JP3062388U - ハイハットシンバルのフットペダル - Google Patents

ハイハットシンバルのフットペダル

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JP3062388U
JP3062388U JP1999001770U JP177099U JP3062388U JP 3062388 U JP3062388 U JP 3062388U JP 1999001770 U JP1999001770 U JP 1999001770U JP 177099 U JP177099 U JP 177099U JP 3062388 U JP3062388 U JP 3062388U
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JP1999001770U
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廖村淇
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廖 村淇
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(57)【要約】 【課題】 軽く踏むだけで各部が即時に反応して敏速に
作動し、各部間は互いに衝突することなくスムーズに連
動し、上下両シンバルの応動性に優れたハイハットシン
バルのフットペダルを提供する。 【解決手段】 上自材継手の下方に振揺部材を連接し、
振揺部材下方は連接軸桿で下自材継手を、もう一端に踏
み板を連接し、下自材継手の底端はスタンドの底部に固
定するという構造により、踏み板を踏むと振揺部材が下
方に傾斜し、中心スライド桿が連動して下方に移動し、
上下シンバルが接触して音を発する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ハイハットシンバルのフットペダルに関し、特に踏み板と中心スラ イド桿の振揺部材の構造を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハイハットドラムの基本構造は図1に示すように、フット10、フット10中 央に位置するスタンド長管11、スタンド長管11内部に嵌挿のスライド桿12 、長管11の頂部に設置の下部固定シンバル111、スライド桿12の頂部に設 置の上部可動シンバル112及びスライド桿12の下方に連設のフットペダル1 3からなる。図2が示すように、フットペダル13はL型を呈するスタンド14 を有し、スタンド14頂端に設置の円孔141はスライド桿12を貫装し、スラ イド桿12底端に連設の継手はチェーンに連接し、さらにこれと踏み板17の端 部が連接する。長管11は弾性ばね(図中未表示)を内設することでスライド桿 12を制御し、踏み板17が踏まれると即時にスライド桿12は牽引されて下方 に移動し、弾性ばねは圧縮し、上部可動シンバル112と下部固定シンバル11 1は接触し音を発する。踏み板17を放すと弾性ばねの弾発がスライド桿12を 牽引して上方に移動させ、踏み板17は元の位置に戻し、上部可動シンバル11 2と下部固定シンバル113を分離させる。 このような従来のハイハットシンバルは確かにリズムを奏でることが出来るが 、それには上部可動シンバル112の正確且つ迅速な動きが必要条件である。最 高の演奏状態を形成するには、踏み板17が楽に踏め、足を放すと踏み板17は 即時に元の位置に戻る、という構造が必要だ。しかし、上記の構造において、ス ライド桿11は弾性ばねの弾発により上方に押し上げられるため、踏み板17を 楽に踏めるよう制御するには弾性力を弱くしなければならないが、その場合スラ イド桿12及び踏み板17の回復機能も弱まってしまう。両者の位置回復の速度 を速めようとすれば、弾性力を強化しなくてはならず、その場合は踏み板17を 踏むのにかなりの力が必要となるという問題が発生する。これらの構造的矛盾は 、解決するのが困難であり、よってシンバルは動きの敏速さが欠けてしまう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主要目的は、軽く踏むだけで各部が即時に反応して敏速に作動し、各 部間は互いに衝突することなくスムーズに連動し、上下両シンバルの応動性に優 れたハイハットシンバルのフットペダルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解消するため、本考案のハイハットシンバルのフットペダルは 、上自材継手の下方に振揺部材を連接し、振揺部材下方は連接軸桿で下自材継手 を、もう一端に踏み板を連接し、下自材継手の底端はスタンドの底部に固定する 、という構造により、踏み板を踏むと振揺部材が下方に傾斜し、中心スライド桿 が連動して下方に移動し、上下シンバルが接触して音を発することを特徴とする 。
