JP3061978B2 - Avシステム制御装置 - Google Patents

Avシステム制御装置

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JP3061978B2
JP3061978B2 JP5144767A JP14476793A JP3061978B2 JP 3061978 B2 JP3061978 B2 JP 3061978B2 JP 5144767 A JP5144767 A JP 5144767A JP 14476793 A JP14476793 A JP 14476793A JP 3061978 B2 JP3061978 B2 JP 3061978B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はAVシステムの制御を行
うAVシステム制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にVTRやTVなどから構成され
るAVシステムでは、AVシステム制御装置がAVシス
テムを構成する各機器のAV信号端子がどの機器のAV
信号端子に接続されているかを知っている必要がある。
【0003】従来のAVシステムでは、AVシステムの
構成をあらかじめシステムで固有の構成をとることによ
り各機器の制御を可能としていた。各機器の制御手段と
しては、例えばAV機器制御用データバスの1種であ
り、1991年5月にIEC1030 Interna
tional Standard として規格が発行さ
れているD2B(Domestic Digital
Bus)が挙げられる。AVシステムが固有の構成をと
る例として例えば、VTRの再生出力端子はTVの入力
1に接続されるなどという取り決めが最初から決まって
おり、AVケーブルの接続の仕方はこの取り決めに従っ
て接続されるなどが挙げられる。
【0004】以下に、従来のAVシステム制御装置につ
いて説明する。図3は従来のAVシステムの構成を示し
た構成図である。以下、図3を用いて従来のAVシステ
ム制御装置について説明する。図3のAVシステムは、
システムリモコン100、TV1,VTR2およびAV
システム制御装置4から構成され、各々のAV機器に備
えられた制御部25間およびAVシステム制御装置4に
備えられたAV機器制御手段20がデータバス線で接続
されているデータバスシステムであり、各AV機器は相
互に制御可能である。ここでは、1例として制御部25
およびAV機器制御手段20にD2Bを、データバス線
としてD2Bケーブル5を使用するデータバスシステム
を挙げて説明する。
【0005】システムリモコン100には「ビデオを見
る」ボタン101がついており、システムリモコン10
0のリモコン信号は、AVシステム制御装置4のリモコ
ン信号受信手段200によって受信され、AV機器制御
手段20に伝達される。AVシステム制御装置4にはま
たシステム動作記憶手段26が備えられ、システムリモ
コン100のリモコン信号に応じてAV機器制御手段2
0が制御するシステム動作内容があらかじめ記憶されて
いる。具体的には、「システムリモコン100の「ビデ
オを見る」ボタン101のリモコン信号を受信するかま
たはVTR2が再生状態になると、VTR2の再生画を
TV1に出力するシステム動作を行う」といった内容が
システム動作記憶手段26に記憶されている。
【0006】VTR2のAV信号出力端子は、AVケー
ブル6を通してTV1の入力1に接続されている。この
接続構成は例えば取扱説明書に記載するなどの方法であ
らかじめ定められている。各AV機器には接続構成記憶
手段21が備えられ、それぞれ自分のAV信号入力およ
び出力端子がどこに接続されているかの情報が記憶され
ている。それぞれの具体的記憶内容は、TV1の接続構
成記憶手段21には、「TV1の入力1にはVTR2の
AV信号出力端子が接続されている」。VTR2の接続
構成記憶手段21には、「VTR2のAV信号出力端子
はTV1の入力1に接続されている」。といった具合で
ある。また、各AV機器には接続実行手段23が備えら
れ、前記接続構成記憶手段21の記憶情報を基にAV機
器間の接続を実行する。
【0007】以下に、システム動作がAVシステム制御
装置4から始まり、AVシステム制御装置4が各機器を
制御する様子を説明する。例えば、システムリモコン1
