JP3060378U - 走行車輪の電飾装置 - Google Patents

走行車輪の電飾装置

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JP3060378U JP1998010424U JP1042498U JP3060378U JP 3060378 U JP3060378 U JP 3060378U JP 1998010424 U JP1998010424 U JP 1998010424U JP 1042498 U JP1042498 U JP 1042498U JP 3060378 U JP3060378 U JP 3060378U
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執 高田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間走行時に、車輪と一体にランプが回転
し、交差点で走行停止してもランプが消えることがな
く、電気配線次第で右折時には車両右側のランプを点
滅、左折時には車両左側のランプを点滅させることがで
きる走行車輪の電飾装置。 【解決手段】 車輪SのホイールHに被せて固定する装
飾ホイール3と、装飾ホイール3の中心に基端4aを絶
縁状態に嵌挿固定される中心軸4と、中心軸4の外端に
内輪が被嵌固定されるベアリング6と、車体Tに固定さ
れる回り止め給電線10と、給電接続具8と堅結される
接続端子11a付き給電具11と、装飾ホイール3に固
定される電飾用ランプ12a,12b,12cとからな
る。給電線10からベアリング6、中心軸4、給電線1
4a,14b,14cを介して電飾用ランプ12a,1
2b,12cに給電される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、トラック、ダンプカー、タンクローリー等の大型車両の車輪のホイ ールに取り付けて夜間走行時に運転席にて電飾用電源スイッチをオンにすれば、 車輪と一体にランプが回転し、交差点で走行停止してもランプが消えることがな く、さらに交差点で方向指示器を作動すれば、右折時には車両右側のランプを点 滅、左折時には車両左側のランプを点滅させることができる走行車輪の電飾装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の大型車両の車輪の電飾装置は、車を修理・改造する店でオプション工事 として取り付けられており、一つの構成は、車軸に磁極を分割した永久磁石の円 筒を被嵌固定するとともに、該車軸を支持する軸受に対してステータ及び巻線を 前期円筒に対応するように取り付けてなる発電機を装着し、さらに、車軸に砲金 製の円筒を被嵌固定するとともに、該車軸を支持する軸受に砲金製の導電ブラシ を取付け各導電ブラシをばねにより前記円筒に対して摺接させ、円筒と走行車輪 のホイールに取付けた各電飾ランプのプラス端子を導線で結線し、マイナス端子 を導線でホイールに結線してなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の大型車両の走行車輪の電飾装置は、部品代・取付け費が高価であり、車 輪を取り外して砲金製の円筒と導電ブラシを取り付けるものであるので、車の所 有者が容易に装着することができない。発電機部分に水が入ると早期の故障の原 因になり電飾ランプが点灯しなくなる。また、砲金製の円筒と導電ブラシの擦り 減りが大きく、導電ブラシをばねにより円筒に対して付勢状態に取付けいても、 一カ月近くの運転で導電ブラシが円筒に対して摺接不能になり、走行車輪のホイ ールに取付けた電飾ランプが点灯しなくなる。再度、電飾ランプを点灯させるに は、再度の工事費が必要になり、その結果毎月6万円程の負担がかかるので、走 行車輪のホイールに電飾ランプが付いているものの点灯不能になっている車両を 多く見受けられる。 また、従来の大型車両の走行車輪の電飾装置は、発電機を備えているので、交 差点で走行停止するとランプが消えてしまう。さらに走行時には、運転席でスイ ッチを操作すれば、右折時には車両右側のランプを点滅、左折時には車両左側の ランプを点滅させることができるが、交差点で走行停止すると方向指示器の役目 を果たせない。
