JP3060805B2 - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP3060805B2
JP3060805B2 JP5290221A JP29022193A JP3060805B2 JP 3060805 B2 JP3060805 B2 JP 3060805B2 JP 5290221 A JP5290221 A JP 5290221A JP 29022193 A JP29022193 A JP 29022193A JP 3060805 B2 JP3060805 B2 JP 3060805B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動分析装置に係り、
特に、分析動作中に試料や試薬を追加または交換しなが
ら使用する自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の容器の移送機構を有する
装置は予め分析に用いる試料や試薬を容器列にセットし
てから、分析動作を開始させていた。
【0003】また、従来の装置は原則として分析動作中
の試料や試薬の追加・交換を禁止していた。これは、装
置稼働中に交換作業等を行うと、試薬などのミスセット
が頻発し、結果として装置を停止しなくてはならなくな
るといったような不都合が生じるためである。なお、こ
の種の装置として関連するものには、特開昭62−115370
号や特開昭57−154059号などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今日、臨床生化学検査
の自動化が進み、生化学自動分析装置も大きな進歩を遂
げている。それに伴い、より多機能・高速処理化などに
加え、操作性の簡略化によるトータル・スループットの
向上と、機構系の簡素化などによる信頼性向上が強く要
求されている。
【0005】しかしながら、上記従来技術は、自動分析
装置の多機能・高速処理化に伴う分析動作中の試料や試
薬の追加・交換に対する配慮がなされていなかった。こ
のため、緊急測定などやむを得ない場合にユーザーが装
置の動作を監視しながら動作と動作の合間を縫ってセッ
トしなければならず、高速化する程セット・ミスが頻繁
に発生する問題があった。更に、一度分析動作を停止さ
せセット後再スタートすることによる操作の煩雑化や自
動化率の低下を招く結果となり、装置の高性能を発揮し
にくいという問題点があった。
【0006】本発明は、分析動作中の試料や試薬のセッ
ト・ミスを防止し、またセットのために分析動作を中断
してしまう如き事態を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料を試料容
器移送装置から反応ディスク上の反応容器に分注する試
料機構系と、試薬を試薬容器移送装置から反応ディスク
上の反応容器に分注する試薬機構系を備えた自動分析装
置において、次の移送動作が近いことを予告する警告表
示を用いるか否かの選択、及び移送動作前の前記警告表
示のための表示時間の設定を、前記各機構系毎に、画面
で行い得るように構成したことを特徴とする。本発明の
望ましい実施例では、複数の容器を保持し得るループ状
の容器列を形成し、該容器列上の容器をサンプリング位
置まで順次移送する容器移送手段を有しており、容器列
の移送動作時間とその停止時間を認識する計時装置と、
該計時装置に基づいて容器移送手段の移送動作時間中で
ある表示と移送停止時間中である表示を行い、さらに移
送動作を予告する時間帯には異なる表示を行う表示手段
を設けた。さらに前記計時装置に基づいて容器移送手段
及びノズル移送機構の移送動作時間中である表示と移送
停止時間中である表示を行い、移送動作時間前に次回移
送時間が近いことを確認して、移送動作時間中及びその
停止時間中とは異なる表示を行うことができる
【0008】
【作用】容器列が動作する迄の時間を把握することによ
って、試料や試薬のセットを行う際の、急激な容器列の
動作による容器のセット・ミスを防止出来る。試料や試
薬をセットするために容器列を停止して、分析測定を中
断してしまうというような事態を防ぐことが出来る。さ
らに、機構系毎に各々動作予告のための規定時間や予告
要素を設定できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って説明す
る。
【0010】図1は、自動分析装置の全体構成図であ
る。試料を入れた試料容器2は、試料ディスク1上に複
数個設置されている。試料ディスク1は、コンピュータ
12によりインターフェイス11を介して制御される。
試料ディスクは所定の試料を試料分注位置まで移送す
る。コンピュータ12の指令により試料分注機構3が動
き所定量の試料を試料容器2から反応容器5へ分注す
る。分注後、試料分注ノズルをシステム・ウォーターに
より洗浄する。次に反応ディスク4は、試料を分注され
た反応容器5が試薬分注位置までくるように回転する。
コンピュータ12の指令により試薬分注機構7が動き所
定量の試薬を試薬ディスク8の試薬容器から反応容器5
へ分注添加する。分注後、試薬分注ノズルをシステム・
ウォーターにより洗浄する。その後、撹拌位置まで回転
し、撹拌機構6により、試料と試薬を撹拌混合する。こ
の撹拌された反応容器5が測光位置を横切る時、多波長
光度計10により吸光度を測定する。検知された吸光度
信号は、A/D変換後インターフェイス11を介してコ
ンピュータ12により、あらかじめ項目毎に指定された
分析法で測定しておいた標準試料の吸光度から作成した
検量線に基づき、濃度データに変換される。この成分濃
度データは、プリンターや画面に出力される。測定終了
した試料が入ってる反応容器5は、洗浄機構9の位置ま
で移動し、洗浄後次の分析に使用される。
【0011】以上の測定原理は、1つの試料に着目した
処理の流れである。実際の自動分析装置ではこの処理を
複数の試料に対し連続して行う。各機構系は、1サイク
ル内に各々が受け持った処理を1つの試料に対して行
い、次のサイクルには次の試料に対して同様の処理を行
う。これをサイクリック動作といい、各機構系は互いに
