JP3342247B2 - 長芋用のネット - Google Patents

長芋用のネット

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JP3342247B2 JP18556595A JP18556595A JP3342247B2 JP 3342247 B2 JP3342247 B2 JP 3342247B2 JP 18556595 A JP18556595 A JP 18556595A JP 18556595 A JP18556595 A JP 18556595A JP 3342247 B2 JP3342247 B2 JP 3342247B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長芋の蔓を這わせ
るためのネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、この種の長芋等の蔓農作物の
育成及び収穫に関し、を這わせて立ち上がり状態を維
持するために、竹等の細い棒部材を多数本使用して柵を
作り、その柵に沿ってを這わせるようにしていたが、
柵を作る作業が極めて厄介で作業性が悪いという問題点
を有している。そこで、農作業の省力化のために、例え
ば、魚網等に用いられるような樹脂製の紐で編成したネ
ットを柵状に張って使用することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような強度的に優
れた樹脂製のネットを使用した場合に、その取り扱いが
容易であり柵状に張設することも容易である。しかしな
がら、実際の使用において、ネット張りは毎シーズン行
うものであるが、今年使用したネットは実質的に来シー
ズンは使用できない状態になる。
【0004】つまり、ネットに複雑に絡んだ蔓はネット
からの分離が極めて厄介で時間が掛かり、無理に引き剥
がそうとすると網目の結節がずれて引き釣り状態にな
り、それを折り畳んで仕舞ったり、また翌年に引き釣り
状態を直しながら張設する作業が著しく厄介で時間が掛
かり、コスト面及び農作業の省力化を考えた時に、必然
的に使用されるネットは毎年新しいものにした方が得策
である。
【0005】このような実情からして、ネットに絡んだ
蔓及び枝葉等はそのままネットから引き剥がすことな
く、ネットと一緒に丸めて畑の片隅に積み上げるか、ま
たはネットと一緒に纏めて焼却するようにしている。
【0006】長芋の蔓及び枝葉等は焼却するよりも堆肥
として使用したほうがより効果的である。しかしなが
ら、これらをネットと一緒に積み上げて腐食させても、
樹脂製のネットは腐食しないでいつまでも残り、簡単に
は引き千切れないので実質的に堆肥として使用できな
い。
【0007】また、ネットと一緒に焼却する場合には、
樹脂製のネットは燃焼によって有害ガスを発生し、大量
に焼却すると環境汚染につながる虞があって好ましい処
理とは言えない。
【0008】従って、樹脂製の紐で編成したネットの使
用は、後処理に大きな問題点を残すことになり、そこに
解決しなければならない重大な課題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する具体
的手段として本発明は、綿繊維を紐又は糸状に撚り合わ
せ、該撚り合わせた紐又は糸を用いて一辺の長さが20
〜30cm程度の大きさの網目にし、幅が2m程度の長
尺なネットを編成し、該長尺なネットの幅方向を上下に
し、その上下端の網目に緊張用のロープを挿通し、該ロ
ープを介して所定間隔に立設したポールに取り付けてネ
ットを張設する構成にしたことを特徴とする長芋用のネ
ットを提供するものである。
【0010】長芋の蔓を這わせるネットを綿繊維で形成
し、上下端の網目に挿通した緊張用 のロープをポールに
結着することにより、簡単にネットを張設でき、長芋
収穫した後においては、長芋の蔓及び枝葉等をネットか
ら引き剥がすことなく、これらを一緒にして丸めて積上
げて置くことにより、綿繊維のネットも一緒に腐食して
堆肥となり、肥料として使用できるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図示の実施の形態
について説明する。図1において、1はネットであり、
該ネットは、綿繊維を撚り合わせて紐又は糸状にしたも
のを使用して、所定の編機により所定の網目をもったネ
ットに編組したものである。
【0012】この場合に使用される編機は、通常の魚網
を編む編網機を使用する場合と、例えばラッセル編機を
使用する場合とがある。編網機の中でも無結節編網機と
有結節編網機とがあり、いづれも使用可能であるが、有
結節編網機を使用した場合には、網目が結節によって形
成され、無結節編網機及びラッセル編機の場合には結節
のない網目が形成される。
【0013】有結節編網機で編んだネットの結節構造
は、図2に示したように、いわゆるシングルノットと称
される蛙股結節であり、綿繊維の紐又は糸を使用してい
るために、目ずれが生じ難いものとなっている。
【0014】また、無結節編網機又はラッセル編機で編
んだネットは、図3及び図4に示したように、2本の糸
を撚って形成され、実質的に結節が生じない貫通式又は
