JP3060910B2 - 床下配線用分岐支持具 - Google Patents

床下配線用分岐支持具

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JP3060910B2
JP3060910B2 JP23153395A JP23153395A JP3060910B2 JP 3060910 B2 JP3060910 B2 JP 3060910B2 JP 23153395 A JP23153395 A JP 23153395A JP 23153395 A JP23153395 A JP 23153395A JP 3060910 B2 JP3060910 B2 JP 3060910B2
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JP
Japan
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wiring
floor
cable
branch support
base
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JP23153395A
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朝律 稲垣
達夫 井上
能章 山野
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オフィスビル、
工場等において採用されている床下配線に使用される床
下配線用分岐支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のオフィスビル、工場等の事務所の
ように、オフィスオートメーション化が進んだ事務室等
では、図11及び図12に示すように、スラブ等のベー
ス床面51に所定厚みの床パネル52を敷設すると共
に、前記床パネル52間にその床パネル52の側面と前
記ベース床面51とによって配線通路53を形成し、こ
の配線通路53を覆うように、前記床パネル52上に補
強板付のカーペット54(図12参照)を敷設してフラ
ットな床面を形成するいわゆるフリーアクセスフロアと
呼ばれる2重床構造を採用するところが多くなってい
る。
【0003】このようなフリーアクセスフロアでは、床
下の配線通路53に電源ケーブルや電話、ファクシミ
リ、コンピュータの通信ケーブル等全てのケーブルCを
配線するため、床上に多数の配線を引き回す必要がな
く、作業性がよく、美観も損なわないといった利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなフ
リーアクセスフロアでは、前記配線通路53に何本もの
ケーブルCを引き回して所定位置まで配線する必要があ
るため、配線の際に通信ケーブル等の細物電線が配線通
路53の交差部分の床パネル52の角でこすれることに
よって損傷したり、鋭角に屈曲された状態で配線され、
経時変化によって伝送特性が悪化するおそれがある。
【0005】そこで、この発明の課題は、上述したフリ
ーアクセスフロアにおける床下配線において、配線通路
の交差部分でケーブルが損傷したり、屈曲したりするこ
とを有効に防止することのできる床下配線用分岐支持具
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、フリーアクセスフロアにおける前記配
線通路の交差部分において、少なくとも3方向の配線通
路に張り出すように前記ベース床面上に設置される肉薄
のベースパネルと、前記ベースパネルの配線通路に張り
出した端部上面に取り付けられ、ケーブルの曲がり部分
の前後を保持する電線保持部材とを備えた床下配線用分
岐支持具を提供するものである。前記ケーブル保持部材
としては、配線されるケーブルを1本ずつ着脱自在に把
持する把持部を備えたものが望ましい。
【0007】また、前記ベースパネルのコーナ部分に、
配線されるケーブルを湾曲状に案内するガイド体を立設
すると共に、前記ケーブル保持部材を、結束バンドによ
って構成することもできる。
【0008】また、前記ベースパネルにケーブル保持部
材を設けずに、そのコーナ部分に、配線されるケーブル
を湾曲状に案内するガイド体を立設しただけのものであ
ってもよい。
【0009】また、前記ベースパネルのコーナ部分を湾
曲状に形成すると共に、そのコーナ部分に沿って前記ガ
イド体を立設したものであってもよく、前記ガイド体と
しては、湾曲したガイド板や一定間隔で立設される複数
本のガイド棒によって形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1及び図2に示すように、この床
下配線用分岐支持具1は、スラブ等のベース床面31に
敷設された所定厚みの複数の床パネル32間に、その床
パネル32の側面と前記ベース床面31とによって形成
される2重床構造のフリーアクセスフロアの配線通路3
