の目的は一種の車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受を提供することである 。該軸受はダンパリングの横方向リング形状面とスラストリングの横方向リング 形状面と滑り結合し、外側にシェルが取り付けられる。そのような構成で、スラ イド軸受は衝撃力を吸収し、腐蝕に耐え、塵を防止し、水を防止する。 本考案の他の目的は一種の車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受を提供する。該ダ ンパリングは摩擦系数が小さく衝撃力を吸収しうる材料で構成され、そのように 構成されたダンパリングはそれ自身潤滑がよく、衝撃力を吸収する特性があり、 軸受の回転をスムースにする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
請求項１の考案は、同じ内径と外径で形成された二つのリング形状物を備え、 一方のリング形状物は、低摩擦係数で耐強衝撃性の材料から作られダンパリング であり、他のリング形状物は、スラストリングであり、前記ダンパリングの横方 向のリング形成面と前記スラストリングの横方向のリング形成面とは、滑動接続 をなした滑動面で摩擦対をなしており、前記ダンパリングと前記スラストリング とから構成された前記摩擦対の外側にシェルが取り付けられて、軸受が一体にさ れたことを特徴とする車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受としている。
【０００５】 また、請求項２の考案は、前記ダンパリングと前記スラストリングとの前記滑 動面は球面対偶をなしていることを特徴とする請求項１記載の車輌操舵関節用ダ ンパスラスト軸受としている。
【０００６】 また、請求項３の考案は、前記ダンパリングが超高分子量ポリエチレン樹脂で 作られることを特徴とする請求項１或いは請求項２記載の車輌操舵関節用ダンパ スラスト軸受としている。
【０００７】 また、請求項４の考案は、前記シェルは、前記ダンパリングと前記スラストリ ングから構成された摩擦対の外側に取り付けられることを特徴とする請求項１或 いは請求項２記載の車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受としている。
【０００８】 さらに、請求項５の考案は、前記シェルは、前記ダンパリングと前記スラスト リングから構成された摩擦対の外側に取り付けられることを特徴とする請求項３ 記載の車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受としている。
【０００９】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を其の実施例に基づく添付の図面を参照しつつ説明する。
【００１０】 図１は本考案車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受の構造の概略断面図である。
【００１１】 図２は本考案車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受を取り付けた状態の概略構成 部分断面図である。
【００１２】 図１に示されるように、本考案の一種の車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受は 、ダンパリング６とスラストリング７とを滑動接続すなわち滑り結合させて構成 された摩擦対である。この摩擦対の外側にシェル５が取り付けられて、ダンパス ラスト軸受が一体の滑り軸受になる。ダンパリング６とスラストリング７の間に 、摩擦対とシェル５との間に間隙がある。シェル５が摩擦対の外側に取り付けら れて、ダンパリング６とスラストリング７とから構成された摩擦対の外側の両側 に凹溝が形成され、シェル５の包み込みを楽にしている。シェル５は、塵或いは 水がダンパリング６とスラストリング７の作用接触面８の間隙に入ることを防ぐ と共に軸製品を輸送する過程において、シェル５は、軸受の摩擦対のダンパリン グ６とスラストリング７とを分離させない役割を果たす。
【００１３】 シェル５の作用は、軸受摩擦対のダンパリング６とスラストリング７とが分離 しないようにし、シェル５がダンパリング６とスラストリング７とから構成され た摩擦対の外表面上に、かつダンパリング６の頂表面に取り付けられて、一体性 を有し、塵を防止し、水を防止する役割を果たす。
【００１４】 ダンパリング６とスラストリング７の作用接触面８は平面であっても良く球面 （図示せず）であっても良い。いかなる負荷が作用しても、軸受が、摩擦対のダ ンパリング６とそのスラストリング７のかなり広い作用接触面８を維持させるた めに、ダンパリング６とスラストリング７の接触面８を一定の曲率を有する円球 面に加工して作用接触面８を球面対偶にしている。従って、二つのリングが凸と 凹の球面で互いに調整されているので、二つの球面の中心位置は作用中軸心を調 整して変化する。軸受負荷作用線と軸受の軸線とは、３０度の“角偏倚”が許容 される。
【００１５】 本実施例においては、軸受ダンパリング６は超高分子量ポリエチレン（ＵＨＭ Ｗ−ＰＥ）を材料にして作られている。というのは、この種類の材料で作られた ダンパリング６は、自己潤滑性能、低摩擦係数、耐衝撃力、衝撃吸収力等が優れ ているためである。作用中、潤滑油は、ダンパリング６とスラストリング７との 作用接触面８の間に注入されても良い。
【００１６】 図２は車両の操舵関節装置に取り付けられた本考案の軸受の組付状態を示して いる。車両操舵関節アーム３は、操舵関節軸（スピンドル）１と一体になってい る。これらと車両のフロントアクスルビーム（フロントサスペンションメンバ） ４とは、操舵関節キングピン２に廻動自在に取り付けられている。車両操舵関節 用ダンパスラスト軸受は、フロントアクスルビーム４と操舵関節軸１の間にある 操舵関節キングピン２に取り付けられている。車両に負荷が作用している際に、 フロントアクスル４は負荷重量を引き受ける。操舵関節１は転送されてきたこの 重力を引き受けるとともに、操舵関節キングピン２の周りで回るとき、ダンパス ラスト軸受のダンパリング６とスラストリング７の間の相対滑りを頼りにしてい る。
【００１７】
【考案の効果】
本考案は以上述べられた欠陥を克服するため、一種の車両変向関節用ダンパス ラスト軸受を提供するもので、この軸受が衝撃力を吸収し、振動に対して強い阻 止力を発揮させ、損耗と化学的腐食に耐えられ、自分自身で潤滑でき、衝撃力を 吸収でき、自由にスムースに伝達できる効果を奏する。車の走行安定性が高まり 、操舵輪は純粋な回転状態下で走行することが出来、また、タイヤの損耗も減る 。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案にかかる車両操舵関節用ダンパトラスト
軸受の概略構成断面図である。
【図２】本考案にかかる車両操舵関節用ダンパトラスト
軸受を取り付けた使用状態の概略構成部分断面図であ
る。
【符号の説明】
１：操舵関節 ２：操舵関節キングピン ３：車両操舵関節アーム ４：フロントアクスル ６：ダンパスラストリング ７：スラストリング ８：作用接触面

