JP3062511U - 高所枝切り機 - Google Patents

高所枝切り機

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JP3062511U
JP3062511U JP1999001883U JP188399U JP3062511U JP 3062511 U JP3062511 U JP 3062511U JP 1999001883 U JP1999001883 U JP 1999001883U JP 188399 U JP188399 U JP 188399U JP 3062511 U JP3062511 U JP 3062511U
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正彦 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな労力を必要とし、フックを係止する方
向によっては、枝の切断時に枝とともに落下し枝切り作
業は危険であった。 【解決手段】 往復作動軸が摺動自在に内装された操作
杆の先端側に、往復作動軸によって駆動されるノコギリ
と、このノコギリに隣接して設けられたフックとを備え
た高所枝切り機において、前記フックをノコギリの両側
に平行に同じ方向に向けて取り付けたことを特徴とす
る。前記フックを支持する突出部は、操作杆の軸線上か
らずらして取付ベースに設けることが好ましく、また、
前記フックを支持する突出部の軸穴を複数設けて取り付
け位置を変更可能としてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、樹木の高所の枝を切り落とす高所枝切り機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、街路樹、庭木、立木等の高所の枝を切り落とすには、その都度木に登っ たり、梯子を掛けて作業しなければならないが、このような作業は、非常に多く の労力を必要とするばかりでなく、きわめて危険でもあった。そこで、往復作動 するノコギリとこのノコギリに隣接してフックを設け、フックを枝に掛けて枝を 切り落とす枝切り機が開示されている(例えば、実開昭61−64250号公報 )。前記実開昭61−64250号に記載されている枝切り機のように従来公知 の枝切り機は、いずれもフックはノコギリの一方側にのみ取り付け、しかも、フ ックを固定する軸は、ノコギリを固定する往復作動軸を収納する操作杆の軸線上 において直交するように回動自在に支持するとともに、コイルバネで引っ張るこ とによって先端の係止部をノコギリの歯よりも突出するように取り付けて形成さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような構成の枝切り機においては、次のような問題がある。即ち、フッ クとノコギリとを一体に設けてなる枝切り機は、フックを切り落とす枝の上に引 っかけて使用するものであり、このとき、フックが幹側となりノコギリは枝先側 となるように引っかけなければならない。もし、これとは反対に、フックが枝先 側となりノコギリが幹側となるように引っかけると、切断中にフックが枝を引き 下ろすことになり、枝が折れて裂けてしまうことがある。このために、最後まで 完全に切断することができないばかりでなく、フックを係止する部分がないから 切り落とした枝と一緒に落下することになりきわめて危険である。
【0004】 また、隣接する他の枝、あるいは近くの樹木や塀などの建造物のために作業者 の立つ位置が制限されると、反対側に回って立つことができず、フックが幹側と なりノコギリが枝先側となるように引っかけることができない場合がある。この ような場合には、作業者はきわめて無理な姿勢で作業するか、上記のような危険 な作業をしなければならないか、あるいは、枝切りを断念せざるを得ないことが ある。
【0005】 また、枝を切断するに従ってノコギリの歯が枝に食い込みフックの基部(直線 部)がノコギリの歯とほぼ並行になるが、フックを固定する軸はノコギリの操作 杆の軸線上において直交するように支持されているから、フックの軸部が平行に なるとそれ以上切断するには強い力でノコギリを押し込まなければならず、ノコ ギリの歯とフックの基部とが平行になるまでの寸法以上の径の枝を切断すること は困難である。従って、切断する枝の径にも限界があり、比較的細い枝しか切断 することができなかった。
【0006】 この考案はかかる現況に鑑みてなされたもので、小さな労力で、しかも安全に 作業することができる高所枝切り機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するため次のような構成とした。即ち、往復作動軸 が摺動自在に内装された操作杆の先端側に、往復作動軸によって駆動されるノコ ギリと、このノコギリに隣接して設けられたフックとを備えた高所枝切り機にお いて、前記フックをノコギリの両側に平行に同じ方向に向けて回動自在に取り付 けたことを特徴とする。前記フックを支持する取付軸は、操作杆の軸線上からず らして取付ベースに設け留ことが好ましい。また、前記フックを支持する取付軸 の軸穴を複数設けて取り付け位置を変更可能としてもよい。また、前記フックの 内側にギザギザ尾歯形を形成してもよい。また、前記前記フックの基部をノコギ リ側に屈曲させることが好ましい。また、前記操作杆は、複数に分割形成し、長 さを調節可能とすることができる。