3の交差部分に設置されるものであり、前記配線通路3
3の3方向に張り出す略T字形状のベースプレート10
と、このベースプレート10の端部上面にそれぞれ固着
されたケーブル保持部材20とから構成されている。
【0011】前記ベースプレート10は、前記床パネル
32に比べてかなり肉薄の合成樹脂板によって形成され
ており、前記床パネル32の側面に当接するストレート
部分11と、前記床パネル32の角に当接する円弧状の
コーナ部分12、13とを有している。従って、このベ
ースパネル10を配線通路33の交差部分に設置した状
態では、そのストレート部分11及びコーナ部分12、
13がそれぞれ前記床パネル32の側面及び角に当接し
て位置決めされる。
【0012】前記ケーブル保持部材20は、図2(b)
に示すように、合成樹脂製のブロック体21の上面に、
その一端から他端に渡って、ケーブルCを1本1本着脱
自在に嵌め込むケーブル把持部としての複数の溝22が
平行に形成されたものであり、この溝22にケーブルC
を1本1本嵌め込むことによってそれぞれのケーブルC
が確実に保持されるようになっている。従って、図2
(a)に示すように、適切な湾曲状態になるようにケー
ブルCの曲がり部分の両端部をこのケーブル保持部材2
0によって保持すると、ケーブルCを配線通路33内で
引き回してもその曲がり部分が引っ張られることもな
く、適切な湾曲状態に保持されるので、前記床パネル3
2の角に接触してケーブルCが破損したり、鋭角に屈曲
された状態で配線されることもない。
【0013】この実施形態では、前記ベースパネル10
のコーナ部分12、13を円弧状に形成してあるが、ケ
ーブルC自体は、前記ケーブル保持部材20によって所
定の湾曲状に保持することができることから、そのコー
ナー部分12、13の形状は特に、円弧状に限られるも
のではなく、配線通路33の交差部分に設置した際にベ
ースパネル10の位置決めができる形状であれば、例え
ば、図3に示すように、床パネル32の角に沿うように
直角に形成してもよい。
【0014】また、前記ケーブル保持部材20はベース
パネル10に対して着脱自在に取り付けるようにしてお
くと、ケーブルCの太さ、本数に応じたものを付け替え
ることによって、色々なバリエーションに対応すること
ができる。また、前記ケーブル保持部材20は、ベース
パネル10の全ての端部に設けておく必要はなく、配線
パターンに合わせて適宜必要な位置に設ければよい。
【0015】図4及び図5は他の実施形態を示してい
る。この床下配線用分岐支持具2と前記床下配線用分岐
支持具1とは、基本的に同じような構成であるので、共
通の構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、
異なる構成要素についてのみ説明する。
【0016】この床下配線用分岐支持具2と前記床下配
線用分岐支持具1との相違点は、前記ケーブル保持部材
20とは異なり、ケーブル保持部材20aが結束バンド
で構成されており、前記ベースプレート10のコーナ部
分12、13に、その円弧状のコーナ部分12、13に
沿ってケーブルCの曲がり部分を湾曲状態に案内する円
弧状に湾曲した案内壁14を立設した点にある。
【0017】このように、ケーブル保持部材20aを設
けているにも拘わらず、案内壁14を設けたのは、前記
ケーブル保持部材20がケーブルCを1本1本確実に保
持するものであるが、このケーブル保持部材20aが、
複数本のケーブルCを全体として保持する結束バンドで
あるため、保持された各ケーブルCにある程度の自由度
があり、配線の際に床パネル32の角に接触するおそれ
があるからである。
【0018】また、このように案内壁14を設ける構成
であれば、必ずしもケーブル保持部材20aが必要なわ
けではなく、例えば、図6及び図7に示す床下配線用分
岐支持具3のように、ケーブル保持部材20aを設けず
に、案内壁14だけを設けたものであってもよい。た
だ、前記床下配線用分岐支持具2のように、結束バンド
であるケーブル保持部材20aを設けておくと複数本の
ケーブルCが束ねられるので、配線通路33内でケーブ
ルCが整理されるといった利点がある。
【0019】また、図8及び図9に示す床下配線用分岐
支持具4のように、前記案内壁14に代えて、複数本の
案内棒を15を一定間隔で前記ベースプレート10のコ
ーナ部分12、13に円弧状に立設し、この案内棒15
にケーブルCを沿わせることによってケーブルCをの曲
がり部分を湾曲状にすることも可能である。
【0020】さらに、このように前記ケーブル保持部材
20aを設けないタイプにあっても、図10(a)、
(b)に示すように、ベースプレート10のコーナ部分
12、13を床プレート32の角に沿うように直角に形
成し、前記案内壁14や案内棒15のみを湾曲状に配置
することもできる。
【0021】また、上記各実施形態においては、ベース
プレート10が配線通路の交差部分において3方向に張
