JP3100273U - 各種ネット・植物栽培用支柱 - Google Patents

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阪本 ▲吉▼成
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Abstract

【課題】ネット及び紐の展張作業を容易にする。
【解決手段】土中に差し込んで立設される支柱部と、この支柱部の上端にこれから延びるようにして支柱部の上方に設けられるループ部と、このループ部の終端にこれから延びるようにして設けられるせり上がり部とを備えてなり、ループ部の終端と支柱部の上端との間にループ部内への差し込み用開きを形成した。
【選択図】  図1

Description

 本考案は、果樹園及び野菜畑等に、防鳥ネットや遮光ネットあるいは山芋の蔓を這わせるネットなどを張るとき、黒豆等の栽培時に黒豆等を支える紐を張るときなどに使用する各種ネット・植物栽培用支柱に関するものである。
 従来、果樹園及び野菜畑等に、防鳥ネットや遮光ネットあるいは山芋の蔓を這わせるネットなどを張るときには、例えば図5に示すように竹(他にはパイプやカラー鋼管等)を支柱1としてこれを園の周囲に差し込んで土中に立設した後、これに50mm前後の網目のネット2をひも或いは針金3などで結束して止めている。
 また、黒豆等の栽培時に黒豆等を支える紐を張るときには、例えば図6に示すように竹(他にはパイプやカラー鋼管等)を支柱1として畝の幅に合わせて両側に立てた後、これに紐4を巻き付けて張ってこの紐4で黒豆等が倒れない(実が成長すると重みで倒れる)ように支えている。
 ところが、このように紐4を支柱1に巻き付けて張っただけであると、いくらその巻き付け部分が竹の節目で止まるとは言っても、風等の影響で紐4が緩むと紐4が支柱1から簡単にずり下がってしまう。そのために、図7に示すように上方にリング部1aのある支柱1Aを使用し、このリング部1aに紐4の端を通すことにより紐4が支柱1Aからずり下がるのを防いでいる。
 従来の支柱1を防鳥ネットや遮光ネットあるいは山芋の蔓を這わせるネットなどを張るときに使用する場合の、解決しようとする問題は、図5に示すように支柱1にネット2をひも或いは針金3などで一本ずつ結束しなければならないので、広くなればなるほどに支柱1の本数が増えその結束回数も増えるし、さらに支柱1の高さがスイカ等では1m位であるが桃、枇杷等になると3m位となるので、その結束作業は結束回数と共に高い位置での大変な作業になるし、またネット2を外す作業では全支柱1の結束部を一つずつ解かなければならず大変な作業になるという点である。
 また、従来の支柱1Aを黒豆等の栽培時に黒豆等(黒豆の枝)を支える紐を張るときに使用する場合の、解決しようとする問題は、図7に示すように全支柱1Aにおいてそのリング部1aに紐4の端を通す必要があるので、その作業は支柱1Aの本数に比例して大変な作業になるし、また紐4を張る作業も全支柱1Aの端のものから順番に行わなければならず作業性が悪いし、逆に紐4を外すときにも全支柱1Aの端のものから順番に外さなければならず作業性が悪いという点である。
 本考案は、土中に差し込んで立設される支柱部と、この支柱部の上端にこれから延びるようにして支柱部の上方に設けられるループ部と、このループ部の終端にこれから延びるようにして設けられるせり上がり部とを備えてなり、かつ前記ループ部の終端と前記支柱部の上端との間にループ部内への差し込み用開きを形成したことを特徴とする。
 本考案は、防鳥ネットや遮光ネットあるいは山芋の蔓を這わせるネットなどを張るときには、支柱の差し込み用開きからネットの端をループ部内に差し込んでせり上がり部に引っかけるだけでよいので、支柱の本数が増えてもその作業位置が高くなっても簡単にネット張り作業が行えるし、また黒豆等の栽培時に黒豆等を支える紐を張るときには支柱の差し込み用開きから紐をループ部内に差し込んでせり上がり部に引っかければよいので、紐の端でなく紐の中間部において紐を支柱の差し込み用開きを利用して止めることができ、簡単に紐張り作業が行えるし、逆に紐を支柱の差し込み用開きから外すことにより簡単に支柱から紐を外すことができるという効果がある。
 土中に差し込んで立設される支柱部と、この支柱部の上端にこれから延びるようにして支柱部の上方に設けられるループ部と、このループ部の終端にこれから延びるようにして設けられるせり上がり部とを備えることにより、その差し込み用開きを利用してネットの端をせり上がり部に引っかけたり、紐をループ部に差し込むようにして実現した。
