JP3059813B2 - 浅瀬近接報知装置 - Google Patents
浅瀬近接報知装置Info
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- JP3059813B2 JP3059813B2 JP4057250A JP5725092A JP3059813B2 JP 3059813 B2 JP3059813 B2 JP 3059813B2 JP 4057250 A JP4057250 A JP 4057250A JP 5725092 A JP5725092 A JP 5725092A JP 3059813 B2 JP3059813 B2 JP 3059813B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船舶の座礁を予防す
るために、航行領域が危険深度領域にあることを報知す
る浅瀬近接報知装置に関するものである。
るために、航行領域が危険深度領域にあることを報知す
る浅瀬近接報知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の報知装置としては、一般に、魚
群探知機または測深機などの測深装置により得られる海
底の深度情報と所定の深度値とを比較して警報を行う装
置が用いられている。
群探知機または測深機などの測深装置により得られる海
底の深度情報と所定の深度値とを比較して警報を行う装
置が用いられている。
【0003】また、電波航法装置により得られる位置情
報にもとづいて自船の位置と自船の航跡とを海図地形と
ともに表示する航跡表示装置が船舶航行管理用として用
いられている。
報にもとづいて自船の位置と自船の航跡とを海図地形と
ともに表示する航跡表示装置が船舶航行管理用として用
いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような深度情報
と所定の深度値を比較して警報するものでは、比較する
所定の深度値を実際に座礁してしまう深度値にしたので
は、警報が発せられた時点では、既に座礁する領域に入
っていることになり、座礁を回避する余裕がないので、
一般に、十分な余裕をもった深度値に設定している。
と所定の深度値を比較して警報するものでは、比較する
所定の深度値を実際に座礁してしまう深度値にしたので
は、警報が発せられた時点では、既に座礁する領域に入
っていることになり、座礁を回避する余裕がないので、
一般に、十分な余裕をもった深度値に設定している。
【0005】したがって、一時的に十分な余裕のある浅
瀬を通ったときでも警報が発せられるため、慣れて来る
と、警戒を怠るようになり、あるいは、警報を当てにし
ないという油断が生じてしまい、結局、その油断によっ
て座礁事故を招いてしまうという不都合がある。
瀬を通ったときでも警報が発せられるため、慣れて来る
と、警戒を怠るようになり、あるいは、警報を当てにし
ないという油断が生じてしまい、結局、その油断によっ
て座礁事故を招いてしまうという不都合がある。
【0006】そこで、上記の深度情報による警報と、上
記の航跡表示装置における海図地形表示とを組み合わせ
て浅瀬領域を警報する装置を提供することが考えられる
が、電波航法装置により得られる自船位置には、実際の
位置値に対して誤差があるため、これら表示と警報とを
どのような構成して上記の不都合を解決し得る実用的な
装置を提供すべきかという課題がある。
記の航跡表示装置における海図地形表示とを組み合わせ
て浅瀬領域を警報する装置を提供することが考えられる
が、電波航法装置により得られる自船位置には、実際の
位置値に対して誤差があるため、これら表示と警報とを
どのような構成して上記の不都合を解決し得る実用的な
装置を提供すべきかという課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な電波航法などの測位装置により得られる位置情報と魚
群探知機などの測深装置により得られる深度情報とによ
って航路の浅瀬を報知する装置であって、上記の位置情
報にもとづく自船位置の図形と、自船前方の所定距離半
径の図形と、浅瀬領域の図形と前記深度情報にもとづく
深度値または自船船底と海底との間隔値の文字または図
形とを表示する海域情報表示手段と、上記の深度情報に
よる深度値が所定の深度値以下になったことを検出して
