JP3027742U - 耕耘機の操作ハンドル取付構造 - Google Patents

耕耘機の操作ハンドル取付構造

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JP3027742U
JP3027742U JP1996000434U JP43496U JP3027742U JP 3027742 U JP3027742 U JP 3027742U JP 1996000434 U JP1996000434 U JP 1996000434U JP 43496 U JP43496 U JP 43496U JP 3027742 U JP3027742 U JP 3027742U
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茂樹 佐野
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茂樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降角度を適宜調整自在とした操作ハンドル
と本体との分解又は組立を、極めて効率的且つ迅速に行
うこと。 【解決手段】 耕耘機において、耕耘機本体に設けた角
度調整ベースBの左右側に突出させて固着した筒状軸杆
18に、昇降角度を複数段階に調節可能とする操作ハン
ドルAのハンドル先端部8b,8bを軸支ピン部材10
を介して軸着すること。前記操作ハンドルAは二本のハ
ンドル軸部8,8とすること。該ハンドル軸部8,8の
先端寄りを支持可能な支持突片19,19を前記角度調
整ベースBの左右両側に突設すること。且つ前記ハンド
ル軸部8,8の前記軸着箇所の略直上に、分解又は組立
時に、前記筒状軸杆18端に適宜係止させうる係止凹面
8b 2 を形成してなること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、昇降角度を適宜調整自在とした操作ハンドルと本体との分解又は組 立を、極めて効率的且つ迅速に行うことができる耕耘機の操作ハンドル取付構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
歩行型の耕耘機(エンジン搭載)を組立てるときに、本体に操作ハンドルを装 着して組立てる作業では、耕耘機の操作ハンドル自体が比較的大きなものであり 、且つ適宜に角度を調整自在とした構造であるために、本体に操作ハンドルを取 り付けるための組立作業はかなり困難で、且つ面倒なものである。さらに、操作 ハンドルにはクラッチレバーが設けられ、該クラッチレバーと本体の変速機構と の切り離し等にも手間がかかり、このような作業も加わることから、その作業は 一層面倒で困難なものになりがちであった。
【0003】 また、耕耘機は自宅から農場又は圃場(田畑等)まで、乗用車のトランク又は 小型トラックに積み込んで運ぶ際には、荷台が小さいので、その耕耘機を出来る かぎりコンパクトに分解することができれば便利である。そのために操作ハンド ルを本体から分離することができるタイプのものが好ましい。しかし、操作ハン ドルを本体から分離することができるタイプのものであっても、その操作ハンド ルを本体に装着することが面倒では農耕作業の効率にも悪影響を及ぼすこととな り、そのために、分離した操作ハンドルを簡単且つ迅速に本体に装着できる構造 のものが開発されることが期待されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述したように、従来のタイプの耕耘機では本体に操作ハンドルを装着するた めの組立作業では、比較的大きな部品である操作ハンドルを本体の取付指定箇所 に装着するために、作業員はその操作ハンドルを手で持ちながら、該操作ハンド ルを必要な構成部品等を用いて本体に装着しなくてはならない。このように、作 業員は、操作ハンドルを手で持つ動作と必要な構成部品を空いた手で探しながら 作業するために、作業員に大変な負担を強いることとなるのみならず、作業中に おいて何か危険が生じた際にも、迅速に対処することができない。
【0005】 さらに、このような作業は面倒且つ困難であるために、作業員は本体を固定す る者と操作ハンドルを本体に取り付ける役目を行う者と少なくとも二人が必要で あり、或いは本体を支持するための治具等が必要であるが、作業員を二人にした り治具を備えることは経済的に負担となる。