JP3060829U - 栽培用ネット装置 - Google Patents

栽培用ネット装置

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JP3060829U
JP3060829U JP1999000122U JP12299U JP3060829U JP 3060829 U JP3060829 U JP 3060829U JP 1999000122 U JP1999000122 U JP 1999000122U JP 12299 U JP12299 U JP 12299U JP 3060829 U JP3060829 U JP 3060829U
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達也 西野
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株式会社西野幸三商店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主にネギを栽培するときに使用し、育成中の
ネギを挿通状態に支えて倒伏を防止するための栽培用ネ
ット装置を提供する。 【解決手段】 育成中のネギ15に対して所要の高さに
張設し、該ネギ15を挿通状態に支えて倒伏を防止する
ネット12と、該ネット12の少なくとも両端部13、
13を支持する支持体14、14とからなる栽培用ネッ
ト装置11である。従って、ネギ15がネット12の網
目16を挿通してしっかりと支えられるので、風などの
影響を受けることがなく育成途中での倒伏を防止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、栽培用ネット装置に関するものであり、更に詳しくは、主にネギを 栽培するときに使用し、育成中のネギを挿通状態に支えて倒伏を防止するための 栽培用ネット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、育成中のネギの上に配設して、そのネギを挿通状態に保持して倒伏を防 止するものとしては、図4に示すネギの倒伏防止用フィルム1が従来例として知 られている。
【0003】 この従来例のネギの倒伏防止フィルム1は、ポリエチレンなどの合成樹脂製材 料で形成されており、例えば幅が約90mm程度であると共に、長尺に形成され ており、必要な長さに適宜切断して使用するものである。
【0004】 そして、倒伏防止用フィルム1には、ネギを挿通させて支えるための挿通孔2 、2、…が連続して形成されており、この挿通孔2は、例えば幅が約40mm程 度であり、長さが約80mm程度である。
【0005】 また、倒伏防止用フィルム1には、一対の小孔3、3が形成されており、この 小孔3、3は、例えば直径が約12〜15mm程度であり、フィルム1の長手方 向に沿って約900mm間隔毎に設けられている。 小孔3、3は、育成中のネギの上に配設するときに、地中に立設した支柱に挿 通して所要の高さに位置させるための孔であって、この場合、支柱の直径は、小 孔3、3の直径に対応して約12〜15mm程度である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この従来例の倒伏防止用フィルム1においては、全体的に薄膜状に形成されて いるために破損し易い(破れ易い)という欠点があり、何回も繰り返して使用す ることができず、結果的にコストが高くつくという問題を有している。
【0007】 また、フィルムであることから、風による抵抗が大きく、風で揺れた際にネギ の表面に傷などをつけてしまい、ネギの商品価値を落とすという問題点もあり、 更には、降雨の後などには、フィルム面にいつまでも水滴が付着しているという 欠点もある。
【0008】 更に、小孔3、3は、前述のように、所定のピッチ(フィルム1の長手方向に 沿って約900mm間隔毎)で形成されているので、支柱もこのピッチに合わせ て立設しなければならず使い勝手が悪く不便であった。
【0009】 従って、従来例における倒伏防止用フィルム1においては、破損せずに繰り返 しての使用を可能にすることにより結果としてコストを低減することと、風よる 抵抗を少なくしてネットが揺れてもネギの表面に傷などをつけないこと、及び降 雨の後の水滴の付着問題や支柱の立設作業のときの使い勝手を良好にすることな どに解決しなければならない課題を有している。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本考案は、育成中の植物に対し て所要の高さに張設し、該植物を挿通状態に支えて倒伏を防止するネットと、該 ネットの少なくとも両端部を支持する支持体とからなることを特徴とする栽培用 ネット装置を提供するものである。
