JP3063205U - 冷暖房用空気吹出装置 - Google Patents

冷暖房用空気吹出装置

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JP3063205U
JP3063205U JP1999002639U JP263999U JP3063205U JP 3063205 U JP3063205 U JP 3063205U JP 1999002639 U JP1999002639 U JP 1999002639U JP 263999 U JP263999 U JP 263999U JP 3063205 U JP3063205 U JP 3063205U
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outlet
vane
air
partition plate
coil spring
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JP1999002639U
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Inventor
喜公 鹿倉
芳三 荒川
大二郎 佐藤
Original Assignee
丸光産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風向調節が自動的に行え、室内の気温の均一
化が図れ、暖房や冷房の効率が良く、短時間で快適な温
熱環境となり、省エネ効果が大きく、構成簡素で、製造
し易く、故障し難く、確実な作動状態が期待でき、取扱
いが容易で、低廉で、経済的な冷暖房用空気吹出装置を
提供する。 【解決手段】 吹出通路を幅方向に略二分する固定仕切
板5と、固定仕切板5に揺動自在に装着して一方の分割
流路を開閉自在な揺動ベーン10とを備え、形状記憶合
金で構成したコイルスプリング15の一端部分を揺動ベ
ーン10に固定すると共に、他端部分をスプリング受1
6に固定し、温風でコイルスプリング15が収縮し、揺
動ベーン10が揺動して一方の分割流路を開放状態とし
て、温風が下方に吹出すよう構成し、冷風でコイルスプ
リング15が伸長して揺動ベーン10が一方の分割流路
を閉鎖し、冷風が略水平向きに吹出すよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に、Tバーを利用したシステム天井に設けた細長開口部分に装着 される冷暖房用空気吹出装置に係り、例えば、照明器具の両がわや片がわに配さ れ、吹出口から吹出される温風や冷風の風向の調節が自動的に行えるようにした ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、Tバーを利用したシステム天井に設けた細長開口部分に装着される冷暖 房用空気吹出装置としては、例えば、通称三角チャンバー、または、差込みディ フューザーと呼ばれるものが利用されている。そして、これらは、吹出口から吹 出される温風や冷風の風向や風量の調節が手動的に行えるようにしたものが多く 提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の冷暖房用空気吹出装置では、風向調節が簡単に行い難く、し かも、吹出装置の数も多いことから、その設置時にセットされた状態のまま放置 されることが多かった。 そのため、温風を天井面に沿うように吹出したり、或いは、冷風を天井面から 垂直方向に吹出したりすることとなり、暖房や冷房の効率が悪いと共に、快適な 温熱環境となるのに時間がかかる等の難点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、前述の如き難点等を解消できるように案出されたもので、 請求項1記載の冷暖房用空気吹出装置にあっては、天井に設けた細長開口部分に 装着される冷暖房用空気吹出装置であって、ケーシング1の吹出口近傍に配され ると共に、略細長矩形状の吹出口に連続する吹出通路を幅方向に略二分するよう に配される固定仕切板5と、この固定仕切板5に揺動自在に装着されると共に、 固定仕切板5によって略二分された吹出通路の一方の分割流路を、その揺動動作 によって開閉自在となる揺動ベーン10とを備え、形状記憶合金で構成したコイ ルスプリング15の一端部分を揺動ベーン10に固定すると共に、コイルスプリ ング15の他端部分をケーシング1に設けたスプリング受16に固定し、ダクト 28から送給される温風がケーシング1内を通過すると、コイルスプリング15 が収縮して揺動ベーン10を揺動せしめると共に、一方の分割流路を開放状態と して、夫々の分割流路を温風が通過して吹出口から下方に吹出されるように構成 し、一方、ダクト28から送給される冷風がケーシング1内を通過すると、コイ ルスプリング15が伸長して揺動ベーン10が一方の分割流路を閉鎖するように 揺動し、他方の分割流路を冷風が通過して吹出口から略水平向きに吹出されるよ うに構成する手段を採用した。