このため、一人で、耕耘機本体と操 作ハンドルとを簡単に分解又は組立ができるものが要望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その考案 を、耕耘機において、耕耘機本体に設けた角度調整ベースの左右側に突出させて 固着した筒状軸杆に、昇降角度を複数段階に調節可能とする操作ハンドルのハン ドル先端部を軸支ピン部材を介して軸着し、前記操作ハンドルは二本のハンドル 軸部とし、該ハンドル軸部の先端寄りを支持可能な支持突片を前記角度調整ベー スの左右両側に突設し、且つ前記ハンドル軸部の前記軸着箇所の略直上に、分解 又は組立時に、前記筒状軸杆端に適宜係止させうる係止凹面を形成してなること 耕耘機の操作ハンドル取付構造としたことにより、本体に操作ハンドルを簡易且 つ迅速に取り付けることができ、また昇降角度を適宜調整自在とした操作ハンド ルと本体との分解又は組立を、極めて効率的且つ迅速に行うことができ、前記の 課題を解決したものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。本考案において、本体 は、図1に示すように、エンジン1がフレーム2上に搭載されており、そのエン ジン1からの駆動は、プーリー,ベルト或いはチェーン等にて構成する伝達機構 を納めた駆動部ケーシング3を介してフレーム2より下方位置の駆動軸4に連動 している。小型の耕耘機の場合の駆動軸4には、耕耘時には、複数の耕耘刃5a が設けられた耕耘部5が着脱自在に設けられている。或いは、図示しないが路面 走行時には駆動輪が設けられることもある。
【0008】 その操作ハンドルAは、前記駆動部ケーシング3の上部箇所に設けた角度調整 ベースBに設けられている(図3参照)。そして、その操作ハンドルAは、角度 調整ベースBに対して着脱自在とした構造とし(図1参照)、且つ操作ハンドル Aは後方上向きに傾斜し、その角度も複数段階に調節可能な構造となっている。 その操作ハンドルAの昇降角度は、作業員の背丈や作業状況に合わせて所望の位 置で固定自在に設けられている。そして、操作ハンドルAを最も適した位置に設 定することができる。該操作ハンドルAは、主にハンドル軸部8,8にて構成さ れている(図18参照)。両ハンドル軸部8,8の基部側は、平面的に見て間隔 が狭く略平行に形成され、先端側(握手部8a)に向かって広がり略ハ字状をな し、その両ハンドル軸部8,8は連結板9にて固定されている。
【0009】 その操作ハンドルAの揺動動作は、ハンドル軸部8,8のハンドル先端部8b ,8bが駆動部ケーシング3上に設けた角度調整ベースBの筒状軸杆18に軸支 ピン部材10にて垂直平面を揺動自在に設けられている(図3参照)。その操作 ハンドルAは位置決めピン13,13が備わっており、該位置決めピン13,1 3は常時コイルスプリング14にて弾発するもので、具体的には、図7,図10 (B),(C)等に示すように、両ハンドル軸部8,8の内側の主軸受部8c, 8c及び補助軸受部8d,8dにそれぞれ位置決めピン13,13が挿入され、 そのコイルスプリング14,14の弾発力にてハンドル軸部8,8のハンドル先 端部8b側に向かって突出するように構成されている。
【0010】 そのコイルスプリング14は、位置決めピン13上で、前記補助軸受部8dと 、位置決めピン13に設けた止ピン13aの間に挿入され、該止ピン13aを押 圧し、前記主軸受部8c側なるハンドル軸部8の基部側に弾発するようになって いる。その両位置決めピン13,13の先端それぞれが、前記角度調整板12, 12の各孔部Hに係合可能に構成されている。
【0011】 その両位置決めピン13,13の後部側は、位置決めピン操作枠15の両端部 に軸支され、該位置決めピン操作枠15の後部側にはワイヤ連結部15aが形成 され、該ワイヤ連結部15aを介して張引可能なワイヤ16の一端に接続され、 該ワイヤ16の他端は、前記ハンドル軸部8の握手部8aに設けた調節レバー1 7の適宜の箇所にセットされている〔図10(A)参照〕。そのワイヤ16を遊 挿したチューブが前記連結板9に固着されている。
【0012】 これによって、該調節レバー17を握ることにより、そのワイヤ16を張引し 、位置決めピン操作枠15を介して、コイルスプリング14の弾発力に抗して両 位置決めピン13,13を引き、その位置決めピン13,13の先端が前記角度 調整板12の孔部H,H,…との係合を解き、フリー状態として、操作ハンドル Aの傾斜角度を所望の角度とし、その状態で、調節レバー17を放すことで、コ イルスプリング14の弾発力にて両位置決めピン13,13の先端が、角度調整 板12の各孔部Hに係合されることとなる〔図2,図10(B)参照〕。
【0013】 また、操作ハンドルAの連結板9には図10(B),(C)に示すように、仮 止めフック部30が設けられている。該仮止めフック部30は、フック30aと フック装着部30bとからなり、該フック装着部30bが連結板9に設けられ、 そのフック装着部30bにフック30aが可動自在に連結されている。フック装 着部30bは、連結板9の裏面側より略垂直状に下方に形成されたものである。 フック装着部30bは、具体的には帯板状金属板であり、帯板状金属板とした下 端箇所に所定長さのフック30aが回動自在に装着されている。
