JP3062911B2 - メッキ装置 - Google Patents

メッキ装置

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JP3062911B2
JP3062911B2 JP6042414A JP4241494A JP3062911B2 JP 3062911 B2 JP3062911 B2 JP 3062911B2 JP 6042414 A JP6042414 A JP 6042414A JP 4241494 A JP4241494 A JP 4241494A JP 3062911 B2 JP3062911 B2 JP 3062911B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は補助陽極を設けたハンガ
ーを有する搬送式の自動メッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メッキ処理で一般的に用いられている電
気メッキ装置は、電解質の物質(陽極)の電離を利用
し、プラスの電荷を帯びた金属イオンが陰極に引きつけ
られることでその金属のメッキを行っている。このた
め、メッキ槽の中に陽極として板が配置され、被メッキ
物を電源のマイナス極に接続している。
【0003】被メッキ物が中空の箱の形状のものである
場合、陽極板は通常箱の外側においてメッキ液に浸して
配置される。箱の内部へは必要とされる金属イオンの供
給が非常に少なくなり、箱の内側のメッキが不良になり
やすい。これを解決するために、箱の内部に補助陽極を
設けることが行われている(例えば、特開昭59─43
899号公報、特開昭61─96099号公報、特開昭
62─136594号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】被メッキ物の内部に補
助陽極を設ける場合、被メッキ物が移動しない方式のメ
ッキ装置では、補助陽極をメッキ槽に固定的に配置して
おけばよい。しかし、搬送式の自動メッキ装置では、被
メッキ物はある槽から次の槽へ移動するので、補助陽極
を設ける場合、補助陽極を被メッキ物とともに移動する
ように構成する必要がある。
【0005】このため、被メッキ物のハンガーを電源の
マイナス極に接続し、且つ移動する補助陽極を電源のプ
ラス極に接続しなければならない。このような配線は面
倒であるので、従来は搬送式の自動メッキ装置では補助
陽極が設けられていなかった。さらに、被メッキ物はメ
ッキ完了時にハンガーとともにメッキ槽から取り出され
るが、このときに補助陽極が邪魔になることがあった。
【0006】本発明の目的は、補助陽極を被メッキ物の
ハンガーに簡便に取りつけることができ、且つ補助陽極
への配線を可能にしたメッキ装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるメッキ装置
は、所定の行路に従って移動可能なキャリヤ18と、該
キャリヤに脱着可能に支持されるハンガー22と、該ハ
ンガーに絶縁物を介して支持される補助陽極26と、該
キャリヤの行路の少なくとも一部に沿って互いにほぼ平
行に配置される第1及び第2の導電レール28、30
と、該キャリヤに設けられ且つそれぞれ第1及び第2の
導電レールに接続される第1及び第2の導電手段32、
34と、該第1及び第2の導電手段の一方を該ハンガー
に接続する第1の接続手段30と、該第1及び第2の導
電手段の他方を該補助陽極に接続する第2の接続手段4
2とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記構成においては、補助陽極はハンガーに支
持されており、ハンガーをキャリヤに脱着する時に、ハ
ンガーの邪魔になることがなく、ハンガーとともに脱着
される。キャリヤに設けられた第1及び第2の導電手段
はそれぞれ、キャリヤの行路に設けられた第1及び第2
の導電レールと接触し、且つ第1及び第2の接続手段を
介して、ハンガー及び補助陽極に接続される。ハンガー
は電源のマイナス極に接続され、補助陽極は電源のプラ
ス極に接続される。メッキ槽にはさらに陽極が設けられ
る。第1及び第2の接続手段はハンガーをキャリヤに脱
着する時にそれぞれハンガー及び補助陽極から切り離さ
れあるいは接続される。よって、比較的に簡単な構造に
より配線を達成し、自動メッキ装置を実現することがで
きる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例の搬送式の自動メッキ
