JP3062208U - 調理具用保持器具 - Google Patents

調理具用保持器具

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JP3062208U
JP3062208U JP1999001582U JP158299U JP3062208U JP 3062208 U JP3062208 U JP 3062208U JP 1999001582 U JP1999001582 U JP 1999001582U JP 158299 U JP158299 U JP 158299U JP 3062208 U JP3062208 U JP 3062208U
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JP1999001582U
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Inventor
実 土田
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マスター カットラリー 株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利便性、収納性が高い調理具用保持器具を提供
する。 【解決手段】調理具を磁力によって保持する調理具用保
持器具1であって、前記調理具を磁力にて吸着するマグ
ネット3と、このマグネット3を内蔵する本体部と、こ
の本体部を壁に固定する取り付け部とからなることを特
徴とする調理具用保持器具1とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ステンレス等からなる調理具を、磁力にて保持する調理具用保持器 具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭の台所やレストラン等の厨房には、料理用に使用する各種調理具が準 備されている。これらの調理具は、例えば、包丁やスパチェラ、さらに、杓子等 、多種多様であり、適当な収納場所を確保するのが困難な場合がある。通常、こ れらの調理具は、流し台の下に設けられた引き出しや開きに収納するのが一般的 である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一種類の料理を作るために、複数の調理具を利用する場合が多々あ り、かつ多品種の料理を同時に作らなければならない場合も多い。特に、レスト ラン等の業務施設では、このような状況が頻繁に訪れる。 このような場合に、使用した調理具を、一々引出し等にしまい込むのは面倒で あるため、使用した調理具を水洗いした後、流し台上に一時的に置いておくこと が通常良くある。しかし、この無造作に置かれた調理具、特に包丁等は非常に危 険であり、かつ不衛生である。本考案は、以上の課題を解決することを目的とし ており、利便性、収納性が高い調理具用保持器具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本考案は、調理具を磁力によって保持する調理具 用保持器具であって、前記調理具を磁力にて吸着するマグネットと、このマグネ ットを内蔵する本体部と、この本体部を壁に固定する取り付け部とからなること を特徴とする調理具用保持器具とした。また、前記本体部は、長方体状の枠体で あるフレームと、このフレーム内に固設されるホルダ支持部材と、このホルダ支 持部材上に備え付けられ、前記マグネットを収納するマグネットホルダと、この マグネットを覆い隠すとともに、複数の穴を形成したカバー部とを有することを 特徴とすることもできる。 前記構成からなる本考案によれば、調理具を収納する際の利便性を向上させる ことができる。
【0005】 また、前記フレームが、ステンレス製であり、かつ、前記マグネットホルダに 収納された前記マグネットの吸着面が前記フレームの吸着面より取り付け面側に 入り込んでいることを特徴とすることもできる。 本考案を、前記構成とすることにより、マグネットの保持力を高めることがで きる。 さらに、複数のマグネットを組み合わせて前記マグネットを形成することを特 徴とすることもできる。 本考案を前記構成とすることにより、収納されるマグネットの成形が容易にな り、かつ、汎用性が増す。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案を、実施の形態に基づき、図面を参照しながら具体的に説明する。 図1は、本実施の形態に係る調理具用保持器具(以下、保持器具という)の使 用状態を示す平面図、図2はこの保持器具の斜視図、図3は図2のA−A断面図 、図4は図2のB矢視部分拡大図であり(a)は平面図、(b)は(a)のD− D断面図、図5は図4(b)で示す位置の取り付け状態を示す断面図である。
【0007】 保持器具1は、厨房の壁等に取り付け部をねじ止めされ、図1の如く、吸着面 にて包丁CやスパチュラS等の調理具を保持する。この保持は、内蔵するマグネ ットの磁力作用によって行うため、保持対象物となるのは、鉄、ステンレス等か らなる調理具である。図2、図3、図4に基づいて保持器具1の構造を説明する 。
【0008】 保持器具1は、図2の如く長方体状の枠体であるフレーム2がマグネット3等 を取り囲んでいる。また、フレーム2の吸着面側には、複数の丸穴を千鳥状に形 成したカバー4を嵌め込んでいる。このフレーム2とカバー4が本実施の形態に 係る本体部である。この本体部内にマグネット3が内蔵される。以下、保持器具 1の内部構造を説明する。
【0009】 フレーム2内には、フレーム2の長手方向に沿ってホルダ支持部材6が固設さ れている。つまり、ホルダ支持部材6は、長方形状であるプレート体の両長辺部 分6a,6a(図3参照)を折り曲げて断面コ字形状とし、この両長辺部分6a ,6aをフレーム2の内壁に固着している。なお、この固着に際し、両長辺部分 6a,6aの内側が、フレーム2の取り付け面側、つまり、壁に取り付けられる 側を向く。
【0010】 ホルダ支持部材6の吸着面側(前記取り付け面と逆の面側)に、図3の如く断 面凹状のマグネットホルダ5が備え付けられ、マグネットホルダ5の凹みに、マ グネット3が嵌め込まれ収納される。本実施の形態では、複数のマグネット3を 組み合わせてホルダ5の凹みに嵌め込んでいるが(図2参照)、複数を組み合わ せることなく、一つのマグネットにて対応させることもできる。但し、複数のマ グネットにて対応させる態様とするれば、マグネットの成形が容易になり、かつ 、汎用性を増して好適である。