シンクロナイズしながら自分の受け持つ処理を連続して
次々と別の試料に対して行う。それにより各機構系は休
むことなく、装置全体として連続分析を行うことができ
る。コンピュータ12は、このサイクリック動作を行う
ため各サイクルの動作開始までにその動作内容を決定し
ており、これを動作スケジュールの作成という。この
時、即ち各機構系毎の動作スケジュールを作成する時
に、動作予告を行うスケジュールを同時に作成してお
き、動作警告器14,15はそれに従って動作予告を行
う。
【0012】以上で述べた装置の動作原理においては、
必要な全試料・全試薬をセットしてから分析動作をスタ
ートするのが従来の原則であった。しかし、自動分析装
置の多機能化・高速処理化に伴い分析動作中でも試料や
試薬の追加・交換ができる機能が備わってきている。よ
って、分析動作中でも容易かつ安全確実に試料や試薬の
追加・交換をできるようにする必要がある。そこで、動
作警告器14,15を用いた光または音によるかもしく
は画面表示による動作告知をする。
【0013】図2により、動作告知する方法を説明す
る。図2は、この装置のサイクリック動作を行う1機構
系のサイクルチャートである。1,2cycle 目は動作な
しなので動作告知(ア)を行う。3cycle目は動作なし
だが次cycleが動作ありなので動作予告(イ)を行う。
4,5,6cycle 目は各々試料A,B,Cを処理する動
作をするので動作中として動作告知(ウ)を行う。動作
告知(ア)(ウ)、動作予告(イ)は、あらかじめ設定
しておいた告知要素である。例えば、ランプの点灯,点
滅,消灯、または赤黄青などの色相、または光の明暗、
または連続音,断続音,無音、または周波数の違う音、
または絵や文字による面面表示などである。本実施例に
よれば、特別な機構を追加することなく従来のシンプル
な装置構成のまま、各機構系毎に動作する,しないを予
測することが可能となる。これにより、分析動作中に試
料や試薬の追加・交換をする場合でも、容易かつ安全確
実に行える。また、ユーザーが分析停止してセット後、
再スタートすることも必要なくなり、トータル・スルー
プットも向上できるという効果がある。
【0014】図3は、本発明の他の実施例を示す図であ
る。この表示画面により、動作告知を使用するかどうか
の選択と、各機構の動作予告を動作のどの位前に行うか
を決定する時間の設定、及び使用する告知要素である音
による警報や、各種目視による伝達形式の設定が、機構
系毎にできるようになったのでフレキシブルで且つきめ
の細かい対応が可能となった。
【0015】図4は各機構系の時間毎の動作を示すタイ
ムチャートである。
【0016】この図ではサンプルディスクの動作を示す
告知手段と試薬ディスクの動作を示す告知手段が示され
ている。
【0017】図4の例ではSample Disk1の方は単色光に
よる表示装置、試薬分注Disk1 の方は赤,黄,緑の3色
による表示装置である。
【0018】この図での動作告知は、Sample Disk1はラ
ンプの消灯時は停止、点灯時は、回転中そして点滅時は
回転予告となっている。また試薬分注Disk1 は緑信号点
灯時が停止,赤信号時が回転中,黄信号点灯時が回転時
が迫っていることを告げる警告である。
【0019】Sample Disk1の動作予告は基本的には停止
時は消灯状態,回転時には点灯状態、そして回転時前の
5秒間は点滅状態と設定されている。それに対し、試薬
Disk1は停止時は緑信号,回転時は赤信号、そして回転
時前2.5秒間は黄信号と設定されている。
【0020】以上、実施例によれば、分析動作中であっ
ても必要に応じて試料や試薬の交換・追加が出来るばか
りではなく、動作機構が動くことをその動作前に、操作
者に予告するため、操作者は交換のタイミングを見誤る
ようなことが無く、安全且つ正確に試料や試薬の追加を
行うことが出来る。
【0021】
【発明の効果】本発明では、分析時間中でも、試料や試
薬の交換または追加を安全且つ正確に行えるため、交換
追加のためだけに、わざわざ分析中断して再スタート
する必要もなくなり、多機能・高速処理化に起因した操
作の煩雑化や自動化率低下を解消することが出来、装置
の高速性能を十分に発揮し得る。さらに、本発明では、
試料や試薬の分注のために移送動作する機構系に対し、
移送動作前の警告表示を用いるか否かの選択及び警告表
示時間の設定を、機構系毎にできるので、適正な予告設
定を実現でき、フレキシブルできめの細かい対応が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】本発明実施例の機構系動作のサイクル・チャー
ト。
【図3】動作予告パラメータの設定画面。
【図4】各機構系の時間毎の動作を示すタイムチャー
ト。
【符号の説明】
1…試料ディスク、2…試料容器、3…試料分注機構、
4…反応ディスク、5…反応容器、6…撹拌機構、7…
試薬分注機構、8…試薬ディスク、9…洗浄機構、10
…多波長光度計、11…インターフェイス、12…マイ
クロコンピュータ、13…キーボード、14…サンプラ
用動作警告器、15…Rディスク用動作警告器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を試料容器移送装置から反応ディスク
    上の反応容器に分注する試料機構系と、試薬を試薬容器
    移送装置から前記反応ディスク上の反応容器に分注する
    試薬機構系を備えた自動分析装置において、次の移送動
    作が近いことを予告する警告表示を用いるか否かの選
    択、及び移送動作前の前記警告表示のための表示時間の
    設定を、前記各機構系毎に、画面で行い得るように構成
    したことを特徴とする自動分析装置。
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JP4567776B2 (ja) * 2008-09-19 2010-10-20 シスメックス株式会社 自動分析装置
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