装置10を示す図である。メッキ装置10は環状に配置
された複数の槽12を含む。槽12aは被メッキ物24
が投入される槽であり、槽12bはメッキを完了した被
メッキ物24が取り出される槽である。被メッキ物24
は図1において矢印Aで示されるように反時計回りに各
槽12を通って搬送されるようになっている。例えば、
槽12aの右隣の槽は電解脱脂槽であり、その次は電解
酸洗い槽であり、その次の槽はストライク槽であり、そ
の次はメッキ槽である。メッキ槽は複数個ある。
【0010】メッキ装置10は被メッキ物24を図1に
おいて矢印Aで示されるように搬送するための循環手段
14を含む。循環手段14には槽12のピッチに対応し
てエレベータ16が設けられる。エレベータ16にはキ
ャリヤ18が取りつけられる。エレベータ16は垂直方
向に配置されるのに対して、キャリヤ18は水平方向に
延びる。エレベータ16は図1において矢印Bで示され
るようにキャリヤ18を垂直方向に移動させる。従っ
て、被メッキ物24は、ある槽12に浸漬され、処理が
終わるとその槽12から上昇し、次の槽12の上に進ん
でその槽12に浸漬されるようになっている。全ての被
メッキ物24は同時に1槽12ずつ進められる。循環手
段14及びエレベータ16は公知の適当な手段、例えば
チェーン等を含む機構により構成することができる。
【0011】図1から図3を参照すると、フック20が
キャリヤ18に固定される。フック20は水平に延びる
頂部と該頂部の両端から下方に延びる一対の脚部20a
を有脚部20aの下端部はフック状に折り返されたフッ
ク部となっている。ハンガー22がフック20の下端の
フック部に吊り下げられるようになっている。図2及び
図3では、ハンガー22の頂部のみが示されており、図
4及び図5では、ハンガー22が全体的に示されてい
る。
【0012】ハンガー22は屋根形の形状をしており、
水平に延びる頂部と該頂部の両端から両側へ傾斜して延
びる傾斜部22aと、各傾斜部22aの下端部を連結す
る支持部22bとを有する。図4に示されるように、被
メッキ物24はハンガー22の支持部22bに適宜取り
つけられる。補助陽極26がハンガー22に固定され
る。
【0013】図1から図3に示されるように、第1及び
第2の導電レール28、30が、キャリヤ18の矢印A
によって示される行路に沿って、槽12の列と循環手段
14との間に、互いにほぼ平行に配置される。第1の導
電レール28は電源のマイナス極に接続され、第2の導
電レール30は電源のプラス極に接続される。第1及び
第2の導電レール28、30は、全ての槽12に対して
設けられる必要はなく、電解を行う槽12に対してのみ
設ければよい。
【0014】水平に延びるキャリヤ18の下側には、第
1及び第2の導電プレート32、34がそれぞれ絶縁物
33を介してキャリヤ18と平行に支持され、ねじ36
によりキャリヤ18に固定されている。第1の導電プレ
ート32の一端にはばね片32aを介してカーボンブラ
シ38が取りつけられており、このカーボンブラシ38
が第1の導電レール28に摺動可能に接触する。同様
に、第2の導電プレート34の一端にはばね片34aを
介してカーボンブラシ40が取りつけられており、この
カーボンブラシ40が第2の導電レール30に摺動可能
に接触する。
【0015】第1の導電プレート32の他端はフック2
0に接続され、第2の導電プレート34の他端は連結部
材42に接続される。図3に示されるように、フック2
0及び連結部材42はそれぞれ絶縁物41を介してねじ
43によりキャリヤ18に支持される。従って、ハンガ
ー22は、フック20、第1の導電プレート32、及び
第1の導電レール28を介して電源のマイナス極に接続
されることになる。
【0016】連結部材42は垂直に延びる脚部の下端部
に水平な上向きのシート部42aを有し、このシート部
42aにはばね板材を折り曲げて形成したばね部材44
が取りつけられている。補助陽極26は、概して垂直に
配置される部材であり、上端部に水平方向に延びる接触
部26aがある。補助陽極26は絶縁物45を介してね
じ46によりハンガー22に固定されている。
【0017】図6に示されるように、絶縁物45は補助
陽極26とねじ46の頭部との間、並びに補助陽極26
とハンガー22との間にあり、且つ補助陽極26の貫通
穴にはねじ46の軸部を包囲する絶縁スリーブ48が挿
入されている。従って、補助陽極26はハンガー22に