【0014】 そのフック30aは、操作ハンドルAが角度調整ベースBに対してフリー状態 における三角形枠形状をなす位置決めピン操作枠15の隅角部に係止し、操作ハ ンドルAのフリー状態を維持しておくものである〔図10(B)参照〕。そして 、操作ハンドルAのフリー状態を解除するのは、握手部8aの調節レバー17を 引き上げて位置決めピン操作枠15を握手部8a側に引き寄せたときにフック3 0aが位置決めピン操作枠15の隅角部より自然に外れる仕組みとなっている〔 図10(C)参照〕。そのハンドル軸部8の握手部8a箇所にクラッチレバー8 eが設けられ、該クラッチレバー8eを握ると、耕耘部5が駆動するように構成 されている。
【0015】 また、仮止めフック部30の別のタイプとしては、図11(A)及び(B)に 示すように、帯板状金属板からなるフック装着部30bにフック30aが上下方 向に揺動自在に軸支されたものであり、そのフック30aと連結板9との間に引 上げ用スプリング30cが設けられ、そのフック30aの先端が常時は上方に引 っ張られるようになっている。そして、フック30aが位置決めピン操作枠15 の隅角部に係止した状態では、位置決めピン操作枠15とフック30aとが位置 決めピン13に装着しているコイルスプリング14により係止状態を維持してい る〔図12(A)参照〕。
【0016】 そして、前述したように、握手部8aの調節レバー17を引き上げて、位置決 めピン操作枠15を握手部8a側に引き寄せたときに、フック30aと位置決め ピン操作枠15の隅角部との係止状態が緩み〔図12(B)参照〕、フック30 aが引上げ用スプリング30cにて上方に引き上げられ、自然に外れる仕組みと なっている〔図12(C)参照〕。
【0017】 その角度調整ベースBは、ベース本体11の頂部11aの後部側に弧状の角度 調整板12,12が設けられている(図2,図3等参照)。該角度調整板12, 12と前記ベース本体11の頂部11aとの間には補強部材11b,11bが設 けられ、角度調整板12,12を強固に支持している。また、頂部11aには操 作用貫通部11a1 及び確認用貫通部11a2 が形成されている〔図3,図7( B)等参照〕。
【0018】 その操作用貫通部11a1 は駆動部ケーシング3から突出した変速レバー20 (速度制御変速手段とも称する)の基部20aが貫通するようになっている(図 3,図18参照)。また、確認用貫通部11a2 は、種々のタイプの変速レバー 20を駆動部ケーシング3に装着する際の作業用の確認窓としての役目をなすも のである(図19参照)。ベース本体11は、図2,図4(A)等に示すように 、頂部11aの幅方向両側より側面部11c,11cが形成され、後部は正面部 11dが形成され、ベース本体11は頂部11a,側面部11c及び正面部11 dにより略筺形状をなしている。さらに中間に仕切補強板11jが形成されるこ ともある。その角度調整ベースBは、ベース本体11の正面部11dを耕耘機の 前方に位置するように駆動部ケーシング3の上部箇所に据え付けられる。前記ベ ース本体11はプレス成形にて一体成形されたり(図3参照)或いは、その頂部 11aと両側面部11c,11cとが溶接されて製造されることもある〔図17 (A),(B)及び(C)参照〕。
【0019】 その両側面部11c,11cは、図4(A)に示すように、前方より後方に向 かって細くなるように略三角形状をなし、駆動部ケーシング3の上部箇所に据え 付けるための前方固定用孔11e及び後方固定用孔11fがそれぞれ形成され、 駆動部ケーシング3の上部箇所に前方固定用孔11e及び後方固定用孔11fに ボルト等の固着具24を締め付けて装着される。
【0020】 また、ベース本体11の頂部11a前方側(耕耘機の前方側となる)と正面部 11dとの角部箇所には筒状軸杆18が設けられている〔図3,図9(A)参照 〕。該筒状軸杆18は、後述する軸支ピン部材10とともに、操作ハンドルAを 角度調整ベースBに角度調整自在に装着する役目をなすものである。その筒状軸 杆18は、中空管部18aの軸方向両側にフランジ18b,18bが形成された ものである(図5参照)。該中空管部18aは、前記ベース本体11の頂部11 aの左右両側端部から突出しており、該突出箇所を突出部18a1 ,18a1 と 称する〔図7(B)及び図8(A)参照〕。
【0021】 該突出部18a1 ,18a1 は操作ハンドルAを角度調整ベースBに装着する ための作業工程において、一時的に操作ハンドルAを角度調整ベースBに仮固定 する役目をなすものである〔図7(A),(B),(C)参照〕。そして、ベー ス本体11の頂部11aと正面部11dとの角部箇所に幅方向に沿った凹みが形 成され、該凹み部分に筒状軸杆18の中空管部18aが溶接手段等により固着さ れている。
