JP3061626B2 - ステアリングホイールのパッド非回転機構 - Google Patents
ステアリングホイールのパッド非回転機構Info
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- JP3061626B2 JP3061626B2 JP2159650A JP15965090A JP3061626B2 JP 3061626 B2 JP3061626 B2 JP 3061626B2 JP 2159650 A JP2159650 A JP 2159650A JP 15965090 A JP15965090 A JP 15965090A JP 3061626 B2 JP3061626 B2 JP 3061626B2
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- Japan
- Prior art keywords
- boss
- pad
- steering wheel
- external gear
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動車などのステアリグホイ−ルに係り、
重量のあるパッド、例えばエア−バック方式、あるいは
多種類のスイッチ機構を備えたパッド等を非回転機構に
したとき、振動等によるガタツキのない耐久性に優れた
ステアリングホイ−ルのパッド非回転機構に関するもの
である。
重量のあるパッド、例えばエア−バック方式、あるいは
多種類のスイッチ機構を備えたパッド等を非回転機構に
したとき、振動等によるガタツキのない耐久性に優れた
ステアリングホイ−ルのパッド非回転機構に関するもの
である。
(従来技術) 本出願人は先に実開昭64−16459号でステアリングホ
イ−ルのパッドの非回転機構を開示した。これは第4図
に示す如く、ステアリングホイ−ルのア−ムaの中心に
設けたボスbを挟んでその上下にパッド取付部を有する
1対の外歯歯車c1,c2を回動自在に装着し、該1対の外
歯歯車c1,c2と噛合うエンドレスタイミングベルトd
を、前記ア−ムaと一体のスペ−サe1,e2に取付けたリ
ングf1,f2間に取付け、ステアリングホイ−ルの回転に
関係なくパッドを静止可能にしたものである。
イ−ルのパッドの非回転機構を開示した。これは第4図
に示す如く、ステアリングホイ−ルのア−ムaの中心に
設けたボスbを挟んでその上下にパッド取付部を有する
1対の外歯歯車c1,c2を回動自在に装着し、該1対の外
歯歯車c1,c2と噛合うエンドレスタイミングベルトd
を、前記ア−ムaと一体のスペ−サe1,e2に取付けたリ
ングf1,f2間に取付け、ステアリングホイ−ルの回転に
関係なくパッドを静止可能にしたものである。
そして、ステアリングホイ−ルを回転すると、エンド
レスタイミングベルトdも同一角度公転する。するとエ
ンドレスタイミングベルトdを噛合っている外歯歯車
c1,c2がボスbのまわりに逆方向に回転し、静止状態を
維持する。したがって外歯歯車c1,c2上に取付けられた
パッドは全く回転しないので、パッド上のスイッチ類の
操作を安全に行うことができる。
レスタイミングベルトdも同一角度公転する。するとエ
ンドレスタイミングベルトdを噛合っている外歯歯車
c1,c2がボスbのまわりに逆方向に回転し、静止状態を
維持する。したがって外歯歯車c1,c2上に取付けられた
パッドは全く回転しないので、パッド上のスイッチ類の
操作を安全に行うことができる。
(発明が解決しようとする課題) 先考案をさらに改良し、例えばエア−バック方式、あ
るいは多種類のスイッチ機構を備えた重量のあるパッド
を非回転機構にしたとき、振動等によるガタツキのない
耐久性に優れたものを提供しようとするものである。
るいは多種類のスイッチ機構を備えた重量のあるパッド
を非回転機構にしたとき、振動等によるガタツキのない
耐久性に優れたものを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 中央部分にボスを有し、かつ該ボス部がステアリング
シャフトに固定され、前記ボス部を中心として回転する
ステアリングホイ−ルにおいて、ボスに溶接されたア−
ム及びボスの中間フランジを挟んで、コラム側にはラジ
アルボ−ルペアリングを装着した外歯歯車を回転自在に
設け、パッド側にはスラストベアリング及びオイレスベ
アリングを装着した外歯歯車を設け、これら上下の外歯
歯車と噛合うエンドレスタイミングベルトを3点以上の
支持ロ−ラに巻掛け、前記パッド側外歯歯車の上部にパ
ッドを取付け、ステアリングホイ−ルの回転に関係なく
パッドを静止可能にした。
シャフトに固定され、前記ボス部を中心として回転する
ステアリングホイ−ルにおいて、ボスに溶接されたア−
ム及びボスの中間フランジを挟んで、コラム側にはラジ
アルボ−ルペアリングを装着した外歯歯車を回転自在に
設け、パッド側にはスラストベアリング及びオイレスベ
アリングを装着した外歯歯車を設け、これら上下の外歯
歯車と噛合うエンドレスタイミングベルトを3点以上の
支持ロ−ラに巻掛け、前記パッド側外歯歯車の上部にパ
ッドを取付け、ステアリングホイ−ルの回転に関係なく
パッドを静止可能にした。