【0008】
【実施例】
以下に、この考案を実施例に基づき詳細に説明する。図1はこの考案に係る高 所枝切り機の全体を示す概略説明図、図2は変換装置の内部構造を示す断面図、 図3はフックとノコギリとの関係を示す部分正面図、図4は同じく平面図、図5 はフックとノコギリとの関係を一部断面して示す拡大正面図、図6は使用状態を 示す説明図である。図1に示すように、1はエンジン、3は変換装置、5は操作 杆、7はノコギリ、9はフックである。エンジン1の回転運動は変換装置3によ って往復運動に変換され、操作杆5を介してノコギリ7を往復作動させるように 構成されている。エンジン1は従来草刈機等に利用されている小型のエンジンを 使用することができる。
【0009】 変換装置3は、クラッチ装置10を介して伝達されるエンジン1の回転を減速 し、かつ、往復運動に変換する機能を有し、図2に示すように、クラッチ装置1 0の出力側に連結されるウォーム軸31と、ウォーム軸31上のウォーム32に 噛み合うウォームホイール33と、ウォームホイール33と往復作動軸11とを 連結するクランクアーム34とを内蔵している。
【0010】 また、ウォーム軸31は、その基端部がラジアルベアリング35を介してミッ ションケース36に回転自在に支持され、先端部がラジアルベアリング37及び ニードルベアリング38を介してミッションケース36に回転自在に支持されて いる。また、クランクアーム34は、ウォームホイール33に突設された支持ピ ン39にニードルベアリング40を介して基端部が回動自在に支持され、その先 端部は、往復作動軸11の基端部に連結ピン41を介して回動自在に連結されて いる。
【0011】 尚、変換装置3の構成は上記構成に限定されるものではなく、エンジンの回転 運動を往復運動に変換する機能を有するものであれば、公知のいずれの構成であ ってもよい。
【0012】 また、往復作動軸11とこれを内装する操作杆5とは、複数の部品に分割形成 しこれを連結することによりその長さを調整可能に形成する。例えば、図5に示 すように、操作杆5を第1部品5a、第2部品5b、第3部品5c等複数に分割 形成し、往復作動軸11を第1部品11a、第2部品11b、第3部品11c等 複数に分割形成し、それぞれを端部に設けたオスネジ、メスネジの関係で着脱自 在に連結するように構成することができる。これにより、ノコギリ7を取り付け た操作杆5の第1部品5a及び往復作動軸11の第1部品11aは、それぞれ第 2部品を外して第3部品等に直接連結することができる。このように、枝の高さ に応じて操作杆の長さを調節すれば、操作性、作業性を向上させることができる 。
【0013】 次に、前記ノコギリ7とフック9との取り付け構造について説明する。ノコギ リ7は、操作杆5に内装されて往復運動する往復作動軸11aに固着された取付 板12を介してボルト13及びナット14によって着脱自在に取り付けられてお り、前記往復作動軸11aと一体に往復運動する。前記ノコギリ7の歯71は、 押す方向に歯先が向いており、押して枝を切断するように形成されている。
【0014】 フック9で枝を引きながらノコギリ7を押したときに切断することによって、 枝を引っ張る力とノコギリの押す力とが相殺されるから、切断時の枝の振動を小 さくすることができ、ノコギリ7の往復運動をスムーズにすることができる。尚 、図示する実施形態では、歯71をノコギリ7の両側に設けたが、勿論片側だけ であってもよい。
【0015】 また、図5に示すように、往復作動軸11aには切欠15が形成されており、 前記切欠15に半月キー16が挿入されている。前記半月キー16は、操作杆5 の先端部を拡径した拡径部51に嵌入し、前記往復作動軸11aを摺動自在に挿 通してなる取付ベース20と前記拡径部51を貫通して取り付けた固定ネジ18 の先端部を螺合することによって固定されている。前記切欠15は、往復作動軸 11aの往復寸法よりもわずかに長く形成されており、変換装置3に異常が生じ たときにノコギリ7の振動幅を規制するものである。
【0016】 次に、フック9は、ノコギリ7の両側に係止部91を同じ方向に向けて対称に 取り付けられており、基部(直線部)92を前記取付ベース20の突出部21に 取付軸であるボルト22によって回動自在に支持されている。前記係止部91に は、係止したときの滑りを防止するために、ギザギザの突起93が形成されてい る。フック9の基部92を突出部21に支持することによって、取付軸となるボ ルト22の位置を操作杆5の軸線52上からずらすことができる。
【0017】 そのずらした寸法分だけフックの基部92が操作杆5と平行に立ち上がったと き、図3に示すように、ノコギリ7の歯71との間隔Lを大きくすることができ るから、その間隔Lの寸法分だけ径の大きな枝を切断することができる。さらに 、フック9の基部92は、前記取付ベース20の先端面に固着されたバネ取付板 23の切欠24に嵌合している。前記切欠24が、フック9の往復動の回動幅を 規制している。
【0018】 また、前記フック9は、その基部92をボルト22の位置よりも係止部91側 に屈曲部94を設けて、係止部91をノコギリ7に近接するように形成してある 。これにより、フック9をノコギリ7に接近して押さえることができ、フックと しての機能がより大きくなり、枝の振動を小さくすることができる。
