JP3060841B2 - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JP3060841B2
JP3060841B2 JP6172774A JP17277494A JP3060841B2 JP 3060841 B2 JP3060841 B2 JP 3060841B2 JP 6172774 A JP6172774 A JP 6172774A JP 17277494 A JP17277494 A JP 17277494A JP 3060841 B2 JP3060841 B2 JP 3060841B2
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敬明 古田
聰 遠藤
一郎 佐竹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCDラジカセなどの音響
装置の電源の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CDラジカセなどの音響商品に於
いてはその装置の制御にマイクロコンピュータを使用し
装置全体を動作させるための主電源と、主電源のための
電池が装置に装着されていない、家庭用の商用電源が装
置に供給されていないなど主電源の出力が無い場合でも
マイクロコンピュータの記憶した内容を保持したり、マ
イクロコンピュータにより実現している時計機能等の最
小限の機能を動作させるためのバックアップ電源を備え
たものがある。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
音響装置の一例について説明する。図5は従来のCDラ
ジカセのブロック図である。図5において、1は主電
源、2は主電源開閉手段、3は装置の各機能ブロックで
CDプレーヤ部(図示せず)チューナ部(図示せず)カ
セットテープレコーダ部(図示せず)アンプ部(図示せ
ず)などで構成される。4はバックアップ電源、5と6
はダイオード、7は安定化電源回路、8は主電源開閉手
段出力検出手段、50は制御手段、10は記憶手段、1
1は時刻計数手段、12は各種制御入出力、13は表示
手段、14は電源入切設定手段、15はタイマ設定手
段、16はタイマ動作時刻設定手段、17は現時刻設定
手段である。制御手段9と記憶手段10と時刻計数手段
11はワンチップマイクロコンピュータ51で構成され
ている。
【0004】主電源1は電池或いは家庭用の商用電源か
ら直流電源を得るための整流・平滑回路で構成され装置
全体を駆動するための電力を供給する。電池を使用する
か商用電源を使用するかは装置のユーザが選択する。主
電源開閉手段2はトランジスタなどの電気的に制御され
るスイッチング素子で構成された開閉器で「開」状態に
設定されると主電源1より各機能ブロック3に電力が供
給され装置は動作状態となる、「閉」に設定された場合
は電力が供給されず装置は非動作状態となる。
【0005】バックアップ電源4は主電源となる電池が
装置に装着されていない場合、電池の起電力が著しく低
下した場合、商用電源が装置に供給されていない場合な
ど主電源1から電力が得られない場合においてもワンチ
ップマイクロコンピュータ51、主電源開閉手段出力検
出手段8、現時刻設定手段17、タイマ動作時刻設定手
段16、タイマ設定手段15、電源入切設定手段14を
駆動する電力を供給するもので、電池或いは蓄電器で構
成される。ダイオード5とダイオード6はワンチップマ
イクロコンピュータ51に供給される電源のOR回路・
逆流防止回路を構成しており、通常は主電源1の出力電
圧はバックアップ電源4の出力電圧より高く設定されて
おり主電源1とバックアップ電源4の双方の出力がある
場合は電力供給源として主電源が選択される。安定化電
源回路7はワンチップマイクロコンピュータ51、主電
源開閉手段出力検出手段8、現時刻設定手段17、タイ
マ動作時刻設定手段16、タイマ設定手段15、電源入
切設定手段14に供給される電源の電圧・電流を安定化
する。
【0006】主電源開閉手段出力検出手段8は主電源開
閉手段2の出力を「有り」「無し」で検出し結果を制御
手段50に出力する。主電源開閉手段出力検出手段8の
出力が「有り」であれば装置の電源はオン、「無し」で
あれば装置の電源はオフである。制御手段50は主電源
開閉手段検出手段8、記憶手段10、時刻計数手段1