【0005】 また、請求項2記載の冷暖房用空気吹出装置にあっては、固定仕切板5の下部 に、一対の手動ベーン20を夫々揺動自在に装着し、一方の手動ベーン20は、 一方の分割流路の吹出口がわを閉鎖できるように揺動し、他方の手動ベーン20 は、他方の分割流路の吹出口がわを閉鎖できるように揺動し、吹出口から吹出さ れる風量や風向の調節が手動で行えるように構成する手段を採用した。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図示例に基づいて説明する。 本考案の冷暖房用空気吹出装置は、例えば、吊りボルト等によって長尺型材の Tバー25を横架配設し、このTバー25の張出し部26に天井板27や照明器 具等を載置するようにして装着できるようにしたシステム天井に使用されるもの で、一対の平行なTバー25間に差込み式に装着されて、システム天井に設けた 細長開口部分から温風や冷風を吹出せ、しかも、温風や冷風の風向の調節が自動 的に行えるようにしたものである。
【0007】 そして、具体的には、適宜ダクト28が接続されるダクト連結筒部2を中央上 部に有し、下端開口が略細長矩形状の吹出口となる幅薄な金属製(金属以外の材 料で形成しても良い)ケーシング1と、このケーシング1の吹出口近傍に配され ると共に、吹出口に連続する吹出通路を幅方向に略二分するように配される略長 尺帯板状の固定仕切板5と、この固定仕切板5の上部に蝶番6等によって揺動自 在に装着されると共に、固定仕切板5によって略二分された吹出通路の一方の分 割流路を、その揺動動作によって開閉自在となる略長尺帯板状の揺動ベーン10 と、その一端部分が揺動ベーン10の先端部分に固定され、その他端部分がケー シング1に固定(例えば、ネジ止め)したスプリング受16に固定される形状記 憶合金からなるコイルスプリング15とを備えたものとなっている。すなわち、 ダクト28から送給される温風が下方の吹出口に向ってケーシング1内を通過す ると、形状記憶合金で構成したコイルスプリング15が収縮し、この収縮力によ って揺動ベーン10を揺動せしめると共に、一方の分割流路を開放状態として、 夫々の分割流路を温風が通過して吹出口から下方に吹出されるように構成されて いる(図3参照)。一方、ダクト28から送給される冷風が下方の吹出口に向っ てケーシング1内を通過すると、形状記憶合金で構成したコイルスプリング15 が伸長し、この伸長力と揺動ベーン10の自重によって、一方の分割流路を閉鎖 するように揺動ベーン10が揺動し、他方の分割流路を冷風が通過して吹出口か ら略水平向きに吹出されるように構成されている(図2参照)。
【0008】 更に、冷暖房用空気吹出装置は、固定仕切板5の下部両側部分に略円弧状の窪 溝となるベーン取付部7を夫々設け、このベーン取付部7に一対の略長尺湾曲帯 板状の手動ベーン20の上端部分に設けた取付軸部21を夫々嵌合状に装着して 、一対の手動ベーン20が固定仕切板5に対してケーシング1の幅方向で夫々揺 動自在となるように形成されている。すなわち、一方の手動ベーン20は、一方 の分割流路の吹出口がわが閉鎖するように揺動させることができ、他方の手動ベ ーン20は、他方の分割流路の吹出口がわが閉鎖するように揺動させることがで き、吹出口から吹出される風量や風向の調節が手動で行えるよう構成されている 。
【0009】 尚、図中9は、固定仕切板5をケーシング1内の所定位置に固定しておくため の連結片である。 また、図中11は、揺動ベーン10の揺動を規制するストッパーで、このスト ッパー11は、固定仕切板5に固定されており、コイルスプリング15の収縮力 によって揺動ベーン10が揺動したときに、揺動ベーン10が略直立状態で停止 するように設けられたものである。図中12は、ストッパー11に貼着されるク ッション材で、図中13は、ケーシング1内面に貼着されるクッション材で、こ れらクッション材12,13は、揺動ベーン10が揺動したときにストッパー1 1やケーシング1内面に直接的に当接しないように設けられたものである。
【0010】 ところで、冷暖房用空気吹出装置の具体的構成、形状、寸法、材質、ケーシン グ1の具体的構成、形状、寸法、材質、ダクト連結筒部2の具体的形状、寸法、 配設位置、固定仕切板5の具体的構成、形状、寸法、材質、取付位置、取付手段 、蝶番6の具体的構成、形状、寸法、配設位置、ベーン取付部7の具体的構成、 形状、寸法、連結片9の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、揺動ベ ーン10の具体的構成、形状、寸法、材質、固定仕切板5への取付手段、ストッ パー11の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、クッション材12,13 の具体的構成、形状、寸法、材質、貼着位置、コイルスプリング15の具体的構 成、形状、寸法、材質、配設位置、スプリング受16の具体的構成、形状、寸法 、材質、手動ベーン20の具体的構成、形状、寸法、材質、取付軸部21の具体 的構成、形状、寸法等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定 できるものである。
【0011】
【考案の効果】