【0019】 前記バネ取付板23の端部とフック9の基部92の先端部との間に、引張コイ ルバネ25が取り付けられている。これにより、フックの係止部91は、係止部 91がノコギリ7の歯71から突出するように係止部91の屈曲方向に回動付勢 される。尚、上記構成において、図3に点線で示すように、フック9の基部92 を支持する軸穴を複数設けて取り付け位置を変更可能とし、基部92の傾斜角度 を調節することができるように形成してもよい。
【0020】 次に、上記のように構成された高所枝切り機の使用方法について説明する。切 断する枝にフック9を掛けて手元側に引っ張ると、フック9は引張コイルバネ2 5に抗してボルト22を中心にして回動するから、ノコギリ7の歯71を枝に当 接させることができる。この状態で、エンジン1を作動させると、変換装置3に よって往復運動に変換された操作杆5に内装された往復作動軸11が往復運動す ることになり、枝を切断することができる。ノコギリ7が上方へ運動するときに 、フック9はストッパーとして機能し枝を固定するように働くから、ノコギリ7 の押上力を十分利用して容易に切断することができる。また、枝を固定すること により枝の振動も小さくなるから、操作杆への振動も少なくなる。
【0021】 また、フック9は、ノコギリ7の両側において枝に係止しているから、常に幹 側のフック9が枝に係止して枝を固定している。従って、最後まで完全に枝を固 定して振動を押さえながら切断することがでるばかりでなく、枝と一緒に落下す ることがなく安全に作業することができる。さらに、フック9の基部92は、操 作杆の軸線52上からずらして設けられているから、従来に比して太い枝でも容 易に、短時間で切断することができる。
【0022】
【考案の効果】
上記説明から明らかなように、この考案にかかる高所枝切り機によれば、枝の 径の大小に拘わらず、小さな労力で、しかも短時間で切断することができる。ま た、フックをノコギリの両側に平行に設けることによって、作業者のフックを掛 ける位置に関係なく、必ずいずれかのフックが幹側に係止されるから、枝を切断 したときにフックが外れて落下することがなく安全に作業することができる。ま た、作業者はフックを掛ける位置を選択する必要がないから、作業者の移動時間 が少なくなり、作業能率をよくすることができる。また、枝を最後まで完全に切 断することができるから、枝を損傷させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る高所枝切り機の全体を示す概略
説明図である。
【図2】換装置の内部構造を示す断面図である。
【図3】フックとノコギリとの関係を示す部分正面図で
ある。
【図4】同じく平面図である。
【図5】フックとノコギリとの関係を一部断面して示す
拡大正面図である。
【図6】使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 変換装置 5 操作杆 7 ノコギリ 9 フック 10 クラッチ装置 11 往復作動軸 12 取付板 15 切欠 16 半月キー 20 取付ベース 25 引張コイルバネ 51 拡径部 91 係止部 92 基部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復作動軸が摺動自在に内装された操作
    杆の先端側に、往復作動軸によって駆動されるノコギリ
    と、このノコギリに隣接して設けられたフックとを備え
    た高所枝切り機において、前記フックをノコギリの両側
    に平行に同じ方向に向けて取り付けたことを特徴とする
    高所枝切り機。
  2. 【請求項2】 前記フックを支持する突出部は、操作杆
    の軸線上からずらして取付ベースに設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の高所枝切り機。
  3. 【請求項3】 前記フックを支持する突出部の軸穴を複
    数設けて取り付け位置を変更可能としたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の高所枝切り機。
  4. 【請求項4】 前記フックの内側にギザギザの歯形を形
    成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    1項に記載の高所枝切り機。
  5. 【請求項5】 前記前記フックの基部をノコギリ側に屈
    曲させたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    か1項に記載の高所枝切り機。
  6. 【請求項6】 前記操作杆は、複数に分割形成し、長さ
    を調節可能としたことを特徴とする請求項1〜請求項5
    のいずれか1項に記載の高所枝切り機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014128205A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Masao Kondo 高所枝切り機
KR20210142509A (ko) * 2020-05-18 2021-11-25 류욱현 구동부와 톱날홀더가 이원화된 구조의 고소톱
WO2022168227A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 株式会社ユーエム工業 枝切用鋸
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