【0022】 次に、軸支ピン部材10は、軸部10a,固定フランジ10b,押えフランジ 10c及び固定ボルト10dから構成されている〔図5,図9(A)等参照〕。 その軸部10aの軸方向一端に固定フランジ10bが一体的に設けられ、軸部1 0aの軸方向他端側には内螺子部10a1 が形成されている。その内螺子部10 a1 には、前記固定ボルト10dが螺合するものである。その押えフランジ10 cは、軸部10aとは分離したものであり、該軸部10aの軸方向他端側が突出 可能な受け穴10c1 が形成されている〔図9(A)参照〕。その受け穴10c 1 に軸部10aの軸方向他端側が挿入し、且つ軸部10aの軸方向両側において 固定フランジ10bと押えフランジ10cとの間隔Lを常時一定にして〔図9( B)参照〕、その筒状軸杆18の左右側とで、ハンドル軸部8,8のハンドル先 端部8b,8bが回動可能な状態で押圧間隔を同一なものにできる。
【0023】 その軸部10aは、前記筒状軸杆18の中空管部18aに挿通するもので、ま ず前記筒状軸杆18の両フランジ18b,18bに操作ハンドルAのハンドル先 端部8b,8bを配置し、該ハンドル先端部8b,8bの回動用貫通孔8b1 , 8b1 と中空管部18a内にその軸支ピン部材10の軸部10aを挿通させる( 図6参照)。そして、その軸部10aの軸方向他端側に押えフランジ10cを配 置する。このとき、押えフランジ10cの受け穴10c1 に軸部10aの軸方向 他端を挿入する。そして、押えフランジ10cに固定ボルト10dを貫通させて 内螺子部10a1 に螺合させて筒状軸杆18に操作ハンドルAのハンドル先端部 8b,8bを回動自在に設けることができる〔図9(B)参照〕。
【0024】 また、筒状軸杆18の一方のフランジ18bには被係止面18b1 が形成され 、前記軸支ピン部材10の固定フランジ10bには係止突起10b1 が形成され ることもある(図5,図6参照)。そして、軸支ピン部材10を筒状軸杆18の 中空管部18aに挿通し、軸支ピン部材10の固定フランジ10bと筒状軸杆1 8のフランジ18bにて操作ハンドルAのハンドル先端部8bを挟状態としなが ら固定フランジ10bとフランジ18bを近接させると、該係止突起10b1 が ハンドル先端部8bの係止凹面8b2 に係止し、固定ボルト10dを軸部10a の内螺子部10a1 に螺合するときに軸支ピン部材10が空転することを防止す る。そのハンドル先端部8bの係止凹面8b2 は凹状に形成されている〔図5及 び図6,図7(A),(B)参照〕。該係止凹面8b2 は、前記回動用貫通孔8 b1 位置の直上に形成され、組立時に前後方向の位置決めするのに同位置のため に組立やすい。
【0025】 前述したベース本体11の後方からベース本体11の左右両側に突出する支持 突片19,19が形成されている(図2,図3等参照)。該支持突片19は操作 ハンドルAと角度調整ベースBとを組立又は分解時において、操作ハンドルAを 一時的に仮止めする際に使用するものである。具体的には、ハンドル軸部8,8 を前記支持突片19,19の上方に載置させつつ、ハンドル先端部8b,8bを 前記筒状軸杆18の両フランジ18b,18bの箇所に移動させ、操作ハンドル Aの両ハンドル先端部8b,8bの係止凹面8b2 を、前記筒状軸杆18の突出 部18a1 ,18a1 に下側に係止しておき、このままの状態で操作ハンドルA が仮止めされる〔図7及び図8(A)参照〕。前記支持突片19は断面が円形状 のもの、或いは正方形や長方形等の方形状のもの等で比較的断面係数が大きく力 学的強度を有するものが好適である。
【0026】 そして、操作ハンドルAは、図8(A)の状態から、支持突片19,19を力 の支点として、片手で、ハンドル先端部8b,8bを図8(B)のように下げ、 両フランジ18b,18bをくぐらせ、これを上げて〔図8(C)〕のように、 前記筒状軸杆18の両フランジ18b,18b箇所に添えるようにする。即ち、 図8(A)の仮止め状態から、ハンドル先端部8b,8bを両フランジ18b, 18bに重合するようにセットする。このときには、既に、軸支ピン部材10を 他の片手で持ちつつ、図8(D)のように,ハンドル先端部8b,8bの回動用 貫通孔8b1 ,8b1 と、両フランジ18b,18bが設けられた中空管部18 a内とに,軸支ピン部材10の軸部10aを挿入する。この状態で、操作ハンド ルAの片手支持は一切不要となり、その後の軸支ピン部材10の螺子止め等は両 手で確実にできる。
【0027】 その角度調整板12には、上下方向に対して複数の孔部H,H,…が穿孔され 、これは左右対称的に構成されている(図3参照)。この孔箇所は4つに限定さ れることなく、これ以上又はこれ以下にすることもある。図17(A),(B) ,(C)は、角度調整板12における孔部H,H,…の数を5つとしたものであ る。
【0028】 その操作ハンドルAを作業員の作業状況に応じて、適宜の角度に変更するには 、操作ハンドルAを支持する角度調整ベースBに対して、固定状態を緩めてフリ ー状態とし、ここでその操作ハンドルAを本体の水平基準線に対して所望の角度 にて設定して固定するものである。また、前記支持突片19は、操作ハンドルA のハンドル軸部8,8を保持するストッパーの役目をなすものであり、操作ハン ドルAがそれ以上は下方に移動することができないようにしている〔図17(B )参照〕。