深度報知情報を得る深度報知情報手段と、上記の所定距
離半径が上記の浅瀬領域の内側になったことを検出して
領域内報知情報を得る領域内報知情報手段と、上記の深
度報知情報または上記の領域内報知情報のうちの一方の
みが得られていることを検出した情報にもとづいて第1
の警報動作を行う第1警報手段と、上記の深度報知情報
と上記の領域内報知情報との両方が得られていることを
検出した情報にもとづいて第2の警報動作を行う第2警
報手段となどを設けた浅瀬近接報知装置を提供すること
により上記の課題を解決し得るようにしたものである。
な電波航法などの測位装置により得られる位置情報と魚
群探知機などの測深装置により得られる深度情報とによ
って航路の浅瀬を報知する装置であって、上記の位置情
報にもとづく自船位置の図形と、自船前方の所定距離半
径の図形と、浅瀬領域の図形と前記深度情報にもとづく
深度値または自船船底と海底との間隔値の文字または図
形とを表示する海域情報表示手段と、上記の深度情報に
よる深度値が所定の深度値以下になったことを検出して
深度報知情報を得る深度報知情報手段と、上記の所定距
離半径が上記の浅瀬領域の内側になったことを検出して
領域内報知情報を得る領域内報知情報手段と、上記の深
度報知情報または上記の領域内報知情報のうちの一方の
みが得られていることを検出した情報にもとづいて第1
の警報動作を行う第1警報手段と、上記の深度報知情報
と上記の領域内報知情報との両方が得られていることを
検出した情報にもとづいて第2の警報動作を行う第2警
報手段となどを設けた浅瀬近接報知装置を提供すること
により上記の課題を解決し得るようにしたものである。
【0008】
【実施例】以下、図により実施例を説明する。
【0009】図1において、測位部1は、ロランCまた
はGPSなどの電波航法により自船位置を緯度経度値に
よる位置情報aとして得る部分である。測深部2は、魚
群探知機または測深機などにより自船の下方または前方
の海底深度を測定した深度値を深度情報bとして得る部
分である。
はGPSなどの電波航法により自船位置を緯度経度値に
よる位置情報aとして得る部分である。測深部2は、魚
群探知機または測深機などにより自船の下方または前方
の海底深度を測定した深度値を深度情報bとして得る部
分である。
【0010】設定操作部3は、例えば、数値キーであ
り、後記の自船位置から前方に所定距離の半径を設定す
るために所定距離半径cのデータを入力する第1の設定
操作と、自船の座礁予防上から警戒すべき所定深度dを
設定するために所定深度dのデータを入力する第2の設
定操作と行う部分である。
り、後記の自船位置から前方に所定距離の半径を設定す
るために所定距離半径cのデータを入力する第1の設定
操作と、自船の座礁予防上から警戒すべき所定深度dを
設定するために所定深度dのデータを入力する第2の設
定操作と行う部分である。
【0011】警音部4は、後記の第1の警報動作と第2
の警報動作とを音響により行う部分であり、例えば、ブ
ザーである。
の警報動作とを音響により行う部分であり、例えば、ブ
ザーである。
【0012】表示部5は、自船の航行付近の地形と自船
の航跡などを図形で表示する部分であり、例えば、ラス
タ走査の表示画面による液晶表示器である。
の航跡などを図形で表示する部分であり、例えば、ラス
タ走査の表示画面による液晶表示器である。
【0013】地形記憶部6は、海図の地形の輪郭を地形
線eとし、所定の深度の輪郭線を浅瀬領域線fとして、
これらを緯度経度値のデータにより情報として記憶して
おく部分であり、例えば、ROMに所定のデータを記憶
したものである。
線eとし、所定の深度の輪郭線を浅瀬領域線fとして、
これらを緯度経度値のデータにより情報として記憶して
おく部分であり、例えば、ROMに所定のデータを記憶
したものである。
【0014】CPU7は、処理記憶部8に記憶したプロ
グラムによって、入出力ポート9を介して、各部の情報
データと設定データを取り込み、所要の処理データをデ
ータ記憶部10に記憶させなから、表示部5と警音部4
と対する目的の表示処理と警報処理とを行う部分であ
り、例えば、マイクロコンピュータによるデータ処理器
である。
グラムによって、入出力ポート9を介して、各部の情報
データと設定データを取り込み、所要の処理データをデ