り出したT字形状のものを使用しているが、4方向に張
り出した十字形状のものを使用することもできる。この
ように十字形状のベースパネルを使用する場合も、ケー
ブルCの保持または案内に関しては、上述した各パター
ンを採用することが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明の床下配線用分
岐支持具は、配線通路の交差部分に設置されるベースパ
ネルの端部にケーブル保持部材を設け、このケーブル保
持部材によってケーブルの曲がり部分の前後を支持した
り、ベースパネルのコーナ部分に設けられたガイド体に
よってケーブルを湾曲状に案内する構成を採用したた
め、配線の際にケーブルが損傷したり、屈曲したりする
ことを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図2】同上の使用状態を示す図である。
【図3】同上の変形例を示す平面図である。
【図4】他の実施形態を示す斜視図である。
【図5】同上の使用状態を示す平面図である。
【図6】他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】同上の使用状態を示す平面図である。
【図8】他の実施形態を示す斜視図である。
【図9】同上の使用状態を示す平面図である。
【図10】他の実施形態を示す平面図である。
【図11】背景技術を示す斜視図である。
【図12】同上の断面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 床下配線用分岐支持具 10 ベースプレート 11 ストレート部分 12、13 コーナ部分 14 案内壁 15 案内棒 20、20a 電線保持部材 31 ベース床面 32 床パネル 33 配線通路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−159912(JP,A) 特開 昭63−88015(JP,A) 実開 昭62−7723(JP,U) 実開 平6−20726(JP,U) 実公 平2−38977(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/22 - 3/28 H02G 3/00 - 3/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース床面に所定厚みを有する複数の床
    パネルを設置し、前記床パネル間にその床パネルの側面
    と前記ベース床面とによって配線通路を形成した2重床
    における前記配線通路の交差部分に使用される床下配線
    用分岐支持具であって、 前記配線通路の交差部分において、少なくとも3方向の
    配線通路に張り出すように前記ベース床面上に設置され
    る肉薄のベースパネルと、 前記ベースパネルの配線通路に張り出した端部上面に取
    り付けられ、ケーブルの曲がり部分の前後を保持するケ
    ーブル保持部材とを備えた床下配線用分岐支持具。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル保持部材は、前記配線通路
    に配線されるケーブルを1本ずつ着脱自在に把持する把
    持部を備えている請求項1に記載の床下配線用分岐支持
    具。
  3. 【請求項3】 前記ベースパネルのコーナ部分には、配
    線されるケーブルを湾曲状に案内するガイド体が立設さ
    れており、 前記ケーブル保持部材を、結束バンドによって構成した
    請求項1に記載の床下配線用分岐支持具。
  4. 【請求項4】 ベース床面に所定厚みを有する複数の床
    パネルを設置し、前記床パネル間にその床パネルの側面
    と前記ベース床面とによって配線通路を形成した2重床
    における前記配線通路の交差部分に使用される床下配線
    用分岐支持具であって、 前記配線通路の交差部分において、少なくとも3方向の
    配線通路に張り出すように前記ベース床面上に設置され
    る肉薄のベースパネルを有し、 前記ベースパネルのコーナ部分には、配線されるケーブ
    ルを湾曲状に案内するガイド体が立設されている床下配
    線用分岐支持具。
  5. 【請求項5】 前記ベースパネルは、そのコーナ部分が
    湾曲状に形成されており、そのコーナ部分に沿って前記
    ガイド体が立設されている請求項3又は4に記載の床下
    配線用分岐支持具。
  6. 【請求項6】 前記ガイド体を、湾曲したガイド板によ
    って形成した請求項3、4又は5に記載の床下配線用分
    岐支持具。
  7. 【請求項7】 前記ガイド体を、一定間隔で立設される
    複数本のガイド棒によって形成した請求項3、4又は5
    に記載の床下配線用分岐支持具。
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