【0029】 操作ハンドルAから駆動部ケーシング3の間にクラッチ操作ワイヤ31が設け られ、駆動部ケーシング3内のクラッチのつなぎ及び切離しの操作が行われる。 該クラッチ操作ワイヤ31はクラッチ操作ワイヤ装着具32に着脱自在となって おり、さらにクラッチ操作ワイヤ装着具32は駆動部ケーシング3に設けられた クラッチ操作ワイヤ支持部33に着脱自在で且つクラッチ操作ワイヤ31の張力 調整も可能な構造となっている(図3参照)。また、クラッチ操作ワイヤ装着具 32をクラッチ操作ワイヤ支持部33から着脱自在としていることで、操作ハン ドルAを本体から分離する作業を行う際にも極めて有利となる。
【0030】 その駆動部ケーシング3の適宜の箇所には変速レバー20が備えられ、該変速 レバー20は耕耘機の前進,後進及び速度等の変換を行うものであり、作業員は 該変速レバー20を適宜に操作して、前進,後進或いは所望の速度にすること等 ができる。その変速レバー20が両ハンドル軸部8,8間に存在するように配置 されている(図18参照)。その変速レバー20はストッパーCが設けられてお り、操作ハンドルAの低位置を除いた範囲で、そのストッパーCがハンドル軸部 8に当接し、バックギアRが入らない仕組みとなっている。
【0031】 そのストッパーCについて簡潔に述べるとストッパーCを構成する当接部21 が操作ハンドルAのハンドル軸部8に当接可能であり、特に主軸受部8cに当接 可能にしたものである。そして、変速レバー20がそれ以上ハンドル軸部8に近 づくことができないようになっている。即ち、ハンドル軸部8の勾配角度が大き い場合で、前記角度調整板12の適宜の孔部Hのそれぞれに位置決めピン13が 係合されている場合には、そのストッパーCの当接部21が操作ハンドルAのハ ンドル軸部8に当接した状態となり、変速レバー20をバックギアR位置に入れ ることができない構造となっている。そして、操作ハンドルAの位置を最下部の 位置にした場合のみ、そのストッパーCの当接部21は操作ハンドルAを乗りこ えて、バックギヤRに入るように構成されている(図19参照)。
【0032】 そのストッパーCは、平面的にL型をなした変速レバー20の隅角箇所に、前 記ハンドル軸部8の基部側に当接する当接部21と、該当接部21に連続した連 結部22とで構成されている。具体的には、ストッパーCは板片をなしたり(図 19参照)、或いは棒片をなしている。その操作ハンドルAの昇降角度が大きい 場合とは、昇降角度が少ない場合以外をいい、角度調整板12の最下部以外の孔 部Hのそれぞれに位置決めピン13が係合されている場合である。このように、 昇降角度を変化可能としているのは、作業員が耕耘機を前進させるときに、身長 等に応じて、もっとも適当な角度として操作ハンドルAの最適なる高さ位置で操 縦させるためである。一方、操作ハンドルAの昇降角度を少なくしたときとは、 具体的には、角度調整板12の一番下側の孔部Hに位置決めピン13が係合され ている場合である。
【0033】 上述したような構成にて、操作ハンドルAを低位置としたときに変速レバー2 0をバックギアR位置に容易に入れることができる。そして、耕耘機のバック走 行時のときに耕耘機が反力により前方に傾いても、作業員は操作ハンドルAの安 全性を高くして操作制御可能とすることができる。また、操作ハンドルAの操作 状の安全性を確保できる低い位置とは、図中の実施例では1箇所のみであるが、 必ずしもこれに限定させることなく、作業員の身長等種々の条件により、一定の 許容範囲が可能のように複数箇所設けることもある。
【0034】 また、そのストッパーCの当接部21と連結部22とを傾斜状部23を介して 連続形成することで、バック走行の状態で、操作ハンドルAを上昇させた場合に は、そのハンドル軸部8の上昇によって、その傾斜状部23がスムーズに反時計 方向回転するようになり、その当接部21を確実に反時計方向回転させ、これに よって、ニュートラルN状態に変速させることができる。
【0035】 また、前記角度調整ベースBは、駆動部ケーシング3の上部箇所において、適 宜の傾斜角度に設置固定する構造とすることもある。これは、角度調整ベースB を駆動部ケーシング3の上部箇所において適宜の傾斜角度に設定することにより その角度調整板12の一番下側の孔部Hの高さ位置を適宜に変化させ、これによ って、操作ハンドルAを低位置状態を調整できるようにしたものである。即ち、 作業員の身長等種々の条件により、操作ハンドルAの低位置状態も変化させるこ とができる構造としたものである。