ータ記憶部10に記憶させなから、表示部5と警音部4
と対する目的の表示処理と警報処理とを行う部分であ
り、例えば、マイクロコンピュータによるデータ処理器
である。
【0015】表示部5の表示は、図2のように、一般の
航跡表示画面と同様に表示され、表示画面の各図形は、
CPU7によって、以下のように表示処理されている。
航跡表示画面と同様に表示され、表示画面の各図形は、
CPU7によって、以下のように表示処理されている。
【0016】現時点分の位置情報aのデータにもとづい
て自船位置の図形A1が表示され、過去の位置情報aの
連続データにもとづいて航跡情報a1を作り、この航跡
情報a1により航跡の図形A2が表示される。
て自船位置の図形A1が表示され、過去の位置情報aの
連続データにもとづいて航跡情報a1を作り、この航跡
情報a1により航跡の図形A2が表示される。
【0017】地形線eのデータにもとづいて地形の図形
E、例えば、陸地の輪郭や島の輪郭の図形が、また、浅
瀬領域線fのデータにもとづいて浅瀬領域fの輪郭の図
形F、例えば、陸地・島・暗礁などを囲む浅瀬であって
自船が座礁する危険性のある深度部分の輪郭の図形が表
示される。
E、例えば、陸地の輪郭や島の輪郭の図形が、また、浅
瀬領域線fのデータにもとづいて浅瀬領域fの輪郭の図
形F、例えば、陸地・島・暗礁などを囲む浅瀬であって
自船が座礁する危険性のある深度部分の輪郭の図形が表
示される。
【0018】現時点の位置情報a、つまり、自船位置
と、航跡情報a1と、所定距離半径cとのデータにもと
づいて演算処理することにより、自船航跡から見た自船
前方に自船位置の図形A1を中心にして所定距離半径c
の円弧線c1、例えば、半円形線の情報データを作って
データ記憶部10に記憶するとともに、このデータから
円弧線c1の図形Cが表示される。
と、航跡情報a1と、所定距離半径cとのデータにもと
づいて演算処理することにより、自船航跡から見た自船
前方に自船位置の図形A1を中心にして所定距離半径c
の円弧線c1、例えば、半円形線の情報データを作って
データ記憶部10に記憶するとともに、このデータから
円弧線c1の図形Cが表示される。
【0019】深度情報bのデータにもとづいて、海底深
度値の文字B1が表示される。
度値の文字B1が表示される。
【0020】警音部4と表示部5とにおける浅瀬警報
は、第1の警報動作と、第2の警報動作とで構成されて
いる。
は、第1の警報動作と、第2の警報動作とで構成されて
いる。
【0021】CPU7は、深度情報bと所定深度dとの
データを比較演算して、深度情報bによる深度値が所定
深度dによる深度値以下にになったとき、つまり、海底
深度が座礁危険性を予告する必要がある海域にあるもの
と判断する検出結果が得られたとき、深度報知情報g1
を出力してデータ記憶部10に記憶する。
データを比較演算して、深度情報bによる深度値が所定
深度dによる深度値以下にになったとき、つまり、海底
深度が座礁危険性を予告する必要がある海域にあるもの
と判断する検出結果が得られたとき、深度報知情報g1
を出力してデータ記憶部10に記憶する。
【0022】また、円弧線c1のデータと浅瀬領域fの
データとを比較演算して、円弧線c1が第2の浅瀬領域
f2の内側、つまり、陸地や島に向かって深度が浅くな
っていく方の側になっていると判断する検出結果が得ら
れたとき、領域報知情報g2を出力してデータ記憶部1
0に記憶する。
データとを比較演算して、円弧線c1が第2の浅瀬領域
f2の内側、つまり、陸地や島に向かって深度が浅くな
っていく方の側になっていると判断する検出結果が得ら
れたとき、領域報知情報g2を出力してデータ記憶部1
0に記憶する。
【0023】CPU7は、深度報知情報g1と領域報知
情報g2とのうちの一方のみが得られているときは、第
1の警報情報h1を出力して、表示部5の表示画面に第
1の警報図形H1、例えば、●印の警報図形を表示する
とともに、警音部4に第1の警報、例えば、長い間隔の
音を発音させる。
情報g2とのうちの一方のみが得られているときは、第
1の警報情報h1を出力して、表示部5の表示画面に第
1の警報図形H1、例えば、●印の警報図形を表示する
とともに、警音部4に第1の警報、例えば、長い間隔の
音を発音させる。
【0024】また、深度報知情報g1と領域報知情報g
2との両方が得られているときは、第2の警報情報h2