00上の「ビデオを見る」ボタン101を押すと、自動
的にTV1にVTR2の再生画が出力される機能を考え
る。
【0008】AVシステム制御装置4のリモコン信号受
信手段200は、「ビデオを見る」ボタン101を押す
ことにより、システムリモコン100から送信されるリ
モコン信号を受信し、AVシステム制御装置4のAV機
器制御手段20に伝達する。AV機器制御手段20は、
システム動作記憶手段26の記憶内容からVTR2の再
生画をTV1に出力するシステム動作の制御を開始す
る。具体的にはAV機器制御手段20は、D2Bケーブ
ル5を介してVTR2の制御部25に対し、「VTR2
を電源オンにすると共に、VTR2のAV信号出力をT
V1に接続する」という接続命令を送信する。これを受
けたVTR2の制御部25は、VTR2を電源オンにす
ると共にVTR2の接続実行手段23に対し上記命令の
実行を命じる。
【0009】VTR2の接続実行手段23は、VTR2
の接続構成記憶手段21の記憶内容を調べ、VTR2の
AV信号出力端子はTV1の入力1に接続されているこ
とを知り、VTR2の制御部25通じてTV1の制御部
25に対し、「TV1を電源オンにすると共に、TV1
を入力1に切り換える」という接続命令を送信する。こ
れを受けたTV1の制御部25は、TV1を電源オンに
すると共に、TV1の接続実行手段23に対し上記命令
の実行を命じる。
【0010】TV1の接続実行手段23は、TV1の接
続構成記憶手段21の記憶内容を調べ、入力1がVTR
2のAV信号出力端子に接続されていることを知り入力
切り換えを入力1に切り換え、その旨をTV1の制御部
25に通知する。TV1の制御部25は、D2Bケーブ
ル5を介してVTR2の制御部25に対し上記接続命令
が実行完了されたことを通知し、さらにVTR2の制御
部25は、同様にD2Bケーブル5を介してAVシステ
ム制御装置4のAV機器制御手段20に対し、該当接続
命令が実行完了されたことを伝える。
【0011】次にAVシステム制御装置4のAV機器制
御手段20は、D2Bケーブル5を介してVTR2の制
御部25に対して再生の指示を出す。これらの操作によ
り、VTR2の再生画がTV1に自動的に出力される。
【0012】次に、システム動作が各機器から始まり、
AVシステム制御装置4が各機器を制御する様子を説明
する。例えば、VTR2の再生ボタンを押すと、自動的
にTV1にVTR2の再生画が出力される機能を考え
る。
【0013】VTR2の再生ボタンを押すとVTR2は
再生状態に入るが、VTR2にはシステム動作記憶手段
がないため自動的にTV1に再生画を出力することがで
きない。その代わりに、VTR2の制御部25は、D2
Bケーブル5を介しAVシステム制御装置4のAV機器
制御手段20にVTR2が再生状態に入ったことを通知
する。以下、システム動作がAVシステム制御装置4か
ら始まる動作説明と同手順に従いVTR2の再生画がT
V1に自動的に出力される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、AVシステム制御装置にシステム動作記憶
手段を集中させ、各機器に接続構成記憶手段および接続
実行手段を分散させるAVシステムのため以下の欠点を
有していた。
【0015】ひとつは、各機器に接続構成記憶手段が必
要となることである。特にAVシステムの構成を変更さ
せる場合には、接続構成記憶手段の記憶内容を新たなA
Vシステム構成に合わせて変更していく必要があるた
め、接続構成記憶手段は書換え可能で、しかも停電等の
事情で電源が一時供給されない状態を経ても記憶が保た
れる素子で構成されねばならない。このような素子とし
ては、例えば不揮発性メモリ等があるが、このような素
子はROMに比べて高価であるため、コストが高くつく
ことである。さらにAVシステムの変更に合わせて接続
構成記憶手段の内容を変更するための複雑な変更手段が
必要となる。変更手段の1例として、TVの画面上に変
更メニューを表示しリモコン等を使用して対話形式で変
更するような手段が考えられるが、この場合でも変更項
目が多量にあるため操作が複雑となる。
【0016】なお、AVシステム制御装置にも接続構成
記憶手段を備え、ここでAVシステム構成を集中管理す
ることも可能であるが、この場合であっても以下に述べ
るように、各機器に接続実行手段を備える限り各機器に
接続構成記憶手段が必要となるため、問題の解決とはな