(実施例) 第1図〜第3図に基いて説明する。1はステアリング
ホイ−ルのア−ムである。2はボスで、該ボスにステア
リングロッドの頂部が挿入され、ワッシャ及びナットで
固着されており、ステアリングホイ−ルを操作すると、
ステアリングロッドを介し回転が伝達される。3aはパッ
ド側の外歯歯車、3bはコラム側の外歯歯車である。パッ
ド側外歯歯車3aの上方にパッド取付部が一体又は別体で
設けられる。これら上下1対の外歯歯車3a,3bは前記ボ
ス2の中間フランジ2aを挟んでその上部と下部に嵌挿
し、上下方向から固定し、ボス2から抜け出さないよう
になっている。
ホイ−ルのア−ムである。2はボスで、該ボスにステア
リングロッドの頂部が挿入され、ワッシャ及びナットで
固着されており、ステアリングホイ−ルを操作すると、
ステアリングロッドを介し回転が伝達される。3aはパッ
ド側の外歯歯車、3bはコラム側の外歯歯車である。パッ
ド側外歯歯車3aの上方にパッド取付部が一体又は別体で
設けられる。これら上下1対の外歯歯車3a,3bは前記ボ
ス2の中間フランジ2aを挟んでその上部と下部に嵌挿
し、上下方向から固定し、ボス2から抜け出さないよう
になっている。
4はオイレスベアリング、5はスラストベアリング
で、パッド側外歯歯車3aはこれらベアリングにはさまれ
て、ボス2のまわりを回転自在である。又コラム側外歯
歯車3bもラジアルボ−ルベアリング6を介しボス2のま
わりを回転自在に取付けられている。
で、パッド側外歯歯車3aはこれらベアリングにはさまれ
て、ボス2のまわりを回転自在である。又コラム側外歯
歯車3bもラジアルボ−ルベアリング6を介しボス2のま
わりを回転自在に取付けられている。
7はエンドレスタイミングベルトで、前記パッド側と
コラム側の外歯歯車3a,3bと噛み合い、第3図の如く3
点以上(図では3点)の支持ロ−ラ8にエンドレ状に巻
掛けられて支持されている。
コラム側の外歯歯車3a,3bと噛み合い、第3図の如く3
点以上(図では3点)の支持ロ−ラ8にエンドレ状に巻
掛けられて支持されている。
したがってステアリングホイ−ルのア−ム1が回転す
ると、これと一体の支持ロ−ラ8・・・を介してエンド
レスタイミングベルト7も同じ角度でボス2のまわりを
公転するが、これと噛合っている上下の外歯歯車3a,3b
はフリ−であるから逆方向に回転し、ステアリングホイ
−ルの回転を丁度キャンセルし静止状態を維持すること
になる。
ると、これと一体の支持ロ−ラ8・・・を介してエンド
レスタイミングベルト7も同じ角度でボス2のまわりを
公転するが、これと噛合っている上下の外歯歯車3a,3b
はフリ−であるから逆方向に回転し、ステアリングホイ
−ルの回転を丁度キャンセルし静止状態を維持すること
になる。
9はテンションスプリングで前記支持ロ−ラ8の軸端
とア−ム1側に取付けられ、これによってエンドレスタ
イミングベルト7に常時一定のテンションを作用させて
おき、エンドレスタイミングベルト7が外歯歯車3a,3b
と正しく噛合うようになっている。
とア−ム1側に取付けられ、これによってエンドレスタ
イミングベルト7に常時一定のテンションを作用させて
おき、エンドレスタイミングベルト7が外歯歯車3a,3b
と正しく噛合うようになっている。
(作用) ステアリングホイ−ルを回転すると、エドレスタイミ
ングベルト7も同一角度公転する。するとエンドレスタ
イミングベルト7と噛合っている外歯歯車3a,3bがボス
2のまわりに逆方向に回転し、静止状態を維持する。し
たがってパッド側外歯歯車3a上に取付けられたパッドは
全く回転しないので、パッド上のスイッチ類の操作を安
全に行うことができる。
ングベルト7も同一角度公転する。するとエンドレスタ
イミングベルト7と噛合っている外歯歯車3a,3bがボス
2のまわりに逆方向に回転し、静止状態を維持する。し
たがってパッド側外歯歯車3a上に取付けられたパッドは
全く回転しないので、パッド上のスイッチ類の操作を安
全に行うことができる。
(効果) ボスに遊嵌した外歯歯車と、ア−ム側に取付けたエン
ドレスタイミングベルトとの噛合せにし、外歯歯車をア
−ムの上下側に対をなして回転自在に設け、両外歯歯車
3a,3bがエドレスタイミングベルト7と噛合うようにし
たので、構成的にコンパクトとなった。
ドレスタイミングベルトとの噛合せにし、外歯歯車をア
−ムの上下側に対をなして回転自在に設け、両外歯歯車
3a,3bがエドレスタイミングベルト7と噛合うようにし
たので、構成的にコンパクトとなった。
歯車の噛合いは外歯歯車とエンドレスタイミングベル
トとの噛合いであるので、スム−ズかつ確実な歯車伝導
が可能であり、しかもスプリングにより噛合せの調節も
容易である。
トとの噛合いであるので、スム−ズかつ確実な歯車伝導
が可能であり、しかもスプリングにより噛合せの調節も
容易である。
エンドレスタイミングベルトはスペ−サ間にスプリン
グテンションを受けて取付けられるので、ガタ防止も完
璧で、これ又スム−ズな噛合に効果的である。
グテンションを受けて取付けられるので、ガタ防止も完
璧で、これ又スム−ズな噛合に効果的である。
特に上下の外歯歯車3a,3bと噛み合うエンドレスタイ
ミングベルトを3点以上の支持ロ−ラへの巻掛けにより
支持し、しかもア−ム及びボスの中間フランジを介して