【0005】
【考案の実施の形態】
図3、図4及び図5が示すように、本考案の構造は、L型を呈し頂部に円孔1 41を有する中空スタンド14は中心スライド桿15端部を内部に貫装させ、中 心スライド桿15の底端にフットペダル20を連設し、さらにフットペダル20 の底端に踏み板17の前端部を連接する。 フットペダル20の構成は下のようである。上自材継手30の頂部中央に設け た中央螺孔31は中心スライド桿15端部のねじみぞ151と螺合し、周壁頂端 付近に直径方向に設け、螺孔31に連通の第一側螺孔32は、止めねじ33を嵌 入させ、止めねじ33が中心スライド桿15に当接することでより堅牢に固定し 、周壁底端付近には異なる直径方向に第二側螺孔34を穿設する。 下自材継手40は、その底端が固定具50の定位孔51内に装入し、固定具5 0の側辺の設けた螺孔52は定位孔51に連通し、止めねじ53を螺入させ、両 端の固定孔54はそれぞれ固定ねじ55で中空スタンド14を螺設し、周壁底端 部付近に第二側螺孔41を固定具53の螺孔52に対置して設けて止めねじ54 を螺入させ、頂部中央に中央螺孔42、周壁頂端付近には中央螺孔42に連通す る第一側螺孔43を設け、中央螺孔42は連接軸桿60の螺桿61と螺合し、止 めねじ44は第一側螺孔43に嵌挿して螺桿61と当接、固定する。螺桿61の 頂端に軸部62を連設し、その中央に心孔621を有し軸承622を嵌入させる 。
【0006】 振揺部材70は、全体がおよそL型を形成し、主に縦部71と横部72からな る。縦部71は頂部中央に、直径が上自材継手30の底端外径に対応する孔洞7 11を有し、上自材継手30を嵌装させる。横部72に孔洞711に連通する螺 孔712を穿設し、固定ねじはここを貫穿して上自材継手30の第二側螺34に 挿嵌し、上自材継手30と振揺部材70を固定する。縦部71下方に開口712 を設置し、その側壁上にそれぞれ対応し合う軸孔713を設け、開口712は連 接軸桿60の軸部62を装入させ、軸部62及び開口712周壁間にそれぞれ座 金714挟入し、定位軸73は座金714及び軸承622中央を貫通しその一端 に紋を設けて定位軸73が軸孔713内で定位させ、よって連接軸桿60は回転 が行えるようになる。縦部71は定位軸73との垂直方向に螺孔715を有し、 当接ねじ716はここに螺入してその円径の方向に定位軸73を当接し固定力を 強める。 横部72の開放端部にチェーン80上方の固定片81を連接し、ねじ82を固 定片81の孔洞を貫穿して螺孔721内に螺挿し、チェーン80下方の固定片8 3はねじ831で踏み板17底部に螺設する。
【0007】 図6が示すように、フットペダル20が静止状態の時、踏み板17は軽量で、 振揺部材70水平時の牽引力は踏み板17端部の重量より大きく、並びにチェー ン80も踏み板70端部を上方に牽引するため、踏み板70は傾斜状を呈し、上 、下自材継手30、40及び連接軸桿60はそれぞれ垂直に連接し、中心スライ ド桿15が上部可動シンバルと下部固定シンバルを分離状態の静止位置に安定さ せるようにする。 踏み板17が踏まれると、上自材継手30に連動して横部72は下方に傾斜し、 振揺部材70自体も下方に牽引され、この時定位軸73と連接軸桿60の軸支状 態及び下自材継手40の作用によって振揺部材70はスムーズに下方に牽引され 、上自材継手30及び中心スライド桿15を連動して下方に移動させ、上部可動 シンバルが下部固定シンバルに接触して音を発する。 踏み板17を放すと振揺部材70の横部72は下方への牽引力を失い、上自材 継手30は自然に元の位置に戻り、振揺部材70も元の位置に戻って本来の平衡 状態となり、振揺部材70に軸支している連接軸桿60はそれに連動して元の垂 直位置に戻り、中心スライド桿15を上方に移動させ、上下両シンバルは分離す る。
【0008】 上記の構造から踏み板17を軽く踏むだけで中心スライド桿15が牽引されて 下方移動し、上下シンバルが接触して音を発し、また、踏み板17を放すと中心 スライド桿15は即時に上方移動して本来の位置に戻り、上下シンバルは分離す る。このように本考案のフットペダル20は、軽く踏むだけでシンバルの操作が 行え、各部分が反応して作動する時間は極めて短く、各部間の連動は全てスムー ズで、上下両シンバルの応動性も良好である。その上フットペダル20の操作は 極めて静かに行え、各部の作動も余計な雑音を出さないよう構成されているため 、シンバルの音質がより清らかになる。