従って、請求項1記載の冷暖房用空気吹出装置は、天井に設けた細長開口部分 に装着される冷暖房用空気吹出装置であって、ケーシング1の吹出口近傍に配さ れると共に、略細長矩形状の吹出口に連続する吹出通路を幅方向に略二分するよ うに配される固定仕切板5と、この固定仕切板5に揺動自在に装着されると共に 、固定仕切板5によって略二分された吹出通路の一方の分割流路を、その揺動動 作によって開閉自在となる揺動ベーン10とを備え、形状記憶合金で構成したコ イルスプリング15の一端部分を揺動ベーン10に固定すると共に、コイルスプ リング15の他端部分をケーシング1に設けたスプリング受16に固定し、ダク ト28から送給される温風がケーシング1内を通過すると、コイルスプリング1 5が収縮して揺動ベーン10を揺動せしめると共に、一方の分割流路を開放状態 として、夫々の分割流路を温風が通過して吹出口から下方に吹出されるように構 成し、一方、ダクト28から送給される冷風がケーシング1内を通過すると、コ イルスプリング15が伸長して揺動ベーン10が一方の分割流路を閉鎖するよう に揺動し、他方の分割流路を冷風が通過して吹出口から略水平向きに吹出される ように構成したので、吹出口から吹出される温風や冷風の風向の調節が自動的に 行えるようになり、温風は天井面から垂直方向に吹出すことができ、冷風は天井 面に沿うように吹出すことができ、室内の気温の均一化が図れ、暖房や冷房の効 率が良くなると共に、短時間で快適な温熱環境となり、省エネ効果の大きい冷暖 房用空気吹出装置となる。しかも、構成が簡素で、製造し易く、故障し難く、確 実な作動状態が期待でき、取扱いが容易で、比較的低廉で、経済的なものとなる 。
【0012】 また、請求項2記載の冷暖房用空気吹出装置にあっては、固定仕切板5の下部 に、一対の手動ベーン20を夫々揺動自在に装着し、一方の手動ベーン20は、 一方の分割流路の吹出口がわを閉鎖できるように揺動し、他方の手動ベーン20 は、他方の分割流路の吹出口がわを閉鎖できるように揺動し、吹出口から吹出さ れる風量や風向の調節が手動で行えるように構成したので、温風や冷風の風向、 風量の調節が設置場所等に応じて任意に行えるようになる。しかも、揺動ベーン 10との組合せによって、より細かで自由な設定が可能となり、快適な居住性が 確保でき、省エネが期待できる優れた冷暖房用空気吹出装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の冷暖房用空気吹出装置を例示する分解
斜視図である。
【図2】本考案の冷暖房用空気吹出装置を例示する一部
省略縦断側面図である。
【図3】本考案の冷暖房用空気吹出装置を例示する一部
省略縦断側面図である。
【図4】本考案の冷暖房用空気吹出装置を例示する一部
省略正面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ダク
ト連結筒部 5 固定仕切板 6 蝶番 7 ベーン取付部 9 連結
片 10 揺動ベーン 11 スト
ッパー 12 クッション材 13 クッ
ション材 15 コイルスプリング 16 スプ
リング受 20 手動ベーン 21 取付
軸部 25 Tバー 26 張出
し部 27 天井板 28 ダク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に設けた細長開口部分に装着される
    冷暖房用空気吹出装置であって、ケーシングの吹出口近
    傍に配されると共に、略細長矩形状の吹出口に連続する
    吹出通路を幅方向に略二分するように配される固定仕切
    板と、この固定仕切板に揺動自在に装着されると共に、
    固定仕切板によって略二分された吹出通路の一方の分割
    流路を、その揺動動作によって開閉自在となる揺動ベー
    ンとを備え、形状記憶合金で構成したコイルスプリング
    の一端部分を揺動ベーンに固定すると共に、コイルスプ
    リングの他端部分をケーシングに設けたスプリング受に
    固定し、ダクトから送給される温風がケーシング内を通
    過すると、コイルスプリングが収縮して揺動ベーンを揺
    動せしめると共に、一方の分割流路を開放状態として、
    夫々の分割流路を温風が通過して吹出口から下方に吹出
    されるように構成し、一方、ダクトから送給される冷風
    がケーシング内を通過すると、コイルスプリングが伸長
    して揺動ベーンが一方の分割流路を閉鎖するように揺動
    し、他方の分割流路を冷風が通過して吹出口から略水平
    向きに吹出されるように構成したことを特徴とする冷暖
    房用空気吹出装置。
  2. 【請求項2】 固定仕切板の下部に、一対の手動ベーン
    を夫々揺動自在に装着し、一方の手動ベーンは、一方の
    分割流路の吹出口がわを閉鎖できるように揺動し、他方
    の手動ベーンは、他方の分割流路の吹出口がわを閉鎖で
    きるように揺動し、吹出口から吹出される風量や風向の
    調節が手動で行えるように構成したことを特徴とする請
    求項1記載の冷暖房用空気吹出装置。
JP1999002639U 1999-04-20 1999-04-20 冷暖房用空気吹出装置 Expired - Lifetime JP3063205U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101323742B1 (ko) * 2012-03-28 2013-10-30 김찬수 라인 디퓨져용 블레이드 체결 고정구
JP2019163868A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 三機工業株式会社 給気チャンバおよび吹出口構造

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KR101323742B1 (ko) * 2012-03-28 2013-10-30 김찬수 라인 디퓨져용 블레이드 체결 고정구
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