1、電源入切設定手段14、タイマ設定手段15、タイ
マ動作時刻設定手段16、現時刻設定手段17からの入
力に対し主電源開閉手段2、表示手段13、各機能ブロ
ック3、ミュート回路(図示せず)などを各種制御入出
力12を介して制御すると共に、各部の制御状態、各部
からの入力状態を記憶手段10に記憶する。記憶手段1
0はワンチップマイクロコンピュータ51の有するメモ
リで構成されている。時刻計数手段11はワンチップマ
イクロコンピュータ51の有するタイムカウンタとソフ
トウエアで構成されている。通常ワンチップマイクロコ
ンピュータ51で時刻計数手段11を構成する場合に
は、ワンチップマイクロコンピュータ51の基本クロッ
ク発振部として4MHz発振部と32.768kHz発
振部を備え、32.768発振部を水晶発振回路などの
高精度なものを用い発振クロックを215分周して1Hz
(1秒)を作り時刻計数に用いる。一方4MHz発振部
はワンチップマイクロコンピュータ51のシステムクロ
ックとして用いる。
【0007】表示手段13はワンチップマイクロコンピ
ュータ51で直接駆動でき、消費電力の少ないLCDで
構成されている。近年機器組み込み用のワンチップマイ
クロコンピュータではLCDを直接駆動するためのハー
ドウエアを有するものが数多くある。電源入切設定手段
14、タイマ設定手段15、タイマ動作時刻設定手段1
6、現時刻設定手段17は装置のユーザが操作する1つ
または複数のスイッチで構成される。電源入切設定手段
14は装置の電源をオン/オフするためのスイッチ、タ
イマ設定手段15はタイマ動作の「動作」「非動作」を
設定するためのスイッチ、タイマ動作時刻設定手段16
はタイマ動作を開始する時刻と終了する時刻を設定する
ためのスイッチ、現時刻設定手段17は現在時刻を設定
するためのスイッチである。
【0008】図3と図4は従来と実施例の表示手段13
による表示の一例で、図3は音響装置の電源がオフ状態
でタイマ動作を「非動作」に設定した状態を表してい
る。また、図4は音響装置の電源がオフ状態でタイマ動
作を「動作」に設定した状態を表している。図4の『T
IMER』はタイマ設定表示であり、タイマ動作が「動
作」に設定されている場合点灯し、「非動作」に設定さ
れている場合は消灯する。また、従来例、実施例共に装
置の電源がオフの場合表示手段13には現在時刻表示が
されるよう構成されている。
【0009】図6はワンチップマイクロコンピュータ5
1の処理動作のフローチャートである。図6に基づいて
従来例の動作を説明する。
【0010】ワンチップマイクロコンピュータ51は電
源が投入されており、内蔵のメモリ、I/Oポート等は
初期化されているものとする。101と113は結合子
であり、図6のプログラムはワンチップマイクロコンピ
ュータ51のプログラムの中に組み込まれている。ま
た、タイマ動作の設定、タイマ動作時刻の設定、現在時
刻の設定は既になされているものとし、その内容は記憶
手段10に記憶されているものとする。
【0011】先ず、ステップ102では装置の電源がオ
フか否かを判定しており、オンであれば結合子113に
進み処理を終了する、オフであればステップ103に進
む。ステップ103では電源入切設定手段14による電
源「入」の要求があるか否かを判定している、要求があ
る場合はステップ104へ、無い場合はステップ109
へ進む。ステップ104では装置の電源投入によるノイ
ズを減少させるためにミュート回路を動作させるための
出力処理を行う、また実際の装置では電源投入前にその
他の処理も行うがその説明は省略する。ステップ104
を実行すればステップ105に進む。ステップ105は
電源オン出力処理で主電源開閉手段2に対して主電源開
閉手段2を「開」状態に設定する制御出力を行う、この
処理により主電源開閉手段2は「開」状態になり各機能
ブロック3に電源が供給される。ステップ105を実行
すればステップ106に進む。ステップ106は主電源
開閉手段2が「開」の制御出力を受けてから実際に
「開」状態になる為に必要な時間を待つ処理で予め定め
た時間を経過すればステップ107に進む。ステップ1
07は装置の電源がオンになったか否かを判定してお
り、オンであれば結合子113に進み処理を終了する、
オフであればステップ108に進む。ステップ108は
電源オフ出力処理で主電源開閉手段2に対して主電源開
閉手段2を「閉」状態に設定する制御出力を行う、この
