JP3033985U - 鍋蓋等置具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】鍋蓋、お玉、フライ返し、菜箸等台所用品はレ
ンジや調理台の上に置くべき場所が無く、そのレンジ上
に直接置くことは清潔感が無く、それらの台所用品を置
くべき鍋蓋等置具をレンジ等の台上や側面に簡単に取り
付けられ、取り外し、洗う事もできる。 【解決手段】底部には汁受凹部５、その上部には鍋蓋の
摘掛凹部２及びお玉等の柄掛凹部３，４を設けた鍋蓋等
置具本体の左右両側面に筒状菅体の支持金具装着部６を
設け、レンジ、調理台などの平面又は側面に吸着させる
磁石板８の左右両側にも支持金具装着部９を設け、鍋蓋
等置具本体１と磁石板８それぞれの支持金具装着部に挿
入させる着脱自在な平面用支持金具Ａ１０又は側面用支
持金具Ｂ１１により鍋蓋等置具本体１を磁石板８に連結
起立してなる鍋蓋等置具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案に係る鍋蓋等置具は、レンジや調理台の金属製 平面や側面に簡単に磁石板で取り付けられる鍋蓋等置具に関して提案するもので ある。

【０００２】鍋蓋、お玉、等台所用品は、レンジや調理台の金属製平面又は側面 に置くべき場所が無く、そのレンジや調理台に直接置くことは清潔感が無いこと に鑑みて、本考案の鍋蓋等置具は、レンジや調理台の金属製平面又は側面に磁石 板で取り付け取り外しが自在になるようにしたものである。

【０００３】

【従来の技術】先行技術としては、実開平２−１２６５２６号公報に記載の考案 の名称「鍋蓋立てが付いた鍋」、特開平０７−１１１９４１号公報に記載の発明 の名称「炊飯装置における炊飯釜蓋のせ具」等がある。これらの従来技術の内前 者は、鍋に取り外し可能にした蓋立てを設けたもの、後者は、炊飯釜に釜蓋乗せ 具を設けたものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】本考案は、磁石板の左右両側面に設けられる筒 状管体の支持金具装着部に左右の支持金具の下端部をそれぞれ挿入して、各支持 金具の上端部を鍋蓋等置具本体の左右両側面に設けられる筒状管体の支持金具装 着部に挿入して、前記の磁石板をレンジや調理台の平面若しくは側面に吸着させ て、その磁石板の左右に設けた支持金具装着部に平面用又は側面用の左右支持金 具を取り付けて、それぞれの支持金具で鍋蓋等置具本体を起立させるようにして いる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本考案に係る鍋蓋等置具は、鍋蓋やお玉等を置く ための鍋蓋等置具本体とこれをレンジ等の上に起立支持している支持金具と支持 金具を保持しているレンジ等の金属製平面又は側面に吸着される磁石板から構成 されるものである。

【０００６】鍋蓋等置具本体の構成は、底部には、汁受凹部を設け、その鍋蓋等 置具本体の上部には鍋蓋の摘掛凹部及びお玉等の掛凹部を設け、鍋蓋等置具本体 の左右両側面には、筒状菅体の支持金具装着部を設けている。

【０００７】レンジ台の金属製上面又は側面に吸着させる磁石板の左右両側面に も筒状菅体の支持金具装着部を設けている。

【０００８】本考案は、その鍋蓋等置具本体とその磁石板のそれぞれの側面に設 けられた支持金具装着部に挿入させる着脱自在な支持金具により、鍋蓋等置具本 体と磁石板とを平面用支持金具又は側面用支持金具で連結してなる鍋蓋等置具で ある。

【０００９】鍋蓋等置具本体と磁石板のそれぞれの側面に設けられた支持金具装 着部に挿入される着脱自在な支持金具は、平面用と側面用の二種類の支持金具が あり、それぞれ左右一対ある。

【００１０】レンジ又は調理台などの磁石板を吸着する金属製平面又は側面によ り両者を使い分けて使用するようにしている。即ち磁石板と鍋蓋等置具本体とを 連結している平面用又は側面用の各一対の支持金具は、その磁石板を取り付ける 場所により区別される支持金具の形状により、レンジ等金属製台の平面又はこれ らの側面に該磁石板を接着させるようにしたことを特徴とする鍋蓋等置具である 。

【００１１】

【考案の実施形態】本考案は、鍋蓋等置具に関して、磁石板の左右側面に筒状菅 体の支持金具装着部を設けて、レンジの平面並びにその側面や台所の金属製調理 台の表面に前記の磁石板を吸着させ、その磁石板の左右に設けた筒状菅体の両支 持金具装着部のそれぞれに支持金具の下端を挿入して、その左右両支持金具の各 上端を鍋蓋等置具本体の両側面に設けた支持金具装着部に挿入して鍋蓋等置具本 体を支持するようにしたものである。

【００１２】その鍋蓋等置具本体の上部には、鍋蓋の摘を掛ける鍋蓋摘掛凹部と お玉等の柄先端を掛けるお玉等の柄掛凹部を有し、下部には汁受凹部を備えるも のである。その鍋蓋等置具本体左右側面には筒状菅体の支持金具装着部を設け、 その左右支持金具装着部に支持金具の上端部を挿入して、その左右の支持金具の 下端部を磁石板の左右に設けた筒状菅体である支持金具装着部に挿入して鍋蓋等 置具本体を支持するようにした。