らない。
【0017】2番目の欠点として、各機器はAVシステ
ム制御装置のAV機器制御手段からの接続命令を実行す
る必要があるため、それぞれに接続実行手段を備えねば
ならず、各機器の接続実行手段のプログラム容量に要す
る多量のROM、RAMが必要となることが挙げられ
る。
【0018】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、構成が自由に変更可能なAVシステムであっても、
安価な接続構成記憶手段と、少量のプログラム容量で済
むAV機器制御手段をもち、さらに接続構成記憶手段に
記憶された情報の煩雑な変更手続きなしにシステム動作
を可能とする柔軟なAVシステム制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のAVシステム制御装置は、AVシステムを構
成している各々のAV機器に備えられた制御部間をデー
タバスで接続するデータバスシステムにおいて各々のA
V機器の動作を制御するAVシステム制御装置であっ
て、AVシステムを構成している複数のAV機器のAV
ケーブルの接続構成を複数個記憶する接続構成記憶手段
と、前記接続構成記憶手段に記憶されているそれぞれの
接続構成に対応したシステム構成コードを記憶するシス
テム構成コード記憶手段と、前記接続構成記憶手段の記
憶情報を基に前記AV機器間の接続を実行する接続実行
手段と、AVシステムにおけるシステム動作を記憶する
システム動作記憶手段と、前記システム動作記憶手段の
記憶情報を基に前記AV機器の制御部を制御する前記A
V機器の制御部と前記データバスで接続されるAV機器
制御手段とで構成される。
【0020】
【作用】本発明は上記した構成により、AVシステムを
構成している各々のAV機器に備えられた制御部間とA
Vシステム制御装置のAV機器制御手段はデータバスを
介して互いに制御可能であり、AV機器制御手段はシス
テム動作記憶手段の記憶内容に従って、各々のAV機器
に備えられた制御部および接続実行手段に対し指令を与
える。接続実行手段は、AV機器制御手段または前記A
V機器の制御部からの指令を受けてシステム構成コード
記憶手段に記憶されているシステム構成コードに対応す
る接続構成記憶手段の記憶情報に基づきAV機器間の接
続を実行する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0022】図1は本発明の実施例におけるAVシステ
ムの構成図である。図1のAVシステムは、システムリ
モコン100、TV1,VTR2,およびAVシステム
制御装置4から構成され、各々のAV機器に備えられた
制御部25間およびAVシステム制御装置4に備えられ
たAV機器制御手段20がデータバス線で接続されてい
るデータバスシステムであり、各AV機器は相互に制御
可能である。ここでは、一例として制御部25およびA
V機器制御手段20にD2Bを、データバス線としてD
2Bケーブル5を使用するデータバスシステムを挙げて
説明する。
【0023】システムリモコン100には「ビデオを見
る」ボタン101がついており、システムリモコン10
0のリモコン信号は、AVシステム制御装置4のリモコ
ン信号受信手段200が受信し、AV機器制御手段20
に伝達する。AVシステム制御装置4にはまたシステム
動作記憶手段26を備え、システムリモコン100のリ
モコン信号に応じてAV機器制御手段20が制御するシ
ステム動作内容が記憶されている。具体的には、「シス
テムリモコン100の「ビデオを見る」ボタン101の
リモコン信号を受信すると、VTR2の再生画をTV1
に出力するシステム動作を行う」といった内容がシステ
ム動作記憶手段26に記憶されている。
【0024】VTR2もまたシステム動作記憶手段26
を備えており、ここには「VTR2が再生状態になる
と、VTR2の再生画をTVに出力するシステム動作を
行う」という内容が記憶されている。
【0025】VTR2のAV信号出力端子は、AVケー
ブル6を通してTV1の入力1に接続されている。この
ようなAVシステムの相互のAVケーブルの接続構成
は、システム構成コードで代表される。システム構成コ
ードは、AVシステムにおける各機器のAVケーブルの
接続構成をコードで表わしたもので、一般的に可能な全
ての組合せが登録されている。例えば、システム構成コ
ードNo.1は、TV1の入力1にVTR2の出力1が