【0036】 そこで、角度調整ベースBの両側面部11c,11cに形成した前方固定用孔 11e及び後方固定用孔11fのいずれかを長孔タイプとし、固着具24をその 長孔とした前方固定用孔11e或いは後方固定用孔11fに対して所定の範囲に て締め付けることができるようにしたのもである。図13(A)及び(B)に示 す実施形態では、後方固定用孔11fを長孔タイプとしたものである。さらに、 図14(A)及び(B)に示すように、後方固定用孔11f(或いは前方固定用 孔11e)を長孔としないで、二つ(二つ以上でもよい)の高さ位置の異なる円 形状の孔からなるものとし、高低いずれかの後方固定用孔11fに固着具24を 締めつけ、角度調整ベースBの傾斜を調整するものである。
【0037】
【作用】
耕耘機を組立てる場合について述べる。まず、本体及び操作ハンドルAはそれ ぞれ略完成状態となっている。操作ハンドルAのハンドル軸部8,8の先端寄り を支持突片19,19上に載せ、該支持突片19,19を支点として操作ハンド ルAを適宜前後に動かし、そのハンドル先端部8b,8bの回動用貫通孔8b1 ,8b1 を筒状軸杆18の中空管部18aの貫通孔の位置に合わせるように移動 させる。そして、その操作ハンドルAのハンドル先端部8b,8bの係止凹面8 b2 を、角度調整ベースBの筒状軸杆18の突出部18a1 ,18a1 の下側に 係止する。この状態で、操作ハンドルAは角度調整ベースBに対して仮止め状態 になり、作業員は操作ハンドルAを手で支えなくともよい。そして、作業員は必 要な部品(軸支ピン部材10等)や工具を用意し、次いで操作ハンドルAの適宜 の部分を手で保持し、ハンドル先端部8b,8bの回動用貫通孔8b1 ,8b1 と筒状軸杆18の中空管部18aの貫通孔とを一致させながら、その回動用貫通 孔8b1 ,8b1 と中空管部18aの貫通孔に軸支ピン部材10の軸部10aを 挿通させる〔図6,図8(D),図9(A)〕。そして、操作ハンドルAのハン ドル先端部8b,8bを筒状軸杆18のフランジ18b,18bと軸支ピン部材 10の固定フランジ10bと押えフランジ10cとで挟み、固定ボルト10dを 軸部10aの内螺子部10a1 に螺合して軸部10aと押えフランジ10cとを 固着する〔図9(B)参照〕。
【0038】
【考案の効果】
請求項1の考案においては、耕耘機において、耕耘機本体に設けた角度調整ベ ースBの左右側に突出させて固着した筒状軸杆18に、昇降角度を複数段階に調 節可能とする操作ハンドルAのハンドル先端部8b,8bを軸支ピン部材10を 介して軸着し、前記操作ハンドルAは二本のハンドル軸部8,8とし、該ハンド ル軸部8,8の先端寄りを支持可能な支持突片19,19を前記角度調整ベース Bの左右両側に突設し、且つ前記ハンドル軸部8,8の前記軸着箇所の略直上に 、分解又は組立時に、前記筒状軸杆18端に適宜係止させうる係止凹面8b2 を 形成してなる耕耘機の操作ハンドル取付構造としたことにより、先ず第1に工場 における耕耘機の組立作業において、本体と操作ハンドルAの取付作業が極めて 簡単且つ効率的に行うことができるし、第2に本体と操作ハンドルAとの分解も 簡易且つ迅速に行うことができるとともに耕耘機自体をコンパクトにして乗用車 のトランクや小型トラックに楽に収納することができるし、第3にそのような組 立が簡易且つ効率的にできる特長を有しながらもその構造は極めて簡単で軽量且 つ堅牢とすることができる。
【0039】 上記効果を詳述すると、耕耘機の本体部分に操作ハンドルAを取り付ける作業 は、操作ハンドルAのハンドル軸部8,8の先端寄りを支持することができる支 持突片19,19を角度調整ベースBの左右両側に設けているので、工場におけ る耕耘機の組立作業において、前記操作ハンドルAを角度調整ベースBに取り付 ける作業では、前記支持突片19,19上にハンドル軸部8,8を一時的に載置 して支持しておくことで、作業員にとって操作ハンドルAの角度調整ベースBへ の取付作業が格段と楽になる。即ち、このとき、前記支持突片19,19に支点 の役目を行わせしめて、その操作ハンドルAを作業員が片手で楽に上下動操作す ることができることになり、操作ハンドルAのハンドル先端部8b,8bを角度 調整ベースBの所定箇所に極めて簡易且つ迅速に配置させることができる。
【0040】 前述したように操作ハンドルAを支持突片19,19に載置支持することで、 操作ハンドルA自体を作業員は片手で持ちながら、片方の手で角度調整ベースB への取付けに必要なその他の部品等を探したり、或いは拾うこと等もでき、比較 的大きく、重量のある操作ハンドルAであっても容易に扱えるものである。この ように、操作ハンドルAを本体に取り付ける作業は従来では、操作ハンドルA自 体が大きかったり或いは重かったりするために、操作ハンドルAを本体に取り付 ける組立作業は作業員一人で行うにはあまりにも困難であり、そのために作業員 はできれば二人が必要であったし、また作業員が必要人数まで揃わない場合には 、その作業に適した治具を必要とするものであり、いずれにしても組立作業に時 間がかかるとともに、それに対するコストもかさみ、不経済なものであった。本 考案では、角度調整ベースBに設けた支持突片19,19により、操作ハンドル Aのハンドル軸部8,8を一時的に支持することができ、作業員は一人で十分で あり、且つ高い安全性のもとに組立作業を行うことができるものとした。