処理により主電源開閉手段2は「閉」状態になり各機能
ブロック3への電源の供給が停止される。ステップ10
8を実行すれば結合子113に進み処理を終了する。
【0012】ステップ109ではタイマ動作の設定が
「動作」であるか否かを判定しており、「動作」であれ
ばステップ110へ、「非動作」であればステップ11
2へ進む。ステップ110では現在時刻がタイマ動作開
始時刻であるか否かを判定しており、タイマ動作開始時
刻であれば先に説明したステップ104に進む、タイマ
動作開始時刻でない場合はステップ111に進む。ステ
ップ111では表示手段13のタイマ設定表示『TIM
ER』を点灯し、ステップ112では表示手段13のタ
イマ設定表示『TIMER』を消灯する、そしてそれぞ
れ処理が終了すれば結合子113に進み処理を終了す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の音響装置では、主電源のための電池が装置に
装着されていない、家庭用の商用電源が装置に供給され
ていないなど主電源の出力が無い場合に、ユーザーが電
源オン操作をしたりタイマ動作を開始した場合に結果的
には電源がオンにならないにも関わらず電源をオンする
ための動作を行い無駄にバックアップ電源の電力を消費
したり、タイマ設定表示を点灯しているためにユーザー
がタイマ動作をするものと誤解するという問題点を有し
ていた。
【0014】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、主電
源のための電池が装置に装着されていない、家庭用の商
用電源が装置に供給されていないなど主電源の出力が無
い場合に、ユーザーが電源オン操作をしたりタイマ動作
を開始した場合においても、無駄にバックアップ電源の
電力を消費したり、タイマ設定表示を点灯しているため
にユーザーがタイマ動作をするものと誤解しない使い勝
手の良い音響装置を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の音響装置は、電池或いは家庭用商用電源とそ
の整流回路で構成される装置全体の電源となる主電源
と、主電源の出力の装置への供給・非供給を切り換える
主電源開閉手段と、主電源の出力の有無を検出する主電
源検出手段と、主電源開閉手段の出力の有無を検出する
主電源開閉手段出力検出手段と、ユーザが装置を動作状
態にするか非動作状態にかを設定する電源入切設定手段
と、装置の動作状態を記憶する記憶手段と、主電源検出
手段、主電源開閉手段出力検出手段、電源入切設定手
段、記憶手段の出力から装置の状態を判断し主電源開閉
手段を制御する制御手段と、主電源の出力が無い場合に
於いてもその動作に電源を必要とする制御手段と記憶手
段を駆動するためのバックアップ電源を備え、電源入切
設定手段より電源入りの設定がなされても主電源の出力
が無い場合は主電源開閉手段を「開」状態に制御しない
よう制御手段を備えたものである。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成によって、電源入切設定
手段による電源入りの設定とタイマー動作による電源入
切設定手段による電源入りの設定時に、主電源検出手段
により得られる主電源出力が「無」の場合に、制御手段
が主電源開閉手段を「開」状態に制御しないように動作
し、ユーザーによりタイマ動作の設定が「動作」に設定
されて場合においても主電源出力が「無し」の場合には
表示手段のタイマ設定表示を消すことによって、家庭用
の商用電源が装置に供給されていないなど主電源の出力
が無い場合に、ユーザーが電源オン操作をしたりタイマ
動作を開始した場合においても、無駄にバックアップ電
源の電力を消費したり、タイマ設定表示を点灯している
ためにユーザーがタイマ動作をするものと誤解しない使
い勝手の良い音響装置を提供することとなる。
【0017】
【実施例】以下本発明の音響装置の実施例について、図
1〜図4を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の実施例におけるCDラジカ
セのブロック図である。なお、従来例の図5と同一の働
きをするものについては同一の番号を付記した。図1に
おいて、1は主電源、2は主電源開閉手段、3は装置の
各機能ブロックでCDプレーヤ部(図示せず)チューナ
部(図示せず)カセットテープレコーダ部(図示せず)