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】同じ内径と外径で形成された二つのリング
    形状物を備え、 一方のリング形状物は、低摩擦係数で耐強衝撃性の材料
    から作られダンパリング（６）であり、 他のリング形状物は、スラストリング（７）であり、 前記ダンパリング（６）の横方向のリング形成面と前記
    スラストリング（７）の横方向のリング形成面とは、滑
    動接続をなした滑動面（８）で摩擦対をなしており、 前記ダンパリング（６）と前記スラストリング（７）と
    から構成された前記摩擦対の外側にシェル（５）が取り
    付けられて、軸受が一体にされたことを特徴とする車輌
    操舵関節用ダンパスラスト軸受。
  2. 【請求項２】前記ダンパリング（６）と前記スラストリ
    ング（７）との前記滑動面（８）は球面対偶をなしてい
    ることを特徴とする請求項１記載の車輌操舵関節用ダン
    パスラスト軸受。
  3. 【請求項３】前記ダンパリング（６）が超高分子量ポリ
    エチレン樹脂で作られることを特徴とする請求項１或い
    は請求項２記載の車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受。
  4. 【請求項４】前記シェル（５）は、前記ダンパリング
    （６）と前記スラストリング（７）から構成された摩擦
    対の外側に取り付けられることを特徴とする請求項１或
    いは請求項２記載の車輌操舵関節用ダンパスラスト軸
    受。
  5. 【請求項５】前記シェル（５）は、前記ダンパリング
    （６）と前記スラストリング（７）から構成された摩擦
    対の外側に取り付けられることを特徴とする請求項３記
    載の車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受。
JP1999003373U 1998-05-15 1999-05-17 車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受 Expired - Lifetime JP3063950U (ja)

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CN98214101.7 1998-05-15
CN98214101U CN2331560Y (zh) 1998-05-15 1998-05-15 车辆转向节用阻尼止推轴承

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ID=5240110

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JP1999003373U Expired - Lifetime JP3063950U (ja) 1998-05-15 1999-05-17 車輌操舵関節用ダンパスラスト軸受

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US (1) US6213647B1 (ja)
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