JP3062568B1 - トラック荷台の荷卸し装置 - Google Patents
トラック荷台の荷卸し装置Info
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Abstract
少人数の作業で十分安全に、かつ、効率良く作業ができ
る。 【解決手段】 トラック11の荷台12の底板14上に、キャ
ビン13側から後端へ向けて前後動可能としたスライド板
15を載置し、このスライド板15上に左右の荷台側板17に
側端が係止可能で、かつ、係止時にはスライド板15のみ
が移動し、非係止時にはスライド板15とともに移動する
隔壁板18を設けた。
Description
卸し装置に関するものである。
すように荷台１自体をシリンダー２で傾斜するように昇
降させる、いわゆるダンプ方式と、図20に示すように荷
台１にシリンダー３により後方に移動する送り板４を設
け、この送り板４で荷台１上のチップを後方へ押し出す
ようにしたものがある。
ム５、油圧装置６、シリンダー７、オーバーバン８、計
量装置９で構成され、プラットホーム５は油圧装置６と
シリンダー７の駆動によりチップ車を最大５５度まで傾
斜し、荷卸しをするもので、形鋼および鋼板により枠組
みされ、チップ車の荷卸しに対して十分な広さと強度を
有し、その一端にはプラットホーム５の傾斜時にチップ
車を支持するための強度な形鋼を使用した車止め装置バ
ックストップ10が取り付けられている。
従来方式で、図19に示す荷台１のダンプ方式は、荷台１
のすべてのチップをスムーズかつ完全に排出するには一
定以上の傾斜角度を出すことが要求されるが、シリンダ
ー２では限界があり、また、荷台１が傾斜すると重心が
移動した不安定な状態となる。
端から端まで送り板４を移動させなければならないの
で、シリンダー３のストロークが問題で、通常はそれだ
けの長さのシリンダーが準備できないので実現不可能で
ある。また、シリンダー３自体を順次動かす方法もなく
はないが、固定の方法が複雑となり、使い勝手も面倒で
ある。
を備えるものとするため、シリンダー３には強力な推力
が要求される。
体を傾斜させる方法は、装置全体が大がかりなものとな
り、このプラットホーム５での装置がある場所でなけれ
ば、荷卸し作業ができない。しかも、一連の作業の中
で、オーバーバン８が開放したまま、次のチップ車が進
入すると、受入れビンに落下するおそれがあり、また、
バックストップ10の上昇位置が適切でなかった場合にも
落下し重大災害となる。
し、装置自体は簡単でかつ、安価であり、しかも少人数
の作業で十分安全に、かつ、効率良く作業ができるトラ
ック荷台の荷卸し装置を提供することにある。
するため、トラック荷台の底板上に、キャビン側から後
端へ向けて前後動可能としたスライド板を載置し、この
スライド板上に左右の荷台側板に側端が係止可能で、か
つ、係止時にはスライド板のみが移動し、非係止時には
スライド板とともに移動する隔壁板を設けたことを要旨
とするものである。
載置され、このスライド板とともに後方へ移動して、後
部のチップはトラック荷台がら外方へでる。この段階で
はチップはスライド板上にあるが、隔壁板を荷台側板に
係止してチップの前端部を抑えながらスライド板を前側
に引けば、後部のチップの下のスライド板がなくなり、
落下する。
記チップのスライド板とともに後方へ移動、およびその
後の動作を繰り返して順次、チップを後部から落下させ
る。
使用するとしても、そのストロークは小さな小型のもの
でよく、隔壁板もチップを押し出すものではないので、
それ自体の強度や荷台側板への係止もそれほど頑強なも
のでなくてもよい。
の形態を詳細に説明する。図１〜図９は本発明のトラッ
ク荷台の荷卸し装置の使用例を示す第１〜９工程の縦断
側面図、図10〜18は同上平面図で、図中11はトラック、
12はその荷台、13はキャビン（運転席）で、このトラッ
ク11は屑鉄その他のチップ物、砂利等の粒状体などを積
み荷Ａとして搬送する。
り、本発明は荷台12の底板14上にこの底板14とほぼ同幅
のスライド板15を載置した。このスライド板15は鋼板等
で作製し、キャビン13の背後とスライド板15の前端間に
はスライド板15の前後動機構としてシリンダー16を配設
した。
右の荷台側板17に側端が係止可能で、かつ、係止時には
スライド板15と縁が切れ、スライド板15のみが移動し、
非係止時にはスライド板15と摩擦等で結合し、スライド
板15とともに移動する隔壁板18を設けた。
上に自立するように多少幅がある底台18ａを有するもの
が望ましい。また、隔壁板18と荷台側板17との係合は、
図示の例では止めピン19による場合を示したが、これに
限定されるものではなく、出没突起や鉤などの機構で荷
台側板17の長さ方向に任意の位置で、または、適宜間隔
で係止およびその解除ができるものであればよい。
に示すようにトラック11の荷台12に積み荷Ａがあるとし
て、ビット20があるところに後端を位置させて停車さ
せ、荷台12の後端面は開放する。
伸長すればスライド板15がキャビン13側から後端へ向け
て移動し、このスライド板15上の積み荷Ａおよび隔壁板
18もその分だけ移動する。なお、この状態では隔壁板18
は荷台側板17に係止していない。
イド板15の後端は積み荷Ａを載せたまま荷台12の後方
で、ビット20上に突出する。
止めピン19等で荷台側板17に係止し、シリンダー16を縮
小してそのままスライド板15をキャビン13側に引けば、
積み荷Ａは前端部が隔壁板18で固定されているのでその
まま移動せず、荷台12の後方で、ビット20上に突出する
分がスライド板15がなくなっているのでビット20内へ落
下する。
ば、図４、図13に示すように隔壁板18を荷台側板17に係
止、再度シリンダー16を伸長してスライド板15を後方へ
押し出し、以後、このスライド板15の押し出し、隔
壁板18の係止、スライド板15の引き込み、積み荷Ａ
の落下、隔壁板18の係止解除の手順を繰り返して、図
５〜図９、図14〜図18に示すようにすべての積み荷Ａを
ビット20内に落下させる。
状態を示すが、再度に荷積みに備えるには、隔壁板18を
スライド板15の前部、キャビン13側に移動しておく。