アンプ部(図示せず)などで構成される。4はバックア
ップ電源、5と6はダイオード、7は安定化電源回路、
8は主電源開閉手段出力検出手段、9は制御手段、10
は記憶手段、11は時刻計数手段、12は各種制御入出
力、13は表示手段、14は電源入切設定手段、15は
タイマ設定手段、16はタイマ動作時刻設定手段、17
は現時刻設定手段、18は主電源検出手段である。制御
手段9と記憶手段10と時刻計数手段11はワンチップ
マイクロコンピュータ19で構成されている。
【0019】主電源1は電池或いは家庭用の商用電源か
ら直流電源を得るための整流・平滑回路で構成され装置
全体を駆動するための電力を供給する。電池を使用する
か商用電源を使用するかは装置のユーザが選択する。主
電源開閉手段2はトランジスタなどの電気的に制御され
るスイッチング素子で構成された開閉器で「開」状態に
設定されると主電源1より各機能ブロック3に電力が供
給され装置は動作状態となる、「閉」に設定された場合
は電力が供給されず装置は非動作状態となる。
【0020】バックアップ電源4は主電源となる電池が
装置に装着されていない場合、電池の起電力が著しく低
下した場合、商用電源が装置に供給されていない場合な
ど主電源1から電力が得られない場合においてもワンチ
ップマイクロコンピュータ19、主電源開閉手段出力検
出手段8、現時刻設定手段17、タイマ動作時刻設定手
段16、タイマ設定手段15、電源入切設定手段14、
主電源検出手段18を駆動する電力を供給するもので、
電池或いは蓄電器で構成される。ダイオード5とダイオ
ード6はワンチップマイクロコンピュータ19に供給さ
れる電源のOR回路・逆流防止回路を構成しており、通
常は主電源1の出力電圧はバックアップ電源4の出力電
圧より高く設定されており主電源1とバックアップ電源
4の双方の出力がある場合は電力供給源として主電源が
選択される。安定化電源回路7はワンチップマイクロコ
ンピュータ19、主電源開閉手段出力検出手段8、現時
刻設定手段17、タイマ動作時刻設定手段16、タイマ
設定手段15、電源入切設定手段14、主電源検出手段
18に供給される電源の電圧・電流を安定化する。
【0021】主電源開閉手段出力検出手段8は主電源開
閉手段2の出力を「有り」「無し」で検出し結果を制御
手段9に出力する。主電源開閉手段出力検出手段8の出
力が「有り」であれば装置の電源はオン、「無し」であ
れば装置の電源はオフである。制御手段9は主電源開閉
手段検出手段8、記憶手段10、時刻計数手段11、電
源入切設定手段14、タイマ設定手段15、タイマ動作
時刻設定手段16、現時刻設定手段17からの入力に対
し主電源開閉手段2、表示手段13、各機能ブロック
3、ミュート回路(図示せず)などを各種制御入出力1
2を介して制御すると共に、各部の制御状態、各部から
の入力状態を記憶手段10に記憶する。記憶手段10は
1チップマイクロコンピュータの有するメモリで構成さ
れている。時刻計数手段11は1チップマイクロコンピ
ュータの有するタイムカウンタとソフトウエアで構成さ
れている。通常1チップマイクロコンピュータで時刻計
数手段を構成する場合には、1チップマイクロコンピュ
ータの基本クロック発振部として4MHz発振部と3
2.768kHz発振部を備え、32.768発振部を
水晶発振回路などの高精度なものを用い発振クロックを
15分周して1Hz(1秒)を作り時刻計数に用いる。
一方4MHz発振部は1チップマイクロコンピュータの
システムクロックとして用いる。表示手段13は1チッ
プマイクロコンピュータで直接駆動でき、消費電力の少
ないLCDで構成されている。近年機器組み込み用の1
チップマイクロコンピュータではLCDを直接駆動する
ためのハードウエアを有するものが数多くある。
【0022】電源入切設定手段14、タイマ設定手段1
5、タイマ動作時刻設定手段16、現時刻設定手段17
は装置のユーザが操作する1つまたは複数のスイッチで
構成される。電源入切設定手段14は装置の電源をオン
/オフするためのスイッチ、タイマ設定手段15はタイ
マ動作の「動作」「非動作」を設定するためのスイッ
チ、タイマ動作時刻設定手段16はタイマ動作を開始す
る時刻と終了する時刻を設定するためのスイッチ、現時
刻設定手段17は現在時刻を設定するためのスイッチで
ある。主電源検出手段18は主電源1の出力を「有り」
「無し」で検出し、結果を制御手段9に出力する。