接続されているAVシステム。システム構成コードN
o.2は、TV1の入力1にレーザーディスク3の出力
1が接続されているAVシステム。システム構成コード
No.3は、レーザーディスク3の出力1はTV1の入
力1に、VTR2の出力1はTV1の入力2に接続され
ているAVシステム。といった具合いである。
【0026】図1で、VTR2の出力1は、AVケーブ
ル6を通してTV1の入力1に接続されているのでこの
AVシステムのシステム構成コードはNo.1となる。
AVシステム制御装置4は、このシステム構成コードを
システム構成コード記憶手段22に記憶している。シス
テム構成コード記憶手段22は、スライドスイッチ等で
構成され、スイッチの位置に応じてシステム構成コード
No.1からNo.3を表す。図1では、No.1の位
置になっている。
【0027】ROMで構成される接続構成記憶手段21
には、各システム構成コードに相当するAVシステムの
各機器間のAVケーブルの接続構成が複数記憶されてい
る。この場合、「システム構成コードNo.1ならば、
TV1の入力1にVTR2の出力1が接続されてい
る。」、「システム構成コードNo.2ならば、TV1
の入力1にレーザーディスク3の出力1が接続されてい
る。」、「システム構成コードNo.3ならば、レーザ
ーディスク3の出力1はTV1の入力1に、VTR2の
出力はTV1の入力2に接続されている。」といった具
合いである。
【0028】AVシステム制御装置4には接続実行手段
23が備えられ、AV機器制御手段20または前記AV
機器の制御部25からの指令を受けてシステム構成コー
ド記憶手段22に記憶されているシステム構成コードに
対応する接続構成記憶手段21の記憶情報に基づきAV
機器間の接続を実行する。各AV機器には、接続構成記
憶手段および接続実行手段は備えられていない。
【0029】以上のように構成された本実施例のAVシ
ステム制御装置について、以下その動作について説明す
る。
【0030】まずシステム動作がAVシステム制御装置
4から始まり、AVシステム制御装置4が各機器を制御
する様子を説明する。例えば、システムリモコン100
上の「ビデオを見る」ボタン101を押す場合を考え
る。従来の技術で説明したのと同様にリモコン信号を伝
達されたAVシステム制御装置4のAV機器制御手段2
0は、AVシステム制御装置4のシステム動作記憶手段
26の記憶内容に基づきVTR2の再生画をTV1に出
力するシステム動作の制御を開始する。具体的にはAV
機器制御手段20はVTR2の出力をTV1に出力する
接続依頼命令をAVシステム制御装置4の接続実行手段
23に出す。
【0031】接続実行手段23は、システム構成コード
記憶手段22を調べシステム構成コードNo.1が記憶
されていることを知った後に接続構成記憶手段21のシ
ステム構成コードNo.1の記憶内容を調べ、TV1を
入力1にすればよいことを知る。そこで接続実行手段2
3は、AV機器制御手段20を通じて、D2Bケーブル
5を介して接続されているTV1の制御部25に対して
電源オンおよび入力1に切り換える指令を、VTR2の
制御部25に対しては電源オンおよび再生の指令を出
す。指令が実行された後に、接続実行手段23はAV機
器制御手段20に対し上記接続依頼命令の実行完了通知
を行う。
【0032】以上により、VTR2の再生画がTV1に
自動的に出力される。次に、システム動作が各機器から
始まり、各機器が他機器を制御する様子を説明する。例
えば、VTR2の再生ボタンを押すと、自動的にTV1
にVTR2の再生画が出力される機能を考える。
【0033】VTR2の再生ボタンを押すとVTR2は
再生状態に入るが、VTR2の制御部25は、VTR2
のシステム動作記憶手段26の記憶内容に基づきVTR
2の再生画をTVに出力するシステム動作の制御を開始
しようとするが、VTR2には接続構成記憶手段が備え
られていないため、VTR2のAV信号出力がどこに接
続されているかは判らず直接TV1を制御することはで
きない。その代わりに、VTR2の制御部25は自分の
出力をTVに接続する旨の接続依頼命令を、D2Bケー
ブル5で接続されているAVシステム制御装置4のAV
機器制御手段20を介してAVシステム制御装置4の接
続実行手段23に依頼する。
【0034】AVシステム制御装置4の接続実行手段2
3は、上記システム動作がAVシステム制御装置4から