【0009】
【考案の効果】
本考案のハイハットシンバルのフットペダルは、前記のような構造から、踏み 板を軽く踏めば振揺部材が下方に傾斜し、容易にシンバルの操作ができ、各部分 の連動は快速且つスムーズで、上下両シンバルは応動性に優れており、フットペ ダルはの操作及び各部の作動は極めて静かに行われ、余計な雑音を発することが ないため、シンバルの音質がより清らかになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のハイハットシンバルの全体立体構造図で
ある。
【図2】従来のフットペダル部分の立体分解図である。
【図3】本考案のフットペダルの立体分解図である。
【図4】本考案の振揺部材の立体外観図である。
【図5】本考案のフットペダルの組立外観図である。
【図6】本考案のフットペダルの作動状態を示す断面図
である。
【図7】本考案尾のフットペダルの作動状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 フット 11 スタンド長管 111 下部固定シンバル 112 上部可動シンバル 12 スライド桿 13 フットペダル 14 スタンド 141 円孔 15 中心スライド桿 151 ねじみぞ 17 踏み板 20 フットペダル 30 上自材継手 31 中心螺孔 32 第一側螺孔 33 止めねじ 34 第二側螺孔 40 下自材継手 41 第二側螺孔 42 中心螺孔 43 第一側螺孔 44 止めねじ 50 固定具 51 定位孔 52 螺孔 53 止めねじ 54 固定孔 55 固定ねじ 60 連接軸桿 61 螺桿 62 軸部 621 心孔 622 軸承 70 振揺部材 71 縦部 711 孔洞 712 開口 713 軸孔 714 座金 715 螺孔 716 当接ねじ 72 横部 721 螺孔 722 固定ねじ 73 定位軸 80 チェーン 81 上固定片 811 孔洞 82 ねじ 83 下固定片 831 ねじ
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハイハットシンバルのフットペダルにおい
    て、上部可動シンバルに連設の中心スライド桿は、底端
    が中空状のスタンドを貫穿してフットペダルに連設し、
    さらに該フットペダルは踏み板と連設し、フットペダル
    は主に上自材継手、下自材継手及び振揺部材からなり、
    該上自材継手の頂部と中心スライド桿は連接し、前記下
    自材継手の底端をスタンドの底部に固定し、頂部は連接
    軸桿の底端と連結し、該連接軸桿の頂端に設けた軸部は
    その中央に心孔を有し、振揺部材は主に縦部及びこの側
    辺に連接する横部で構成し、該振揺部材の頂部と上自材
    継手の底部は連接し、縦部の下方に設けた開口の側壁に
    それぞれ貫通状の軸孔を対置して設け、該開口は前記連
    接軸桿の軸部を嵌入させ、定位軸は軸孔及び軸部を貫通
    して連接軸桿に軸装し、横部の開放端部とチェーン上端
    は連設し、並びにチェーンの下端は踏み板に連接するこ
    とを特徴とする、ハイハットシンバルのフットペダル。
  2. 【請求項2】上自材継手の頂部に設けた中心螺孔は中心
    スライド桿端部のねじみぞ部と螺合し、その該頂端付近
    の周壁の直径方向に設けた第一側螺孔は該中心螺孔に連
    通し、ここに止めねじを嵌入して前記中心スライド桿を
    当接、固定することを特徴とする、請求項1に記載のハ
    イハットシンバルのフットペダル。
  3. 【請求項3】下自材継手の頂部に中心螺孔を設け、その
    周壁頂部付近の側辺に設置の前記第一側螺孔は中心螺孔
    と連通し、該心螺孔は連接軸桿の螺桿端部と螺接し該第
    一側螺孔に螺入しているねじが軸桿を当接して固定する
    ことを特徴とする。請求項1に記載のハイハットシンバ
    ルのフットペダル。
JP1999001770U 1999-03-24 1999-03-24 ハイハットシンバルのフットペダル Expired - Lifetime JP3062388U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3528705B2 (ja) 1999-09-30 2004-05-24 ヤマハ株式会社 楽器用スタンド
CN110580892A (zh) * 2019-10-28 2019-12-17 宁波海伦鼓尚教育科技有限公司 一种电子架子鼓的镲片装置

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