 図1は本考案支柱の一実施例を示す側面図、図2は図1を左からみた図、図3は防鳥ネットや遮光ネットあるいは山芋の蔓を這わせるネットなどのネット2を張ったときの使用状態図、図4は黒豆等を支える紐4を張ったときの使用状態図である。
 図において、5は冷間で伸線され、捩り加工を施された断面多角形の無垢の鋼棒により構成される支柱で、下端の尖鋭部5aを土中に差し込んで立設される支柱部5Aと、この支柱部5Aの上端5bにこれから延びるようにして支柱部5Aの上方に設けられるループ部5Bと、このループ部5Bの終端5cにこれから延びるようにして設けられるせり上がり部5Cとからなっている。6は支柱部5Aの上端5bとループ部5Bの終端5cとの間に形成した差し込み用開きで、せり上がり部5Cにネット2の端(連結線)を引っかけたり、ループ部5B内に紐4を差し込むときの差し込み口となる。
 今、本支柱5を用いて防鳥ネットや遮光ネットあるいは山芋の蔓を這わせるネットなどのネット2を張る場合には、まず支柱部5Aの尖鋭部5aを土中に差し込んで本支柱5を立設する。これを2m〜3mの間隔で所望数立設した後、次に図3に示すようにネット2の端(実際には、網目を利用する)を本支柱5の差し込み用開き6からループ部5B内に差し込んでせり上がり部5Cに引っかけると、ネット2の端はループ部5B内に通された状態で本支柱5に支持される。全ての支柱5においてネット2の端を差し込み用開き6を利用してせり上がり部5Cに引っかけることにより、ネット2は全支柱5により支持される。
 このように各支柱5においてはネット2の端を差し込み用開き6からループ部5B内に差し込んでせり上がり部5Cに引っかけるだけでよいので、その本数が増えても、また長い支柱の高い位置での作業であっても、簡単に行える(従来のひも或いは針金3などを使っての結束作業に比べて)し、またネット2を外す作業でも従来の如くひも或いは針金3などを解かなくてもよく、ネット2を少し持ち上げてせり上がり部5Cから外すだけで簡単に外せる。
 次に、本支柱5を用いて黒豆等を支える紐4を張る場合には、まず支柱部5Aの尖鋭部5aを土中に差し込んで本支柱5を立設する。これを畝の幅に応じて両側にかつ支柱5の間隔に応じて所望数立設した後、次に各列の本支柱5において図4に示すように紐4を差し込み用開き6からループ部5B内に差し込んでせり上がり部5Cに引っかけて支持する。全ての支柱5において紐4を差し込み用開き6を利用してループ部5B内に通すこと(この状態では紐4はせり上がり部5Cにより止まる)により、平行な二本の紐4が張られる。
 このように各支柱5においては紐4を差し込み用開き6からループ部5B内に差し込んでせり上がり部5C上を通すと、風等の影響で紐4が緩んでも支柱5をずり下がることがないし、ずり下がるのを防ぐための結束も不要となり、作業性が良くなる。なお、図4において紐4を差し込み用開き6からループ部5B内に差し込むときに、紐4をせり上がり部5Cに一巻きすれば、本支柱5への紐4の支持がより強固なものとなる。
 さらに、本支柱5は、冷間で伸線され、捩り加工を施された断面多角形の無垢の鋼棒により構成したので、図1及び図2に示すように支柱5においては各側面が縦軸線の周囲に螺旋状に延在するだけであるので支柱5はこれを回転させなくてもハンマーによる打ち込みまたは手作業による押し込み等により、土中に容易に差し込むことができる。また蔓性の植物がこれに直にからむ場合には蔓が支柱5に沿って滑り落ちるようなこともない。また、一旦土中に差し込んだ支柱5は、時間が経過するにつれ周囲の土が土圧により螺旋状の側面に絡みつきその土が側面に対して引き抜きに対する適度な抵抗を示すため、土中にしっかりと保持され、簡単に倒れるものではなく、堅い土壌での引き抜きには木ネジの要領で回転させることで楽に引き抜きが可能となる。
 また、本支柱5の上方にはループ部5Bがあるので、支柱5の上端によって作業者が負傷する恐れがなくなる。なお、このループ部5Bの形状は、図示のものに限らず、矩形であっても良いし、三角形、逆三角形等の他の形状であっても良い。
 さらに、本支柱5の材料として鋼(鋼棒)を使用しているので、鋼は他の金属材料と比較して一般的に安価であり、農園芸などの多数の支柱5を要する用途においては特に有利となる。そればかりでなく、鋼を冷間で塑性加工すると、その硬度が増大することは周知であるが、支柱5として冷間で伸線と捩り加工の両方(塑性加工)を施したものを使用するので曲げ硬度(曲がりにくさ)が大きく、支柱5を土中に打ち込み、押し込み等の作業により土中に差し込む際にもこのような加工を施さない同様な鋼棒に比較して曲がりにくい。従って、また支柱5としてより細いものを使用することができるため、収納面でも作業性からも有利となる。