【0004】 本願考案は、上述した点に鑑み案出したもので、トラック、ダンプカー、タン クローリー等の大型車両の車輪のホイールに取り付けて夜間走行時に運転席にて 電飾用電源スイッチをオンにすれば、車輪と一体にランプが回転し、交差点で走 行停止してもランプが消えることがなく、さらに方向指示器の配線と結線を行っ ておくことにより交差点に近づいたら運転席で方向指示器を作動すれば、方向指 示器に連動して右折時には車両右側のランプを点滅、左折時には車両左側のラン プを点滅させることができる,走行車輪の電飾装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、トラック等の車両の車輪のホイールに被せてボルトにより固定さ れる装飾ホイールと、該装飾ホイールの中心孔に基端部を絶縁を確保して嵌挿固 定される導電性を有する中心軸と、該中心軸の外端に内輪が固定されるベアリン グと、一端が車体の車輪に対応する適宜箇所に固定されかつ電飾用給電線と接続 され他端に給電接続具を備え外面を絶縁被服された弾性を有する回り止め給電線 と、前記ベアリングの外輪に被嵌固定されていて接続端子が前記給電接続具と堅 結される接続端子付き給電具と、前記装飾ホイールの外面の適宜の位置に開孔さ れたランプ取付け孔に端子部分を差し込まれて固定されマイナス端子を前記装飾 ホイールに電気的に接続されプラス端子を前記中心軸に接続される単数又は複数 の電飾用ランプとからなる,走行車輪の電飾装置を提供するものである。
【0006】
【考案の実施の形態】 本願考案の走行車輪の電飾装置の実施の形態を図面を参照して説明する。 この走行車輪の電飾装置は、トラック等の車両Tの車輪SのホイールHに被せ かつ該ホイールHの中央部を内方より貫通して外方に突出する三本のホイール取 付け用ボルト1及びナット2により固定される装飾ホイール3と、該装飾ホイー ル3の中心孔に基端部4aを差し込んでねじ5により固定される中心軸4と、該 中心軸4の外端に内輪が堅く被嵌固定されるベアリング6と、一端が車体Tの車 輪Sに対応する適宜箇所に固定されかつ電飾用給電線7と接続され他端に給電接 続具8を備え外面を絶縁チューブ9で被服されたピアノ線よりなる回り止め給電 線10と、前記ベアリング6の外輪に被嵌されハンダ固定されていて接続端子1 1aが前記給電接続具8と堅結される接続端子11a付き給電具11と、前記装 飾ホイール3の外面の適宜の位置に開孔されたランプ取付け孔に端子部分を差し 込まれかつ前記装飾ホイール3に固定される例えば赤色と青色と黄色の三つの電 飾用ランプ12a,12b,12cと、前記電飾用ランプ12a,12b,12 cの各プラス端子と前記中心軸4の内端に固定した結線用座金13の結線用孔と を電気的に接続する給電線14,14,14と、前記電飾用ランプ12a,12 b,12cのマイナス端子と前記装飾ホイール3の内面の適宜箇所を電気的に接 続するグランド線15,15,15とからなる。
【0007】 装飾ホイール3は、ホイールHの中央のカップ状部(隆起部)に対して空間を 確保して被さるカップ部3aと、ホイールHの円周部に対して少なくとも配線空 間を確保して被さる円周方向に等配置に分配された三つの羽部3b,3b,3b を有している。電飾用ランプ12a,12b,12cは、羽部3b,3b,3b に対してプラス端子が絶縁状態に固定される。プラス端子が羽部3b,3b,3 bに対して絶縁状態に固定されるならば、マイナス端子は羽部3b,3b,3b に対して絶縁しないように取り付けてグランド線15,15,15を省略するこ とが好ましい。電飾用ランプの数は一個でも六個(数は限定する趣旨ではない) でも良い。
【0008】 装飾ホイール3をホイールHに被せて固定する三本のボルト1は、車軸に螺植 されたスタッドボルトであり、短い場合には、交換螺植する必要がある。
【0009】 ベアリング6は、ラジアルベアリングであって、外輪から内輪へ良好に通電が 行われかつ転動鋼球が見えないように内輪と外輪との隙間が遮蔽されグリースに より塵埃、水の侵入が行われがたい型式のものを選択する。
【0010】 中心軸4は、基端部から中程までが大径に形成されていてかつ大径部4aがゴ ム16で被服されていて該ゴム16の小径部が装飾ホイール3に穿設した中心孔 に嵌着されさらに内方から基端部4aにゴムパッキン17を被嵌し、ねじ5によ り固定されることによって装飾ホイール3に対する絶縁が図られている。 ベアリング6は、内輪を中心軸4の外端の小径部4cに被嵌され、中心軸4の 外端の雄ねじ部にナット18を締めつけることにより、内輪を中心軸4に対して 確実に固定される。なお、中心軸4の外端に雌ねじ部を形成して小ねじを締めつ けてベアリング6の内輪を中心軸4に固定しても良い。