【００１３】

【実施例】添付図面は、本考案に係る鍋蓋等置具の実施例について図示している ものである。図１は、鍋蓋等置具本体の正面図、図２は、同上平面図、図３は、 同上右側面図、図４は、Ｃ−Ｃ線断面図、図５は、磁石板の正面図、図６は、平 面用の支持金具Ａの側面図、図７は、支持金具Ａを用いた鍋蓋等置具の使用状態 斜視図、図８は、側面用の支持金具Ｂの側面図、図９は、支持金具Ｂを用いた鍋 蓋等置具の使用状態斜視図をそれぞれ図示しているものである。図面に基づいて 本考案の実施例について説明する。

【００１４】鍋蓋等置具本体下部の底部には汁受凹部５、その上部には鍋蓋の摘 掛凹部２及びお玉等の柄掛凹部３，４を設けた鍋蓋等置具本体の左右両側面に筒 状管体の支持金具装着部６を設け、レンジ等の上面又は側面に吸着させる磁石板 ８の左右両側にも筒状菅体の支持金具装着部９を設け、鍋蓋等置具本体１と磁石 板８とをそれぞれの金具装着部に挿入させる着脱自在な左右一対の平面用支持金 具Ａ１０又は側面用金具Ｂ１１により連結支持してなる鍋蓋等置具である。

【００１５】鍋蓋等置具本体１と磁石板８のそれぞれの側面に設けられた筒状菅 体の金具装着部６，９に挿入させる着脱自在な支持金具１０，１１は、その磁石 板８を取り付ける場所が平面又は側面になることにより使い分ける。支持金具１ ０の下端部が水平に折れ曲がっている平面用支持金具Ａは、レンジ等金属製台の 平面に吸着した磁石板の左右支持金具装着部にその下端部を挿入させる。又、支 持金具１１の下端部が垂直な側面用支持金具Ｂは、側面に吸着した磁石板の左右 支持金具装着部にその下端部を挿入させるようにしたことを特徴とする。

【００１６】

【考案の効果】本考案の効果は、磁石の吸着が可能な金属製レンジや調理台など の金属製平面又は側面に取り付け若しくは取り外しが自在な鍋蓋等置具である。

【００１７】本考案は、鍋蓋等置具の磁石板を磁石が吸着するレンジや調理台の 自由な位置に吸着して、その磁石板の左右支持金具装着部に支持金具Ａ又はＢの 下端部を挿入して、これらの支持金具の上端部に鍋蓋等置具本体を取り付けて鍋 蓋やお玉等を置くことができるうようにしたものである。

【００１８】の底部には汁受凹部を備え、鍋蓋の摘掛凹部には鍋蓋の摘を置き、 お玉やフライ返し等の柄を柄掛凹部に置いても、これに菜箸を掛けても、底部の 汁受凹部に汁が溜まるので、レンジや調理台上に汁がたれる事なく衛生的である 。従って、汁だれによりレンジや調理台の上を汚さずに、鍋蓋等置具本体を支持 金具より取り外し汁受凹部に溜まった汁を水洗いで流せば、その汁受凹部を清潔 に保つことが出来る。

【００１９】本考案に係る鍋蓋等置具を使用する際にはレンジや調理台の平面又 は側面に簡単にセットすることが出来ると共に取り外して水洗いする事が出来る ものである。磁石板の左右支持金具装着部若しくは吸着盤に支持金具の下端部を 挿入し、そしてその支持金具の各上端部を鍋蓋等置具本体の左右支持金具装着部 に挿入しても、鍋蓋等置具の利用が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】鍋蓋等置具本体の正面図

【図２】同上平面図

【図３】同上右側面図

【図４】Ａ−Ａ線断面図

【図５】磁石板の正面図

【図６】支持金具Ａの側面図

【図７】支持金具Ａを用いた鍋蓋等置具の使用状態斜視
図

【図８】支持金具Ｂの側面図

【図９】支持金具Ｂを用いた鍋蓋等置具の使用状態斜視
図

【符号の説明】

１．．．鍋蓋等置具本体 ２．．．鍋蓋摘掛凹部 ３，４．．．お玉等の柄掛凹部 ５．．．汁受凹部 ６．．．筒状管体の支持金具装着部 ７．．．汁受凹部の前面部 ８．．．磁石板 ９．．．筒状菅体の支持金具装着部 １０．．．平面用の支持金具Ａ １１．．．側面用の支持金具Ｂ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】鍋蓋等置具本体下部の底部には汁受凹部を
   設け、その上部には鍋蓋の摘掛凹部及びお玉等の柄掛凹
   部を設けた鍋蓋等置具本体の左右両側面に筒状菅体の支
   持金具装着部を設け、レンジ、調理台等の金属製上面又
   は側面に吸着させる磁石板の左右両側面にも筒状菅体の
   金具装着部を設け、それぞれの側面に設けられた前記支
   持金具装着部に支持金具を挿入させることにより鍋蓋等
   置具本体と磁石板とを連結支持する着脱自在な支持金具
   により連結してなることを特徴とする鍋蓋等置具。
2. 【請求項２】鍋蓋等置具本体と磁石板とをそれぞれの左
   右側面に設けられた支持金具装着部に挿入させる着脱自
   在な支持金具により連結支持するようにして、その支持
   金具の下端部の形状を水平に折り曲げ又は垂直にするこ
   とにより、レンジ等金属台の平面又はその側面に吸着し
   た該磁石板の左右筒状菅体の支持金具装着部に支持金具
   の下端部を挿入させるようにしたことを特徴とする請求
   項１に記載の鍋蓋等置具。