を出力して、表示部5の表示画面に第2の警報図形H
2、例えば、◆印の警報図形を表示するとともに、警音
部4に第2の警報、例えば、短い間隔の音を発音させ
る。
2との両方が得られているときは、第2の警報情報h2
を出力して、表示部5の表示画面に第2の警報図形H
2、例えば、◆印の警報図形を表示するとともに、警音
部4に第2の警報、例えば、短い間隔の音を発音させ
る。
【0025】〔変形実施〕この発明は次のように変形し
て実施することができる。
て実施することができる。
【0026】(1)自船の船速を検出して得られる船速
情報のデータを取り込む機能を設け、このデータと、所
定距離半径cのデータとを演算処理して、円弧線c1の
半径を、自船の緊急停止時の慣性による航続距離に見合
うように、自動的に可変し得るように構成する。
情報のデータを取り込む機能を設け、このデータと、所
定距離半径cのデータとを演算処理して、円弧線c1の
半径を、自船の緊急停止時の慣性による航続距離に見合
うように、自動的に可変し得るように構成する。
【0027】(2)浅瀬領域fと現在時点の位置情報a
とを比較演算して、自船位置が浅瀬領域fの内側になっ
ていることを検出して領域侵入情報g3を得る機能を設
け、この領域侵入情報g3と深度警戒情報g1とが得ら
れているときは、第3の警報情報h3を出力して、表示
部5の表示画面に第3の警報図形H3、例えば、■印の
警報図形を表示するとともに、警音部4に第3の警報、
例えば、連続音を発音させるように構成する。
とを比較演算して、自船位置が浅瀬領域fの内側になっ
ていることを検出して領域侵入情報g3を得る機能を設
け、この領域侵入情報g3と深度警戒情報g1とが得ら
れているときは、第3の警報情報h3を出力して、表示
部5の表示画面に第3の警報図形H3、例えば、■印の
警報図形を表示するとともに、警音部4に第3の警報、
例えば、連続音を発音させるように構成する。
【0028】(3)上記(2)項の第3の警報情報h3
にもとづいて、自動停止操船機能を動作させるように構
成する。
にもとづいて、自動停止操船機能を動作させるように構
成する。
【0029】(4)警音部4の警音発生を停止させる機
能を設け、確認後、警音のみを停止させ得るように構成
するか、警音部4の警音をごく短時間だけ発生して自動
的に停止する機能を設けて構成する。あるいは、警音部
4を除去し、表示部5による警報動作のみにして構成す
る。
能を設け、確認後、警音のみを停止させ得るように構成
するか、警音部4の警音をごく短時間だけ発生して自動
的に停止する機能を設けて構成する。あるいは、警音部
4を除去し、表示部5による警報動作のみにして構成す
る。
【0030】(5)表示部5に表示する浅瀬領域f1の
輪郭の図形分Fと円弧線c1の図形Cとを、必要時にの
み表示し得る機能を設けて構成し、表示画面中の表示画
像の複雑化を避け得るようにする。
輪郭の図形分Fと円弧線c1の図形Cとを、必要時にの
み表示し得る機能を設けて構成し、表示画面中の表示画
像の複雑化を避け得るようにする。
【0031】(6)自船の船底深度の情報データを取り
込む機能を設け、このデータと深度情報bのデータとを
演算処理して自船船底と海底との間隔値のデータを得る
ようにし、この間隔値を海底深度値に代えて文字B1に
より表示する。
込む機能を設け、このデータと深度情報bのデータとを
演算処理して自船船底と海底との間隔値のデータを得る
ようにし、この間隔値を海底深度値に代えて文字B1に
より表示する。
【0032】(7)測深部2から取り込む情報を、魚群
探知機または測深機からの表示信号を取り込む機能づけ
ることにより、海底深度値の文字B1に代えて、魚群探
知機または測深機の表示と同様の図形または類似した図
形を表示部5の表示画面の一部に表示するように構成す
る。
探知機または測深機からの表示信号を取り込む機能づけ
ることにより、海底深度値の文字B1に代えて、魚群探
知機または測深機の表示と同様の図形または類似した図
形を表示部5の表示画面の一部に表示するように構成す
る。
【0033】(8)表示画面の表示画像の背景色の色を
変化させる機能を設け、警報図形H1または警報図形H
2に代えて、この背景色を変化させるように構成する。
変化させる機能を設け、警報図形H1または警報図形H
2に代えて、この背景色を変化させるように構成する。