【0041】 特に、本考案では、耕耘機の組立又は分解において、操作ハンドルAを本体へ 取り付け,分解の作業を一段と楽にすることができる。即ち、操作ハンドルAの ハンドル軸部8,8のハンドル先端部8b,8bの係止凹面8b2 ,8b2 を、 前記筒状軸杆18の角度調整ベースBの左右方向両側から突出した部分にその下 側から係止し、また、その係止箇所から少し離れたハンドル軸部8,8部分を支 持突片19,19で支持することで、操作ハンドルAは角度調整ベースBに完全 な仮止め状態とすることができる。これは、作業員が本体の角度調整ベースBに 仮止めした操作ハンドルAから手を離すことができるため、少し距離が離れた箇 所にある必要部品等を取りに行くこともでき、作業員の行動範囲を広くすること ができる。
【0042】 次に、耕耘機の本体への操作ハンドルAの取付け作業が極めて簡単にできるこ とで、耕耘機の本体と操作ハンドルAとの分解,組立も容易であり、分解した耕 耘機をコンパクトにすることができるので、耕耘機を自宅から農場又は圃場(田 畑等)まで運搬する際に、乗用車のトランク又は小型トラックに極めて楽に余裕 を持って収納することができるものである。
【0043】 次に、上述したように耕耘機の本体への操作ハンドルAの取付け作業は迅速且 つ効率的にできる特徴を有しながらも、本考案では角度調整ベースBの左右両側 に支持突片19,19を設けたのみの極めて簡単な構造である。またその支持突 片19,19は耕耘機の組立完成後においては操作ハンドルAの上下動における 最下部位置のストッパーの役目もなす利点を有する。
【0044】 次に、請求項2の考案は、請求項1において、前記角度調整ベースBは耕耘機 本体に対して適宜の傾斜角度にて設置可能としてなる耕耘機の操作ハンドル取付 構造としたことにより、角度調整ベースBの角度調整板12の一番下側の孔部H の高さ位置を適宜に変化させ、これによって、操作ハンドルAの最低位置状態を 調整できるようにしたものである。即ち、作業員の身長等種々の条件により、操 作ハンドルAの最低位置状態も変化させることができる。具体的には、図15に 示すように、握手部8aが高位置Hh となるようにしたり、或いは、図16に示 すように、握手部8aが低位置HS となるようにすることもある。
【0045】 次に、請求項3の考案は、請求項1において、前記角度調整ベースBの頂部1 1aに、速度制御変速手段を適宜突出設置する操作用貫通部11a1 を形成して なる耕耘機の操作ハンドル取付構造としたことにより、操作用貫通部11a1 か ら速度制御変速手段の変速レバー20等の構成部品を貫通して設けることができ る。それゆえに、角度調整ベースBの付近に速度制御変速手段が存在したタイプ のものでも、操作用貫通部11a1 に速度制御変速手段の構成部品を貫通させる 等することで、この角度調整ベースBの取付部分での組立が極めて容易にできる 利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備した耕耘機において、操作ハンド
ルを本体より分離した状態の側面図
【図2】本考案の角度調整ベースと操作ハンドルの一部
断面とした要部側面図
【図3】角度調整ベース箇所の斜視図
【図4】(A)は角度調整ベースの一部断面にした側面
図 (B)は角度調整ベースの要部斜視図 (C)は別のタイプの支持突片を設けた角度調整ベース
の要部斜視図
【図5】角度調整ベースの筒状軸杆箇所と、操作ハンド
ルのハンドル先端部と、軸支ピン部材をそれぞれ分解し
た状態を示す要部斜視図
【図6】角度調整ベースの筒状軸杆箇所と、操作ハンド
ルのハンドル先端部と、軸支ピン部材を組立てる状態を
示す要部斜視図
【図7】(A)は角度調整ベースの支持突片と筒状軸杆
の突出部とで操作ハンドルを仮止めしている状態を示す
要部側面図 (B)は角度調整ベースの支持突片と筒状軸杆の突出部
とで操作ハンドルを仮止めしている状態を示す要部平面
図 (C)は(B)のP−P矢視断面図
【図8】(A)は角度調整ベースの支持突片と筒状軸杆
の突出部とで操作ハンドルを仮止めしている状態を示す
要部断面図 (B)は角度調整ベースの支持突片と筒状軸杆の突出部
とで操作ハンドルを仮止めから本組立に進む状態を示す
要部断面図 (C)は角度調整ベースの筒状軸杆の突出部から離した
ハンドル先端部を筒状軸杆の中空管部貫通孔の位置に一
致させた状態を示す要部断面図 (D)はハンドル先端部を筒状軸杆の中空管部貫通孔の
位置に一致させ、軸支ピン部材の軸部をハンドル先端部
及び中空管部に挿通する状態を示す要部断面図
【図9】(A)はハンドル先端部を筒状軸杆の中空管部