【0011】 マグネット3の吸着面側には、カバー4を装着し、マグネット3との間でシー ト6を挟みこむ。なお、このカバー4は長方形状をなし、両長辺を折り曲げ、マ グネットホルダ5とフレーム2との隙間に、前記折り曲げを嵌め込んで装着して いる。この装着で、フレーム2内のマグネット3の内蔵が完了する。ちなみに、 マグネット3の吸着面とフレーム2の吸着面との間には、距離dの差がある。つ まり、マグネット3の吸着面がフレーム2の吸着面より取り付け面側に入り込ん でいる。本実施の形態では、この差は0.5mm程度であるが、マグネット3を ステンレス製のフレーム2で囲う場合、この差を設けることによって磁力が局所 的に増し、磁力による吸着作用が増加する。
【0012】 図4の如く、フレーム2の短辺部分の内壁21,21と、ホルダ支持部材6の 短辺部分6b,6bとの間には、スペースSP,SPが形成され、このスペース SP,SP内に取り付け金具8,8の先端部81,81が位置する。この取り付 け金具8について説明する。なお、図4は、スペースSP等の一方のみ(図2の B参照)を図示しており、以下の説明では、この一方に配設される取り付け金具 8について説明し、他方の説明は省略する。
【0013】 取り付け金具8の先端部82にビス穴8aが形成され、基端部82がホルダ支 持部材6の短辺部分6bに固着される。また、この取り付け金具8は、オフセッ トされており、基端部82がホルダ支持部材6に固着した時に、この基端部82 に対して先端部81が取り付け面側に位置する。以上、取り付け金具8が、本実 施の形態では取り付け部に相当する。
【0014】 先端部81が位置するスペースSPには、吸着面側からビス隠しカバー7が嵌 め込まれる(図4(b)の仮想線参照)。このビス隠しカバー7は、スペースS Pの形状に対応し、このスペースSPに嵌まり込むカバー部71を有し、スペー スSPに対して着脱自在である。
【0015】 図5は、保持器具1をビス10にて壁に取り付けた状態を示す縦断面図である 。保持器具1を壁に取り付けるため、まず、スペースSPに嵌め込まれたビス隠 しカバー7を取り外す。次に、保持器具1を壁の適当な位置に配置する。その後 、スペースSP内に位置するビス穴8aにビス10を差し込み、ドライバー等に て壁に螺合締結する。このビス止めが完了した後、スペースSPにビス隠しカバ ー7を嵌め込み、取り付けは完了する。この取り付けが完了した状態の平面図が 図1である。
【0016】
【考案の効果】 本考案によれば、調理具を収納する際の利便性を向上させることができる。 また、前記フレームが、ステンレス製であり、かつ、前記マグネットホルダに 収納された前記マグネットの吸着面が前記フレームの吸着面より下方に入り込ん でいることを特徴とすることにより、マグネットの保持力を高めることができる 。 さらに、複数のマグネットを組み合わせて前記マグネットを形成することを特 徴とすることにより、収納されるマグネットの成形が容易になり、かつ、汎用性 が増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る調理具用保持器具の使用状
態を示す平面図である。
【図2】本実施の形態に係る調理具用保持器具の斜視図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB矢視部分拡大図であり(a)は平面
図、(b)は(a)のC−C断面図である。
【図5】図4(b)の位置の取り付け状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1:調理具用保持器具 2:フレーム 3:マグネット 5:マグネットホルダ 6:ホルダ支持部材 9:穴 C:包丁(調理具) S:スパチュラ 4:カバー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理具を磁力によって保持する調理具用保
    持器具であって、 前記調理具を磁力にて吸着するマグネットと、このマグ
    ネットを内蔵する本体部と、この本体部を壁に固定する
    取り付け部とからなることを特徴とする調理具用保持器
    具。
  2. 【請求項2】前記本体部は、長方体状の枠体であるフレ
    ームと、このフレーム内に固設されるホルダ支持部材
    と、このホルダ支持部材上に備え付けられ、前記マグネ
    ットを収納するマグネットホルダと、このマグネットを
    覆い隠すとともに、複数の穴を形成したカバーとを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の調理具用保持器
    具。
  3. 【請求項3】前記フレームが、ステンレス製であり、か
    つ、前記マグネットホルダに収納された前記マグネット
    の吸着面が前記フレームの吸着面より取り付け面側に入
    り込んでいることを特徴とする請求項2に記載の調理具
    用保持器具。
  4. 【請求項4】複数のマグネットを組み合わせて前記マグ
    ネットを形成することを特徴とする請求項2又は請求項
    3に記載の調理具用保持器具。
JP1999001582U 1999-03-17 1999-03-17 調理具用保持器具 Expired - Lifetime JP3062208U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562711U (ja) * 1992-02-01 1993-08-20 株式会社東郷製作所 クリップ
JPH0562710U (ja) * 1992-02-01 1993-08-20 株式会社東郷製作所 クリップ
JP2001252202A (ja) * 2000-03-08 2001-09-18 Masaru Nakayama 金属製小物の取り付け具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0562711U (ja) * 1992-02-01 1993-08-20 株式会社東郷製作所 クリップ
JPH0562710U (ja) * 1992-02-01 1993-08-20 株式会社東郷製作所 クリップ
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