【0034】(9)現在時点の位置情報aまたは自船航
跡a1にもとづいて緯度経度線の表示データを演算処理
する機能を設け、表示部5の表示画面中に緯度経度線の
画像を表示する。
跡a1にもとづいて緯度経度線の表示データを演算処理
する機能を設け、表示部5の表示画面中に緯度経度線の
画像を表示する。
【0035】(10)設定操作部3を設けず、設定すべ
きデータを処理記憶部8などに記憶させたデータを用い
て演算処理するように構成する。
きデータを処理記憶部8などに記憶させたデータを用い
て演算処理するように構成する。
【0036】
【発明の効果】一般に、測位部1から得られる位置情報
aの精度には誤差があり、位置情報aのデータによる現
在の自船位置が浅瀬領域に入っていても、座礁深度の領
域にあるとは限らず、また、測深部2からの深度情報b
が座礁深度に近付いていても、その深度領域が自船航行
からみると一過性の深度部分である場合も少なくないの
で、単に、位置情報aと浅瀬領域f1またはf2との比
較のみ、または深度情報bと設定した所定深度dとの比
較のみによる浅瀬警報では、十分安全な海域でも頻繁に
警報動作してしまうため、使用者が面倒になって、警報
機能をOFF状態にして座礁事故を招くということがあ
る。
aの精度には誤差があり、位置情報aのデータによる現
在の自船位置が浅瀬領域に入っていても、座礁深度の領
域にあるとは限らず、また、測深部2からの深度情報b
が座礁深度に近付いていても、その深度領域が自船航行
からみると一過性の深度部分である場合も少なくないの
で、単に、位置情報aと浅瀬領域f1またはf2との比
較のみ、または深度情報bと設定した所定深度dとの比
較のみによる浅瀬警報では、十分安全な海域でも頻繁に
警報動作してしまうため、使用者が面倒になって、警報
機能をOFF状態にして座礁事故を招くということがあ
る。
【0037】この発明によれば、深度報知情報と領域報
知情報とを係り合わせて、第1の警報動作と第2の警報
動作との2段階による警報を行わせる構成にしてあるた
め、使用者が、第1の警報動作時には予備的な警戒を行
なえばよく、第2の警報動作時から本格的に十分な警戒
を行うように対応することができるという便利さのある
浅瀬近接報知装置を提供し得るなどの特長がある。
知情報とを係り合わせて、第1の警報動作と第2の警報
動作との2段階による警報を行わせる構成にしてあるた
め、使用者が、第1の警報動作時には予備的な警戒を行
なえばよく、第2の警報動作時から本格的に十分な警戒
を行うように対応することができるという便利さのある
浅瀬近接報知装置を提供し得るなどの特長がある。
図面は実施例を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】ブロック構成図
【図2】表示画像図
1 測位部 2 測深部 3 設定操作部 4 警音部 5 表示部 6 地形記憶部 7 CPU 8 処理記憶部 9 入出力ポート 10 データ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−32200(JP,A) 特開 昭64−86005(JP,A) 特開 昭60−211378(JP,A) 特開 昭57−120874(JP,A) 特開 昭63−61115(JP,A) 実開 昭63−151099(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 3/00 - 3/02
Claims (3)
- 【請求項1】 電波航法などの測位装置により得られる
位置情報と魚群探知機などの測深装置により得られる深
度情報とによって航路の浅瀬を報知する装置であって、 a.前記位置情報にもとづく自船位置の図形と、自船前
方に所定距離半径をもつ円弧の図形と、浅瀬領域の図形
と前記深度情報にもとづく深度値または自船船底と海底
との間隔値の文字または図形とを表示する海域情報表示
手段と、 b.前記深度情報による深度値が所定の深度値以下にな
ったことを検出して深度報知情報を得る深度報知情報手
段と、 c.前記所定距離半径が前記浅瀬領域の内側になったこ
とを検出して領域内報知情報を得る領域内報知情報手段
と、 d.前記深度報知情報または前記領域内報知情報のうち
の一方のみが得られていることを検出した情報にもとづ