貫通孔の位置に一致させ軸支ピン部材の軸部をハンドル
先端部及び中空管部に挿通する状態を示す角度調整ベー
スの要部平面図 (B)はハンドル先端部を筒状軸杆に軸支ピン部材を介
して連結完了した状態を示す角度調整ベースの一部断面
とした要部平面図
【図10】(A)は操作ハンドルの位置決めピンと角度
調整ベースとの関係を示す平面図 (B)は位置決めピンが角度調整板の孔部に貫通した状
態を示す略示図 (C)は位置決めピンが角度調整板の孔部から外れ、操
作ハンドルがフリー状態である略示図
【図11】(A)は別のタイプのフック部を示す斜視図 (B)は別のタイプのフック部を示す側面図
【図12】(A)はフックが位置決めピン操作枠に係止
している状態を示すり略示図 (B)はフックが位置決めピン操作枠との係止が開放さ
れる瞬間の状態を示す略示図 (C)はフックが位置決めピン操作枠との係止が開放さ
れた状態を示す略示図
【図13】(A)は角度調整ベースの後方固定用孔を長
孔として操作ハンドルの握手部位置を低めとした状態の
要部側面図 (B)は角度調整ベースの後方固定用孔を長孔として操
作ハンドルの握手部位置を高めとした状態の要部側面図
【図14】(A)は角度調整ベースの後方固定用孔を高
低二つの孔として操作ハンドルの握手部位置を低めとし
た状態の要部側面図 (B)は角度調整ベースの後方固定用孔を高低二つの孔
として操作ハンドルの握手部位置を高めとした状態の要
部側面図
【図15】背丈の高い作業員が操作ハンドルの握手部を
低位置所にセットした状態を示す略示図
【図16】背丈の低い作業員が操作ハンドルの握手部を
低位置所にセットした状態を示す略示図
【図17】(A)は別のタイプの角度調整板を示す要部
斜視図 (B)は角度調整板の最低位置の孔部に位置決めピンが
挿入した状態の略示図 (C)は角度調整板の最低位置の孔部以外の孔部に位置
決めピンが挿入した状態の略示図
【図18】耕耘機の平面図
【図19】角度調整ベースの確認用貫通部の作用を示す
略示図
【符号の説明】
A…操作ハンドル B…角度調整ベース 8…ハンドル軸部 8b…ハンドル先端部 8b2 …係止凹面 10…軸支ピン部材 11a…頂部 11a1 …操作用貫通部 18…筒状軸杆 19…支持突片 20…変速レバー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘機において、耕耘機本体に設けた角
    度調整ベースの左右側に突出させて固着した筒状軸杆
    に、昇降角度を複数段階に調節可能とする操作ハンドル
    のハンドル先端部を軸支ピン部材を介して軸着し、前記
    操作ハンドルは二本のハンドル軸部とし、該ハンドル軸
    部の先端寄りを支持可能な支持突片を前記角度調整ベー
    スの左右両側に突設し、且つ前記ハンドル軸部の前記軸
    着箇所の略直上に、分解又は組立時に、前記筒状軸杆端
    に適宜係止させうる係止凹面を形成してなることを特徴
    とした耕耘機の操作ハンドル取付構造。
  2. 【請求項2】 耕耘機において、耕耘機本体に設けた角
    度調整ベースの左右側に突出させて固着した筒状軸杆
    に、昇降角度を複数段階に調節可能とする操作ハンドル
    のハンドル先端部を軸支ピン部材を介して軸着し、前記
    操作ハンドルは二本のハンドル軸部とし、該ハンドル軸
    部の先端寄りを支持可能な支持突片を前記角度調整ベー
    スの左右両側に突設し、且つ前記ハンドル軸部の前記軸
    着箇所の略直上に、分解又は組立時に、前記筒状軸杆端
    に適宜係止させうる係止凹面を形成し、前記角度調整ベ
    ースは耕耘機本体に対して適宜の傾斜角度にて設置可能
    としてなることを特徴とした耕耘機の操作ハンドル取付
    構造。
  3. 【請求項3】 耕耘機において、耕耘機本体に設けた角
    度調整ベースの左右側に突出させて固着した筒状軸杆
    に、昇降角度を複数段階に調節可能とする操作ハンドル
    のハンドル先端部を軸支ピン部材を介して軸着し、前記
    操作ハンドルは二本のハンドル軸部とし、該ハンドル軸
    部の先端寄りを支持可能な支持突片を前記角度調整ベー
    スの左右両側に突設し、且つ前記ハンドル軸部の前記軸
    着箇所の略直上に、分解又は組立時に、前記筒状軸杆端
    に適宜係止させうる係止凹面を形成し、前記角度調整ベ
    ースの頂部に、速度制御変速手段を適宜突出設置する操
    作用貫通部を形成してなることを特徴とした耕耘機の操
    作ハンドル取付構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014217297A (ja) * 2013-05-07 2014-11-20 株式会社クボタ 歩行型作業機

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