始まりAVシステム制御装置4が各機器を制御する実施
例で説明したのと同様の手順で、VTR2に接続されて
いるTVはTV1であり、TV1を入力1にすれば上記
接続依頼命令が実行完了できることを知る。そこで接続
実行手段23は、AV機器制御手段20を通じて、D2
Bケーブル5を介して接続されているTV1の制御部2
5に対して電源オンおよび入力1に切り換える指令を出
す。指令が実行された後に、接続実行手段23はVTR
2の制御部25に対し上記接続依頼命令の実行完了通知
を行う。以上により、VTR2の再生画がTV1に自動
的に出力される。
【0035】以上のように本実施例によれば、典型的な
AVシステムの接続構成をシステム構成コードで代表さ
せて登録し、AVシステム制御装置のみにシステム構成
コード記憶手段とシステム構成コードに対応する接続構
成を複数記憶する接続構成記憶手段および接続構成記憶
手段の記憶情報を基に各AV機器間の接続を実行させる
接続実行手段を備え、これらの手段を各AV機器には備
えないようにしたことにより、各AV機器は接続構成に
関する記憶をする必要がなくなった。さらにシステム構
成コードのみをスライドスイッチ等で構成されるシステ
ム構成コード記憶手段に記憶させたため、AVシステム
制御装置が必要とする接続構成記憶手段は安価なROM
で構成でき、低設計コストのAVシステム制御装置を提
供できる効果をもつ。
【0036】またAVシステム制御装置のみに接続構成
記憶手段および接続実行手段をもたせ、各機器に接続構
成記憶手段および接続実行手段が無くとも各機器の制御
部がAV信号の接続をAVシステム制御装置の接続実行
手段に依頼できるようにしたため、各機器にシステム動
作記憶手段だけを分散させることが可能となった。
【0037】これはすなわち、システム動作記憶手段を
分散させること自体は従来の技術においても可能ではあ
ったが、各機器に接続構成記憶手段および接続実行手段
があることおよび機器構成の変更に応じて各機器の接続
構成記憶手段を変更するのが条件となっていたのが、こ
の条件がなくなり各機器にシステム動作記憶手段だけを
分散して備えることが可能となったことを意味する。こ
れにより、システム動作に関する記憶情報および制御プ
ログラムをAVシステム制御装置のシステム動作記憶手
段およびAV機器制御手段だけに集中させずにすみ、各
機器のシステム動作記憶手段および制御部にも無条件で
分散可能となるAVシステム制御装置を提供できる効果
も併せもつ。
【0038】なお本実施例では、AVシステム制御装置
を独立の機器としたが、例えばTVのようなAVシステ
ムに必ず存在する機器に内蔵させてもよい。この場合に
は、AVシステム制御装置を新たに設置する必要がな
く、AVシステム全体のコスト削減と各機器設置の手間
が省けるという効果を持つ。
【0039】なお、本実施例ではデータバスとしてD2
Bを例にとり説明したが、例えばリモコンなどの他の制
御手段を用いてもよい。この場合には、適用されるAV
機器がD2B対応である必要がなく適用範囲が広がる効
果がある。
【0040】次に、機器を追加することによりAVシス
テム構成を変更する場合の様子を本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0041】図2は本発明の第2の実施例におけるAV
システムの構成図である。第1の実施例にレーザーディ
スク3を追加して、図2のような構成のAVシステムに
変更した場合を考える。レーザーディスク3はD2Bケ
ーブル5で接続される制御部25および「レーザーディ
スク3が再生状態になると、レーザーディスク3の再生
画をTVに出力するシステム動作を行う」という内容が
記憶されているシステム動作記憶手段26を備える。
【0042】図2では図1の構成とは入れ替わり、レー
ザーディスク3の出力1はTV1の入力1にVTR2の
出力1はTV1の入力2に接続されているので、このA
Vシステムのシステム構成コードはNo.3である。A
Vシステムの使用者は、AVシステム制御装置4のシス
テム構成コード記憶手段22のスイッチ位置を、システ
ム構成コードNo.3に切り換えればよい。この操作に
より、AVシステム制御装置4のシステム構成コード記
憶手段22に記憶されるシステム構成コードはNo.3
に変更されたので、第1の実施例と同様の手順でVTR
2の再生画を自動的にTV1に出力することができる。