【0011】 また、前記ネットは、多数の網目を有して長尺に形成されている構成としたも のであり、そして、前記ネットは、植物を挿通状態に保持できる大きさの網目が 連続して形成されている構成としたものであり、更に、前記ネットは、長手方向 における少なくとも一方の端縁に沿って支柱を挿通できる網目が連続して形成さ れている構成としたものであり、また、前記ネットは、植物の育成状況に応じて 上下移動自在に形成されている構成としたものであり、更にまた、前記ネットは 、天然繊維素材で形成されている構成としたものである。
【0012】 本発明に係る栽培用ネット装置においては、例えばネギのような丈の長い植物 がネットの網目を挿通してしっかりと支えられるので、風などの影響を受けるこ とがなく育成途中での倒伏を防止できる。 特に、ネットを用いたことにより、従来例のものに比較して製造コストを低く 抑えることができ、ネットの途中に支柱を挿通する場合にはどんなピッチにも対 応することが可能であり、複数回繰り返して使用することができて破損しにくく 、風による抵抗が少なくネットが揺れてもネギの表面を傷つけにくく、降雨など の後に水はけが良好であり、軽量で使い勝手が良い。
【0013】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1 及び図2において、符号11は栽培用ネット装置を示し、このネット装置11は 、育成中の植物に対して所要の高さに張設し、その植物を挿通状態に支えて倒伏 を防止するネット12と、そのネット12の少なくとも両端部13、13を支持 する支持体14、14とからとから構成される。 尚、本考案のネット装置11は、主にネギ15を栽培するために考案されたも のであるが、必ずしもこれに限定されることはなく、丈の長い植物全般に対して 使用できることは勿論である。
【0014】 ネット12は、天然繊維素材、例えば木綿や麻などの植物繊維や、羊毛などの 動物繊維を用いて従来周知の方法で網状に編み込んで、所定の形状に形成するこ とが望ましい。なぜならば天然繊維素材であれば、ネット12を廃棄や焼却する ときに環境を汚染することがなく所謂地球に優しいからである。 尚、ナイロン、ビニロンなどの合成繊維素材を用いて網状に編み込んで、所定 形状に形成してもよいことは勿論であり、この場合には、強靱で耐水性、耐薬品 性に優れたネット12を形成することができる。
【0015】 また、ネット12は、例えば幅が60〜100mm程度であり、長尺に形成さ れている。そして、折り畳んだり或いはロール状に巻回したりして収納されてお り、使用時に長く延ばして必要な長さに適宜切断して用いるのである。
【0016】 そして、ネット12には、長さ方向に沿った中央位置に、植物を挿通できる大 きさの網目16が連続して多数形成されており、この網目16の大きさは、例え ば幅が30〜40mm程度、長さは60〜70mm程度である。 尚、栽培する植物に応じた網目16の大きさのネット12を適宜に選択して使 用すればよい。
【0017】 更に、ネット12には、長手方向における両端縁又は一方の端縁に沿って支柱 を挿通できる網目17が連続して多数形成されており、この網目17の大きさは 、例えば幅が10mm程度、長さは15mm程度である。 このように網目17が連続して多数形成されていることによって、図1及び図 2に示すように、長く張ったネット12の途中に支柱18を挿通する場合に、ど の位置にでも挿通することができる。従って、従来例のように支柱の立設ピッチ を考慮する必要がないので使い勝手が良好である。 尚、支柱18は、長く張ったネット12の垂れ下がり防止のために適宜の間隔 毎に立設させるものである。
【0018】 支持体14は、地中に立設した柱19、19と、この柱19、19間に掛け渡 した横柱20とからなり、この横柱20にネット12の端部13、13が結びつ けられている。
【0019】 柱19には、例えばフック21などを所定間隔毎に複数個所取り付けておき、 このフック21に横柱20を掛け渡しても良く、この場合には、横柱20の掛け 渡し位置(高さ)を上下移動自在にできるので、従って、植物の成長に対応して ネット12を上方に移動させることができる。