【0011】 ピアノ線よりなる回り止め給電線10は、車輪Sの側面に対して3cm位離れ るように取り付ける。絶縁チューブ9は、回り止め給電線10に対応する絶縁の 他、防錆を図れる。
【0012】 給電具11は、帯状銅板を提灯バンド形状に曲成して、ベアリング6の外輪に 被嵌し、提灯バンド形状の合掌部に穿設した孔にねじを通しかつ合掌部に挟まれ るように雌型接続端子11aの基端部に穿設した孔にねじを通してねじとナット とで締めつける構造であり、締付固定後は、ベアリング6の外輪に対して端面方 向から数カ所をハンダ付けしてあり、さらに外側に被せるゴムカバー19で隠蔽 され絶縁と防錆が図られている。
【0013】 ピアノ線よりなる回り止め給電線10に固定された給電接続具8は、雄形の接 続具であり、雌型接続端子11aに差し込んでひねると接続が容易には解けない 構造であり、給電接続具8と雌型接続端子11aを覆うことができる透明プラス チックからなるカバー20が回り止め給電線10に付設されている。
【0014】 給電線14と、グランド線15は、錆に対して強く耐久性を有する被服電線が 使用される。両端の結線がハンダであっても、取り外し可能な接続のいずれであ っても良い。電飾用給電線7は、前照灯のスイッチオンによって給電されるよう になっていても良い。好ましくは、運転席にオプションで夜間使用のための電源 スイッチとタンブラー型の切替えスイッチを設け、電源スイッチをオンにして、 左に倒してオンすると左の車輪側の電飾用ランプ12a,12b,12cが点灯 し、また右に倒してオンすると右の車輪側の電飾用ランプ12a,12b,12 cが点灯し、中立位置にあると、左右の電飾用ランプ12a,12b,12cが 点灯するように配線する。
【0015】 従って、装飾ホイール3に取り付けられる部品は全て取り付けておいて、ホイ ールHに固定し、他方、ピアノ線よりなる回り止め給電線10の一端を車体Tの 車輪Sに対応する適宜箇所に固定して電飾用給電線7と接続し、給電接続具8を 雌型接続端子11aに差込み接続すると、回り止め給電線10が車輪Sから3c m位離れ接触することがない。車両Tを前進走行すると、回り止め給電線10が ベアリング6の外輪の回転を制止する。後進走行であっても、回り止め給電線1 0はベアリング6の外輪から圧縮力を受けるが弾性が強く座屈しないので有効な 反力を生起してベアリング6の外輪の回転を制止できる。 そして、夜間走行時に、運転席にオプションで設ける夜間用の電飾電源スイッ チをオンにしてから、直進走行時にはタンブラー型の切替えスイッチをオンに操 作すれば、電飾用給電線7を流れる24ボルトの電流が回り止め給電線10を介 してベアリング6の外輪に流れ、さらにベアリング6の内輪から中心軸4に流れ 、さらに結線用座金13から給電線14,14,14に流れ、さらに電飾用ラン プ12a,12b,12cの各プラス端子に流れて点灯し、各マイナス端子から グランド線15,15,15を介して装飾ホイール3に流れ、最後はアースであ る車体に流れるようになっている。 そして、直進走行時にはタンブラー型の切替えスイッチを中立位置にすれば、 車体の左右の側面に配線された電飾用給電線7の両方に24ボルトの電流が流れ 、左右の車体に装着した電飾用ランプ12a,12b,12cを点灯させること ができ、左折走行時にはタンブラー型の切替えスイッチを左倒れに操作すれば、 車体の左側面に配線された電飾用給電線7に24ボルトの電流が流れ、左側の車 体に装着した電飾用ランプ12a,12b,12cを点灯させることができ、又 右折走行時にはタンブラー型の切替えスイッチを右倒れに操作すれば、車体の右 側面に配線された電飾用給電線7に24ボルトの電流が流れ、右側の車体に装着 した電飾用ランプ12a,12b,12cを点灯させることができ、もって、方 向支持器と同様の機能を持たせられる。 