【0023】図3と図4は従来と実施例の表示手段13
による表示の一例で、図3は音響装置の電源がオフ状態
でタイマ動作を「非動作」に設定した状態を表してい
る。また、図4は音響装置の電源がオフ状態でタイマ動
作を「動作」に設定した状態を表している。図4の『T
IMER』はタイマ設定表示であり、タイマ動作が「動
作」に設定されている場合点灯し、「非動作」に設定さ
れている場合は消灯する。また、従来例、実施例共に装
置の電源がオフの場合表示手段13には現在時刻表示が
されるよう構成されている。
【0024】図2はワンチップマイクロコンピュータ1
9の処理動作のフローチャートである。図2に基づいて
本実施例の動作を説明する。
【0025】ワンチップマイクロコンピュータ19は電
源が投入されており、内蔵のメモリ、I/Oポート等は
初期化されているものとする。20と33は結合子であ
り、図2のプログラムはワンチップマイクロコンピュー
タ19のプログラムの中に組み込まれている。また、タ
イマ動作の設定、タイマ動作時刻の設定、現在時刻の設
定は既になされているものとし、その内容は記憶手段1
0に記憶されているものとする。
【0026】先ず、ステップ21では装置の電源がオフ
か否かを判定しており、オンであれば結合子33に進み
処理を終了する、オフであればステップ22に進む。ス
テップ22では主電源検出手段18により検出された、
主電源1の出力の有無を判定する。主電源1の出力が
「有り」の場合はステップ23に進む。主電源1の出力
が「無し」の場合はステップ32に進む。ステップ23
では電源入切設定手段14による電源「入」の要求があ
るか否かを判定している、要求がある場合はステップ2
4へ、無い場合はステップ29へ進む。ステップ24で
は装置の電源投入によるノイズを減少させるためにミュ
ート回路を動作させるための出力処理を行う、また実際
の装置では電源投入前にその他の処理も行うがその説明
は省略する。ステップ24を実行すればステップ25に
進む。ステップ25は電源オン出力処理で主電源開閉手
段2に対して主電源開閉手段2を「開」状態に設定する
制御出力を行う、この処理により主電源開閉手段2は
「開」状態になり各機能ブロック3に電源が供給され
る。ステップ25を実行すればステップ26に進む。ス
テップ26は主電源開閉手段2が「開」の制御出力を受
けてから実際に「開」状態になる為に必要な時間を待つ
処理で予め定めた時間を経過すればステップ27に進
む。ステップ27は装置の電源がオンになったか否かを
判定しており、オンであれば結合子33に進み処理を終
了する、オフであればステップ28に進む。ステップ2
8は電源オフ出力処理で主電源開閉手段2に対して主電
源開閉手段2を「閉」状態に設定する制御出力を行う、
この処理により主電源開閉手段2は「閉」状態になり各
機能ブロック3への電源の供給が停止される。ステップ
28を実行すれば結合子33に進み処理を終了する。
【0027】ステップ29ではタイマ動作の設定が「動
作」であるか否かを判定しており、「動作」であればス
テップ30へ、「非動作」であればステップ32へ進
む。ステップ30では現在時刻がタイマ動作開始時刻で
あるか否かを判定しており、タイマ動作開始時刻であれ
ば先に説明したステップ24に進む、タイマ動作開始時
刻でない場合はステップ31に進む。ステップ31では
表示手段13のタイマ設定表示『TIMER』を点灯
し、ステップ32では表示手段13のタイマ設定表示
『TIMER』を消灯する、そしてそれぞれ処理が終了
すれば結合子33に進み処理を終了する。
【0028】以上のように本実施例によれば、主電源1
の出力を終電源検出手段18で検出し、主電源1の出力
がない場合は、電源入り操作が行われた場合や、タイマ
ー動作時刻になっても電源入り動作を行わない。また、
主電源1の出力がない場合は、タイマ動作の設定が「動
作」であっても、タイマ設定表示を行わない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、電源入切設定手
段による電源入りの設定とタイマー動作による電源入切
設定手段による電源入りの設定時に、主電源検出手段に
より得られる主電源出力が「無」の場合に、制御手段が
主電源開閉手段を「開」状態に制御しないように動作
し、ユーザーによりタイマ動作の設定が「動作」に設定
されて場合においても主電源出力が「無し」の場合には
表示手段のタイマ設定表示を消すことによって、家庭用