対して電気的に絶縁されている。そして、図2及び図3
に示されるように、ハンガー22をフック20に吊り下
げたときに、補助陽極26の接触部26aが連結部材4
2上のばね部材44に上から乗って接触するようになっ
ている。従って、補助陽極26は、ばね部材44、連結
部材42、第2の導電プレート34、及び第2の導電レ
ール30を介して電源のプラス極に接続される。
【0018】図4に示されるように、電解を行う槽12
には陽極板48が設けられている。被メッキ物24は電
源のマイナス極に接続され、補助陽極26は電源のプラ
ス極に接続される。かくして、陽極板48及び補助陽極
26とマイナスの被メッキ物24との間で電気メッキが
行われる。また、補助陽極26はばね部材44に接触し
ているだけであるので、メッキの完了した被メッキ物2
4を取りだすためにハンガー22を取り出すときに、補
助陽極26はハンガー22とともに取り出される。新し
い被メッキ物24を投入するためにハンガー22をフッ
ク20に取り付けると、補助陽極26の接触部26aが
連結部材42上のばね部材44に接触する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補助陽極を組み込んだ搬送式の自動メッキ装置が得ら
れ、品質の優れたメッキ製品を得ることができる。ま
た、ハンガーが補助陽極とともにキャリヤから取り外さ
れるときに、第1及び第2の接続手段がそれぞれハンガ
ー及び補助陽極を自動的に第1及び第2の導電手段から
切り離すようにした構成においては、被メッキ物を補助
陽極のない従来のメッキ装置と同様に取り扱うことがで
きる。また、第1の接続手段はキャリヤに支持され、ハ
ンガーを吊り下げることのできるフックからなり、第2
の接続手段はキャリヤに支持された連結部材と、連結部
材に取りつけられ、補助陽極と接触可能なばね部材とか
らなる構成においては、上記自動的な切離しを確実に達
成することができ、そして新しい被メッキ物を支持した
ハンガー及び補助陽極に簡単且つ確実に給電接続するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】図1の要部の斜視図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1の部分略図である。
【図5】ハンガーを示す斜視図である。
【図6】図5の補助陽極の部分の断面図である。
【符号の説明】
12…槽 14…循環装置 16…エレベータ 18…キャリヤ 20…フック 22…ハンガー 26…補助陽極 28、30…導電レール 32、34…導電プレート 42…連結部材 44…ばね部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の行路に従って移動可能なキャリヤ
    (18)と、該キャリヤに脱着可能に支持されるハンガ
    ー(22)と、該ハンガーに絶縁物を介して支持される
    補助陽極(26)と、該キャリヤの行路の少なくとも一
    部に沿って互いにほぼ平行に配置される第1及び第2の
    導電レール(28、30)と、該キャリヤに設けられ且
    つそれぞれ第1及び第2の導電レールに接続される第1
    及び第2の導電手段(32、34)と、該第1及び第2
    の導電手段の一方を該ハンガーに接続する第1の接続手
    段(20)と、該第1及び第2の導電手段の他方を該補
    助陽極に接続する第2の接続手段(42)とを備えたメ
    ッキ装置。
  2. 【請求項2】 該ハンガーが補助陽極とともに該キャリ
    ヤから取り外されるときに、該第1及び第2の接続手段
    がそれぞれ該ハンガー及び補助陽極を自動的に該第1及
    び第2の導電手段から切り離すようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のメッキ装置。
  3. 【請求項3】 該第1の接続手段は該キャリヤに支持さ
    れ、該ハンガーを吊り下げることのできるフック(2
    0)からなり、該第2の接続手段は該キャリヤに支持さ
    れた連結部材(42)と、該連結部材に取りつけられ、
    該補助陽極と接触可能なばね部材(44)とからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のメッキ装置。
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