いて第1の警報動作を行う第1警報手段と、 e.前記深度報知情報と前記領域内報知情報との両方が
得られていることを検出した情報にもとづいて第2の警
報動作を行う第2警報手段とを具備することを特徴とす
る浅瀬近接報知装置。 - 【請求項2】 電波航法などの測位装置により得られる
位置情報と魚群探知機などの測深装置により得られる深
度情報とによって航路の浅瀬を報知する装置であって、 a.前記位置情報にもとづく自船位置の図形と、自船前
方に所定距離半径をもつ円弧の図形と、浅瀬領域の図形
と前記深度情報にもとづく深度値または自船船底と海底
との間隔値の文字または図形とを表示する海域情報表示
手段と、 b.前記深度情報による深度値が所定の深度値以下にな
ったことを検出して深度報知情報を得る深度報知情報手
段と、 c.前記所定距離半径が前記浅瀬領域の内側になったこ
とを検出して領域内報知情報を得る領域内報知情報手段
と、 d.前記自船位置が前記浅瀬領域の内側になったことを
検出して領域内報知情報を得る領域侵入情報手段と、 e.前記深度報知情報または前記領域内報知情報のうち
の一方のみが得られていることを検出した情報にもとづ
いて第1の警報動作を行う第1警報手段と、 f.前記深度報知情報と前記領域内報知情報とが得られ
ていることを検出した情報にもとづいて第2の警報動作
を行う第2警報手段と、 g.前記深度報知情報と前記領域侵入情報とが得られて
いることを検出した情報にもとづいて第3の警報動作を
行う第3警報手段とを具備することを特徴とする浅瀬近
接報知装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2の浅瀬近接報知
装置であって、 前記海域情報表示手段に代えて、前記位置情報にもとづ
く船位置の図形と、自船航跡の図形と、自船前方に所定
距離半径をもつ円弧の図形と、浅瀬領域の図形と前記深
度情報にもとづく深度値または自船船底と海底との間隔
値の文字または図形とを表示する海域情報表示手段を具
備することを特徴とする浅瀬近接報知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4057250A JP3059813B2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 浅瀬近接報知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4057250A JP3059813B2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 浅瀬近接報知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223584A JPH05223584A (ja) | 1993-08-31 |
JP3059813B2 true JP3059813B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=13050285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4057250A Expired - Lifetime JP3059813B2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 浅瀬近接報知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059813B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6000524B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-09-28 | 古野電気株式会社 | 魚探映像表示装置、魚群探知装置、目的地指定プログラム、及び目的地指定方法 |
JP6533055B2 (ja) * | 2014-12-22 | 2019-06-19 | 株式会社 ミックウェア | 地図出力装置、地図出力方法、およびプログラム |
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1992
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