一部交差式で網目が形成される。そして、いづれの場合
でも、使用される綿繊維の紐又は糸の直径は0.5〜
2.5mm程度であり、形成された網目の一辺の長さが
20〜30cm程度である。
【0015】編網されたネット1は、拡げたときの大き
さとして、巾が1.5〜2.0m、長さが15〜20m
程度になるように裁断したものであり、図1から明らか
なように、実際の使用においては、張設しようとする位
置の両側に適宜長さの棒又はポール2を立て、該ポール
間の上部と下部とに緊張用のロープ3,4を緊張状態に
張ってネット1を略垂直に張設支持させるものである。
【0016】この場合には、ネット1の上下の網目に、
予めロープ3,4を夫々目通ししておき、上下のロープ
3,4を緊張させてポール2に結着するだけで簡単にネ
ット1が張設できるのである。なお、ネット1の中間付
近、即ち両側のポール2間には、複数本の補助ポール2
aを所定の間隔をもって立て、ネット1が弛まないよう
に支持させれば良い。
【0017】そして、張設されたネット1に沿って、例
えば農作物、即ち長芋の苗を所定の間隔をもって植え
付け、該長芋の成長に伴って、がネット1に巻き付き
ながら上方及び横方向に伸びるようになり、ネット1と
長芋の蔓が複雑に絡み合った状態でも綿繊維で撚った糸
と緊張用のロープ3,4とによって安定した支持がなさ
れる。
【0018】また、図5に示したように、ネット1を傾
斜させて張設することもできる。この場合には、両側の
ポール2及び補助ポール2aが傾斜した状態にあるの
で、各ポールの先端は夫々支柱6によって支持されてい
る。
【0019】このように全体を傾斜した状態で設置して
も、長芋蔓と葉はネット1の上を這うようになり、
芋の蔓が複雑に絡み合った状態でも、綿繊維で撚った糸
と緊張用のロープ3,4とによって安定した支持がなさ
れる。
【0020】いずれにしても、ネット1は綿繊維の紐又
は糸で編成されているので、これら紐又は糸の表面は、
ツルツル滑ることなく毛羽立って摩擦抵抗が大きくなっ
ており、長芋の蔓がしっかりと巻き付いて安定した支持
がなされ巻き付いたが部分的にずれ落ちたりするこ
とはないのである。
【0021】このように長芋の蔓をネット1で支持して
育成し、綿繊維で撚った糸と緊張用 のロープ3,4とに
よって安定した支持がなされ、更に、長芋の収穫時にお
いては、長芋の蔓の根元近傍を切って地面から離し、ネ
ット1ととが複雑に絡み合った状態のまま、堆肥を作
る要領で所定の場所にて、一緒に丸めて或は他の刈り取
った雑草等の堆肥材料と共に積み重ねるようにすれば良
いのである。
【0022】長芋の蔓及び他の堆肥材料と一緒に積み重
ねられたネット1は、その材料が綿繊維で形成されてい
るので、他の堆肥材料と共に腐食しボロボロになって紐
又は糸としての機能がなくなり、簡単に引き千切れて有
機堆肥として使用できるのである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る長芋用
のネットは、綿繊維を紐又は糸状に撚り合わせ、該撚り
合わせた紐又は糸を用いて一辺の長さが20〜30cm
程度の大きさの網目にし、幅が2m程度の長尺なネット
を編成し、該長尺なネットの幅方向を上下にし、その上
下端の網目に緊張用のロープを挿通し、該ロープを介し
て所定間隔に立設したポールに取り付けてネットを張設
する構成としたことにより、使用時にネットの両端にポ
ールを立てて張設し、その張設したネットに蔓を絡めさ
せて長芋を育成し、ネットを綿繊維を撚った紐で形成し
且つ上下に配したロープにより張設しているので、安定
した支持がなされ、長芋を収穫した後においては、長芋
の蔓及び枝葉等をネットから引き剥がすことなく他の堆
肥材料と一緒に有機堆肥として利用でき、いつまでも腐
食しないで始末に困る樹脂製のネットに比べて、後処理
における作業が著しく容易であると共に、環境汚染の問
題点も一挙に解消できると言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る長芋用のネットの使用状態を示す
斜視図である。
【図2】同長芋用のネットの結節の一例を示す略示的平
面図である。
【図3】同長芋用のネットの無結節の一例を示す略示的
平面図である。
【図4】同長芋用のネットの無結節の他の例を示す略示
的平面図である。
【図5】同長芋用のネットの他の使用例を示す一部斜視
図である。
【符号の説明】
1 ネット 2 ポール 2a 補助ポール 3,4 ロープ 6 支柱

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綿繊維を紐又は糸状に撚り合わせ、該撚
    り合わせた紐又は糸を用いて一辺の長さが20〜30c
    m程度の大きさの網目にし、幅が2m程度の長尺なネッ
    トを編成し、該長尺なネットの幅方向を上下にし、その
    上下端の網目に緊張用のロープを挿通し、該ロープを介
    して所定間隔に立設したポールに取り付けてネットを張
    設する構成にしたことを特徴とする長芋用のネット。
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