 また、本支柱5を構成する鋼棒は無垢であるので、中空パイプを使用するものと違って、鋼棒の両端に防水用のキャップを取り付ける必要がないし、内部に水分が結露して発錆する恐れもないので、優れた耐久性が得られる。また、中空パイプは捩り加工時に容易に破損してしまうが、無垢の鋼棒であればこの恐れも少ない。このように無垢であると、その表面に発錆しても十分長期間の使用に耐えるが、電気亜鉛メッキ、溶融亜鉛メッキ等の防錆処理や、例えば塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の適当な合成樹脂の粉体塗装あるいは熱収縮性の合成樹脂のチューブで覆ってこれを加熱して鋼棒の外周面に密着させる樹脂加熱収縮法等の適当な防錆処理を施すのが、防錆のみならず美観維持の点でも好ましい。
 鋼棒として軟鋼、硬鋼、ステンレス鋼等の種種の鋼も使用できるが、これらの中では最も安価である点で軟鋼が好ましい。鋼棒の断面サイズは、断面正方形のもので一辺の寸法が4mm〜7mm程度のものが好ましい。即ち、7mm以上では重量が過大になるし、4mm以下では曲がりやすくなる。6mm×6mmの断面サイズ程度が曲げ硬性、耐久性、重量、価格の点で実用的である。
 鋼棒の各側面の好ましい螺旋ピッチであるが、これは支柱5の太さ、断面形状、要求される曲げ硬性等によって異なり、一概には言えないが、あまりにも螺旋ピッチを小さくしようとすると、捩り加工時に鋼棒が破断する恐れがある。
 例えば6mm×6mmの断面正方形の鋼棒の場合には、螺旋ピッチは鋼棒の破断を回避するために80mm程度以上にするのが好ましいし、鋼棒の弾性による自己復元(捩り戻し)を回避しつつ所要の曲げ硬性を得ると共に土中からの引き抜きに対する抵抗を確保するには160mm以下とするのが好ましい。6mm×6mmの断面正方形の鋼棒の場合に特に好ましい螺旋ピッチの範囲は100mm〜150mmである。この範囲の螺旋ピッチで捩り加工することにより、鋼棒は細くて軽量で大きな曲げ硬性を得ることができしかも土中からの引き抜きに対して適度な抵抗が得られる。
 鋼棒の断面形状であるが、鋼棒の長手方向の種種な位置での曲げ硬性の方向性(方向による曲がりにくさの違い)を最小にしつつ螺旋状の側面による土中からの支柱5の引き抜きに対する抵抗を確保する意味で正方形(鋭い陵部による負傷を防止するために陵部を僅かに面取りして八角形にしたものを含む)が最も好ましいが、鋼棒の断面形状は正方形に限られるものではなく、正方形以外の正多角形(例えば正三角形、正五角形等)あるいは正多角形以外の多角形でも良い。しかし、螺旋状の側面による土中からの支柱5の引き抜きに対する抵抗を確保するためには、側面の面積をあまり小さくするのは好ましくなく、その意味では三角形、四角形が好ましい。
 本考案は、果樹園及び野菜畑の他、切り花栽培等に張る防鳥ネットや遮光ネットあるいは山芋の蔓を這わせるネットなどのネットや、黒豆等の栽培時に張って黒豆等を支える紐を、張るときに使用する支柱として、広く活用できる。
本考案支柱の一実施例を示す側面図である。 図1を左からみた図である。 ネットを張ったときの使用状態図である。 紐を張ったときの使用状態図である。 従来のものを示すネットを張ったときの使用状態図である。 従来のものを示す紐を張ったときの使用状態図である。 従来のものを示す紐を張ったときの異なる使用状態図である。
符号の説明
 2:ネット
 4:紐
5:支柱
 5A:支柱部
 5a:尖鋭部
 5B:ループ部
 5b:支柱部の上端
 5C:せり上がり部
 5c:ループ部の終端
 6:差し込み用開き

Claims (2)

  1.  土中に差し込んで立設される支柱部と、この支柱部の上端にこれから延びるようにして支柱部の上方に設けられるループ部と、このループ部の終端にこれから延びるようにして設けられるせり上がり部とを備えてなり、かつ前記ループ部の終端と前記支柱部の上端との間にループ部内への差し込み用開きを形成したことを特徴とする各種ネット・植物栽培用支柱。
  2.  支柱部、ループ部、せり上がり部は、冷間で伸線され、捩り加工を施された断面多角形の無垢の鋼棒により構成したことを特徴とする請求項1記載の各種ネット・植物栽培用支柱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013201923A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Takigen Mfg Co Ltd 幼苗の自立支持具

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