【0020】 以上のように構成された栽培用ネット装置11は、例えばネギ15を育成する 場合に、ネット12の網目16にネギ15を挿通させて支えることができるので 、風などによる倒伏を防止できる。 また、ネットを用いたことにより、破損し難く繰り返しての使用が可能であり 、従来例のものと比較してコストを低減することができる。そして、風よる抵抗 が少ないので、ネットの揺れが少なくネギの表面に傷などをつけない。或いは、 降雨などの後に水はけが良好であり、いつまでも水滴が付着していることがない 。更には、軽量で使い勝手が良好である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る栽培用ネット装置は、育成中の植物に対して 所要の高さに張設し、該植物を挿通状態に支えて倒伏を防止するネットと、該ネ ットの少なくとも両端部を支持する支持体とからなることによって、例えばネギ のような丈の長い植物を育成する場合には、その植物がネットの網目を挿通して しっかりと支えられるので、風などの影響を受けることがなく育成途中での倒伏 を防止できるという優れた効果を奏する。
【0022】 特に、ネットを用いたことにより、従来例のものに比較して製造コストを低く 抑えることができ、ネットの途中に支柱を挿通する場合にはどんなピッチにも対 応することが可能であり、複数回繰り返して使用することができて破損しにくく 、風による抵抗が少なくネットが揺れてもネギの表面を傷つけにくく、降雨など の後に水はけが良好であり、軽量で使い勝手が良いという種々の優れた効果を奏 する。
【0023】 また、ネットは、多数の網目を有して長尺に形成されていることによって、畑 などで使用する際に、ネットを長く張るのに便利であるという優れた効果を奏す る。
【0024】 そして、ネットは、植物を挿通状態に保持できる大きさの網目が連続して形成 されていることによって、植物を網目に容易に挿通させることができるという優 れた効果を奏する。
【0025】 更に、ネットは、長手方向における少なくとも一方の端縁に沿って支柱を挿通 できる網目が連続して形成されていることによって、長く張ったネットの途中に 支柱を挿通する場合に、どの位置にでも挿通することができるので使い勝手が良 好であるという優れた効果を奏する。
【0026】 また、ネットは、植物の育成状況に応じて上下移動自在に形成されていること によって、植物の成長に対応してネットを上方に移動させるとができるので、植 物が成長しても支えられるという優れた効果を奏する。
【0027】 更にまた、ネットは、天然繊維素材で形成されていることによって、ネットを 廃棄や焼却するときに環境を汚染することがなく、所謂地球に優しいという優れ た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る栽培用ネット装置を示す斜視図で
ある。
【図2】本考案に係る栽培用ネット装置の使用状態を示
す斜視図である。
【図3】ネットの正面図である。
【図4】従来例に係るネギの倒伏防止用フィルムを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ネギの倒伏防止用フィルム 2 挿通孔 3 小孔 11 栽培用ネット装置 12 ネット 13 両端部 14 支持体 15 ネギ 16 網目 17 網目 18 支柱 19 柱 20 横柱 21 フック

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育成中の植物に対して所要の高さに張設
    し、該植物を挿通状態に支えて倒伏を防止するネット
    と、該ネットの少なくとも両端部を支持する支持体とか
    らなることを特徴とする栽培用ネット装置。
  2. 【請求項2】 ネットは、多数の網目を有して長尺に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の栽培用
    ネット装置。
  3. 【請求項3】 ネットは、植物を挿通状態に保持できる
    大きさの網目が連続して形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の栽培用ネット装置。
  4. 【請求項4】 ネットは、長手方向における少なくとも
    一方の端縁に沿って支柱を挿通できる網目が連続して形
    成されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記
    載の栽培用ネット装置。
  5. 【請求項5】 ネットは、植物の育成状況に応じて上下
    移動自在に形成されていることを特徴とする請求項1、
    2、3又は4に記載の栽培用ネット装置。
  6. 【請求項6】 ネットは、天然繊維素材で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載
    の栽培用ネット装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108935098A (zh) * 2018-06-25 2018-12-07 安徽徽王农业有限公司 一种蓝莓生长用组培快速繁殖培养箱

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