【0043】以上のように、従来の技術では各機器が備
える接続構成記憶手段の記憶内容を全て更新する必要が
あったのが、AVシステム制御装置がもつシステム構成
コードだけを変更することにより構成が変更可能なAV
システムであってもシステム動作可能なAVシステム制
御装置を提供できる。またAVシステム構成を変更する
場合に、システム構成コード記憶手段を不揮発性メモリ
で構成し、外部からAV機器制御手段などを介してシス
テム構成コード記憶手段の記憶内容を設定し直してもよ
い。この場合には、パーソナルコンピュータ等上でGU
I(Graphical User Interfac
e)などを用いた対話形式でシステム構成コードの変更
入力を行い、その結果を外部から設定できる効果があ
り、より簡単で分かりやすいシステム構成コードの変更
が可能となる。
【0044】次に、機器を追加することにより、システ
ム動作が柔軟に追加される様子を説明する。
【0045】レーザーディスク3のシステム動作記憶手
段26の記憶内容である「レーザーディスク3が再生状
態になると、レーザーディスク3の再生画をTVに出力
するシステム動作を行う」機能は、システムリモコン1
00にはない機能のため、システムリモコンでは実現で
きなかった。
【0046】レーザーディスク3の再生ボタンを押すと
レーザーディスク3は再生状態に入るが、レーザーディ
スク3の制御部25は、レーザーディスク3のシステム
動作記憶手段26の記憶内容に基づきレーザーディスク
3の再生画をTVに出力するシステム動作の制御を開始
しようとするが、レーザーディスク3には接続構成記憶
手段が備えられていないため、レーザーディスク3のA
V信号出力がどこに接続されているかは判らず直接TV
1を制御することはできない。その代わりに、レーザー
ディスク3の制御部25は自分の出力をTVに接続する
旨の接続依頼命令を、D2Bケーブル5で接続されてい
るAVシステム制御装置4のAV機器制御手段20を介
してAVシステム制御装置4の接続実行手段23に依頼
する。AVシステム制御装置4の接続実行手段23は、
上記第1の実施例で述べたのと同様の手順でレーザーデ
ィスク3に接続されているTVはTV1であり、TV1
を入力1にすれば上記接続依頼命令が実行完了できるこ
とを知る。そこで接続実行手段23は、AV機器制御手
段20を通じて、D2Bケーブル5を介して接続されて
いるTV1の制御部25に対して電源オンおよび入力1
に切り換える指令を出す。指令が実行された後に、接続
実行手段23はレーザーディスク3の制御部25に対し
上記接続依頼命令の実行完了通知を行う。以上により、
レーザーディスク3の再生画がTV1に自動的に出力さ
れる。
【0047】以上のように本実施例によれば、AVシス
テム制御装置だけがシステム動作記憶手段をもつのでは
なく、新たに追加された機器のシステム動作記憶手段に
従ってシステム動作を実行することが可能となったた
め、AVシステム制御装置のシステム動作記憶手段が記
憶しないシステム動作であっても追加する機器のシステ
ム動作記憶手段が記憶していれば実現可能となる。この
結果、各機器からの分散的なシステム動作が可能な柔軟
なAVシステム制御装置を提供できる効果がある。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明ではAVシステム制
御装置は、システム構成コードをAVシステム制御装置
のみが備えるシステム構成コード記憶手段に記憶するこ
とにより、AVシステムのAVケーブル接続構成をシス
テム構成コードをもとに複数の接続構成を記憶している
AVシステム制御装置のみが備える接続構成記憶手段の
記憶情報のなかから対応する接続構成を選択できる。こ
の結果AVシステム制御装置は、システム構成コードに
対応するAVケーブルの接続構成を、安価なROMで構
成される接続構成記憶手段に記憶しておきシステム構成
コードのみをスライドスイッチまたは高価であるが少量
の不揮発性メモリで構成されるシステム構成コード記憶
手段に記憶させることが可能となり、かつ各機器に接続
構成記憶手段を備える必要がなくなり全体の設計コスト
を削減できる。またAVシステムの構成変更に伴う接続
構成の変更も、システム構成コード記憶手段の記憶内容
を例えばスライドスイッチの位置を変更する等の簡単な
方法で実現できる効果をもつ。
【0049】この結果、AVシステム制御装置のAV機