コラム側にはラジアルボ−ルベアリングを、又パッド側
にはスラストベアリングとオイレスベアリングを装着し
て支持したので、非回転機構がしっかりとボス側に装着
されるので、振動等によるガタつきや上部からの大きな
荷重に対して何等左右されることなく、非回転機構の機
能を十分に発揮することができる。
ミングベルトを3点以上の支持ロ−ラへの巻掛けにより
支持し、しかもア−ム及びボスの中間フランジを介して
コラム側にはラジアルボ−ルベアリングを、又パッド側
にはスラストベアリングとオイレスベアリングを装着し
て支持したので、非回転機構がしっかりとボス側に装着
されるので、振動等によるガタつきや上部からの大きな
荷重に対して何等左右されることなく、非回転機構の機
能を十分に発揮することができる。
第1図はパッド非回転機構で、第2図のI−I断面図。 第2図はパッド非回転機構を備えたステアリングホイ−
ルの平面図。 第3図は第1図のIII−III断面図。 第4図は先考案に係る非回転機構を示す。 図において; 1……ア−ム、2……ボス 3a,3b……外歯歯車 4……オイレスベアリング 5……スラストベアリング 6……ラジアルボ−ルベアリング 7……エンドレスタイミングベルト 8……支持ロ−ラ 9……テンションスプリング
ルの平面図。 第3図は第1図のIII−III断面図。 第4図は先考案に係る非回転機構を示す。 図において; 1……ア−ム、2……ボス 3a,3b……外歯歯車 4……オイレスベアリング 5……スラストベアリング 6……ラジアルボ−ルベアリング 7……エンドレスタイミングベルト 8……支持ロ−ラ 9……テンションスプリング
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 675 B60R 16/02 B62D 1/10
Claims (1)
- 【請求項1】中央部分にボスを有し、かつ該ボス部がス
テアリングシャフトに固定され、前記ボス部を中心とし
て回転するステアリングホイールにおいて、ボスに溶接
されたアーム及びボスの中間にフランジを挟んで、コラ
ム側にはラジアルボールベアリングを装着したコラム側
外歯歯車をボスのまわりに回転自在に設け、パッド側に
は前記ボスのフランジ面にパッド側外歯歯車の内側フラ
ンジ部を乗せ、スラストベアリングで上下から挟み込む
とともに、ボス外側と前記内側フランジ部の間にオイレ
スベアリングを装着し、これら上下の外歯歯車と噛合う
エンドレスタイミングベルトを3点以上の支持ローラに
巻掛け、前記パッド側外歯歯車上部にパッドを取付け、
ステアリングホイールの回転に関係なく該パッドを静止
可能にしたことを特徴とするステアリングホイールのパ
ッド非回転機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2159650A JP3061626B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | ステアリングホイールのパッド非回転機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2159650A JP3061626B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | ステアリングホイールのパッド非回転機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450050A JPH0450050A (ja) | 1992-02-19 |
JP3061626B2 true JP3061626B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=15698347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2159650A Expired - Fee Related JP3061626B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | ステアリングホイールのパッド非回転機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061626B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113734271B (zh) * | 2021-09-13 | 2022-10-14 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 用于车辆的转向机构和车辆 |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP2159650A patent/JP3061626B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0450050A (ja) | 1992-02-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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