側板17への係止、解除を繰り返して、スライド板15を後
方へ移動させるときのみ係止させるようにして順次移動
させるか、または、クレーンその他の機器を用いた他の
手段で行うことも考えられる。
後動はシリンダー16をもって行うこととしたが、他の実
施形態としてウインチとワイヤー等の牽引部材の機構
や、駆動モータのでピニオンとこれが噛合するラックの
組み合わせなど、種々の駆動機構が選択できる。
の荷卸し装置は、装置自体は簡単でかつ、安価であり、
しかも少人数の作業で十分安全に、かつ、効率良く作業
ができるものである。
示す第１工程の縦断側面図である。
示す第２工程の縦断側面図である。
示す第３工程の縦断側面図である。
示す第４工程の縦断側面図である。
示す第５工程の縦断側面図である。
示す第６工程の縦断側面図である。
示す第７工程の縦断側面図である。
示す第８工程の縦断側面図である。
示す第９工程の縦断側面図である。
を示す第１工程の平面図である。
を示す第２工程の平面図である。
を示す第３工程の平面図である。
を示す第４工程の平面図である。
を示す第５工程の平面図である。
を示す第６工程の平面図である。
を示す第７工程の平面図である。
を示す第８工程の平面図である。
を示す第９工程の平面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 トラック荷台の底板上に、キャビン側か
ら後端へ向けて前後動可能としたスライド板を載置し、
このスライド板上に左右の荷台側板に側端が係止可能
で、かつ、係止時にはスライド板のみが移動し、非係止
時にはスライド板とともに移動する隔壁板を設けたこと
を特徴とするトラック荷台の荷卸し装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11251215A JP3062568B1 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | トラック荷台の荷卸し装置 |
| US09/653,137 US6632066B1 (en) | 1999-09-06 | 2000-08-31 | Carrying and loading/unloading apparatus |
| KR1020000052402A KR100652271B1 (ko) | 1999-09-06 | 2000-09-05 | 반송하역장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11251215A JP3062568B1 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | トラック荷台の荷卸し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3062568B1 true JP3062568B1 (ja) | 2000-07-10 |
| JP2001072251A JP2001072251A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17219423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11251215A Expired - Lifetime JP3062568B1 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | トラック荷台の荷卸し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3062568B1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004039704A1 (ja) * | 2002-10-29 | 2004-05-13 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | 荷役装置付き荷搬送箱体 |
| JP2005001769A (ja) * | 2004-09-03 | 2005-01-06 | Koji Shokai:Kk | コンテナ |
| CN100369794C (zh) * | 2002-10-29 | 2008-02-20 | 日立建机株式会社 | 带货物装卸装置的货物搬送箱体 |
Families Citing this family (2)
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|---|---|---|---|---|
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| CN113371447B (zh) * | 2021-08-13 | 2021-11-19 | 常州市昌隆电机股份有限公司 | 一种电机轴输送装置 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP11251215A patent/JP3062568B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004039704A1 (ja) * | 2002-10-29 | 2004-05-13 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | 荷役装置付き荷搬送箱体 |
| CN100369794C (zh) * | 2002-10-29 | 2008-02-20 | 日立建机株式会社 | 带货物装卸装置的货物搬送箱体 |
| JP2005001769A (ja) * | 2004-09-03 | 2005-01-06 | Koji Shokai:Kk | コンテナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001072251A (ja) | 2001-03-21 |
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