なお、さらに、左右の電飾用給電線7を方向指示器の電気配線と所要に接続す れば、方向指示器の操作に伴ってに左右の電飾用ランプ12a,12b,12c を点灯させることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本願考案の走行車輪の電飾装置によれば、 トラック、ダンプカー、タンクローリー等の大型車両の車輪のホイールに取 り付けて夜間走行時に運転席にて電飾用電源スイッチをオンにすれば、車輪と一 体にランプが回転し、電飾効果が得られ、大型車両の運転者の欲求を満足させら れる。電気配線次第では、直進走行時には左右の電飾用ランプ12a,12b, 12cを点灯させ、左折走行時には左の電飾用ランプ12a,12b,12cを 点灯させ、右折走行時には右の電飾用ランプ12a,12b,12cを点灯させ ることができる。電気配線次第では、夜間に方向指示器を連動して点灯できる。 発電機により電飾用ランプ12a,12b,12cを点灯させるものではな いので、交差点で走行停止しても電飾用ランプ12a,12b,12cが消える ことがない。 部品代・取付け費が安価である。1ヵ月毎に取外し更新取付けする短寿命で はなく、メンテナンスが数年間不要である。電源をオフにして車輪を水洗いして 差し支えない。 車輪を取り外さずに取り付けられるので、車の所有者がキットを取り寄せれ ば容易に装着することができる。 ピアノ線がタイヤから離れていて接触する惧れがなく、またでこぼこ道路を 走行するときに車輪が車体に対して上下に相対変移しても、ピアノ線が切断する ことなくベアリングの外輪を良好に回転停止して給電できて、装置の安全性、確 実性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施の態様にかかる走行車輪の電飾
装置をトラックの前後輪に取付けた状態を示す正面図。
【図2】本願考案の実施の態様にかかる走行車輪の電飾
装置を示す正面図。
【図3】図2の走行車輪の電飾装置の水平断面図。
【符号の説明】
T ・・・トラック等の車両 S ・・・車輪 H ・・・ホイール 1 ・・・ホイール取付け用ボルト 2 ・・・ナット 3 ・・・装飾ホイール 3a ・・・カップ部 3b,3b,3b ・・・羽部 4 ・・・中心軸 4a ・・・基端部,大径部 4b ・・・小径部 5 ・・・ねじ 6 ・・・ベアリング 7 ・・・電飾用給電線 8 ・・・給電接続具 9 ・・・絶縁チューブ 10 ・・・回り止め給電線 11a ・・・接続端子 11 ・・・接続端子付き給電具 12a,12b,12c ・・・電飾用ランプ 13 ・・・結線用座金 14 ・・・給電線 15 ・・・グランド線 16 ・・・ゴム 17 ・・・ゴムパッキン 18 ・・・ナット 19 ・・・ゴムカバー 20 ・・・カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック等の車両の車輪のホイールに被
    せてボルトにより固定される装飾ホイールと、該装飾ホ
    イールの中心孔に基端部を絶縁を確保して嵌挿固定され
    る導電性を有する中心軸と、該中心軸の外端に内輪が固
    定されるベアリングと、一端が車体の車輪に対応する適
    宜箇所に固定されかつ電飾用給電線と接続され他端に給
    電接続具を備え外面を絶縁被服された弾性を有する回り
    止め給電線と、前記ベアリングの外輪に被嵌固定されて
    いて接続端子が前記給電接続具と堅結される接続端子付
    き給電具と、前記装飾ホイールの外面の適宜の位置に開
    孔されたランプ取付け孔に端子部分を差し込まれて固定
    されマイナス端子を前記装飾ホイールに電気的に接続さ
    れプラス端子を前記中心軸に接続される単数又は複数の
    電飾用ランプとからなる,走行車輪の電飾装置。
JP1998010424U 1998-12-10 1998-12-10 走行車輪の電飾装置 Expired - Lifetime JP3060378U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024029623A1 (ja) * 2022-08-04 2024-02-08 慎二 永岡 車用のホイール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024029623A1 (ja) * 2022-08-04 2024-02-08 慎二 永岡 車用のホイール
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