の商用電源が装置に供給されていないなど主電源の出力
が無い場合に、ユーザーが電源オン操作をしたりタイマ
動作を開始する時刻になった場合においても、無駄にバ
ックアップ電源の電力を消費したり、タイマ設定がなさ
れているためにユーザーがタイマ動作をするものと誤解
しない使い勝手の良い音響装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるCDラジカセのブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施例におけるワンチップマイクロコ
ンピュータのプログラムのフローチャートである。
【図3】本発明の実施例と従来例の表示手段の表示例で
ある。
【図4】本発明の実施例と従来例の表示手段の表示例で
ある。
【図5】従来例におけるCDラジカセのブロック図であ
る。
【図6】従来例におけるワンチップマイクロコンピュー
タのプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1 主電源 2 主電源開閉手段 4 バックアップ電源 8 主電源開閉手段出力検出手段 9 制御手段 10 記憶手段 11 時刻計数手段 13 表示手段 14 主電源入切設定手段 15 タイマ設定手段 16 タイマ動作時刻設定手段 18 主電源検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐竹 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 眞木 幹晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 31/00 G11B 33/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池或いは家庭用商用電源とその整流回
    路で構成される装置全体の電源となる主電源と、主電源
    の出力の装置への供給・非供給を切り換える主電源開閉
    手段と、主電源の出力の有無を検出する主電源検出手段
    と、主電源開閉手段の出力の有無を検出する主電源開閉
    手段出力検出手段と、ユーザが装置を動作状態にするか
    非動作状態にかを設定する電源入切設定手段と、装置の
    動作状態を記憶する記憶手段と、主電源検出手段,主電
    源開閉手段出力検出手段,電源入切設定手段,記憶手段
    の出力から装置の状態を判断し主電源開閉手段を制御す
    る制御手段と、主電源の出力が無い場合に於いても制御
    手段と記憶手段と主電源検出手段を駆動するためのバッ
    クアップ電源を備え、制御手段は電源入切設定手段より
    電源入りの設定がなされても主電源の出力が無い場合は
    主電源開閉手段を「開」状態に制御しないように構成し
    たことを特徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】 タイマ動作の「動作」「非動作」を設定
    するためのタイマ設定手段と、タイマ動作開始時刻と終
    了時刻を設定するためのタイマ動作時刻設定手段と、時
    計機能のための時刻計数手段と、タイマ動作の設定を表
    示するための表示手段と、タイマ動作内容を記憶するた
    めの記憶手段と、表示手段を制御しタイマ動作開始時刻
    に電源入切設定手段と記憶手段の出力から装置の状態を
    判断し主電源開閉手段を制御する制御手段を備え、制御
    手段はタイマ動作が「動作」に設定されている場合に於
    いてタイマ動作時刻になっても主電源の出力が無い場合
    は主電源開閉手段を「開」状態に制御しないように構成
    すると共に、タイマ動作が「動作」に設定されている場
    合に於いてもタイマ動作設定表示を表示手段に表示しな
    いように構成し、さらに主電源の出力が無い場合におい
    てもバックアップ電源にて時刻計数手段を駆動すべく構
    成したことを特徴とする請求項1記載の音響装置。
JP6172774A 1994-07-25 1994-07-25 音響装置 Expired - Fee Related JP3060841B2 (ja)

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