器手段のプログラム容量を低減させる効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のAVシステム制御装置
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2、第3の実施例のAVシステム制
御装置の構成を示すブロック図
【図3】従来のAVシステム制御装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 TV 2 VTR 3 レーザーディスク 4 AVシステム制御装置 5 D2Bケーブル 6 AVケーブル 20 AV機器制御手段 21 接続構成記憶手段 22 システム構成コード記憶手段 23 接続実行手段 25 制御部 26 システム動作記憶手段 100 システムリモコン 101 「ビデオを見る」ボタン 200 リモコン信号受信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今浦 敏宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 牧 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 刑部 義雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 田中 繁雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 山崎 洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 小田部 典子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−217250(JP,A) 特開 平5−205455(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 31/00 G06F 13/14 330 H04N 5/44,5/765

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AVシステムを構成している各々のAV
    機器に備えられた制御部間をデータバスで接続するデー
    タバスシステムにおいて各々のAV機器の動作を制御す
    るAVシステム制御装置であって、AVシステムを構成
    している複数のAV機器のAVケーブルの接続構成を複
    数個記憶する接続構成記憶手段と、前記接続構成記憶手
    段に記憶されているそれぞれの接続構成に対応したシス
    テム構成コードを記憶するシステム構成コード記憶手段
    と、前記接続構成記憶手段の記憶情報を基に前記AV機
    器間の接続を実行する接続実行手段と、AVシステムに
    おけるシステム動作を記憶するシステム動作記憶手段
    と、前記システム動作記憶手段の記憶情報を基に前記A
    V機器の制御部を制御するべく前記AV機器の制御部と
    前記データバスで接続されるAV機器制御手段とを備
    え、前記接続実行手段はAV機器制御手段または前記A
    V機器の制御部からの指令を受けて前記AV機器間の接
    続を実行することを特徴とするAVシステム制御装置。
  2. 【請求項2】 AV機器の制御部およびAV機器制御手
    段に、AV機器制御バスの1種であるD2B(Dome
    stic Digital Bus)を利用することを
    特徴とする請求項1記載のAVシステム制御装置。
  3. 【請求項3】 接続構成記憶手段をROMで、システム
    構成コード記憶手段を不揮発性メモリで構成したことを
    特徴とする請求項1記載のAVシステム制御装置。
  4. 【請求項4】 TVに内蔵したことを特徴とする請求項
    1記載のAVシステム制御装置。
  5. 【請求項5】 AV機器を新たに追加してAVシステム
    を変更した時に、システム構成コード記憶手段に記憶さ
    れるシステム構成コードを外部から変更可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のAVシステム制御装
    置。
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